自衛隊機にバイオ燃料 防衛省検討、先行の米軍と互換性 それよりも優先すべき合成燃料
自衛隊機にバイオ燃料 防衛省検討、先行の米軍と互換性
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E0E2E0998DE0E0E2EAE0E2E3E38297EAE2E2E2;at=ALL
防衛省は自衛隊の航空機や艦艇などの燃料に温暖化ガスの排出抑制効果があるバイオ燃料を活用する方向で検討に入った。今年度の第3次補正予算案に実用化へ向けた調査・研究費を計上し、既存の装備を改造することなくバイオ燃料を活用できるかどうか検証作業に入りたい考えだ。バイオ燃料の導入を始めた米国の動きに呼応するとともに、環境負荷低減にもつなげる狙いがある。
ぼくは3年ぐらい前から米軍の代用燃料導入に関して色々書いてきました。
この記事には紹介されていませんが、米空軍は来年からケロシンと、石炭や天然ガス由来のFT合成燃料を混合した燃料を導入します。
米国防省が代用燃料を導入する第一の理由は燃料の中東依存脱却です。また燃料費の削減です。基地では電気自動車を導入したりもしています。
この記事だけを読むとまるで米軍はエコを最優先にしているかのように勘違いします。
米軍もそうですが、自衛隊にも高価なバイオ燃料を大量に導入する予算的な余裕はありません。むしろ天然ガス由来のFT燃料の導入を優先するべきです。
そもそも未だに、二酸化炭素削減=エコというインチキ臭い臭いがプンプンするプロパガンダに載ってより高いバイオ燃料を急いで導入する必要があるのでしょうか。
そもそも温暖化の原因も特定でていないし、温暖化が進むかどうかも疑わしいわけです。
にもかかわらず、二酸化炭素削減=エコであると世論を誘導したのはこれで儲かる穀物メジャーや排出権取引ビジネスに関わる連中、原発関係者でしょう。ですから原発=クリーンエネルギーなんて宣伝していたわけです。
先のパリエアショーでもバイオ燃料専門のブースがあり、航空業界はバイオ燃料の導入に前向きのようですが、それはイメージ優先のような気がします。
地下資源を利用したFT燃料も有害廃棄物が少ない「クリーンエネルギー」です。二酸化炭素の発生だけがエコじゃないでしょう。しかも燃料用トウモロコをつくるためにシジャングルを切り開いて畑にすることがエコなんでしょうか。
無論地下資源に頼らないバイオ燃料は将来的には有望でしょう。
現状ではFT燃料の方が有望です。自衛隊にFT燃料を導入し、ひいては民間の航空機や自動車まで広げるべきです。FT燃料ならば自動車のエンジンも無改良で導入でき、インフラに対する追加投資は最小で済みます。
FT燃料導入に併せて車輛、艦船のハイブリッドを進めればかなり燃料費を下げることができるでしょう。またこのような取り組みを民間に波及させる政策を取るべきです。多分防衛省と経産省が協力すべきですが、現状は無理でしょう。内閣府に専門の大臣でもおいて、省庁の垣根を越えた政策をつくるべきです。
自衛隊とFT合成燃料
http://kiyotani.at.webry.info/200801/article_4.html
WEBRONZA+
なぜ合成燃料を積極導入しないのか(2011/03/23)
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032300006.html
合成燃料(2)軍用車両でも威力を発揮するFT燃料(2011/03/25)
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032400009.html
合成燃料(3)官民あげて自衛隊の省エネを推進せよ(2011/03/30)
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032900004.html
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E0E2E0998DE0E0E2EAE0E2E3E38297EAE2E2E2;at=ALL
防衛省は自衛隊の航空機や艦艇などの燃料に温暖化ガスの排出抑制効果があるバイオ燃料を活用する方向で検討に入った。今年度の第3次補正予算案に実用化へ向けた調査・研究費を計上し、既存の装備を改造することなくバイオ燃料を活用できるかどうか検証作業に入りたい考えだ。バイオ燃料の導入を始めた米国の動きに呼応するとともに、環境負荷低減にもつなげる狙いがある。
ぼくは3年ぐらい前から米軍の代用燃料導入に関して色々書いてきました。
この記事には紹介されていませんが、米空軍は来年からケロシンと、石炭や天然ガス由来のFT合成燃料を混合した燃料を導入します。
米国防省が代用燃料を導入する第一の理由は燃料の中東依存脱却です。また燃料費の削減です。基地では電気自動車を導入したりもしています。
この記事だけを読むとまるで米軍はエコを最優先にしているかのように勘違いします。
米軍もそうですが、自衛隊にも高価なバイオ燃料を大量に導入する予算的な余裕はありません。むしろ天然ガス由来のFT燃料の導入を優先するべきです。
そもそも未だに、二酸化炭素削減=エコというインチキ臭い臭いがプンプンするプロパガンダに載ってより高いバイオ燃料を急いで導入する必要があるのでしょうか。
そもそも温暖化の原因も特定でていないし、温暖化が進むかどうかも疑わしいわけです。
にもかかわらず、二酸化炭素削減=エコであると世論を誘導したのはこれで儲かる穀物メジャーや排出権取引ビジネスに関わる連中、原発関係者でしょう。ですから原発=クリーンエネルギーなんて宣伝していたわけです。
先のパリエアショーでもバイオ燃料専門のブースがあり、航空業界はバイオ燃料の導入に前向きのようですが、それはイメージ優先のような気がします。
地下資源を利用したFT燃料も有害廃棄物が少ない「クリーンエネルギー」です。二酸化炭素の発生だけがエコじゃないでしょう。しかも燃料用トウモロコをつくるためにシジャングルを切り開いて畑にすることがエコなんでしょうか。
無論地下資源に頼らないバイオ燃料は将来的には有望でしょう。
現状ではFT燃料の方が有望です。自衛隊にFT燃料を導入し、ひいては民間の航空機や自動車まで広げるべきです。FT燃料ならば自動車のエンジンも無改良で導入でき、インフラに対する追加投資は最小で済みます。
FT燃料導入に併せて車輛、艦船のハイブリッドを進めればかなり燃料費を下げることができるでしょう。またこのような取り組みを民間に波及させる政策を取るべきです。多分防衛省と経産省が協力すべきですが、現状は無理でしょう。内閣府に専門の大臣でもおいて、省庁の垣根を越えた政策をつくるべきです。
自衛隊とFT合成燃料
http://kiyotani.at.webry.info/200801/article_4.html
WEBRONZA+
なぜ合成燃料を積極導入しないのか(2011/03/23)
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032300006.html
合成燃料(2)軍用車両でも威力を発揮するFT燃料(2011/03/25)
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032400009.html
合成燃料(3)官民あげて自衛隊の省エネを推進せよ(2011/03/30)
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032900004.html
この記事へのコメント
天然ガス・石炭とも輸入である日本では、意味が無いのでは?