防衛装備庁発表会と、アレなプロ市民活動家。どちらも残念。
昨日、本日と市ヶ谷グランドヒルでおこなわれた防衛装備庁の発表会にいってきました。
さほど目新たらしいものはありませんでした。
で本日午前中に装備庁の林美都子国際装備課長の講演があったので、名刺交換でもと思っていたのですが(林さんとは以前別なポジションの時にロンドンでお会いしておりました)、 ぼくより前に、いかにも活動家風のおっさんが、林課長に武器輸出で人間が死ぬのどうのと詰め寄って、スタッフとの間で押し問答になっておりました。
最終的には警備員を呼ぶことのなったのでしょうが、放置しておけば長引くだだろうと思って「口先介入」しました。
彼には、「この人は役人なんだから、与えたれた仕事をしているだけでしょう。輸出止めるなんて権限はなんですよ。それならば政治家に面談を求めるべきでしょう」と言ったのですが、諦めずにアレなことをまくし立てました。
文句があるなら安倍首相に言えよという話です。官僚は道具に過ぎません。家の建築の問題で、大工と話さずに、カンナやのこぎりに話をして、返答しないというようなものです。まあ、頭が悪いんですよね、この手の活動家は。そもそも別に何か成果を期待しているわけではく、単に自分のルサンチマンを「偉い人」にぶつけたいだけ。オナニーしているのと同じです。
そこで、「防衛装備の輸出よりも大問題がありますよ。日本の武器で殺された人間はいませんが、たばこの害で毎年多くの人が死んでいます(健康被害だけではなくて寝たばこの火事もありますしね)。人命がそえほどだいじならば、こういう運動よりも禁煙運度をされてはいかがですか?」
と、お話したら、それことこれとは関係ない!と捨て台詞を残して去って行きました。
まあ、こういうアレな人に正論は効きません。確信犯ですから。ですが想定外のあさって方からの攻撃には意外にもろいものです。まあショック&オーと言う奴ですね。
仮に彼が反論してもぼくは「だって今も人間がしんでいるんですよ、それを放置して誰も死んでいない防衛装備反対の運動するんですか?人命第一じゃないんですか?それとも武器輸出に反対すると気持ちがいいからやっているだけなんですか?その他理由で失われている人命には無関心なんですか?」などとたたみかけるつもりでした。
後で同業者に聞いたら、このおっさん有名な活動家で、本も出しているそうです。まあ、思惑通り捨て台詞を吐いて去っていってくれて良かったです。
そういえば、昔パリのユーロサトリでも同様のことがありました。最寄駅で活動家の兄ちゃんがウザく話しかけてくるから、無視していたら耳元でホイッスルを連続して吹きながら横を並んで延々と歩く訳です。こういう幼稚なことをやるから世間の支持をえられないのですが、ゲートの前で立ち止まって、
「チュ エ オナニースト!(このマスかき野郎)と大声でいってやりました。
よくある罵倒の言葉ですが、お前のやっている事は幼稚で独善的だよ、という意味でもあります。
言われた本人は無言だった日本人からいきなりフランス語で罵倒されてぽかんとしていましたが、警備の国家憲兵隊の連中はクスクス笑ったり、失笑をこらえておりました。
フランス語はほとんどダメですが、こういう言葉をいくつか覚えていると大変便利です。トルコ語もいくつかしっております。
話しをもどすと、まあ、こういうアレな活動家対策なのかも知れませんが、イベントの講演会では質疑応答もなく、写真・録音撮影禁止でした。これは随分とナイーブです。以前は録音も撮影もOKでした。それに不特定多数向けの講演ですから機密があるわけでもない。また以前は行われていた、展示物や講演の資料のプリントアウトも今回はありませんでした。
要は保身でしょう。一部のアレを恐れて、不要な規制をするのは馬鹿げています。
そんなにトラブルが怖いなら、発表会やめろよ(笑
こういう保身しか考えていないチキンな人たちに、現状反対、抵抗派だらけの装備調達改革ができるんでしょうか。大変疑問に思いました。これが装備庁の体質ならば装備調達の改革は絶望的でしょう。
むしろ講演などをユーチューブあたりで公開すべきです。
■市ヶ谷の今日の噂■
陸自は旧式化し米軍のデッドストックのM24を高額で押しつけられ、しかも追加を買おうとしたら、もう在庫がないと言われて二階に上がってハシゴを外された状態との噂。
さほど目新たらしいものはありませんでした。
