外交にトップの夫人同伴は必要か?

 サミットなど外交場では首相やら大統領が夫人同伴という暗黙のルールがあります。

 この「夫人同伴」が果たして外交に必要なのでしょうか。

 まず、こういうカップル文化は欧米的なものであって、別に人類の普遍的な慣習ではありません。
それに小泉元首相のように独身で、夫人(あるいは亭主)がいない人もいるわけです。

 また連れ合いが職業を持っている場合、そんなにホイホイ外遊につきあえないでしょう。まあ、ムッシュ・サルコジの奥さんのように有り余る財産を持っている元貴族で、歌手という自由業というのであれば別でしょうが。

 夫人同伴というルールは奥さんが専業主婦でないと上手く機能しません。連れ合いがいない、あるいは職業人である場合「夫人外交」ができなくその分不利となります。夫人同伴というルールは不公平であるわけです。

 イスラム教の国などではこの手の会合に夫人を同伴する習慣はありません。キリスト教文化圏の習慣を世界に押しつけることになります。外交場で特定宗教の価値観を押しつけていることになります。

 更にいうと、選挙で選ばれたわけでもない、公務員でもない夫人があれこれ外交の場に出しゃばるのは如何なものでしょうか。
 ぼくはかつてビル・クリントン大統領を米国史上初の「ファースト・ハズバンド」と揶揄しておりましたが、野心ある夫人が権勢を振るうのは民主主義に反すると思います。

 夫人同伴外交はそろそろ止めるべきだと思います。

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この記事へのコメント

とーりすがり
2008年10月03日 22:24
>選挙で選ばれたわけでもない、公務員でもない夫人があれこで外交の場に出しゃばるのは如何なものでしょうか。
つ「皇室外交」
天皇なり国王なりが選挙で選ばれたら、そりゃ歴史を塗り替える事態、かな。
abcd
2008年10月03日 22:46
ゴルバチョフなんかはライサ夫人とくっついてる印象が存在が西側諸国へのプラスイメージに貢献したよね。
本国では逆に作用したみたいだけど。

政治家なら、自分の嫁だろうが飼っている犬だろうが外交の道具として役に立つなら使っていいんじゃないの。
実際、選挙活動なんか女房フル活用してる政治家大勢居すぎるけど。

価値観の相違として止めとくのも自由だが、それでなんらかの不利が発生したとしても、それも本人の自由だよ。
2008年10月04日 00:14
ドイツのメルケル首相の旦那さん(物理学者)は、今回のサミットにも来てませんでしたね。イタリアのベルルスコーニの夫人も来てなかった。

要人同士の会談に夫人を同伴するっていうのは、ヨーロッパでもいつからスタンダードになったんですかね? ウィーン会議やウェストファリア会議に夫人が同伴してたんでしょうか。
NES
2008年10月04日 00:33
上でも皇室外交を対照的な事例として指摘されていますが、世界は公平でも、公正でもないですし、白人文化が世界のスタンダード面しているのもある意味事実です。
それならば、夫人外交すら利用できる度量の無いような無能が国のトップに立つべきではないと感じます。
世界が理不尽でも、そのルールを崩す力が無ければ、そのルールを最大限利用するのも政治の責任だと思います。
原則論は耳障りは良いですが、結果論を重視される政治の世界では、過度の理想論・原則論は通用しないのではないかと思います。
とおる
2008年10月04日 09:54
夫人同伴について、男女平等を主張する人の批判は、あまり聞きませんね。
いーなな
2008年10月04日 17:14
外交の場合、選挙で選ばれてないからとか、でしゃばるかも知れないとか、そういうのはその国自身の問題であって、国家として承認されていれば特に問題無いと思う。

そりゃ自国の国益に反するようなことされたら非難するでしょうけど。
土門見人
2008年10月05日 20:14
 社会主義国間の外交のように、指導者と指導者が、サクラの拍手の中で抱き合うのも、わざとらしく白々しくてかないませんが……

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