防衛力整備、NSC主導は画餅に終わる
防衛力整備、NSC主導に 陸海空自要求から変更
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201801/CK2018010702000114.html
>政府は、戦闘機や戦車に代表される防衛力整備を巡り、安全保障政策の司令塔である国家安全保障会議(NSC)が主導し決定する方針を固めた。陸海空各自衛隊の要求に力点を置いてきた従来方式を見直し、トップダウンで効率的な予算配分を目指す。政府筋が六日明らかにした。新たな戦場と位置付ける宇宙、サイバー分野や、通信妨害を目的とする電子戦を重視し、予算を振り向ける狙いもある。NSCは内閣官房に事務局を置き、装備選定で官邸の意向が一層強まるのは確実だ。
> 政府関係者は「各監部の『これがほしい』という声が重視されてきた」と説明する。このため政権内には「陸海空で予算が固定化する傾向がある」(官邸筋)との問題意識が広がっていた。
>他国軍と比べて出遅れている宇宙やサイバー、電子戦対応では、政府は三分野の各専門部隊を統括する司令部を新設する方向。NSCは人員増強や最新武器の導入に向け、予算を手厚く配分したい考えだ。
発想は面白いけど、画餅で終わるでしょう。
そのような人材がNSCにはいませんし、これまで官邸主導でやってきたオスプレイなどの導入でかえって自衛隊を弱体化させ、また自分の手柄にしたいからと、地道な努力をせずに、大型武器の輸出案件ばかりにリソースを費やしてきた、「実績」を見るに期待は薄いでしょう。
本来必用なのは予算の根本的な再分配です。
それは装備の調達の適正化も必用ですが、そのためには調達要員の大幅な増加が必用です。
また不要な基地や駐屯地の統廃合、自衛官の早期退職勧告制度を含めた人員の適正化。
部隊の縮小も必用でしょう。
「文書」だけ読んでお勉強している、外国の軍隊の実態も知らない人たちには新しい発想は期待できません。
現場の血が出るようなフレッシュな話を知りませんから。
更に申せば、大きな改革ををするとなるとて、政治家や官僚、業界などから現状維持のための激しい抵抗が予想されるでしょう。それを排除するという権力闘争は避けられない。そのような抵抗を断固と排除するような度量も、権限もNSCにはないでしょう。
むしろ道路公団改革の実績のある猪瀬直樹氏あたりをトップに据えて、防衛省と防衛産業の構造改革を担当する組織を作るべきです。
歌手のフランス・ギャルさん 死去
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180108/k10011281631000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002
セルジュ・ゲンスブールの書いた歌が、実は卑猥な意味を持っていたことを後で知って、一時人間不信になったという話もあります。代表曲の「夢見るシャンソン人形」は日本語でも歌っています。準備不足のせいか、ちょっと歌詞も本人の発音もおかしかったりしますが、それもご愛敬。60年代ってそんな時代だったんですよね。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201801/CK2018010702000114.html
>政府は、戦闘機や戦車に代表される防衛力整備を巡り、安全保障政策の司令塔である国家安全保障会議(NSC)が主導し決定する方針を固めた。陸海空各自衛隊の要求に力点を置いてきた従来方式を見直し、トップダウンで効率的な予算配分を目指す。政府筋が六日明らかにした。新たな戦場と位置付ける宇宙、サイバー分野や、通信妨害を目的とする電子戦を重視し、予算を振り向ける狙いもある。NSCは内閣官房に事務局を置き、装備選定で官邸の意向が一層強まるのは確実だ。
> 政府関係者は「各監部の『これがほしい』という声が重視されてきた」と説明する。このため政権内には「陸海空で予算が固定化する傾向がある」(官邸筋)との問題意識が広がっていた。
>他国軍と比べて出遅れている宇宙やサイバー、電子戦対応では、政府は三分野の各専門部隊を統括する司令部を新設する方向。NSCは人員増強や最新武器の導入に向け、予算を手厚く配分したい考えだ。
発想は面白いけど、画餅で終わるでしょう。
