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zoom RSS 【速報】平成23年度 防衛予算概算要求

<<   作成日時 : 2010/09/01 00:23   >>

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平成23年度防衛予算概算要求の速報です。

海自
 固定翼哨戒機P-1 3機551億円(1機183.7億円)
同上      P-3C 延命1機 6億円
        UH-60J延命2機 13億円(1機6.5億円)
(延命の内容が気になります。)

艦艇への地上波高速IP通信機能の付加、が新規

平成30年代に調達する次世代護衛艦搭載システムの研究

空自
次期輸送機C-2  2機 384億円(1機192億円)
(これに初度費が加わりますから1機当たり200億円を越えます)
 次期救難ヘリコプター 3機  169億円(1機56.3億円)

高々度対空型無人機の部隊運用基盤に関わる海外調査。
先島諸島における電波環境技術調査の実施。
C-130Hに輸送機自己防御装置などを整備。
航空総隊副司令官(仮称)の新設。
F-2空対空能力向上として3カ年分、36機分のレーダーを集中調達。
AIM-7用ロケットモーター 3カ年集中調達

将来戦闘機に関する研究
先進統合センサー・システムに関する研究、次世代エンジに関する研究、ウエポン内装化技術に関する空力研究


陸自
10式戦車 16輛161億円(1輛10.1億円)

国際活動基盤の整備
UH-60JA防弾板の搭載

研究開発
陸自次期汎用ヘリ(UH-1Jの後継)36億円(一部)
AH-64D 1機 54億円
(もう2機調達の予定。意外にお安いお値段。これを買わないと富士重工から追加で裁判を起こされます。13機揃えば、教育用、補機を含めてなんとか一個飛行隊の格好が付きます)
各種自体など対処能力の向上
戦闘装着セット、個人用暗視装置、個人携行救急品の整備
(具体的な金額、プランは明示されず)
また国際平和協力活動対応能力の向上の項目では「個人携行救急品(国際用)」とあります。何が違うのでしょうか。

特殊部隊攻撃対象能力
近距離監視装置、対人狙撃銃の整備、警戒・監視訓練
(近距離監視装置はサーマルイメージャー、GPS、コンピューターなどを組み合わせた、いわゆるISRアセットだと思われますが、これは現在通常装備になりつつあり、これを対特殊部隊装備と位置づけるのはどうでしょうか)

上級曹長制度(仮称)の新設
准尉を廃止し、「兵・下士官」の長として上級曹長(仮称)の階級を新設。

人的戦闘力の充実
と、あるのですが、定員は本年度より100増えますが、実員は本年度同様、141,200名で同じ。

戦闘装着キットは本年度が16,762セットから17,662セットに増加
個人防護装備(NBC)15,000セット。これらはまだまだ足りません。


その他
サイバー攻撃などへの対応
CH-47JAのエンジン改修アラビア語専門家の養成

防衛研究所に政策研究部(仮称)の設立

今年も各装備の初度費の金額が明示されていません。各装備の値段だけをみた納税者は実際よりも安く誤解します。防衛省はそのような「誤解」を歓迎しているようにも見えます。


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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
清谷さん、次のテレビ出演はいつですか?

また、生放送の政治討論番組などに出演して欲しいです。
テレビで、清谷さんが活躍される姿を見たいです。
清谷さんのファンです
2010/09/01 01:59
XC-2の初度費は調べたら270億位だという情報がありました。その場合、40機調達予定ですから一機当たり200億位でしょうか。ほぼ同規模のA-400Mは400億を越えそうです。恐らく単価は300億位でライセンス生産で2倍600億、輸入で1.5倍450億ですからね、たぶん。比較したら安いと感じました。
ぐすたふ
2010/09/01 05:41
>次のテレビ出演はいつ?
>生放送の政治討論番組などに出演して欲しいです。

無理でしょww
>テレビで、清谷さんが活躍される姿を見たいです。
あなたも人が悪いですねそんなに無様な姿をさらさせたいのですか?
ケンケン
2010/09/01 08:56
>ケンケン
支持する方も多いです。
コメント欄での議論では清谷氏の主張に賛同する方がたくさんいました。そのような方々は再登場を心待ちにしているのではないでしょうか?
どなたかXC-2の正確な初度費を知っているなら教えて下さい。お願いします。
ぐすたふ
2010/09/01 09:25
Apache が1機54億円ですか。あの大騒ぎは何だったんだろ…
陸自の人はもう少しまじめに装備調達という物を考えてほしいなぁ
# いやまぁ、陸自にかぎんないけどさ
Null_Devices
2010/09/01 10:34
 P-3Cは日本が誇る偉大な資産です。数の
上では、今後はなるべく延命をしてほしい
と思いますが、理想を言えば、主翼を拡大、
複合材にし、エンジンを強化、スキュード・
プロペラとし、ハイドロ・プログ方式の空中
装置を搭載した機体を妄想している今日この
ごろです。
名無しk
2010/09/01 20:11
いゃぁ、ロングボウの追加調達は無いものと思っておりましたから、素直に喜んでよいものか、ちょっと考え込んでしまいました。だけども今後も戦闘ヘリ部隊を維持するつもりですかね、陸自は。現行のコブラにしても、未来永劫、飛べるわけではありませんし。いずれは新型機(外国製か国産機かは分かりませんが)と交替させるなり、自然減に任せるなり、何らかの判断を余儀なくされる事は避けようがないでしょう。最近は各幕僚監部(特に空幕)に主体性が無いように見受けられる気がするのが不安といえば不安です。
かつかつ
2010/09/01 20:54
Null_Devicesさん
まさに「円高万歳!」ではないでしょうか…。