で本日午前中に装備庁の林美都子国際装備課長の講演があったので、名刺交換でもと思っていたのですが(林さんとは以前別なポジションの時にロンドンでお会いしておりました)、 ぼくより前に、いかにも活動家風のおっさんが、林課長に武器輸出で人間が死ぬのどうのと詰め寄って、スタッフとの間で押し問答になっておりました。
最終的には警備員を呼ぶことのなったのでしょうが、放置しておけば長引くだだろうと思って「口先介入」しました。
彼には、「この人は役人なんだから、与えたれた仕事をしているだけでしょう。輸出止めるなんて権限はなんですよ。それならば政治家に面談を求めるべきでしょう」と言ったのですが、諦めずにアレなことをまくし立てました。
文句があるなら安倍首相に言えよという話です。官僚は道具に過ぎません。家の建築の問題で、大工と話さずに、カンナやのこぎりに話をして、返答しないというようなものです。まあ、頭が悪いんですよね、この手の活動家は。そもそも別に何か成果を期待しているわけではく、単に自分のルサンチマンを「偉い人」にぶつけたいだけ。オナニーしているのと同じです。
そこで、「防衛装備の輸出よりも大問題がありますよ。日本の武器で殺された人間はいませんが、たばこの害で毎年多くの人が死んでいます(健康被害だけではなくて寝たばこの火事もありますしね)。人命がそえほどだいじならば、こういう運動よりも禁煙運度をされてはいかがですか?」
と、お話したら、それことこれとは関係ない!と捨て台詞を残して去って行きました。
まあ、こういうアレな人に正論は効きません。確信犯ですから。ですが想定外のあさって方からの攻撃には意外にもろいものです。まあショック&オーと言う奴ですね。
仮に彼が反論してもぼくは「だって今も人間がしんでいるんですよ、それを放置して誰も死んでいない防衛装備反対の運動するんですか?人命第一じゃないんですか?それとも武器輸出に反対すると気持ちがいいからやっているだけなんですか?その他理由で失われている人命には無関心なんですか?」などとたたみかけるつもりでした。
後で同業者に聞いたら、このおっさん有名な活動家で、本も出しているそうです。まあ、思惑通り捨て台詞を吐いて去っていってくれて良かったです。
そういえば、昔パリのユーロサトリでも同様のことがありました。最寄駅で活動家の兄ちゃんがウザく話しかけてくるから、無視していたら耳元でホイッスルを連続して吹きながら横を並んで延々と歩く訳です。こういう幼稚なことをやるから世間の支持をえられないのですが、ゲートの前で立ち止まって、
「チュ エ オナニースト!(このマスかき野郎)と大声でいってやりました。
よくある罵倒の言葉ですが、お前のやっている事は幼稚で独善的だよ、という意味でもあります。
言われた本人は無言だった日本人からいきなりフランス語で罵倒されてぽかんとしていましたが、警備の国家憲兵隊の連中はクスクス笑ったり、失笑をこらえておりました。
フランス語はほとんどダメですが、こういう言葉をいくつか覚えていると大変便利です。トルコ語もいくつかしっております。
話しをもどすと、まあ、こういうアレな活動家対策なのかも知れませんが、イベントの講演会では質疑応答もなく、写真・録音撮影禁止でした。これは随分とナイーブです。以前は録音も撮影もOKでした。それに不特定多数向けの講演ですから機密があるわけでもない。また以前は行われていた、展示物や講演の資料のプリントアウトも今回はありませんでした。
要は保身でしょう。一部のアレを恐れて、不要な規制をするのは馬鹿げています。
そんなにトラブルが怖いなら、発表会やめろよ(笑
こういう保身しか考えていないチキンな人たちに、現状反対、抵抗派だらけの装備調達改革ができるんでしょうか。大変疑問に思いました。これが装備庁の体質ならば装備調達の改革は絶望的でしょう。
むしろ講演などをユーチューブあたりで公開すべきです。
■市ヶ谷の今日の噂■
陸自は旧式化し米軍のデッドストックのM24を高額で押しつけられ、しかも追加を買おうとしたら、もう在庫がないと言われて二階に上がってハシゴを外された状態との噂。
この記事へのコメント
現場がガラクタを押し付けられても何とも思いませんし安倍応援団も気にも留めないでしょうね
もっとも、安倍総理に直接言えるとしても無駄でしょうから、役人に言うしかないという現実があるかと。
パリで会った兄ちゃんはフランス人ですか?
