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zoom RSS 災害時に報道ヘリを 被災者支援につかえないか

<<   作成日時 : 2011/04/02 13:04   >>

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 我が国には報道用ヘリが100機ほど存在するそうです。
 これは極めてユニークだそうで、他の国でこんなに多く報道ヘリはないそうです。

 というのも、他国に比べて新聞やテレビの規模が大きく、各社がヘリを所有しているからです。


 さて、災害時にこれら報道ヘリを取材ではなく、災害の物資の輸送などに使えないでしょうか。今回の自動車が入っていけない場所に孤立した被災者も多数おりました。
 このような場合に報道ヘリを貨物輸送や連絡に使えば非常に助かります。

 どうせ、撮れる「絵」は大同小異です。
 ならば報道用には10機程残して、これを各社で相乗りして使えば宜しい。
 
 福知山線事故のときは各社のヘリが多すぎて、騒音が酷く、救助活動の邪魔になったという話もあります。
 報道ヘリは少ない方が宜しいのではないでしょうか。

 残りの90機を3交代で災害救援に使えばかなり役に立つと思います。
 燃料や維持費は国が持てばいい。
 チャーター料金を払ってもいいでしょう。平時からそのような取り決めをしておくべきです。
 
 報道ヘリに限りませんが、民間ヘリで自衛隊を退役したパイロットや整備員を雇用した場合、その人件費の一部を防衛省が負担する代わりに有事には機体ごと徴用するようなシステムもつくるべきです。
 現状自衛隊で得た技能は法律上民間では使えないことになっています。これを変えていけば、官民の人材交流、自衛官の再就職にも有利だと思います。
  
 まあ、ここぞという時に報道ヘリを取り上げられるとなると報道機関は嫌がるでしょうけど。


WEBRONZAにて以下の記事を寄稿しております。
なぜ合成燃料を積極導入しないのか
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032300006.html

合成燃料(2)軍用車両でも威力を発揮するFT燃料
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032400009.html

合成燃料(3)官民あげて自衛隊の省エネを推進せよ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2011032900004.html


日経ビジネスオンラインに以下の記事を寄稿しております。
「災害現場で活躍する自、衛隊の課題前線で働く『士』がいない」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110324/219123/?rt=nocnt

災害現場に急行した自衛隊の実力
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110318/219041/

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コメント(20件)

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キヨタニさま
私も同感です。また、報道以外でも民間のヘリを物資輸送などに投入すべきではありませんか。
空自が早期警戒機を出して、空中統制すれば何とかなると思うのですが。

ところが、実際には民間のヘリは飛行禁止らしいですね。有志が国交省の命令を無視して、自主的に救援物資を自費で運んでいるそうです。
着陸すると、一応、警察官がくるらしいですが、身元確認程度でおとがめなしとか(当たり前ですよね)。
何で、国交省は頭が固いのでしょうか。
ブリンデン
2011/04/02 15:34
KL
JL
2011/04/02 16:07
>ここぞという時に報道ヘリを取り上げら
れるとなると報道機関は嫌がるでしょうけ
ど。
 
最後のこの一文で結論出てませんか?
ヘリの数、報道姿勢、「絵」の大同小異
確かに仰る通りです。
しかし報道各社はまさに今回のような
時のために高コストとわかっててもヘリ
を運用してるのでは?
ここで使わずいつ使う?
善悪はともかく、マスコミが一番欲する
のはスクープであり、チャーター代や
燃料代ごときで手放す報道機関など存在
しません。 
人道的、倫理的に正しくてもあまりに
非現実的です。
 
まるで余剰の社用車貸し出すかのような
感覚は単なる理想論ではありませんか?
いくいな
2011/04/02 16:50
100機っても全国バラバラに配置してんじゃないかな?それを被災地まで集め運用するためのパイロットや整備員、燃料、部品他にもイロイロ問題がありますが、その辺は考えていますか?諸問題は全部、丸投げで素人考えを披露して面白いですか?

確かに氏の発想は斬新で面白いですし完全否定はしませんが・・・実現する可能性もまたほぼ完全に0%です。
名無しT95神信者
2011/04/02 18:03
緊急時には協力して欲しいものです。
普段我々フリーランスを排除して情報を独占しているわけですから、このくらいのご奉公をしてもバチは当たらんと思いますが。
キヨタニ
2011/04/02 19:09
マスコミが同意するかは別にして、報道ヘリの運用は外注ですよね。新聞社は固定翼機も含めて自社所有をしているようですが。
確か、ヘリの場合、朝日航洋、中日本航空、東邦航空あたりが受託先の大手だと思います。これらの会社に所属するヘリを一時的に転用するのであれば、十分可能だと思います。今朝の産経新聞に全国自家用ヘリコプター協議会が10機体制で自主支援をしているようですが、燃料代の負担などで、稼働が下がっているという記事がありました。これも国が燃料などを負担すれば、もっと活動できそうな気がします。
報道がだめでも、民間ヘリの活用も考えて良いのではないでしょうか。
ブリンデン
2011/04/02 21:01
発想としてはおもしろいと思います。
現実問題として、全国で100機あっても結構ばらけているので実際には90機も集まらないだろうとか、大型機はまずないので物資輸送や救難に使うのは困難だろうとか、問題点は山積みでしょうけど。