そのような人材がNSCにはいませんし、これまで官邸主導でやってきたオスプレイなどの導入でかえって自衛隊を弱体化させ、また自分の手柄にしたいからと、地道な努力をせずに、大型武器の輸出案件ばかりにリソースを費やしてきた、「実績」を見るに期待は薄いでしょう。
本来必用なのは予算の根本的な再分配です。
それは装備の調達の適正化も必用ですが、そのためには調達要員の大幅な増加が必用です。
また不要な基地や駐屯地の統廃合、自衛官の早期退職勧告制度を含めた人員の適正化。
部隊の縮小も必用でしょう。
「文書」だけ読んでお勉強している、外国の軍隊の実態も知らない人たちには新しい発想は期待できません。
現場の血が出るようなフレッシュな話を知りませんから。
更に申せば、大きな改革ををするとなるとて、政治家や官僚、業界などから現状維持のための激しい抵抗が予想されるでしょう。それを排除するという権力闘争は避けられない。そのような抵抗を断固と排除するような度量も、権限もNSCにはないでしょう。
むしろ道路公団改革の実績のある猪瀬直樹氏あたりをトップに据えて、防衛省と防衛産業の構造改革を担当する組織を作るべきです。
歌手のフランス・ギャルさん 死去
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180108/k10011281631000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002
セルジュ・ゲンスブールの書いた歌が、実は卑猥な意味を持っていたことを後で知って、一時人間不信になったという話もあります。代表曲の「夢見るシャンソン人形」は日本語でも歌っています。準備不足のせいか、ちょっと歌詞も本人の発音もおかしかったりしますが、それもご愛敬。60年代ってそんな時代だったんですよね。
この記事へのコメント
個人的にはアナトーリー・セルジュコフを推したいのですが、ロシア人だから無理ですな…
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/443.html
最後は巨額汚職事件で失脚しましたが、彼の実行したロシア軍改革は大筋では間違っておらず、自衛隊改革にも参考になる点が多いと思います。
マリンロイヤルさん、「米軍の言いなりになることが我が国の軍事ドクトリンです!」って、安倍首相とその信者、及び軍オタ連中は大真面目に主張するんじゃないですか?
ノモンハン辻もインパール牟田口も「俺の作戦は完璧だった。それがあのような結果になったのは部下どもの無能と怠慢のせいだ。」と思っていたようですので、今回のNSC主導他のトップダウンでも、結果が思わしくなければ「自分達は最善を尽くした。結果が出ないのは『忖度を怠る』といった現場の無能と怠慢のせいだ。」になるのではないかと思われます。
余談ですが
[悩みのるつぼ]おかしくなった二人の息子
に息子を徹底指導した挙句家事手伝いにしてしまった母親に対し、岡田斗司夫が「あなたは息子を『一流のお嫁さん』にしたのですよ。」と言っています。
よって、高等兵学なんてものは必要ないのです。需要がありませんもん。むしろ、空気を読まないやつ、理屈が多くてうるさい。評価はこれが関の山でしょう。清谷さんも、そしてここの読者の方たちの多くも。
国難突破選挙?さん、安倍総理は我々だけでなく、天皇をも「空気を読まないやつ、理屈が多くてうるさいやつ」と敵視してみたいですよ。
挙句に子どもじみた嫌がらせを繰り返している総理って、本当に保守?天皇制廃止を訴える左翼もびっくりですわ。
https://www.gosen-dojo.com/index.php?key=joudrp6e5-736
で、こちらは週刊現代の記事に反論する安倍支持者(?)のブログ。さて、どっちが正しいかなあ…
http://www.ootapaper.com/entry/2018/01/16/120645
首相は今平昌に行かされようとしています。今行けば「東京をよろしく」だけで済まないのは明らかですし、平昌冬季五輪も「北朝鮮招待イベント」と化していますが。他者を「空気を読まないやつ、理屈が多くてうるさいやつ」としてきた首相が今「空気を読んで平昌に行くか、行かずにKYのそしりを甘んじて受けるか」の選択を迫られているようで。
1ありとあらゆる脅威を羅列する。
2であるからして海空重視ではなく三軍の統合運用が重要だ。
3何を重視すべきかについて言及なし。