>幕張メッセで33ヵ国参加の国際兵器見本市、ママの会や武器輸出反対ネットワークが抗議
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20170613-00072050/
反対さえ出来れば、展示会の中身とかは気にならないのでしょうけど。
NATO加盟国のフランスにも日本のプロ市民みたいな輩がいるのですね。
ああいう人達はジェダイの騎士みたいにフォースを使って対話による解決を目指すのですかね?
もし機会があればこの目で見たいです。
話は変わりますが、先日清谷氏の著書である国防の死角を読ませていただきました。
「この本を日本の小学生から大学院生迄、教科書として読ませたほうがいい。」と強く思いました。
良い勉強になりました、また機会があれば軍事に関わる本を書いてください。
>両者を同列に述べるのは適切でない
喫煙者は普通の民間人に対して、一段レベルの低い人間なんですね。
なーるほどねえ。
例えば、他党の選挙演説をやじをもって妨害するなどの暴力的で愚劣な行為は、民主主義への冒涜、ひいては日本国民への冒涜。畢竟、天に唾する行為以外の何物でもないのである。
喫煙者や民間人云々はポイントではない。
おそらく自覚症状がないのでしょうけど、あなたは自己責任は人命よりも重いと思っているんですよ。だから「両者を同列とするのは不適切」つまり自己責任で死んでいる喫煙者は、普通の市民よりも一段レベルの低い人間だとみなしているんです。
あなたは「喫煙者や民間人云々はポイントではない」と述べておりますが、単にあなたに物事を具体的に考える能力が欠けているだけなのではありませんか。
逆に人命は自己責任よりも重い、と思っていたらどのような思考になるのかと言いますと、兵器だろうがタバコだろうが人を殺す道具であることには変わりはない、と両者を同列とする思考に至るわけです。あなたと清谷氏の違いがお分かりになりましたか?
一体、誰のことを指しているのか(笑)
>喫煙者や民間人云々はポイントではない。
あなたの言われるとおりでした(笑)
しばらく謹慎しときます。
ケンシロウの説教だけが正しいとは限らないのが、世紀末ならぬ21世紀である。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/13908975/
KC-390はお呼びではないようでorz。にしても、主要スペックの貨物重量の欄に36tとあるのですが、どこから出てきた数字なのでしょうね?
『私は貝になりたい』の主人公は命令されて仕方なくやった捕虜殺害が戦争犯罪とされて死刑になりました。例の運動家も「既存の法や組織よりも普遍的・絶対的な正義に従うべき」とでも言いたいのでしょうが、戦時国際法と違って運動家の正義は「当人が普遍的・絶対的と思っているだけのもの」という違いがあります。
また煙草には副流煙というものがあり、口にしない者の健康をも損ないます。少なくともその可能性はあります。だから厚労省は飲食店での規制を強化しようとしたのです。
私も、素人ゆえ、その内容をほとんど知らない。
そもそも、古今東西、軍隊において、実際に戦闘行為を行っている兵が、国際法を十分理解しているのか甚だ疑問であることは、歴史が雄弁に物語っている。
少なくとも、第二次世界大戦においては、連合国側でも数々の戦争犯罪が行われており、実質的には「勝てば官軍」状態である。
例えば、各国軍隊において、ハーグ陸戦条約の内容を十分理解している兵がどのくらいの割合でいるのだろうか。
この点について、自衛隊での士の教育課程ではどのように教育しているのだろうか。