報道の自由、日本後退59位 そんなに「上位」だったの?

日本は、各国を5段階に分けた分類で上から2番目の「満足できる状況」から、主要先進国で唯一、3番目の「顕著な問題」のある国に転落。東アジアでは台湾や韓国を下回る自由度とされた

報道の自由、日本後退59位 福島事故と秘密法響く
http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014021201001249.html


いやいや、こんなに順位が高いのかと驚きました。
 記者クラブ制度という官民癒着の談合組織を温存しているのは我が国とジンバブエと、ガボンあたりしかないようです。アレな韓国ですらとっくに廃止したのにまだやっているのが我が国です。

 記者クラブ制度は犯罪報道などのメディア・スクラムや、当局が意図的にリークした情報に群がって、世論をミスリードすることの温床にもなっています。


 防衛省記者クラブにしても同じです。
 軍事知識の殆ど無い記者が大半で、専門知識のあるフリーランスは記者会見にもはいれません。記者クラブ以外の人間は、記者クラブに配布される資料の入手も難しいし、各種レクチャーの情報も手にはいりません。

 これはぼくのような外国メディアの人間も同様です。各種情報は記者クラブの壁に貼りだされるのですが、これは毎日詰めている記者クラブ会員には便利でしょうが、ぼくらのように毎日いけない(防衛省で毎日時間を潰すほど暇でない)人間にとっては不便です。
 これもネットやメールで連絡してくれればいいのですが、それをやると記者クラブの優位が減じるからやないわけじゃないでしょう。

 さらに言えば、レクチャーによっては記者の席に案内を置いて回るということもあります。これまた記者クラブ以外の記者の排除のためです。当然ぼくらにお声がかかりません。

 また、記者クラブのデスククラスだけを読んでのレクチャーもありますし、記者クラブの記者だけが参加できる懇親会とかもあれこれあります。これまた当然ぼくらにお声がかかりません。

 以前、陸幕装備部で拙著の「正誤表」なるものを作ったのですが、その「正」が殆ど誤りでした。しかもウィキペディアあたりを参照した程度の低いものでした。
 ぼくが抗議をすると正誤箇所は54から3箇所に減りましたが、作成した人間その人間を監督した人間の官姓名も公開しませんでした。

 これを陸幕にも大臣にも公開を求めたのですが、内部文書であることを理由に断られました。機密ではない、ウィキペディアあたりを参照にした「たかが」内部のメモ程度の書類であれば公開してもいいと思うのですが、それを公開しないのがこの役所の体質です。
 
 おそらく陸幕装備部では未だに同じような杜撰な書類が作られていることでしょう。

 このような傾向は特定秘密保護法が出来て益々悪くなるでしょう。

 
 ついでに言えば、防衛記者会にはコーヒーサーバーがあるのですが、防衛省の防衛事務官がこれの水を替えたりなどを行っています。
 「民間の任意団体」である記者クラブのコーヒーサーバーの面倒をなんで、官側がやる必要があるのでしょうか。
 因みにぼくはいつも隣の厚生棟のスタバ(値段は娑婆よりも1割安い)でコーヒーを買って持ち込んでおります。

このような特別待遇を受けているから自分たちは偉いのだ、と勘違いしたり利権を守るための他者を排除しようとする記者もでてきます。下記のSAPIOで書いたNHK政治部の鈴木徹也(てつなり)記者などその好例です。
 彼が自らの所属をなのらず、自分たちと異質な質問をするなとぼくを恫喝したのは、特権意識の為か、あるいはキヨタニのヤツを脅しておいてやりましたぜ、と当局にゴマをするつもりだったか、あるいはその両方だったのかもしれません。
 いずれにしても記者いぜん、社会人として失格でしょう。NHKでは処罰も受けていないようですから、このような態度は記者として問題ない、そのようにNHKは考えているのでしょう。 
それから鈴木記者の上司の伊藤雅之デスクは以前抗議した際に、後で連絡しますといってなしのつぶてです。これがNHKの管理職の常識なのでしょう。

 他所の役所でも記者クラブの状況は大同小異でしょう。

 ただ最近、防衛省記者クラブでは外国の某通信社が防衛省記者クラブに加盟しました。正会員ではないようですが、次官のレクチャーには出られるようです。徐々にでも記者クラブ制度を変えていく必要があります。
 政治家が決断すれば、ドラスティックに変えられるのですが、安倍政権にはその気がないように思えます。むしろこの点では民主党政権の方がまともでした。

