田母神論文騒動と「派遣村」の相似点
さて、まず田母神論文ですが、これは当初防衛省記者クラブではまったく問題になっていなかったそうです。
それ自身が記者クラブの記者達の問題のような気がします。内容は別にして、現職の空幕長が懇意の企業の懸賞に応募して、多額の賞金をもらっちゃった訳ですから、「李下に冠を正さず」で、このようなことは自粛すべきでした。そういう質問をした記者はいなかったそうです。
記者クラブでのやり取りはこんなものだったようです。
「この賞金、何に使うんですか?」
「君たち記者諸君にラーメンでもご馳走しようか」
てなもんで、シビリアン・コントロールのシの字もで出こなかったそうです。
それが後になってあの大騒ぎです。
何故問題になったかというと、ぼくの知りうる限りでは、事前に報告を受けていた 中江公人官房長がどういう理由だが事後になって大騒ぎをして、増田好平事務次官にご注進。
それからメディアが大騒ぎとなったそうです。
何か内局のエライ人たちに騒ぎを起こしたい理由でもあったのでしょうか。メディアは記者会見では問題にしなくても、次官が騒ぐとメディアは問題にするようです。
逆に言えば、官房長官が騒ぎを起こさなかったらこの件は問題にならなかったということです。
この一件の真の争点はぼくが思うに戦後我が国は思想侵略、プロパガンダに対してまったく無防備だったことは是か非かということです。
周辺国のブラック・プロパガンダは皆真実として受け入れなればいけない、という、それこそ「自虐的な」メンタリティが放置されてきました。
別に軍事による侵略だけが侵略ではありません。それに対して無防備でいいのかということです。
ところが、シビリアンコントロールの問題だけがフレームアップされました。
ぼくがオタク文化の伝播は国益上重要と主張してきたのは、「南京大虐殺の国」と認識されるされるよりも「ドラえもんの国」と認識される方が、我が国のイメージが遙かによくなります。
また我が国の事情や生活、日本人の思考などに触れていれば、南京大虐殺やら慰安婦問題などを「事実」と教え込まれていても、次第に「ホントかいな?」疑問を持つようになるでしょう。
仮に南京大虐殺は事実と信じても、ドラえもんも好きだったなら、さほど日本に悪感情は持たないでしょう。つまり日本のポップカルチャーはブラックプロパンダに対するカウンターとして働くわけです。
無論これを政府が大々的にやれば他国から文化侵略だと反感を買いますから、政府は海賊版とか、著作権に対するトラブルにだけ介入し、静観していればいいわけです。何もしなくとも自然に広まります。
我が国もプロパガンダ、思想侵略に対する対策をとるべきです。
一方派遣村ですが、派遣村といつつ、実際の「村員」の構成のかなりは派遣切りの「被害者」ではなかったようです。しかも年末のニュース枯れの時期に東京のど真ん中であれをやればメディアは飛びつきます。
しかも彼らの行ったデモなどを見ていれば、これは手慣れた人間のオーガナイズであることがよくわかります。
派遣村の取材では大手メディアは腕章の着用を義務づけれていましたが、主催者の「身内」であろう「市民派」のミニコミなどはそのような制限は受けていなかったようです。これまた報道されませんが。
そもそも昨日今日、一緒になった「派遣切り」の「被害者」がメディア管制も含めて、こんなことは出来るわけはありません。
しかも自治体などが「派遣切り」の「被害者」達に臨時の仕事や住居を用意したにも関わらず、応募はほとんど無かったことが何が事実か物語っています。
派遣村はプロ市民達の周到な計画なプロパンガンダだったわけです。
ご存じのように我が国では報道される「市民運動」とは本来の市民運動とはまったく別な、プロのプロパガンダ屋達の仕業ですが、それを報道しません。
このため日本全国が極めてバイアスのかかった情報を「事実」として認識してしまったわけです。
つまりこの二つの問題に共通しているのは、二つともプロパンガンダの関する問題であり、我々日本人はメディアも含めてプロパガンダに極めて脆弱なお人好しである、とことを露呈したことでした。
それ自身が記者クラブの記者達の問題のような気がします。内容は別にして、現職の空幕長が懇意の企業の懸賞に応募して、多額の賞金をもらっちゃった訳ですから、「李下に冠を正さず」で、このようなことは自粛すべきでした。そういう質問をした記者はいなかったそうです。
