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zoom RSS 中小企業の支援のためにグレーゾーン金利の復活を

<<   作成日時 : 2008/12/23 18:58   >>

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 利息制限法で決められた金利と出資法で決まっている金利に差があります。その金利を差をグレーゾーン金利といいます。このグレーゾーン金利が昨年、規制されました。
 
 結果、借金までしてパチンコやパチスロやっていた馬鹿者が金を借りられなくなって、パチンコ業界では業績が悪化、廃業が相次ぎました。それはそれで慶賀すべきことでした。

 ですが、いわゆるサラ金や街金による自営業者や零細企業への貸し付けも激減しました。田岡俊次氏は「パックインジャーナル」でそんなところで金を借りるような不健全な業者はつぶれてしまえとか仰っていましたが、日本の企業の殆どは零細企業です。それがバタバタつぶれます。大朝日の花形記者で退職金も年金もタップリ、しかも未だに仕事をして稼いでらっしゃる田岡さんにはわからないでしょうが。

 本当に小さい業者がバタバタつぶれれば日本経済は大不況になります。また経営者は失業保険もありません、しかも会社の借金は個人保証していますから、倒産すれば従業員以上に大変です。
 それこそ、一家離散やホームレスが大量発生します。

 そこで事業資金に関してはグレーゾーン金利を復活させてはどうでしょうか。1週間とか、一ヶ月とかのつなぎの資金がなんとかなれば存続が可能な零細業者少なくないはずです。昨今は倒産も増えていますから、自社は問題なくとも取引先が倒産して売り上げが回収できないというケースも多いでしょう。

 中小零細企業は一般に大企業に比べて粗利が多いですから、多少金利が高くとも、数ヶ月持ちこたえれば何とかなる会社は多いはずです。
 
 また売り上げが極端に一年のある期間に集中している商売もあります。これまたつなぎの資金のあるなしで存続が決まります。業績がよくてもつなぎ資金が手当てできなければつぶれる会社も出てきます。

 これらの会社にとっては低金利で貸してくれない、あるいは審査に長い時間がかかる金融機関より、ある程度高金利でもすぐに貸してくれる金融機関がいいことはいうまでもありません。貸し手もまたある程度危ないなと思う相手にも貸すことがききます。

 ところが、グレーゾーン金利を廃止してしまったので、こういうルートでのお金の流れが滞ってしまった。昨今倒産が増えたのもグレーゾーン金利を禁止したことも大きいのではないでしょうか。

 ですから、事業用資金に関してはグレーゾーン金利復活してはどうでしょうか。
 政府の金を使う必要も無いわけですから国庫に負担もかからないし。また零細金融機関の救済にもなります。如何でしょうか。

 

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
私は金融は専門外ですが。

比較高金利ていどのことで「いわゆる町工場」の資金需要が満たされるんでしたら、貸し渋り貸し剥がしが問題になることなどないでしょう。
地方銀行や信用金庫に、未だに貸出先企業のきちんとした評価手段のノウハウがないから、信用保証協会の保証がなければビタ一文貸さないとか、既存の借金を協会に付け替えたりする悪徳が横行しているわけで、そちらの対策なしに高金利を解禁したところで「目玉売れ」「腎臓売れ」の復活になるだけでしょうね。債務の人的保証(連帯保証債務)という問題はこの間何の改善もないですし。
とーりすがり
2008/12/23 23:25
>>1週間とか、一ヶ月とかのつなぎの資金がなんとかなれば存続が可能な零細業者少なくないはずです

 これは一部分では当たってます。しかし、そのつなぎ資金を『サラ金や街金による自営業者や零細企業への貸し付け』に頼るような会社は、その場しのぎはできても長くは保たないでせう。サラ金や街金は簡単に貸してくれますが、返済方法と金利負担のカラクリで全額きれいに返済するのは簡単ではないからです。恐らく最初の借金の返済が終わらないウチに、次の借金をする羽目になるでせう。あとはその繰り返しですから、末路は見えてます。

 結局は、そのつなぎ融資を本来の金融機関がきちんと用意できない現状をなんとかしない限り、根本的な解決にはなりません。上の「とーりすがり」氏の仰るように「目玉売れ」「腎臓売れ」が復活するだけです。

 試しに清谷さんがご自身で借りてみては?
KWAT
2008/12/24 09:19
>上の「とーりすがり」氏の仰るように「目玉売れ」「腎臓売れ」が復活するだけです。

いまどきこんなこと言ったら言質を録音して警察にかけこめばすぐにぱくられて廃業ですよ。それはグレーゾーン金利を復活させても同じことです。というかいつの時代の話を持ち出してるんでしょうか。相当マンガとかメディアのキャンペーンに刷り込まれてますね。

貸金業をやるにはもう頭金5000万積まないと起業できなくなってて、貸出条件もかなり厳しくなり、ほとんど資金需要者は断りです。それに金利も下がってますから、もう飯は食えないでしょう。

簡単にいえば、貸金業が暴利をむさぼる会社だということが相当刷り込まれていて、それを利用して多重債務者を救うためにといって正義を振りかざすことにのっかかって中小・零細などの地域経済をスルーして貸金業をつぶしたのが、人気とりに走ったのが後藤田などの政治家です。
ななし
2008/12/24 09:56
多重債務者を救う司法書士が過払いビジネスで2億4000万所得隠しで国税庁に告発されたように、儲かるからそういう政治家にどんどんロビー運動したわけです。メディアも乗った方になったんですが、多重債務者を救うのが正義だというんなら、法律を縦に払いすぎた貸金業からお金をとってきたのを多重債務者にすべて返さず、弁護士や司法書士の懐に入れる必要はないですけどね、だから結果的に多重債務者を救った形になってない。

こういう状態ですからね。
ななし2
2008/12/24 09:58
今回は、経済音痴のキヨタニさんにしてはマトモな意見だと思いました。
通りすがり
2008/12/24 17:41
> 結局は、そのつなぎ融資を本来の金融機関がきちんと用意できない現状をなんとかしない限り、

そういう短期のつなぎ融資はまさに消費者金融や街金の役割ですよ。銀行はそんな高リスク融資に手を出すべきではありません。
tmy
2010/03/08 01:19

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