 記者クラブ制度は役所と一部の報道機関には利益がありますが、大多数の国民に対しては利益がないどころか有害です。


月刊SAPIO 3月号で件のNHK記者のことを寄稿しております。

 
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「防衛大臣記者会見で私に『質問するな』といった”特権階級”NHK記者の取材妨害を告発する! といタイトルです。

SAPIOでは政治部のS記者と匿名になっておりますが、当然我らの鈴木徹也(てつなり)記者のことです。Iデスクとは、これまた伊藤雅之氏のことです。
画像

キヨタニにオマエは誰だと質されて、脱兎のごとく逃げ出した鈴木徹也(てつなり)NHK防衛省政治部キャップ

鈴木徹也(てつなり)記者は防衛省記者クラブからご栄転(多分)しました。
この時期に移動とは珍しい


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http://kiyotani.at.webry.info/201310/article_7.html
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http://japan-indepth.jp/?p=1131
『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在②
http://japan-indepth.jp/?p=1135

 
防衛省のAAV7のお披露目は4月2日を予定との噂。

 





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この記事へのコメント

unimaro
2014年02月18日 12:40
お疲れ様です。
参考までに
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201402150000/
>このランキングを発表した「国境なき記者団」は1985年にフランスで設立され、「人権」や「言論の自由」を掲げている。活動資金の約4分の1は個人からの寄付なのだが、中身を見ると興味深いものがある。投機家ジョージ・ソロスのソロス基金、反カストロの姿勢が鮮明なCFC(自由キューバ・センター)、CIA(中央情報局)の秘密工作では常連のNED(ナショナル民主主義基金)が含まれているのだ。

 国境なき記者団の創設者、ロベ−ル・メナールがCFCから資金を引っ張るときに交渉した相手はオットー・ライヒ。ロナルド・レーガン時代にはニカラグアの反革命ゲリラ「コントラ」を支援する秘密工作に深く関与していた人物で、ラテン・アメリカの軍人を訓練し、アメリカ巨大資本の傀儡である軍事独裁政権を作り上げてきたWHINSEC(治安協力西半球訓練所/かつてのSOA)にも関係している。

 WHINSEC/SOAの出身者は帰国後、民主的に成立した政権を軍事クーデターで倒したり、巨大資本のカネ儲けにとって邪魔な人びとを虐殺してきた。ライヒは2002年にベネズエラ政府をクーデターで倒そうとしたチームの一員としてもオットーの名前は挙がっている。そのベネズエラのランキングは第116位なのだという。ある意味、納得できる。「国境なき記者団」とは、そういう団体だということだ
ブリンデン
2014年02月19日 09:42
清谷様

これだけ記者クラブ加盟のマスゴミに便宜を図っているにもかかわらず、自衛隊が事故を起こすと、その要因が明確になる前から自衛隊バッシングが始まるのですから、気の毒としか言いようがありません。

専門家が記者会見に参加できるようになれば、言われなきバッシングがなくなるのであれば、防衛省も考え直すかもしれませんが‥

逆に既存マスゴミの逆鱗に触れて、もっとバッシングが激しくなりますかね。
それより
2014年02月19日 19:05
報道しない自由が問題だと思いますがね。極端に言えばいわゆる右翼のデモは1000人規模でも報道しない。逆に左翼は10人規模でも大々的に報道し1000人などと大本営的な水増し報道がまかり通っているのが現実ではないですかね。
2014年02月19日 20:55
本文の趣旨に同意です。
日本でジャーナリズムが成熟しないのはシステムのせいなのか、日本人の間でジャーナリズムの質を問うニーズがないせいかわからなくなってきました。
ブロガー(志望)
2014年02月22日 09:45
お邪魔します。
 日本には欧米のような一神教の伝統が無く、それ故に「人間対人間」で関係を作らねばなりません。それは「父は子の盗んだ羊を隠し、子は父の盗んだ羊を隠す」といったものです。ですから日本に欧米のような言論・報道の自由を求める事はできないのではと思ったりします。尤も先の言葉に関し、孟子は弟子の「伝説の聖王の一人である舜(しゅん)の父が人を殺したと連行されてきたら舜はどうするか?」の問いに対し「地位を捨てて父親を取る」と答えていますが、記者クラブの記者達は「官庁に不都合・不利益・不愉快な事は言ったり書いたりできないから、取材や報道”自体”をしません。」とは言わないようで。

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