ぐすたふさん
防衛省が昨年公表したLCCレポートでは、264億円と見積もられていました。>C-2初度費
http://www.epco.mod.go.jp/about/pdf/21lifecyclecost_houkokusyo.pdf
ただし、同レポートは、機体そのものの調達費は(試作初号機の調達実績を参照して)1機平均約130億円としています。
10式戦車も掲載されてますが、初度費66億、調達費1両8.78億円となってますね。
568
2010/09/02 23:23
アパッチは富士重工生産なのでしょうか、ボーイングからの完成品輸入なんでしょうか

残りは、コブラを使い続けるのか他の機体を調達するのでしょうか
アンドロ
2010/09/08 18:02
恐らく富士重でラ国です。既に同社がコンポーネントを抱え込んでいるので、それを無視して輸入するとその分の金額にかんしても訴訟をおこされるでしょうから。

OH-1の攻撃ヘリ型を開発しようという「壮大」な計画がありますが。多分実現はしないでしょう。
キヨタニ
2010/09/08 18:18
>OH-1の攻撃ヘリ型を開発しようという「壮大」な計画がありますが。多分実現はしないでしょう。

OH-1の攻撃ヘリ型に期待していたのですが、実現しない可能性が大きいということですね。何が問題なのでしょうか?教えていただければ幸いです。
はちはち
2010/09/16 03:06
コストが高いからです。
生産機数は多くても50機ほど、多分実際は30機程度でしょう。既にアパッチがあるし、攻撃ヘリの必要性に疑問の声もある。
OH-1の改良といっても、エンジンを替えると、
トランスミッションも一新します。調達単価はかなり高くなるでしょう。
それに加えて開発費、初度費を機数で割ればこれまたかなり高額になります。
キヨタニ
2010/09/16 10:36
御回答ありがとうございます。

技術ではなくてコストの問題ということですね。コストの問題は他の装備についてもいえることなので、予算増加がとても見込まれない状況では解決が難しいですね。海外への輸出が認められれば量産できるでしょうけど、認められとしてもセールスがうまくいくかどうかは分からないですね。
はちはち
2010/09/16 13:28
日本の装備は高すぎて海外では売れません。
汎用ヘリであるUH-Xにしても輸出は絶望的です。そもそもメーカーには私企業としてこのビジネスでメシを喰っていこうという気位がなく、国に頼って税金で食いつなごうとしてます。このような商売をしていては近い将来日本の航空産業は大変なことになると思います。
キヨタニ
2010/09/16 14:08
日本の装備が高いとのことですが、たしかに現在の価格のままでは高すぎて海外では売れないとおもいます。それでも、量産効果が期待できるくらい大量に発注してもらえれば単価が下がると思いますが、そういうことは期待できないでしょうか(言い換えますと、XXXだけの個数を契約してもられば、単価はYYYまで下げることはできます、というように交渉することは不可能でしょうか?)たとえ、そういう交渉ができても日本はそもそも人件費などのコストが高いから諸外国とは競争できないというなら、どうしようもないですが、、、「日の丸親方」体質が問題ならば、大変なことになる前に改善できればよいのですが。
はちはち
2010/09/16 20:11
コスト削減が出来ない理由は拙著「防衛破綻」で詳しく解説しております。ご一読ください。
キヨタニ
2010/09/16 21:45
「防衛破綻」ですね。ありがとうございます。予算が減っていく状況なので、コスト面などがいまよりも良くなることを祈っています。
はちはち
2010/09/16 23:25
清谷先生、はじめまして。「仏の鬼陸曹」と申します。いつも各誌での記事、興味深く拝見させて頂いております。

実は小生OBでして、駆け出しながら軍事ライターやっとります。現場と後方の両方に勤務経験がありますが、「装備調達の問題」に関しては、小生もすご〜く憂慮していたりします。特に、近年における陸幕航空機課の「迷走ぶり」とか…。

ですが、あまり自衛隊(防衛省)をいじめないで下さいね(笑)。これでも、小生が入隊した頃に比べて少しはマシな組織になったんですから。「随契」も昔より減ったし、一括調達するワザも覚えたし(笑)。

先生の著書ではありませんが「こんな自衛隊に誰がした」んでしょうか?防衛省・自衛隊を取り巻く周囲の環境のせいにしたくはないのですが、調達に関わる現場の担当者は「被害者」だったりするのです。
仏の鬼陸曹
2010/11/22 02:03

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