攻撃ヘリ、アパッチ訴訟 富士重工敗訴 口約束で兆円単位のプロジェクトを受注するなよ
防衛省ヘリ発注訴訟、富士重工が敗訴 東京地裁
http://www.asahi.com/articles/ASG2X55T0G2XUTIL020.html?iref=comtop_list_nat_n05
地裁では戦闘ヘリ、アパッチ導入をめぐる裁判で富士重工側が敗訴しました。
これは本来62機調達するところを、陸自が自分の見積の甘さで、13機で打ち止めにした話ですが、陸幕は「62機入れるなって契約は無かった、単なる口約束だもん」と、ライセンス料やラインを作る費用なんぞ払えるかと、バックレたわけです。
裁判所もそれが事実だと判断したことになります(まあ、口約束でも契約だと認められる場合も多々ありますが)。
アパッチの調達は期待だけでも5千億円以上、メンテや近代化までいれれば1兆円を超えるプロジェクトになるはずでした。
つまり我が国は民間企業と、少なく見ても数千億円、プロジェクトでみれば1兆円を超える仕事を「口約束」でやってきた、と裁判所が認定したことになります。
こんないい加減なことは民間では勿論、他の役所ではありえないでしょう
また外国でもありません。
このような異常な契約状態が日常的に行われていたわけです。
で、この件以後初度費を別途払うようになったのですが、初度費の定義も曖昧です。プロジェクト前に初度費の総額が示されません。
プロジェクトが始まってから発生した追加費用まで全部初度費に含まれ5年も6年も「初度費」が延々と支払われます。
不明瞭会計もいいことです。
そもそもプロジェクトの総額も納期も決めずに装備調達が行われていることが異常です。
ところが政治もメディアもこれが異常だと認識していない。だから一般納税者には事実が伝わっていないわけです。
森本元防衛大臣は公共事業と装備調達は違うからいいのだとおっしゃいますが、調達数も納期も、総額も分かりませんでは計画自体がないも同じです。それが当たり前だ、どこが悪いと仰るわけです。
いくら時間がかかろうと、いくらカネがかかろうと構わないといっているようなものです
日本以外でこんな論理が通用する国はないと思いますが、保守派の「論客」と呼ばれる人達は防衛省や防衛産業の正当化ばかりで、このような問題を無視しています。
保守の「観念左翼化」も日本の防衛政策を大きく歪めている原因の1つではないでしょうか。
新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております
C-2輸送機の開発遅延は人災①〜震災の補正予算で発注された輸送機の調達単価200億円は当初計画100億円の2倍!杜撰な計画で最大積載量も低下
http://japan-indepth.jp/?p=3246
C-2輸送機の開発遅延は人災②〜調達コストが高く・性能も中途半端・外国に売れる見込みの無い機体を「国産機だから」と調達すべきではない
http://japan-indepth.jp/?p=3248
まともな評価もしないでオスプレイ導入を政治決定した安倍政権〜兵器は子供の玩具ではない①
http://japan-indepth.jp/?p=2962
まともな評価もしないでオスプレイ導入を政治決定した安倍政権〜兵器は子供の玩具ではない②
http://japan-indepth.jp/?p=2967
安倍政権は軍拡?! 右派?!〜その実態は多額の税金をアメリカに貢ぎ、自衛隊を弱体化させている事実に警鐘①
http://japan-indepth.jp/?p=2899
安倍政権は軍拡?! 右派?!〜その実態は多額の税金をアメリカに貢ぎ、自衛隊を弱体化させている事実に警鐘②
http://japan-indepth.jp/?p=2902
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか①
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか②
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか③
http://japan-indepth.jp/?p=2234
朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
国産機銃は廃止すべきだ(上)――製品不良で多くの自衛隊員が死傷する
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700004.html
国産機銃は廃止すべきだ(下)――小火器メーカーの再編を
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700005.html?iref=webronza
オスプレイはいっそのこと、政府専用機に
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011600005.html
陸自向けのオスプレイ導入は「裏口入学」だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011500004.html
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html
林信吾との共著、真・大東亜戦争全17巻です
http://www.asahi.com/articles/ASG2X55T0G2XUTIL020.html?iref=comtop_list_nat_n05
地裁では戦闘ヘリ、アパッチ導入をめぐる裁判で富士重工側が敗訴しました。
これは本来62機調達するところを、陸自が自分の見積の甘さで、13機で打ち止めにした話ですが、陸幕は「62機入れるなって契約は無かった、単なる口約束だもん」と、ライセンス料やラインを作る費用なんぞ払えるかと、バックレたわけです。
裁判所もそれが事実だと判断したことになります(まあ、口約束でも契約だと認められる場合も多々ありますが)。
アパッチの調達は期待だけでも5千億円以上、メンテや近代化までいれれば1兆円を超えるプロジェクトになるはずでした。
つまり我が国は民間企業と、少なく見ても数千億円、プロジェクトでみれば1兆円を超える仕事を「口約束」でやってきた、と裁判所が認定したことになります。
こんないい加減なことは民間では勿論、他の役所ではありえないでしょう
また外国でもありません。
このような異常な契約状態が日常的に行われていたわけです。
で、この件以後初度費を別途払うようになったのですが、初度費の定義も曖昧です。プロジェクト前に初度費の総額が示されません。
プロジェクトが始まってから発生した追加費用まで全部初度費に含まれ5年も6年も「初度費」が延々と支払われます。
不明瞭会計もいいことです。
そもそもプロジェクトの総額も納期も決めずに装備調達が行われていることが異常です。
ところが政治もメディアもこれが異常だと認識していない。だから一般納税者には事実が伝わっていないわけです。