でもまぁ、こういったときに行方不明者の捜索とかに、周辺地域のヘリを何機かチャーターできれば(当然、その際は取材も可にしておく)引き受けるところが出るかも…とか思ったり。

>  現状自衛隊で得た技能は法律上民間では使えない

これってものによるんじゃ?
取得した資格が自衛隊内部の資格では当然そうなるでしょうけど、国家資格であれば関係ないはず。
航空機のライセンス体系についてはどうなっているのかよく知りませんけど、大型旅客機なんかだとそもそも1機種1ライセンスですからどうあがいても再訓練は免れないですけどね。
Null_Devices
2011/04/02 21:06
>燃料や維持費は国が持てばいい。
> チャーター料金を払ってもいいでしょう。平>時からそのような取り決めをしておくべきです

電波法の適応を受けるアマチュア無線には総務大臣命令で「非常の場合の無線通信」というものを各無線局に行わせる事が出来ます。この場合は必要経費は国から支払われます(もっとも、現在まで無線局が自主的に完全にボランティアで通信を実施する「非常通信」しか実施された事は有りませんが…。
 航空法なら国土交通大臣の範疇でしょう。今震災の教訓として清谷様のおっしゃるような「非常の場合の運航体系」に関する建設的発展を願いたいものです。

> 報道ヘリに限りませんが、民間ヘリで自衛>隊を退役したパイロットや整備員を雇用した>場合、その人件費の一部を防衛省が負担する>代わりに有事には機体ごと徴用するようなシ>ステムもつくるべきです。
 アエロフロート方式ですね(もしくは戦前のトラック等)。国と個人の権利がぶつからないような上手な解決策が見つかるとよい、否、見つけるべきと考えます。

>ブリンデン様
>空自が早期警戒機を出して、空中統制すれば>何とかなると思うのですが。
同様の事は御巣鷹山でも試みられたのですが、御巣鷹山は運輸省の定める(=自衛隊に委託された)管制区域では無いという理由を盾に自衛隊の統制には従わなかった民間ヘリも多かったと聞いております。この辺りも自衛隊だけでは何ともならない問題ではないかと感じております。
exJASDF
2011/04/02 22:14
また、ブリンデンさんがおっしゃる
>着陸すると、一応、警察官がくるらしいです>が、身元確認程度でおとがめなしとか(当た>り前ですよね)。
これも航空法上は違反ですからね(ヘリの事前許可ない場外着陸は原則として緊急事態以外認められていなかったとおもいます」は…警察としては上級司令部から命令を受けない限りは(現場の感情とは別に)取り締まりをせざるを得ない…。

しかし、これらはなんとか解決しなくてはならない問題だと考えます。民間機による物投も電話一本の届け出でで可能に改善されましたが、こんなものは機長の責任で実施させればよいのではないかとすら思ってしまいます。

 報道に使用しているヘリ、小型とはいえレポーターとカメラマンを卸せば150〜200kgのペイロードが確保できるでしょう。水でいえば70〜100人/日位の量ですから馬鹿にはできないかと思います。また、山小屋などに物資をカーゴスリングで運び上げているヘリなどはそのまま物資集積所から避難所への運搬手段に使用できそうな気もするのですが…。

 本当に貴重な有効資源が活用されていないようで歯がゆくて仕方ありません。

>  現状自衛隊で得た技能は法律上民間では使えない

仕える物も有れば使えない物も有ります。
exJASDF
2011/04/02 22:16
現場では医師法が一部停止されています。
そうしないと海外からの救難チームが活動できないからです。やれば法規の問題はなんとかなります。ですが、このような有事に際して法律を振り回して救助活動を妨害する小役人が多いのも事実です。

平素から有事の法制制限に関して各省庁で申し合わせをしておくべきです。

また改めて有事法や国民保護法などを見直し、戦時は勿論、大災害でも関係各位が合理的に動けるように改正を行うべきだと思います。


キヨタニ
2011/04/03 10:55
海堂尊の医療小説「ジェネラルルージュの凱旋」では、
漫画版では救急医療が発生している際に
「どうして報道ヘリはあんなに沢山いるのに、患者を搬送してくれないんだ」
みたいなことを言っていた記憶があります。
へろ
2011/04/03 11:54
私は公明党の支持者ではないのですが、公明党が国土交通省に対し、東日本大震災の被災地で自衛隊以外のヘリコプターからの支援物資投下について、空港事務所への電話連絡だけで行えるよう要望したそうです。その後、3月17日に航空法の柔軟運用を始め、民間のヘリコプターについて、各空港事務所への電話連絡だけで認めるようにしたそうです。
ブリンデン
2011/04/03 12:27
被災地に直接飛ばれると他の救助ヘリの活動を制約したり、被災者には邪魔な存在ですし、ただえさえ少ないガソリンも喰いちらします。運べる量も微々たるもの。運ばれる物資は現地ではたしかに貴重ですが、量が少ないので奪い合いになり人心を乱します。そんな事になるならこっちにくんな少なくとも地上に下りるな。
無知は怖い
2011/04/03 12:56
>無知は怖い

