過去の悪事を巡った泥仕合 フランスVSトルコ

仏下院:アルメニア人虐殺の史実否定に罰則 法案可決
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061013k0000m030121000c.html

 フランス国民議会(下院)では野党社会党の発案で、オスマン・トルコ帝国によるアルメニア人虐殺を演説や出版物の中で否定すれば、罰則を科すとの法案を賛成多数で可決し、上院に送りました。

 フランスでは01年に、当時のアルメニア人殺害を虐殺と認定した法律公布されており、今回の法案では更に、虐殺を否定した市民に1年の禁固刑ないし、4万5000ユーロ(約675万円)の罰金を科すというものです。まあ、ナチスに関するドイツの法律のようなもんで無茶苦茶ですな。
 
 さすがに政府というか大統領府は反対しているようですが、トルコ側もこれには反発してアルジェリアにおけるフランスの「虐殺」「暴政」に関する法律をつくるなどの動きがあるといいます。

 実はフランスにはアルメニア系の人が結構多く(約50万人)、ぼくも一人知り合いがおります。

 この勝負フランスの方が分が悪いと思います。

 アルジェリア支配に関しては戦後まで続けてきたわけで、しかも国内にアルジェリア系やら「ピエノワール」と呼ばれるアルジェリアからの引き揚げ者なども多数おり、未だ過去の話しではないわけです。
 これを機にフランス国内で議論がおこり「寝た子を起こす」ことになりかねません。更に言えば、ヴェトナム、他のアフリカ諸国など植民地でやった悪さを指摘されればこれまた大変です。まるで戦後80年代までの日本のようになるでしょう。のみならず、旧植民地から損害賠償を求められるという事態にも発展しかねません。社会党は何を考えているのやら…・

 対してトルコのアルメニア人虐殺問題ですが、100年前のことですから、立証も難しいわけです。しかも今のトルコ共和国ではなく、オスマン・トルコ帝国時代の話しですからねえ。

 いずれにしても特定の歴史問題に関して国家が解釈を決定し、それに異を唱える人間を弾圧するというのは民主主義では無いと思いますし、真実の追究を妨げるものです。








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 軍事を知らずして平和を語るな

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この記事へのコメント

トラマ
2006年10月17日 10:48
うーん・・・日本人も実感してる人
多いんじゃないでしょうか。
なんせお隣の二つの国
特に対馬海峡で向かい合ってるお国が
バカのひとつ憶えでウジウジ言ってますからねェ。
一番困るのはその歴史解釈にどっぷり漬かった
世代が国家のドンであることでしょうな
あーちゃん
2006年10月18日 00:33
そういえばナチスドイツのユダヤ人虐殺に関する疑問を記事にした途端廃刊になった雑誌もありましたね。今回の中川政調会長の核についての発言もそうですが議論すらできない、絶対にダメというのはいくらなんでもまずいでしょう。
カルロス
2006年10月18日 00:36
イギリスやフランスの白人なんぞに他国のことを言う権利なんざ全くないですね~
19世紀に自分らがしてきたことは何ぞや・・・
シロ
2006年10月19日 17:23
>イギリスやフランスの白人なんぞに他国のことを言う権利なんざ全くないですね~

それでいながら、一人前に「日本は、戦争中の残虐行為を反省すべきだ」などとお説教垂れたがるんですな。
自分たちが、前の大戦で、残虐行為をやらなかったと本気で信じているのですから、おめでたいものです。
イギリスの教科書には、インパール作戦で、病気や怪我で身動きできない日本軍兵士をガソリンで焼き殺したとか、ビルマ戦線で撤退する際に、日本軍に通報されないように現地人を口封じのために殺したとかなどという話は、載っていないのでしょうな。
やはりここは一つ、「勝者の犯罪」についても、日本は明らかにすべきでしょう。
2006年10月20日 12:46
まあ、世界では自分のことは棚に上げて平気で相手を罵倒するというの多いです。外交でも、日常生活でも。我々は外と内の顔を使い分ける必要があるでしょう。
名無し
2006年10月22日 03:39
全く。
ユダヤの主張を肯定するアメリカこそ、
率先してインディオたちに南北アメリカを返還するべきなのですよ。
ロシアも然り。ウラル以東のシベリアはアジアに返すべきなのです。

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