記者クラブでのやり取りはこんなものだったようです。
「この賞金、何に使うんですか?」
「君たち記者諸君にラーメンでもご馳走しようか」
てなもんで、シビリアン・コントロールのシの字もで出こなかったそうです。
それが後になってあの大騒ぎです。
何故問題になったかというと、ぼくの知りうる限りでは、事前に報告を受けていた 中江公人官房長がどういう理由だが事後になって大騒ぎをして、増田好平事務次官にご注進。
それからメディアが大騒ぎとなったそうです。
何か内局のエライ人たちに騒ぎを起こしたい理由でもあったのでしょうか。メディアは記者会見では問題にしなくても、次官が騒ぐとメディアは問題にするようです。
逆に言えば、官房長官が騒ぎを起こさなかったらこの件は問題にならなかったということです。
この一件の真の争点はぼくが思うに戦後我が国は思想侵略、プロパガンダに対してまったく無防備だったことは是か非かということです。
周辺国のブラック・プロパガンダは皆真実として受け入れなればいけない、という、それこそ「自虐的な」メンタリティが放置されてきました。
別に軍事による侵略だけが侵略ではありません。それに対して無防備でいいのかということです。
ところが、シビリアンコントロールの問題だけがフレームアップされました。
ぼくがオタク文化の伝播は国益上重要と主張してきたのは、「南京大虐殺の国」と認識されるされるよりも「ドラえもんの国」と認識される方が、我が国のイメージが遙かによくなります。
また我が国の事情や生活、日本人の思考などに触れていれば、南京大虐殺やら慰安婦問題などを「事実」と教え込まれていても、次第に「ホントかいな?」疑問を持つようになるでしょう。
仮に南京大虐殺は事実と信じても、ドラえもんも好きだったなら、さほど日本に悪感情は持たないでしょう。つまり日本のポップカルチャーはブラックプロパンダに対するカウンターとして働くわけです。
無論これを政府が大々的にやれば他国から文化侵略だと反感を買いますから、政府は海賊版とか、著作権に対するトラブルにだけ介入し、静観していればいいわけです。何もしなくとも自然に広まります。
我が国もプロパガンダ、思想侵略に対する対策をとるべきです。
一方派遣村ですが、派遣村といつつ、実際の「村員」の構成のかなりは派遣切りの「被害者」ではなかったようです。しかも年末のニュース枯れの時期に東京のど真ん中であれをやればメディアは飛びつきます。
しかも彼らの行ったデモなどを見ていれば、これは手慣れた人間のオーガナイズであることがよくわかります。
派遣村の取材では大手メディアは腕章の着用を義務づけれていましたが、主催者の「身内」であろう「市民派」のミニコミなどはそのような制限は受けていなかったようです。これまた報道されませんが。
そもそも昨日今日、一緒になった「派遣切り」の「被害者」がメディア管制も含めて、こんなことは出来るわけはありません。
しかも自治体などが「派遣切り」の「被害者」達に臨時の仕事や住居を用意したにも関わらず、応募はほとんど無かったことが何が事実か物語っています。
派遣村はプロ市民達の周到な計画なプロパンガンダだったわけです。
ご存じのように我が国では報道される「市民運動」とは本来の市民運動とはまったく別な、プロのプロパガンダ屋達の仕業ですが、それを報道しません。
このため日本全国が極めてバイアスのかかった情報を「事実」として認識してしまったわけです。
つまりこの二つの問題に共通しているのは、二つともプロパンガンダの関する問題であり、我々日本人はメディアも含めてプロパガンダに極めて脆弱なお人好しである、とことを露呈したことでした。
この記事へのコメント
高いとこからしか社会情勢を見てないんじゃないですか、現場の知らないエリートがわけのわからん発言をしてますけど、なんか冷たいよね。
たしかに市民派といって弱者を救うなんて言うふりしながら、自分はいい服をきたり、個人主義で金持ちで政局にするような偽善者もいるんだが、そこだけをクローズアップして、苦しんでいる貧困層が増え続けている現状を昔のような高度経済成長やバブルのような時代じゃないんだから、真剣に考えることをスルーしてるんじゃないでしょうかね。
しかし日本はそういうのはないわな、それでこそ公明党創価学会が宗教法人に税金をかけるなりしてそれをセーフティネットをつくるとかしないの?
