憲法9条があればハーグ条約、ジュネーブ条約は必要なし?
憲法9条を素直に読むとですね、我が国は如何なる理由があろうとも戦争しない、ということになります。戦争になりそうな場合は降伏するか、アメリカ様に守ってもらうしかないわけです。
ならば、戦争を前提としたハーグ陸戦条約やらジュネーブなんぞは必要ないということになります。
ところが護憲派の方々から両条約の批准を覆そうとか、そんな条約があるから戦争がこの世から無くならないのだ、こんなもの無くしてしまえ、という論を寡聞にして聞いたことがありません。とても不思議です。
ハーグ条約では批准国に条約の内容を徹底衆知させることを求めていますが、我が国で長らくこれを行っておりませんでした。本来ならば義務教育で教えるべきでした(確か今の中学校あたりでは教えているはずです)。
てなわけで、ぼくたちの世代ふくめて今のオトナは「戦争を知らない子供達」ではなく「ハーグ条約を知らない大人達」になっています。万が一、戦争になったとき、交戦規定や捕虜の扱いに関する規定を知らなければ、大変な悲劇を生むのですが。前の戦争でもそれがもとで酷い目にあった部分もあるのですが、戦争の教訓を無視しているということになります。これでは「戦争を知らない大人達」です。
まあ、政府も野党も知識人もマスメディアも「どうせ戦争なんて起こりっこない」とタカをくくっていたとしか思えません。
子供達には学校で教えるとして、オトナに対する教育が必要です。政府はパンフレットなどをつくって各家庭に配布するなり、ネットで積極的に情報を流すとか、告知活動をすべきです。
それが嫌ならば、戦争しないから批准を撤回すべきです。
お勧めCD
「戦争を知らない子供達」の作詞者である北山修の作詞作品を集めたアルバムです。「あの素晴らしい愛をもう一度」などご存じの曲も多く収録されています。北山修の著書によるとあの歌は反戦歌ではなかったそうです。当時何かというとオトナからお前らは戦争の苦労も知らずに、と説教されるのに単に反論したかったそうです。
「戦争を知らない子供達」は発表当時、非常に話題になった歌で、あるテレビ番組のテーマ曲
だったのですが、その労働組合が労働運動の時に歌ってTVでの放送が中止になったそうです(このへんうるおぼえなので間違っていたらごめんなさい)。
個人的には中学時代この時代のフォークが好きでした(無論リアルタイムで聞いたいたわけではありません。故に周囲から浮いていたわけで)。
北山修の声と分かりやすい詞が好きでした。それと音痴なところ。あの音痴の北山修が堂々とレコードをだしているのだから、というのがぼくがギターを弾き始めたきっかけです。もっとも未だに万年初心者ですが。
戦争を知らない子供たち-北山修 作詩集(紙ジャケット仕様)
ならば、戦争を前提としたハーグ陸戦条約やらジュネーブなんぞは必要ないということになります。
ところが護憲派の方々から両条約の批准を覆そうとか、そんな条約があるから戦争がこの世から無くならないのだ、こんなもの無くしてしまえ、という論を寡聞にして聞いたことがありません。とても不思議です。
ハーグ条約では批准国に条約の内容を徹底衆知させることを求めていますが、我が国で長らくこれを行っておりませんでした。本来ならば義務教育で教えるべきでした(確か今の中学校あたりでは教えているはずです)。
てなわけで、ぼくたちの世代ふくめて今のオトナは「戦争を知らない子供達」ではなく「ハーグ条約を知らない大人達」になっています。万が一、戦争になったとき、交戦規定や捕虜の扱いに関する規定を知らなければ、大変な悲劇を生むのですが。前の戦争でもそれがもとで酷い目にあった部分もあるのですが、戦争の教訓を無視しているということになります。これでは「戦争を知らない大人達」です。
まあ、政府も野党も知識人もマスメディアも「どうせ戦争なんて起こりっこない」とタカをくくっていたとしか思えません。
子供達には学校で教えるとして、オトナに対する教育が必要です。政府はパンフレットなどをつくって各家庭に配布するなり、ネットで積極的に情報を流すとか、告知活動をすべきです。
それが嫌ならば、戦争しないから批准を撤回すべきです。
お勧めCD
「戦争を知らない子供達」の作詞者である北山修の作詞作品を集めたアルバムです。「あの素晴らしい愛をもう一度」などご存じの曲も多く収録されています。北山修の著書によるとあの歌は反戦歌ではなかったそうです。当時何かというとオトナからお前らは戦争の苦労も知らずに、と説教されるのに単に反論したかったそうです。
「戦争を知らない子供達」は発表当時、非常に話題になった歌で、あるテレビ番組のテーマ曲
だったのですが、その労働組合が労働運動の時に歌ってTVでの放送が中止になったそうです(このへんうるおぼえなので間違っていたらごめんなさい)。
