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zoom RSS 中野区の再開発

<<   作成日時 : 2018/06/27 12:23   >>

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駅前「中野サンプラザ解体」新区長でどうなる
解体・再整備計画の見直し訴えた新人が当選
https://toyokeizai.net/articles/-/224648

少し前のニュースですが中野区の区長選挙で現職が敗れました。

>東京都中野区長選は6月10日に投票、11日に開票され、新人の酒井直人氏が初当選を果たした。

>東洋経済オンライン「鉄道最前線」は、鉄道にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら。
今回の区長選で大きな争点だったのが中野駅周辺の再開発、特に中野区役所と中野サンプラザ地区の再整備計画だ。区役所の移転に伴う解体と中野サンプラザの解体により、両施設を一体的に開発し、1万人収容の大規模アリーナを目玉とした複合施設を建設する計画が進む中、現職の田中大輔氏が計画の推進を訴えたのに対し、酒井氏をはじめとするほかの3候補は反対や慎重姿勢だった。


まあ、田中区長が中野四季の森開発でキリンの本社やら大学やらの誘致にも成功して気が大きくなったのですしょう。
そしてオリンピックを理由に公園の木を大領に伐採して、関連施設をつくるなど開発第1主義でした。

今回田中区長が落選して本当に良かったと思います。

ぼくは中野四季の森も整然としすぎて、まるで臨海の再開発エリア満たない殺風景な感じで、必ずしも中野のキャラクターに合った再開発とは思いません。

北口駅前に1万人アリーナと、大規模商業施設、オフィスビルなどを立てるなんぞ、狂気の沙汰です。
まずオフィスビルは先行きの需要が不透明であり、景気の影響を多々受けます。景気が悪くなれば都心のオフィス街に容易にテナントを奪われます。

そして商業施設を作ってもテナント料が高くて、入ってくるのは大手資本のチェーン店ばかりで、他の施設と金太郎飴みたいなものになります。そこには中野的な個性はありません。


そして中野サンプラザは約2200席で、アーティストの登竜門、であり中堅アーティストの活躍の場でもあります。
こういう場所を潰しすることは、日本の音楽会に大打撃を与えることになります。ライブハウスや小規模なホールからファンを増やしたアーティストの活躍場を奪うことになります。

対して1万人アリーナだと一体どれだけ、スケジュールを埋めることができるでしょうか。それだけの動員できるアーティストは限られているし、様々なイベントをやっても事業として黒字を出すことは難しいでしょう。
しかも今後我が国は少子化社会が待っています。

確かに中野サンプラザは老朽化しており、ホールのトイレなども階段があり、また女性用トイレはキャパが小さいなど問題があります。立て替え自体は必要でしょう。であれば現状と同じキャパのホール、そして例えば1,000人ぐらいのホールを併設して、アーティストの活躍場を提供し、なおかつ高い稼働率を目指すべきです。それも民業の圧迫にならないような事業を心がけるべきです。


再開発ならばむしろ奥地の方でしょう。中野区の住居者は高齢者と単身者が多いいびつな年齢構成になっています。これをなんとかしてファミリーの定着を図るべきです。例えば少し奥の方に3〜5LDKの低層の集合住宅を作る。これは区営でも構わないと思います。そしてそこと、中野駅、あるいは丸の内地下鉄の新中野駅までを小型のコミューター形式のバスで頻繁に結ぶ。あるいはライトレールでもいいでしょう。
そうすれば車を持たなくても不便を感じないでしょう。 駅前ほど高くなく、ファミリーが住める場所をつくる。賃貸であればライフステージに併せて移動も楽です。また併せて老夫婦あるいは独居老人向けのケア施設を併設してもいいでしょう。


実は中野駅周辺の徒歩10分圏内の一戸建ての住宅の多くは、狭いのにガレージがある家が非常に多いんです。別に車がなくても不便無いところなんですが、何故か車を持ちたがる。まあ、個人の趣味といってしまうとそれまでですが、こういってはなんですが、マッチ箱みたいマイホームの容積を圧迫して生活の質を自ら悪くしているとしか思えません。

