AH64Eアパッチが台湾に到着、陸自はアパッチをどうするんだろうね?
AH64Eアパッチ・ガーディアン、台湾に11月4日深夜到着
http://flyteam.jp/news/article/28691
さて、陸自はどうするのでしょうね。
機体は僅か13機、調達を中止した理由はブロック2の生産中止だからというのが言い訳ですが事実じゃありません。ボーイングは供給できると言っていましたからね。
調達中止はいくつか原因があります。
ひとつは無理やり富士重工で「組み立て生産」(ライセンス生産じゃありませんよ)をしたのでコストがバカ高くなった。陸自のヘリ予算は年間350億円程度です。アパッチを毎年3機も買えば消し飛んでしまいます。分かっていのたのにね。
それから部品の供給体制の問題。部品の供給が大変になってきて、米軍はボーイングに丸投げです。ところが国内では色々と大人の事情があってそれができなかった。
また民間パーツが枯渇するので、これを差し替えるために一定期間にアップグレードをしなければならないが、結構カネがかかる。これも予算上無理。
これらは事前に分かっていたはずです。他国のユーザーはそれでもアパッチを運用しているわけですよ。ブロックIを採用した国も未だに運用している。これらの情況証拠を見る限り、陸幕は無能だったということです。
米軍と同じ玩具が欲しい、天下り先ほしさに仕事を国内に落としたい、そんな胡乱な理由で攻撃ヘリを選んだわけで、その結果です。ところが偉い人たちは誰も責任を取らなかった。
挙句の果てに「初度費?なにそれ、食べられるの、それ。ウチに払えって?62機買うなんていたことないもんね」と、初度費用の支払いをバックレて裁判沙汰位になり、このために平成20年度から初度費を別途払うことになったわけです。
こんな内向きの、組織内政治に明け暮れている「陸上自閉隊」で戦争に勝てるんでしょうかね。それでUH-Xの国産開発とか、火力戦闘車の開発とか精神がアレだとしか思えません。
経済観念のない兵器マニアみたいな将官や将校は装備調達に関わるべきじゃありません。
新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております。
『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在①
http://japan-indepth.jp/?p=1131
『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在②
http://japan-indepth.jp/?p=1135
近代オリンピックは欧米の歴史コンプレックスが源流だ①
http://japan-indepth.jp/?p=1068
近代オリンピックは欧米の歴史コンプレックスが源流だ②
http://japan-indepth.jp/?p=1090
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?①
http://japan-indepth.jp/?p=979
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?②
http://japan-indepth.jp/?p=994
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?③
http://japan-indepth.jp/?p=1011
“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制①
http://japan-indepth.jp/?p=941
“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制②
http://japan-indepth.jp/?p=950
大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い①|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(3)
http://japan-indepth.jp/?p=900
大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い②|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(4)
http://japan-indepth.jp/?p=906
大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い③|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(5)
http://japan-indepth.jp/?p=909
陸自の新兵器、機動戦闘車は無用の長物
http://japan-indepth.jp/?p=755
朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(上)――不足する情報収集
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102300007.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(中)――参考になる英海兵隊
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102400005.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(下)――自衛隊はプロ集団の英海兵隊に学べ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102500005.html?iref=webronza
http://flyteam.jp/news/article/28691
さて、陸自はどうするのでしょうね。
機体は僅か13機、調達を中止した理由はブロック2の生産中止だからというのが言い訳ですが事実じゃありません。ボーイングは供給できると言っていましたからね。
調達中止はいくつか原因があります。
ひとつは無理やり富士重工で「組み立て生産」(ライセンス生産じゃありませんよ)をしたのでコストがバカ高くなった。陸自のヘリ予算は年間350億円程度です。アパッチを毎年3機も買えば消し飛んでしまいます。分かっていのたのにね。
それから部品の供給体制の問題。部品の供給が大変になってきて、米軍はボーイングに丸投げです。ところが国内では色々と大人の事情があってそれができなかった。
また民間パーツが枯渇するので、これを差し替えるために一定期間にアップグレードをしなければならないが、結構カネがかかる。これも予算上無理。
これらは事前に分かっていたはずです。他国のユーザーはそれでもアパッチを運用しているわけですよ。ブロックIを採用した国も未だに運用している。これらの情況証拠を見る限り、陸幕は無能だったということです。
米軍と同じ玩具が欲しい、天下り先ほしさに仕事を国内に落としたい、そんな胡乱な理由で攻撃ヘリを選んだわけで、その結果です。ところが偉い人たちは誰も責任を取らなかった。
挙句の果てに「初度費?なにそれ、食べられるの、それ。ウチに払えって?62機買うなんていたことないもんね」と、初度費用の支払いをバックレて裁判沙汰位になり、このために平成20年度から初度費を別途払うことになったわけです。
こんな内向きの、組織内政治に明け暮れている「陸上自閉隊」で戦争に勝てるんでしょうかね。それでUH-Xの国産開発とか、火力戦闘車の開発とか精神がアレだとしか思えません。
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“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制①
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機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
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http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102500005.html?iref=webronza
この記事へのコメント
予定通りに調達してれば、60億程度でしたよ。
マルチフューエル謳っときながら、実質的にはJP6しか使えないのが分かったとか。
まあ、メーカーの語るスペックを信じるなという事ですな。
結局は国民性がモロに出てしまうのですね。
しかし、防衛大綱にもイージス艦2隻を増備する旨明記するという報道もありますし、海空戦力が健在でないと逆上陸も奪還も無理なわけですからアパッチのみならず陸上兵力全体に例年以上の調達予算が割かれることは当分無いんでしょうね。
ヘリは練習機を安価なものにしたり、それでもできることはやっているんじゃないでしょうか。
最近は定期購読してる軍事誌が自衛隊記事ばかりで海外記事が読みたい自分には物足りなさが。。
キヨタニさんの海外レポートを楽しみにしております。
攻撃ヘリは味方戦闘機の援護が前提です。となれば使われるのは
・陸と空が同時進行する。
・制空権を取っても尚敵戦闘車両が潜んでいて、それを地上部隊と協力して狩る。
だと思います。どちらも日本では考え難いように思われます(大陸での戦闘向きの兵器?)。米海兵隊はアパッチの前身のコブラの海兵隊バージョンを持っていると聞いた事があります。日本もそれをいずもとかに積んだ方がいいのかなとも思ったりもします。
自衛隊は外部からの理不尽な攻撃等に対し、仲間で結束して立ち向かうしか無い状況にあったのではないかと思われます。仲間で結束して立ち向かうしか無いから内輪で嫌われたりして村八分になったりしたらおしまいだから組織内政治に明け暮れるのだと思います。自衛隊は国を守るよりまず自分達(の組織)を守らなければならない状況にあるのかなと思ったりもします。