森本元防衛大臣は公共事業と装備調達は違うからいいのだとおっしゃいますが、調達数も納期も、総額も分かりませんでは計画自体がないも同じです。それが当たり前だ、どこが悪いと仰るわけです。
いくら時間がかかろうと、いくらカネがかかろうと構わないといっているようなものです
日本以外でこんな論理が通用する国はないと思いますが、保守派の「論客」と呼ばれる人達は防衛省や防衛産業の正当化ばかりで、このような問題を無視しています。
保守の「観念左翼化」も日本の防衛政策を大きく歪めている原因の1つではないでしょうか。
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C-2輸送機の開発遅延は人災①〜震災の補正予算で発注された輸送機の調達単価200億円は当初計画100億円の2倍!杜撰な計画で最大積載量も低下
http://japan-indepth.jp/?p=3246
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http://japan-indepth.jp/?p=3248
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http://japan-indepth.jp/?p=2962
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http://japan-indepth.jp/?p=2967
安倍政権は軍拡?! 右派?!〜その実態は多額の税金をアメリカに貢ぎ、自衛隊を弱体化させている事実に警鐘①
http://japan-indepth.jp/?p=2899
安倍政権は軍拡?! 右派?!〜その実態は多額の税金をアメリカに貢ぎ、自衛隊を弱体化させている事実に警鐘②
http://japan-indepth.jp/?p=2902
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか①
http://japan-indepth.jp/?p=2220
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http://japan-indepth.jp/?p=2234
朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
国産機銃は廃止すべきだ(上)――製品不良で多くの自衛隊員が死傷する
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700004.html
国産機銃は廃止すべきだ(下)――小火器メーカーの再編を
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700005.html?iref=webronza
オスプレイはいっそのこと、政府専用機に
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011600005.html
陸自向けのオスプレイ導入は「裏口入学」だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011500004.html
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html
林信吾との共著、真・大東亜戦争全17巻です


この記事へのコメント
これは当事者から要請があったからですが、要請の理由は何なんでしょうか。
防秘がらみでしょうか。
この辺を追及すると面白いと思いますよ。
ありがちなのは、大した理由もないのに、とりあえず閲覧制限要請しとけ、みたいな対応でしょう。
「書類出してもらえませんかねぇ、、」
「俺の言うことが信用できないっていうのか?あ?!」
これじゃ目下の者は何も言えませんや。
役人対一般人だけしゃなく、一般人社会でもよくありますね。仰るとおり日本独特の封建的習慣でしょう。
だから日本式イジメなど絶対になにがあろうがなくならないし、無くそうという方向に努力する者も出ないわけです。
「善悪」「正邪」の物差しを作ることさえ、今の我が日本人たちには不可能です。
まぁ、それでも昔は「情け」があったからその分差し引いてもお釣りが出たくらいでしたが、今はwww
本当の日本人は、一部の外人たちの中にその影を見るくらいしか出来ない昨今ですね。
似非日本人によて我が日本国の維持できているように見える見かけ自体、何を言っていいやら言っても無駄やら、、
似非が自覚しなきゃ本物には近づけないし、かといって自覚するほどの器量を持っている者は、、、
などと妄想などw
失礼!
例えば最新型小型固体ロケットイプシロンでは開発費は当初3機に含めるという事で進められていますが、正式契約はしてないはずです。
他国ではどうか知りませんが、日本では普通の形態だと思いますよ。良い面も有れば悪い面も有りますね。
企業から見れば「損して得取れ」という事ですな。
見通しの甘さがあったのは事実でしょうが、
財務省の責任も問われます。
この裁判は防衛省に対する反抗というより、
財務省に対する報復ですね。
今回の一件で一番問題なのは、なぜアパッチの調達が開始早々中止になったのかということでしょう。
ネットや雑誌記事ではブロックⅡからブロックⅢへの切り替えに防衛省がまるで対応出来なかったからだとありますが、
その辺り納税者に対してはっきりした説明はなされているのでしょうか?
アパッチがポシャったことで、新型戦闘ヘリの配備計画はまた一からやり直しになってしまった。はっきり言って10年遅れ。
F35の1~2年の遅れどころの話ではない。だけど産経を始め、どのマスコミも何にも言わないんですよね。
契約や調達の慣行については、総額明示にすると今度は仕様変更や改修などもあってドンドン膨らむと批判されることとなり、はてには支援戦闘機F-2のように扱われてしまうことになりかねないので、納税者への説明責任を果たしつつ兵器として力を発揮できるようになればいいなぁと願っています。
私は正直言って戦闘ヘリそのものの価値を疑っているんで、マスコミが問題視しなくとも当然と思ってしまいます。
こういった件は「契約」ではなく「(直接的な)人間関係」ではないかと思われます。確か小室直樹氏の『中国言論』に「関羽や張飛や孔明のように命と引き換えにしてでも忠義を尽くすも、呂布のように恩を仇で返すも、全ては人間関係次第」といった事が書かれていました。もっと極端な例としては「身分の高い相手が身分の低い自分に対して礼を尽くしてくれた(だけ)で、報酬も無く自分の命を犠牲にして自身は特に恨みの無い相手を殺す」刺客というのもあります。防衛省と富士重工の関係も「劉備と関羽・張飛・孔明の関係」では無く、「董卓と呂布の関係」だったというわけで。
自分は今陸自とは別に屯田兵部隊を作り、陸自は縮小すべきではないかと思っています。「直接的な人間関係」でしか動かない(動けない)連中に自分達の安全を委ねる事などできないからです。一般の人達との繋がりの希薄さが旧軍及び自衛隊共通の問題点ですが、屯田兵部隊には里山保全や耕作放棄地の再開拓等を通じて地域の人々との密接な関係を持たせるようにしたいです。