例えば徒歩10分圏の住居にはできるだけガレージ、駐車場をつけさせない。駐車場を作るならそのエリアに立体的なものを作りそこを利用する。駐車場が欲しいに人間は、駅から遠くに住んで貰う。そう誘導する政策が必要だと思います。極端に言えば、徒歩10分圏内は一戸建てを禁止にして、5〜7階程度マンションを中心にし、3LDK以上の賃貸住宅を優遇する。そうすれば交通の便がいいところに住みたいファミリーを多く受け入れ、区の人口も増えるでしょう。

要は便利なところにある区ですから、車を減らせば皆快適に、より安すく住むことができると思います。ファミリー人口の増加と老齢者対策は今後区政の課題になると思います。


■本日の市ヶ谷の噂■
陸自のUH-Xは現状調達単価16億円以上、2割以上超えが必至であり、このまま行けば調達中止に追い込まれかねず、関係各位はアレコレ小細工を弄して、プロジェクトの続行を画策しているとの噂。





































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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
清谷様

私は公共交通に関わる仕事をしていて 都市計画や街作りは 大いに関係します。 都市計画と交通は車の両輪みたいなものです。
我が街でもコンパクトシティ構想がありまして、駅を中心に住居、役所、商業施設、学校、医療施設、オフィスをひとつのエリアに集約します。住民が高齢化しても移動距離が少なくできる、インフラのランニングコストを少なくできる利点があります。
また、郊外の住宅地で畑付きの住宅を販売しているところもあります。家庭菜園ができる利点があります。田舎らしさをウリにする方法もありだと思います。 常連のお客様で国土交通省直営の政策研究所の先生曰く、 今後の都市計画の方向性は少子高齢化を前提とし、都市機能をエリアに集約するのでは?
大型のハコモノ開発や分散は 将来を考えてそぐわないのではないかと思います。選択と集中が肝だと思います。
清谷さんの生活拠点の近く、幕張メッセでJRの駅が新設され、イオンのショッピングセンターと一体化したものです。イオンにしてもJRにしても集客という面では相乗効果があると思います。客としては移動距離が少なくできる。都市開発の肝はそこにあるのではないかと素人ながら思います。清谷さんのコメントをいただけたら嬉しいです。
元キャプテン
2018/06/27 18:26
>>>UH-X

道理でなかなか、試作品が姿を現さないわけですね。プロジェクトその物が風前の灯ともなれば、ダンマリを決め込むのが一番とでも考えているのでしょうかね。けれども防衛省のサイトには↓

>陸新多用途ヘリコプター(UH-X)整備事業について

http://www.mod.go.jp/j/procurement/chotatsu/uhx_ipt/

一番下の「試作契約の〜」の文中に、納期としてハッキリと「平成30年3月30日」と書いてあるんですがorz。未だに修正した形跡もないし開発を進めようと画策している人達は、どう取り繕うつもりなのやら。



>逆に装甲車はコマツ集約だろうね

http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-2004.html










KU
2018/06/27 22:33
キヨタニさんの見識の広さに感銘を受けております。感謝です。どうも有難うございます。コトバの裏に、海外に出る重要性を感じる説得力。因に清谷ちゃんは中野区に一番AV女優が住んでいるという説に同意しますか?新宿区って清濁併せ持つニュアンスが良いですよね、
軍事情報の二等兵
2018/06/27 22:42
本当の過疎地ではクルマは生活の足ですから、それを放棄すするのは難しいですが都市部ではさほどで無いと思います。個々の家庭がクルマを持つより、持たない生活を選ぶ方が、コミュニティ全体としてクオリティ・オブ・ライフは上がると思います。コミュニティをコンパクト化するためにも、不要なクルマは排除する方が社会コストも減るかと思います。
キヨタニ
2018/06/28 09:47
コマツに関しては会社が特機を嫌がっていますし、もうOBも取っていないから、多分撤退でしょう。確かに官との距離の取り方はコマツの方がマトモなんですが、それにしても兵器メーカーとしての自覚が薄く、また本業とのシナジーも低いので継続は難しいかと。
キヨタニ
2018/06/28 09:51
中野は新宿2丁目で働くオカマの方々、役者、作家、ミュージシャン、芸人などは多く住んでおりますが、AV女優はどうでしょうか?多くても不思議ではないですね。
キヨタニ
2018/06/28 09:55
清谷様

