組織の事情でトラブルを隠す「軍隊」が精強か?
自衛隊 ヘリ故障“公表せず” 山口県内に約3週間駐機
http://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2018022501399
>航空自衛隊の救難ヘリが山口県内で故障し、3週間経っても離陸できない状態となっていることが分かりました。
故障したのは芦屋基地所属の救難ヘリUH60Jです。
>基地によりますとこのヘリは、今月5日夜、山口県萩市の離島から救急搬送の要請を受け、医師を乗せて飛び立とうとしましたが、機体の不具合を知らせる警告灯が点灯したため、離陸を取りやめました。
>ヘリはおよそ3週間たったいまも、駐機したままで、来月の陸送に向けて現在、準備の作業が行われています。
>ヘリの故障について芦屋基地は「事故には当たらない」として公表していませんでした。
>故障した日の夕方には佐賀県神埼市で、住宅に陸上自衛隊のヘリが墜落する事故を起こしています。
こうやって不具合やら都合の悪いことを隠蔽するのが自衛隊の習い癖になっています。
この機体、以前から運用しているものか、UH-Xとして新たに採用された機体のどちらかがきになりますが、3週間も飛べないとというのは異常です。
UH-X、新型救難ヘリとして採用された機体は既存のUH-60Jの改良型ですが、何度もご案内のようにLCCが1900億円、調達単価が23.75億円のはずが、調達開始以来平均50億円とほぼ二倍です。
空幕は初めから23.75億円では調達できないと知っていて三菱重工製のこの機体を採用したとしか思えません。
つまりは「官製談合」であった可能性が極めて高い、ということです。
この件を空幕長に質問したときにそのように申し上げたのですが、広報からは「そこまで言いますか?」と言われてたので、他にどんな理由かあるか聞かせて欲しいと申し上げました。
他の理由としては空幕の当事者能力があまりに低い低脳集団だった、ぐらいしか思いつきませんが、空幕はそれを是とするのでしょうか。違うなら是非真実を教えて欲しいものです。
本来この調達は国会で問題となるべき案件ですが、どうも我が国の先生方は防衛予算を使うことことばかりに熱心で、どのように使われているか、適正に使われているかを検証することには不熱心なようです。
機体の値段が二倍ということは、常識的に考えればLCCや維持整備費も2倍ということになります。
であれば、整備費が大きく削られている、と推測され、今回のトラブルは整備費が足らなかったので、それが原因ではないかと疑われても仕方がないでしょう。
いずれにしても、故障と、何で3週間も放置されたのかについて、納税者に対して説明責任を果たすべきです。
そもそも救難ヘリに5.56ミリのMIMINIといった豆鉄砲搭載してCSARやるとか、戦争舐めているでしょう。実戦を想定しないから、こういう仕様になるわけです。
※お知らせ
今月のコンバットマガジン連載はリニューアルにつき、一回お休みします。
■本日の市ヶ谷の噂■
次期防衛大綱、中期防ではNSCが陸の予算をバッサリ削る、との噂。
http://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2018022501399
>航空自衛隊の救難ヘリが山口県内で故障し、3週間経っても離陸できない状態となっていることが分かりました。
故障したのは芦屋基地所属の救難ヘリUH60Jです。
>基地によりますとこのヘリは、今月5日夜、山口県萩市の離島から救急搬送の要請を受け、医師を乗せて飛び立とうとしましたが、機体の不具合を知らせる警告灯が点灯したため、離陸を取りやめました。
>ヘリはおよそ3週間たったいまも、駐機したままで、来月の陸送に向けて現在、準備の作業が行われています。
>ヘリの故障について芦屋基地は「事故には当たらない」として公表していませんでした。
