早期警戒機4機、機種は?
次期中期防で早期警戒機4機の調達が示されています。
これは現用のE-2Cの後継ですが、空自は737ベースのウエッジテール、海自は海軍機のE-2Dを押しているとのこと。これは護衛艦とのリンク機能があるからとのことです。
本来、サーブのエリアイシステムを搭載したエンブラエルのEMB 145 もいいでしょうが、候補には入っていないようです。
本命はウエッジテールでしょう。E-2Dはターボプロップ機であり、飛行高度が低いこともあり探知距離が短く、速度も遅い。滞空時間も短いですから費用対効果が低すぎます。
対してウエッジテールは探知範囲がほぼE767に匹敵し、速度も早い。そして737ベースですから機体の整備費も安いというメリットがあります。
EMB 145 も探知範囲はウェッジテールに匹敵するでしょうし、値段も安くていいのですが、既存のE767などの自衛隊のシステムとの適合性のための改修が必要なことは課題です。また、パキスタンが導入しているので、同国経由で情報が中国に漏れている可能性が高いことは警戒する必要があるでしょう。ただ米国からのFMSではないので、部品の調達は早いでしょうし、部分的な国産化なども容易でしょう。
それから中期防には早期警戒機および早期警戒管制機とありますが、実質的に候補は早期警戒機に絞られているようです。ですが、将来的にE-767にKC45の機能合わせもった機体の導入も検討すべきでしょう。
E-767導入の時に将来の空中給油機能付加に備えて、配管だけでもしておこうという話もあったと聞きますが、そうなると財務省から給油機は削られると恐れて付加しなかったらしいです。
本来は中期的にAWACS、AEW、をどの程度追加して、あるいはどのようなISR用のUAVと組み合わせて体制を組むかという構図を示して欲しいものです(必然的にどの程度の予算がかかるかということも示すことになります)。
そのような構図を防衛省が示すことは稀であり、これでは納税者が建設的な議論を行うことが困難です。
林信吾との共著、真・大東亜戦争キンドル版1巻が現在49円とお得になっております。全17巻です
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安倍政権の安全保障軽視が露呈!やっつけ仕事の国防計画?〜安倍首相はまともに安全保障を考えていない
http://japan-indepth.jp/?p=1956
これではまるで中国政府の記者会見だ!」〜情報発信強化を謳いながら、安全保障報道で外国メディアを差別する安倍政権
http://japan-indepth.jp/?p=1939
低性能でも価格は数倍から10倍の国産小火器〜住友重機が防衛省に納入していた機関銃データの改竄も露呈
http://japan-indepth.jp/?p=1930
夢想的な平和主義者ではなかったネルソン・マンデラ〜武装組織への上手な処遇が生んだ安定政権
http://japan-indepth.jp/?p=1900
「軍事産業は国の財産」と演説した現実的政治家ネルソン・マンデラの死と「最後の未開拓巨大市場」南アフリカの現在
http://japan-indepth.jp/?p=1919
民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(1/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1821
民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(2/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1824
防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか①〜リモート・ウェポン・ステーションとは何か?
http://japan-indepth.jp/?p=1703
防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか②〜必要な調達をする気のない自衛隊と必要ない装備を技術実証する技術研究本部の悪すぎる連携
http://japan-indepth.jp/?p=1720
朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza
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本命はウエッジテールでしょう。E-2Dはターボプロップ機であり、飛行高度が低いこともあり探知距離が短く、速度も遅い。滞空時間も短いですから費用対効果が低すぎます。
対してウエッジテールは探知範囲がほぼE767に匹敵し、速度も早い。そして737ベースですから機体の整備費も安いというメリットがあります。
EMB 145 も探知範囲はウェッジテールに匹敵するでしょうし、値段も安くていいのですが、既存のE767などの自衛隊のシステムとの適合性のための改修が必要なことは課題です。また、パキスタンが導入しているので、同国経由で情報が中国に漏れている可能性が高いことは警戒する必要があるでしょう。ただ米国からのFMSではないので、部品の調達は早いでしょうし、部分的な国産化なども容易でしょう。
それから中期防には早期警戒機および早期警戒管制機とありますが、実質的に候補は早期警戒機に絞られているようです。ですが、将来的にE-767にKC45の機能合わせもった機体の導入も検討すべきでしょう。
E-767導入の時に将来の空中給油機能付加に備えて、配管だけでもしておこうという話もあったと聞きますが、そうなると財務省から給油機は削られると恐れて付加しなかったらしいです。
本来は中期的にAWACS、AEW、をどの程度追加して、あるいはどのようなISR用のUAVと組み合わせて体制を組むかという構図を示して欲しいものです(必然的にどの程度の予算がかかるかということも示すことになります)。
そのような構図を防衛省が示すことは稀であり、これでは納税者が建設的な議論を行うことが困難です。
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この記事へのコメント
大石英司氏の最近の小説で、P-1がAWACS並みに活躍する話がありました。もちろんあちらはフィクションだというのは重々承知ですが、そのあたり本当のところはどうなんでしょう?
搭載機器に関しては懐疑的です。以前から書いている通り、ソノブイの情報の処理システムも結局つかいものにならずカナダ製をライセンス生産することになりそうです。その他のもの推して知るべしではないかと。海自の掃海能力もそうでした。自称世界最高だったのが、ペルシャ湾にいって時代遅れとということが分かり愕然とした。世間では海軍は外国事情に明るく開明的というイメージがありますが、あくまでイメージだけのようです。