何の役にもたってないね。政局などにしたり行政にたかる弱者のふりをしているやつらはたたいていいけど、自己責任、お前が悪いといって切り捨てるあまりにも冷たいわな。
スイスの『民間防衛』の要点は「プロパガンダに惑わされるな」と読みました。
『ル・オタク―フランスおたく物語』にもこのあたりの機微が、ちくちく仕込まれていて面白かったですよ。
日共やオウムですら破防法を適応できないんだから、無理でしょ。民主を批判する私もCHANGEすれば十分で、消えろとまでは考えていない。消えて欲しいのは公明・社民。
CAHNGEする一人としては
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090125/stt0901252018005-n2.htmの
「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。ソマリア沖で日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか」と世界の海賊の現状について無理解を公言するような平田健二民主党参院幹事長だろう。2008年だけでもソマリア沖で3件の日本関係船舶の海賊事件があったんだが。
こんな認識だと、庶民還元を標榜してガソリン税を下げても、海賊多発に対処しないまま物価が上昇するなんてアホなことが置きかねないww
せめて平田氏は与党幹部になるまでには世界の海賊の現状を把握して欲しいものです。それが次の衆院選後か次々の衆院選後になるかはわからんけど。
少なくても権力を行使できる政権にいるのは自民党・公明党なんだからそっちに監視のウエイトをいくのが普通だろ?それをしないということは、自民・公明サイドの権力にすり寄り旗振り役として権力維持に必死になる疑われても仕方がないわな。
民主が政権とれば、民主たたきにウエイトをおけばいい。どうせこのままいけば自民党・公明党は選挙で負けるんだから。あっと驚く裏ワザがあるならいいが、総裁選の茶番でもう、自民党はダメだね、人材がいないと思ったね。民主にもいないが、自民党がこけて民主がたなから牡丹餅になるんじゃない。いい加減あきらめたら。
なんで唐突に国籍法が出てくるのやら(笑)。
この手の論点の切り替えが通用すると思っている時点で(以下略)。
>別に民主だろうが、自公だろうが、国民生活をしっかり守る政策を進める政治家なら党を問わず共鳴するという大きな発想が出てこんのかね。
政党助成金と小選挙区比例区並立と比例選出議員の政党移籍制限が政界再編を阻害しているため。
>少なくても権力を行使できる政権にいるのは自民党・公明党なんだからそっちに監視のウエイトをいくのが普通だろ。
自公の監視もしてますが何か?
>いい加減あきらめたら。
別に自公政権存続を求めていない私に言っても、見当違いとしか思いませんが。
現時点では第45回衆院選の結果(実施されるのかは厳密には確実でないが)と平田健二が2009年に民主党執行部に留まれるかは「神のみぞ知る」からそう書いたまで。あくまで現時点では民主政権樹立が濃厚なのは言うまでもない。
清谷さんの情報が正しいとしても、まああの「論文」は騒がれて当たり前だと思うので、それ自体を非難することは困難だと考えます。
ただ情報が正しいとすれば、内局発だとあとで制服との摩擦が拡大するとは考えなかったのでしょうかね。今、防衛省のもっとも大きな課題のひとつである省内融和にシビルの高官が配慮しているのかが心配です。
最近のななし様の仰ることは小林よしのり氏がサピオで書いておられることにそっくりですね。よしりんの影響を受けてそういう考え方をするようになられたのか、ご自分で思索されてそういう考え方に到達されたのか私にはわかりかねますが。
よしりんが言うことには共感できるときと反発を感じることが私はありますね。雨宮とか言う自己顕示欲の塊みたいな変な女を持ち上げてるのを読んだときは驚きましたね。朝日がマリア様などと賛美してるのだからろくな奴じゃないと私は思ってますが。月収10万のときに家賃7万の家に住んで親から仕送りしてもらって生活してた『苦労人』がなぜワープア救済教の教組を気取れるのか理解に苦しみます。小林氏は台湾論のころが一番よかった。
雨宮は頭悪いからたかじん委員会でも論戦負けするし
きるすてん氏も少なからず、自分が生きてきた中での体験や本なんかに影響受けてんじゃないの?
それに雨宮氏は貧困撲滅する活動をしていて、格差が悪いなんて一言もいってないんだが?疑ったり批判するのは自由だが、おいら雨宮氏や小林よしりんのことなんぞ抜きに、簡単に切り捨ててお前らが悪い、自己責任だと言う風潮に懸念をしてるだけで、それが日本を悪く言ってんのか?
それを言うと日本を悪く言うな、コスタリカでもいけなんて言うと、何にも言えないな、言論の自由もくそもない。まるで中共だ。
はっきり言って、これは、霞が関の至近に位置する日比谷公園だからこれだけメディアに取り上げられたわけですよね。実際に派遣切りされた人が大勢たむろしている静岡県や愛知県の某所で行われたとしたら、こんなにメディアで取り上げられることはなかったと思うんです。
これって、植民市の反乱には厳格に対処しても、ローマ市民の我儘には「パンとサーカス」を与えることでしか対処できなかった、末期のローマ帝国にも似ているような気がするんですが。
この戦術は、成熟期の民主主義国家においては、(その良し悪しは別にして)一定の影響力を持つことだろうと思いますが。
一番いいのはプロ市民団体の幹部を寝返らせて、その人物に彼らの手法に関して教えを請うことです。
南アでは対ゲリラ戦に帰順したゲリラから情報を取り、また彼らをを実戦部隊で使って大きな
成果を上げておりました。
http://obiekt.seesaa.net/category/6108607-1.html