>故障した日の夕方には佐賀県神埼市で、住宅に陸上自衛隊のヘリが墜落する事故を起こしています。
こうやって不具合やら都合の悪いことを隠蔽するのが自衛隊の習い癖になっています。
この機体、以前から運用しているものか、UH-Xとして新たに採用された機体のどちらかがきになりますが、3週間も飛べないとというのは異常です。
UH-X、新型救難ヘリとして採用された機体は既存のUH-60Jの改良型ですが、何度もご案内のようにLCCが1900億円、調達単価が23.75億円のはずが、調達開始以来平均50億円とほぼ二倍です。
空幕は初めから23.75億円では調達できないと知っていて三菱重工製のこの機体を採用したとしか思えません。
つまりは「官製談合」であった可能性が極めて高い、ということです。
この件を空幕長に質問したときにそのように申し上げたのですが、広報からは「そこまで言いますか?」と言われてたので、他にどんな理由かあるか聞かせて欲しいと申し上げました。
他の理由としては空幕の当事者能力があまりに低い低脳集団だった、ぐらいしか思いつきませんが、空幕はそれを是とするのでしょうか。違うなら是非真実を教えて欲しいものです。
本来この調達は国会で問題となるべき案件ですが、どうも我が国の先生方は防衛予算を使うことことばかりに熱心で、どのように使われているか、適正に使われているかを検証することには不熱心なようです。
機体の値段が二倍ということは、常識的に考えればLCCや維持整備費も2倍ということになります。
であれば、整備費が大きく削られている、と推測され、今回のトラブルは整備費が足らなかったので、それが原因ではないかと疑われても仕方がないでしょう。
いずれにしても、故障と、何で3週間も放置されたのかについて、納税者に対して説明責任を果たすべきです。
そもそも救難ヘリに5.56ミリのMIMINIといった豆鉄砲搭載してCSARやるとか、戦争舐めているでしょう。実戦を想定しないから、こういう仕様になるわけです。
※お知らせ
今月のコンバットマガジン連載はリニューアルにつき、一回お休みします。
■本日の市ヶ谷の噂■
次期防衛大綱、中期防ではNSCが陸の予算をバッサリ削る、との噂。
この記事へのコメント
旧日本軍も不都合なことは隠蔽してましたな~
リンク先のニュース映像の機体の番号が78-4603です
昨年引き渡された新しい機体ではないでしょうか?
3週間も公園に置いておいて誰にも知られず秘密になるなんて箝口令が行き届いているのでしょうかね?普通ならブログやツイッターで晒し者になっていても不思議では無いのに。我が国の秘匿機能も天晴なレベルですね(皮肉)。感想は前に書きましたが色々な意味で色々残念です。これじゃ何かある度に都合の悪い事は秘匿してると疑われても仕方無いですね。墜落でも人が死んだわけでも無いのに大げさなと言う人がいたら危険です。むしろだからこそ早めに公表してほしかった。AH-64D墜落で不味くても2,3日中に。いずれバレるなら早いほうが傷が浅いと言う考えは無かったんですかね?不信感を産んだ上に恥まで晒して何がしたかったのか。
どうしたのでしょう?
ご指摘ありがとうございます。訂正しました。
私の古巣の職場は、北朝鮮の軍隊と同じ穴のムジナですか。 不都合な事実について隠蔽し、観閲式や総火演で 精強とパフォーマンスする。
ブラック企業と同じく、ホームページで 家族的な職場とか豪華なオフィスでホワイトな会社とごまかす。
いっそうのこと、日本人民軍とか国営ブラック企業と看板変えたらいいのでは? 名誉のために言いますが、まともな頭を持っている隊員もいます。しかし、官僚組織なので声が挙げれません。
まともで優秀な人材は去り、カスが居座る負のスパイラルだよ。国益から損失だよ。大本営の馬鹿共よ、組織の利益や国益のことを考えて仕事しろよ!お前達のやっていることは 背任行為というんだよ!