清谷様もヨーロッパへ頻繁に行かれているので、ご存じかと思いますが、都市の規模が違うとは言え、自動車よりも自転車を都市内交通に使おうという動きが活発ですよね。

23区内などは、公共交通期間も発達している訳ですから、それに加えて自転車を日常の足として利用できるように駐輪場や自転車専用レーンの整備をしようという考えは出てこないのが不思議です。

やはり自動車産業が主幹産業の一つだからでしょうかね。
ブリンデン
2018/06/28 14:03
中野は自転車専用レーンとかも作っていますが、LRSなども山の手線外あたりは結構有用かと思います。いずれにしても老齢者が増えればマイカーは無用の長物であり、中野区あたりでもマーカー無しのライフスタイルを優遇する政策をとるべきだと思います。いずれにしろマイホームの所有者が老齢化すれば運転はできなくなり、車両用のスペースはデッドスペースになり、それは土地の有効活用を妨げます。いまのうちから手を打つべきだと思います。
キヨタニ
2018/06/28 15:36
>ポーランド政府観光局が日本のマスコミに苦言「ネットで調べられる事柄ぐらいはご自身でもお調べになられては」

http://getnews.jp/archives/2056893

公的機関に電話をするのに、番号非通知ですか...。

>>>コマツ

いっそのこと、特機部門をBAE辺りに売却してもらいたいですね。天下り先が減るから陸幕とかは嫌がるでしょうけど。
KU
2018/06/28 18:24
 今後、自動運転技術が発展すれば、レンタカーが自動で自宅前まで来てくれる未来も考えられる。 返却も自動で帰ってくれるだろう。 となれば、都市圏では個人が車両を所有するメリットである「使いたい時にいつでも使える」はかなり低下して、駐車場スペースの確保に掛かる費用というデメリットが問題になってくる。 何しろ自家用車というものは、概ね90%位の時間は駐車場に停まっているからだ。

 自宅に自動レンタカーを呼んで、家族で郊外のスーパーなどの入り口に乗り付け、降りた後は、自動レンタカーは帰投するなり、他の家族の足になる。 帰りは、あらためて自動レンタカーを呼んで、別の目的地に往くか自宅に戻るか・・・。

 自動レンタカーが普及すれば、自宅に駐車場という名前のデッドスペースやイオンモールに代表される車を止めてから店内まで3分くらいは歩かなければならないという苦行(帰りにはドコに停めたか忘れて右往左往する(買い物荷物を抱えて))から開放される。
  
 自動レンタカー自体が公共交通機関の一部になる可能性が高い。

 タクシー料金が高いのは、運ちゃんの生活が掛っているからで、運ちゃんを省けばソノ分安くできるし、乗客定員も一人増えるのだ。

 この動きに対応する再開発計画を実行しても、自動車の販売台数も激減するだろうし、運転手業界(トラック・バスを含む)も行く先は真っ暗だ。
 
 「科学の進歩が、必ずしも人を幸せにするわけではない」という明るくない未来がキミに手の届くところまで迫ってきちゃている。
はて?
2018/06/28 19:54
例えば、中野駅徒歩10分以内のエリアで、ガレージ付き戸建を禁止にして、4〜7階ぐらいの3〜5LDK主体の低層賃貸マンションにすれば、かなり安価でファミリーが住めます。自動車欲しければ立体駐車場にカーシャアリング用の車を置いておけばいい。これは極端な話ですが、こういう方針で住宅を整備すれば、確実に住民が増えると思います。また、緑地も増やせるでしょう。
キヨタニ
2018/06/28 22:29
>陸上イージス、概算要求に取得費計上へ 近くレーダー選定=関係者