個人的には中学時代この時代のフォークが好きでした(無論リアルタイムで聞いたいたわけではありません。故に周囲から浮いていたわけで)。
北山修の声と分かりやすい詞が好きでした。それと音痴なところ。あの音痴の北山修が堂々とレコードをだしているのだから、というのがぼくがギターを弾き始めたきっかけです。もっとも未だに万年初心者ですが。
戦争を知らない子供たち-北山修 作詩集(紙ジャケット仕様)
戦争を知らない子供たち-北山修 作詩集(紙ジャケット仕様)
この記事へのコメント
世の中のルールを知らないのはルール違反ですねw
「知らない」では済みません。
知らないことは罪でもあります。
知らせないことはもっと罪悪です。
自分たちの都合によって勝手に操作するのは「戦前よりひどい」情報操作ですね♪ まさに「戦争ハンターイ!派」は民主主義の敵だったのですねーw
あぁ!だから独裁者や中共とかと仲がいいのか!w
ttp://video.google.com/videoplay?docid=-845461387975920288&hl=en
エリア88に描かれてることを真に受けてる人がここにも。m9(^Д^)プギャー
別名で、ボーダレス経済と言い、国家なる粗雑な幕藩体制の無意味部分や肥大部分を崩壊させる作用があることに気付いてくれませんか。
平和主義者の「平和運動」なるものは、戦争を嫌悪し、軍事に関する無知を促進することに他なりません。
どうすればこうした輩を説得できるか、色々考えましたが、やはり一度核攻撃なり毒ガス攻撃なりで死者が100万人くらい出ないと考えを変えないのでしょう。
福沢諭吉は特亜との決別といい、ものすごい人でしたねー。
そろそろ、戦争を科学的に分析し、研究する姿勢が主流になっても良いでしょう。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/pub/pamph/geneva.html
興味深い内容が多かったので今後も読ませていただこうかなと思っています
でも,キヨタニさんの文章は何かと一側面からものごとを捉えて発せられていることが多いように感じます
憲法9条は「諸国民の公正と信義に信頼」することを誓った憲法前文のもとに「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」「戦争を放棄」すること誓ったものですよね
そういう立場から「戦争を放棄」する国がおこなう教育で,ハーグ条約など戦争をする際のルールを教えないことはそんなに不思議なことじゃない気がします
(何があっても)「戦争を放棄」する国なのですから,戦争をするルールは知っている必要がないのというスタンスだったではないでしょうか
万が一のときに武力を行使する自衛隊隊員が知っていれば十分な話ですよね
まぁ,個人的には教えた方が良いと思っていますが
また,護憲派の人もあくまで「日本人の一人」としての現行憲法を守りたいと子どもじみている自分たちを自覚しながら言っているだけで,この世界において戦争をおこすなということを他国に押し付けようとしているのではないのではないのでしょうか
日本国憲法はあくまで平和を求める他国の良心を信じて謳われているのであって,それを承知の上で現行憲法を守ろうとしている人たちが多数でしょうから
ですので,冒頭から
護憲派の人たち=他国が起こす戦争も否定している人たち
という図式で話を進められるキヨタニさんの論理の展開の仕方は疑問です(私個人は,そんなことを言いそうのは,極左系の人たちだけな気がします)
冒頭,といえば,現在の世界のあり方から考えると,安保はさておき守ってくれそうなのは何もアメリカ様だけではない気がします
以上,感想まで
それを嫌ならば批准をしないことしか選ぶ道がありません。
>万が一のときに武力を行使する自衛隊隊員が知っていれば十分な話ですよね。
充分ではありません。国民が定められた以外の抵抗をする、あるいは捕虜を虐待するなどをすれば、敵国に虐殺や非人道行為を許す口実を与えます。また現在の国際社会ではこれらのことは知らなかった、では済まされません。
かつて作家の野坂昭如氏は自衛隊などいらず、国民各自がバズーカ砲をもって戦えばいいと主張しましたが、これなど完全にNGです。
それを嫌ならば批准をしないことしか選ぶ道がありません。
>万が一のときに武力を行使する自衛隊隊員が知っていれば十分な話ですよね。
充分ではありません。国民が定められた以外の抵抗をする、あるいは捕虜を虐待するなどをすれば、敵国に虐殺や非人道行為を許す口実を与えます。また現在の国際社会ではこれらのことは知らなかった、では済まされません。
かつて作家の野坂昭如氏は自衛隊などいらず、国民各自がバズーカ砲をもって戦えばいいと主張しましたが、これなど完全にNGです。