確か2月23日頃だったと思います。地元読者の方の投稿で、ブルーシートで梱包されている写真が掲載されています。
どうも、その後、この記事がきっかけになってマスコミ報道が始まった感じです(2月24日付けの中国新聞が最初かもしれません)。
なお、離島の患者さまについては、芦屋から別のUH-60Jが向かい、無事、収容されたそうです。
ただ、日頃、自衛隊や米軍の問題を大規模に取り上げるマスコミが、なぜ、この件だけは自主取材をしなかったのか、非常に疑問です。
記者クラブに圧力をかけて、それが通じるものなのでしょうかね。
http://bunshun.jp/articles/-/6256
唐突に出てくるUH-Xの所得単価の話とは何ら関係がないですし、そもそも単価が公表されているので清谷氏が知るに至ったのでは?これを隠しているの線で繋げようとするのは支離滅裂、無茶もいいところでしょう。
機材の調達費用が高額なのは、国内の軍需産業を維持するための価格と思ってます。
博物館入りするような装備を使い続けているのは、予算が無いからです。
そもそも患者搬送ならドクターヘリで良いのでは。
安易に自衛隊を使いすぎですよ。
なんにせよ官僚を動かすためには、外圧が必要です。
「そのまま留め置きになることも地元の了解を得ていると聞いていますけど、一体何が問題なのでしょうか?」
緊急要請で出動したにも関わらず該当機が任務を全うできなかった。故障して任務を全うできなかった事を国民に知らせなかった。代替機が飛んで任務を継続したことを国民が知らなかった。一連の事を国民が直ぐに知る状況に無かった事は問題ないのでしょうか?当日は無理でも翌日には知らせるべきではないでしょうか。3週間も放置は異常では無いのですか?
「そもそも、地元に通知してしまっても隠蔽って可能なんですかね(笑)?」地元民は故障翌日には知っていたのでしょうか?地元民以外は知らなくても良いのでしょうか?芦屋救難隊に穴が空いたことは良いのでしょうか?それらのことに疑問を持ちませんか?一般国民は知る必要が無いと言うならそれでも良いでしょうが。それとも一連の故障で公園に救難ヘリが留め置かれた事は軍事機密に抵触するので知ってはいけないとでも言うのでしょうか?
これは、発覚してもどうするのかなど突っ込みにコンクリな答えが出来ないからでしょう
二年ごとに異動があるわけで、実は素人集団だと言うことがばれてしまうのを恐れてるのかも。
ここをこうしてああしてどうして、と、素人を煙に巻くようなこともいえないのが、実体と。
それを隠すために、事故はないことにして、いると。
見ざる言わざる聞かざるが、無難だとでも思ってるんじゃないですか。
どこの役所でも、だけど
呆れるけどね。
ちゃんと分かてるヤツをポストに就けるという当たり前のことが出来てないのでしょう。
ソコに議論が踏み込まれるのが最もおそれてるんじゃないですか。
自衛隊はどこかでこの捩れや矛盾を吐き出させないと将来大変な事になる。
特に航空科部隊の作戦機数が近い将来激減するであろう問題は間違いなく訪れるし、現にその兆候が見られ始めている。
誰かが広く自衛隊内部の隠れた捩れを国民に知らしめ白日の元に晒すことが最善の是正策ではないかと思っています、これからも応援しています。
頑張って下さい。
> 安易に自衛隊を使いすぎですよ。
その昔、清谷氏は「自衛隊をドクターヘリに活用すべき」って内容のブログを書いたことあるんですよね。
http://kiyotani.at.webry.info/201601/article_2.html
はじめて読んだときは自衛隊と地方自治体双方に利点がある提案だと思ったのですが、最近トラブル続きの自衛隊ヘリ部隊を見ると、不安いっぱいで提案の実現に躊躇せざるをえません…orz
ましてはUH-60クラスになると、歩道橋やトンネル、道路の幅、標識、信号機など色々な障害物をクリアしないと運ぶことができないと思います。
恐らく基地までの輸送ルートの調査に時間がかかったのだと思います。その結果、さらに後部回転翼なども取り外すことになったような気がします。
それに警察の許可も必要ですし‥
一番良いのはCH-47でスリングして運ぶこと(物理的に懸垂可能かどうかはぞんじませんが)でしょうが、アパッチの事故直後だけに、陸送を選択したのだと思います。
救難ヘリは全く飛ばず、救難展示も
ありませんでした。
救難機の参加が無くて救難展示が
無いことはあっても救難機がある状態で
救難展示が無かったのは天候以外では
初めてです。小牧には救難教育隊が
あり救難ヘリも三機展示されていましたが救難ヘリがオープニングフライトも
飛ばなかった理由を聞いてみれば
良かったかな。
大ごとな物から死者が出なくて済んだものまで様々です。
これって安倍政権で導入が決まった高性能っぽく見える超高額装備のせいでしわ寄せが表に出だしたって事じゃないんですか?