http://jp.reuters.com/article/aegis-ashore-japan-idJPKBN1JP10I

保守整備を考えるとSPY-6が無難ですかね。あと、必要な数のSM3ミサイルを確保出来るのでしょうか?
KU
2018/06/29 21:20
UH-X計画は破棄が妥当(笑)価格が非現実的。陸自ヘリは、まず歩兵を運ぶべきだ。CH-47Jだけ増やして、UH-60Jは戦闘ヘリ化でいい。乗るヘリが無い空中機動旅団なんて状態をまず解消すべき。
マリンロイヤル
2018/06/30 11:03
PANZER最新号を買いましたら、42即応機動連隊偵察小隊がスカイレンジャーを2機使っているとか

http://www.tokyo-dar.com/news/1578/

ミステリーランチのマルチカム迷彩なリュックに入れて持ち歩くだのと書いてあり驚かされました。ただ試験運用中なのか、小隊全体で配備されているのは2機だけのようですが。あと、今年2月に補給統制本部がコマツとの間で契約したという「共通戦術装輪車システムB」という記事がありました。気になったのでググったらこんなブログ記事がありました。↓

>陸自補給統制本部、共通戦術装輪車システム設計を2社と契約

http://jm2040.blogspot.com/2018/03/blog-post_6.html?m=1

三菱・コマツ共に契約金額は3億ちょっとですね。




KU
2018/06/30 18:45
清谷様

郊外や地方における交通体系について 一言申し上げます。 地方や郊外では車は生活に欠かせないことは周知の事実です。パーク&ライドという方式です。自動車、自転車、バス、鉄道を総合的に組み合わせる方式です。 例えば自宅n生活拠点 ショッピングモールや公共施設まで自転車や自動車で移動 、生活拠点n駅 まで路線バス又はコミニュティーバス、駅から市外の駅
メリットとして、都市部の渋滞や路駐を減らせる。二酸化炭素を削減、燃料を節約できます。個人にとっても燃料代、体力の消耗を抑制できます。
デメリットとして高齢者の移動がやや困難、駐車場・駐輪場を確保、整備しなければならない。
私の住む街でも社会実験として実証済みで、市内の路駐や渋滞を緩和できるし、路線バスや鉄道の集客・収益がアップしました。
マイカーと公共交通をうまく組み合わせればいいのではないでしょうか?大都市では難しいですが 地方都市では実現可能だと思います。
元キャプテン
2018/07/01 10:35
>陸自が輸送艦導入へ 南西諸島防衛で海上輸送を強化

http://www.sankei.com/smp/politics/news/180702/plt1807020004-s1.html
KU
2018/07/02 06:38
お邪魔します。
 韓非子は「人は道徳といった『皆にとって良い事』では動かない。己の損得でしか動かない。少なくとも他者に『皆にとって良い事で動く』事は期待できない。」といった事を言っていました。それから「政治の世界では、『皆にとって良い事』よりも『特定の誰かにとって具体的な利益に繋がる事』の方が案外実現し易い。なぜならその具体的な利益を得られる誰かが頑張るから。」という事が導けます。王にやらせれば王にとって、貴族や武士等にやらせれば貴族や武士等にとって都合の良いようにしかしないので、互いに競うというか争わせるようにしたのが「民主制」というものかも知れませんが、日本人の多くは「忖度」を習い性にしているが故に、「民主制」の元では却って「ゴネまくる一握りの人間のやりたい放題」になってしまうのかも。
ブロガー(志望)
2018/07/04 23:09

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