あんたの方が無知だよ。運ばれた物資が少なかろうがなんだろうが被災者にとっては命の燃料だ。
奪い合いになるから人心が乱れるだ?日本と発展途上国を同次元で語るな。
あんたみたいな被災経験のない専門家ごっこしか脳が無い人間にあーだこーだ言われたくない。
阪神大震災の時、俺がいた避難所では子供と老人にまず優先して食糧を配っていた。日本人にはそういう芸当が被災していても出来るんだよ。 
は?
2011/04/03 16:10
>無知は怖い
少量でも小型の民間ヘリで物資輸送する活動は既に実在しています。
http://ameblo.jp/hcj-info/
被災者からも感謝されているようですが。
ところで、普通の日本語で書いて大丈夫ですよ?
合理的超能力
2011/04/03 16:37
>ただえさえ少ないガソリンも喰いちらします。

今のヘリの燃料はケロシンですよ。
因みに
2011/04/03 20:06
阪神大震災の際の教訓です。この中で問題点として挙げられているもののうち、どの程度が改善されていたのでしょう…。


http://www.bousai.go.jp/1info/kyoukun/hanshin_awaji/data/

http://www.bousai.go.jp/1info/kyoukun/hanshin_awaji/data/detail/1-6-2.pdf
exJASDF
2011/04/04 12:37
操作ミスで連投に成ってしまいました。お手数ですが削除の程宜しくお願い致します。>清谷様。

 上記文書を読んでみますと、御巣鷹山の際にすでに問題視されていた

>自衛隊による情報提供は法的権限がないため、
>協力しない航空機もあり、ニアミスなどの危
>険な状況も発生した。

が阪神大震災でも起きていた事が判りますね。

各省庁寄せ集めで「協力」や「依頼」はできても「統制」や「指揮」が出来ない(←これらは本来は政治の仕事ですけれどもね(^_^;))状態では混乱は必須でしょう…。

 清谷様のおっしゃる所の、
>平素から有事の法制制限に関して各省庁で申し合わせをしておくべきです。
は非常に大切なことだと考えます。この様な事が今一つ進まないのは、嫌な事は考えたくないという日本人に見られる欠点の一つも関係しているのではないかと思うのですが、これなくしては、例えば自衛隊という人形を作っても魂が入っていない様なもので、まともな活動は期待できないのでは無いかと考えます。
 また、有事という想定外の連続する状態では法律を特例的に操作して物事を為す必要性はどうしても有るのですが、平時に考え得る事は考え、意見を広く求め(場合によっては個人の権利の問題とも関係しますし)て決定し公にする事も必要でしょう(総務省は非常時に限ってアマチュア無線のクラブ局について、クラブのメンバー以外の者が無線設備の操作を許す法律改正を震災前に考えていました。今回の震災までに改正は間に合わなかったようですが…因みに、こういう事を考えているから災害が起きる!的な事を真面目に言う人が存在するのも事実です…)。
exJASDF
2011/04/04 18:16

>また改めて有事法や国民保護法などを見直し、戦時は勿論、大災害でも関係各
>位が合理的に動けるように改正を行うべきだと思います。

本当にその通りだと考えます。今一つ気になっているのが、被災地で災害対策本部が立ちあげられている訳ですが、行政と自衛隊とはどういう関係に有るのでしょうか? 行政は自衛隊に「どこまで依頼して良いか分からない」、自衛隊は「行政に対しどこまで入り込んでよいかわからない」という「お見合い状態」になっていなければ良いがと危惧しております。

民間ヘリの活用一つとっても、ヴォランティア的なお願いしかできない現状と、国が個人にどこまで求める事が出来るのか…。中々難しい問題ですが、いつまでも先送りしていては成らない問題だと考えます。
exJASDF
2011/04/04 18:21
梅沢富雄さんが

>現場の人間に必要な権限を渡せないので
>あればうまく物事が進むように権限を持
>つ人間が現場に行ってほしいと。
http://ameblo.jp/umeza-watomio/entry-10847094823.html
と書いていらっしゃいます。自衛隊にその任を付与するのが適切かどうかはまた議論の余地が有るでしょうが、今回のように地元自治体がまともに機能しなくなった場合には、このような着眼も必要になってくるのではないでしょうか…。

exJASDF
2011/04/06 21:09

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