中国に仏企業がヘリ装置売却 日本政府が、仏政府に懸念伝える

着艦拘束装置
※ 中国に仏企業がヘリ装置売却 日本、仏政府に懸念伝える
http://www.asahi.com/politics/update/0317/TKY201303170098.html

大石英司氏がこの件をブログで取り上げております。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2013/03/post-6fe9.html#comments

 正直、一面のトップに据えるよな記事かな? という疑問はあります。そんなのより武装ヘリのシステムとして輸出されたあれやこれやの方が遙かに問題なのに、日本のマスゴミさんはみんなスルーしたよね?w、と思ったりするわけですが。
 
 記事自体が明らかに取材不足で、その拘束装置が中国の海艦に売却されたと書いているんだけど、何言ってんだか。そのDCN社の拘束装置は、とっくに中国の軍艦に装備されているじゃんw。江凱型フリゲートとか。それも昨日今日の話じゃない。追い打ち記事で書くつもりなのか、なぜか、そのことは一切触れていない。



 日本政府は今まで抗議らしい抗議もしてこなかったので、このように抗議をすることは宜しいのではないでしょうか。
 今後ことあるごとに、この手の抗議をやると更に宜しい。特に欧州の軍需産業を関しているNGOあたりにも情報を流したり、情報交換すべきです。

 まあ、もっともフランス側から「ムッシュ、でもさ、お前ら中国の軍需産業に工作機械売っていないかい?まずそいつを止めたら?」と切り替えされる可能性もありますけどね。

 我が国も汎用品でも軍事的に利用価値の高いものは禁輸すべきです。例えばソニーのCCD素子とかね。
 アレを汎用品ですと中国やイスラエルに売るのは如何なものかと思いますけどね、あたしゃ。


 ただ、近年さすがのフランスも中国が商売相手になっており、おまけに技術をパクられるので、技術移転には神経質ですよ。でもここの企業では目先の売上げに釣られるのも良くある話で・・・

 ただ見本市などで欧州メーカーに限らず、中国人に対する警戒心はかなり強いですよ。相当なもんです。現地で取材をしているとひしひしと感じます。東洋人だと中国人かと、警戒されますが日本人とわかると途端に相手の表情が和む(笑
 先日もIDEXで、ラインメタルのブースで取材していたら、装甲車ボクサーの内部写真を撮っていた中国人がラインメタルの係員からその場で写真を消去を命じられていました。あたしゃ写真を撮らせて貰えましたけどね。


 あと本来日本は防衛省のバイイングパワーを使わないといけないのですが、これがダメですね。日本は対して買ってくれなく、商売にならないので半ばフランス側から愛想を尽かされています。

 数年前に在日大使館にいたDGAのアタッシェは韓国に移動、日本にDGAのアタッシェはいなくなりました。つまり日本より韓国の方がお得意さんというわけです。


 クズみたいな中途半端なカネ掛けて、国産ソナーや魚雷、ミサイルを作り、何倍も高い調達費・運用費を払うるならばフランスや欧州から輸入した方が余程マシ。これらは海自のOBですら批判していますよ。表にでないところではもっと仮借無い批判を聞かされております。
 だいたいまともに試射すらできないで、魚雷やミサイルが開発できますか。

 防衛産業の目先の利益ばかりを守っていると国を守れなくなりますよ。

 中国に対するサプライヤーとしてはフランスよりも問題なのはイスラエルですよ。もっと節操ない。イスラエルの上得意であるインドと組んでイスラエルを説得すべきです。イスラエルにしても技術をパクられたり、中国製兵器や技術ががハマスやイランに渡っていいるわけで、長期的にみればあんたら損なんじゃないの、と。
 まあ、対中国武器技術供与は欧州に対してもインドと手を組むのが宜しいかと。

 
 日本の装備は先進的で素晴らしいのだ、という防衛省の大本営発表と、愛国心をくすぐる無責任な評論家も多く、それを真に受ける軍オタやネトウヨが少なくないのですが、現実をよく見るべきですよ。

 しかも馬鹿高い一部の装備を買うために、人民解放軍より劣っている時代遅れの兵器は山ほどあります。

 非効率なR&Dと調達を止め、防衛費の中でR&Dの予算比率を増やし、同じ分野の国内メーカーを再編し、外国企業との共同開発を促進すべきです。


 研究開発費、特に基礎研究費は少なく、実戦経験もなく、満足に実射できる試射場も、予算もなく、市場で揉まれたこともなく、外国の情勢の把握も、情報収集や情報交換も殆ど行わずに世界最先端の装備が開発できるならば誰も苦労はしませんよ。


 それでも我が国は優秀な兵器が作れるのだと主張するのは、それは日本民族が優秀だからとなのだという選民主義です。本当にそうならいいんですけどね。ところが世の中は甘くない。

  
 そのような事実を見ない自慰的かつ、尊皇攘夷的な選民主義を弄ぶのは気持ちがいいでしょうけど、やがて手ひどい敗北を蒙る可能性が高いです。 実際にかつて我が国はそのような敗北を喫したのですけどね。まあ、これは一種の宗教だから信じている人には何を言っても無駄でしょうけど。






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この記事へのコメント

チャイカ
2013年03月20日 06:39
もうしわけございません、清谷様
チャイカです、先日は私の未熟な投稿に対し、
御指導等ありがとうございます。
 先に私の作動ミスで、書きかけの文章が投稿されたかも知れません。
まことに申しわけございませんが、
その場合は削除してください。
いつも、西欧や中東等の現地の貴重な情報とそれにもとずく御指摘ありがとうございます。
 今回の御指摘、素人の私にも耳にいたいですが、重要だと思います。
しかし、いくつか気になったことがあります。
それは、どこの国でも予算の制約はあります。
そして、防衛に理解が深く、法的整備等がされているとは言え、日本より国土面積が狭く、
実験/演習場所も恵まれない国も多いです。
また、実戦経験ですが、例えば、スイスは日本同様ありませんし、2000年代以降、大幅な制約の中、100人以上の部隊派遣がされている日本のほうが、経験をつんでいるのでは?
そして、装備、技術情報は80年代以降、大幅な制約を付けることも見られるものの、豊富な経験を持つアメリカから直接、間接的に得ている
のではないでしょうか?
これらを踏まえると、多くの問題があるとはいえ、日本は決して低くない一定水準の装備を開発できる。
いや、行っているのではないでしょうか?
技術、装備開発は技術導入や共同開発だけでなく、自分で試行錯誤しなければ身に付かないのですから。
素人の長文投稿、真に申しわけございませんが、いかかでしょうか?
ブログ主様の御指摘、御指導をお待ちしています。
unimaro
2013年03月21日 22:11
ははぁ、自衛隊、防衛省は、世界の現実を見たくないから、米方面しか見ないんですねー。
世界をみちゃったら認めなくっちゃならない。でもそれじゃぜんぜん「おいしいことができない」。なんですねぇ
ノン
2013年03月31日 10:54
個々の技術はトップクラスでも装備自体の設計が大艦巨砲主義だと思います。

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