米国の貧困層に安価なガソリンを直接提供したい=ベネズエラ大統領
ベネズエラのチャベス大統領が米国の貧困層=貧乏人にガソリンや暖房油といった石油製品を安い値段で直接提供したいとの意志を表明しました。
また中間業者が搾取するのをやめなればベネズエラは現在の半額でアメリカ市民に石油を提供するとも述べたそうです。
実際ベネズエラの国営石油会社は全米に1万4千店のガススタンドを持っているので、マジでやりかねません。
これはアメリカ嫌いの、同大統領のキツイ皮肉です。
アメリカではこの発言に怒ったキリスト教のテレビ伝道師がベネズエラに「刺客」を送り込み同大統領を暗殺する発言、これに対してベネズエラ政府は脅迫で訴訟を起す構えらしいです。
楽しい世の中になってきました。これでペルーでもフジモリ大統領が復活すれば中南米は更に楽しい地域になるでしょう。
実際アメリカでは中間層が激減し、金持ちと貧乏人に二分化され、その所得格差が拡大する方向にあります。つまり第三世界的な社会構造になってきているわけです。
20代でITベンチャーで一山当てて、年収10億円とかいうのがゴロゴロいます。反面大学出て20年も企業で中間管理職として働いていた男が、理由もなく首を切られマクドナルドのバイトで家族を養わなければならない、といった例は非常に多いわけです。
それは米企業が業績が好調でも更に利益を出すためにレイオフを簡単に行うからです。リーバイスも工場を中国などに移してしまいました。でも、今後Made in China のリーバイスのジーンズを、誰が高い金を出して買うんでしょうか。アレはアメリカ製だからブランド代を払ってもみんなカネを払っているんです。
長期的にみればこういう経営というのは非効率的だし、国内の個人消費が歪んでいきます。例えばクルマはレクサスかベンツしか売れず、後の貧乏人は自転車かスクーターしか、買えない。こういう社会ではファミリーカーなどが売れません。中間層を狙った商品が市場で売れないと工業が衰退していきます。
しかもアメリカでは大都市ですら公共交通システムが発達していません。ですからクルマを買えない貧乏人は歩いていける範囲から出なくなり、その一帯はスラム化していきます。
しかもメキシコからの不法移民は増えるばかり。しかも彼等の出生率はWASPより遙かに高い。このため西海岸では貧乏人が更に増える傾向にあります。
まっとうな中間層が減る国は衰退していきます。
現在アメリカの景気がいいのは、株と不動産で儲けた連中がツケで無駄使いしているからです。ぼくはこういう国に住みたいとは思わないし、また自分の国がこういう風になって欲しいとも思いません。
(ロイター) - 8月24日11時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050824-00000543-reu-bus_all
また中間業者が搾取するのをやめなればベネズエラは現在の半額でアメリカ市民に石油を提供するとも述べたそうです。
実際ベネズエラの国営石油会社は全米に1万4千店のガススタンドを持っているので、マジでやりかねません。
これはアメリカ嫌いの、同大統領のキツイ皮肉です。
アメリカではこの発言に怒ったキリスト教のテレビ伝道師がベネズエラに「刺客」を送り込み同大統領を暗殺する発言、これに対してベネズエラ政府は脅迫で訴訟を起す構えらしいです。
楽しい世の中になってきました。これでペルーでもフジモリ大統領が復活すれば中南米は更に楽しい地域になるでしょう。
実際アメリカでは中間層が激減し、金持ちと貧乏人に二分化され、その所得格差が拡大する方向にあります。つまり第三世界的な社会構造になってきているわけです。
20代でITベンチャーで一山当てて、年収10億円とかいうのがゴロゴロいます。反面大学出て20年も企業で中間管理職として働いていた男が、理由もなく首を切られマクドナルドのバイトで家族を養わなければならない、といった例は非常に多いわけです。
それは米企業が業績が好調でも更に利益を出すためにレイオフを簡単に行うからです。リーバイスも工場を中国などに移してしまいました。でも、今後Made in China のリーバイスのジーンズを、誰が高い金を出して買うんでしょうか。アレはアメリカ製だからブランド代を払ってもみんなカネを払っているんです。
長期的にみればこういう経営というのは非効率的だし、国内の個人消費が歪んでいきます。例えばクルマはレクサスかベンツしか売れず、後の貧乏人は自転車かスクーターしか、買えない。こういう社会ではファミリーカーなどが売れません。中間層を狙った商品が市場で売れないと工業が衰退していきます。
しかもアメリカでは大都市ですら公共交通システムが発達していません。ですからクルマを買えない貧乏人は歩いていける範囲から出なくなり、その一帯はスラム化していきます。
しかもメキシコからの不法移民は増えるばかり。しかも彼等の出生率はWASPより遙かに高い。このため西海岸では貧乏人が更に増える傾向にあります。
まっとうな中間層が減る国は衰退していきます。
現在アメリカの景気がいいのは、株と不動産で儲けた連中がツケで無駄使いしているからです。ぼくはこういう国に住みたいとは思わないし、また自分の国がこういう風になって欲しいとも思いません。
(ロイター) - 8月24日11時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050824-00000543-reu-bus_all
この記事へのコメント
日本の6000万人の就業者の35%が正社員でないという事は2100万人が年収250万円近辺に貼りついているという事です。
派遣社員による人件費のグローバルスタンダード化は着実に進んでいます。近い将来、日本の所得分布は250万円近辺に50%、700万円近辺に20%くらいのふたこぶに収束します。
また派遣社員は実運用上レイオフが簡単です(これもグローバルスタンダード化)。
この流れは止まらないでしょう。ですが、アングロサクソン型の資本主義に染まらなければ、それなりの舵取りでうまくやっていけるでしょう。
中国への工場移転も中国が反日デモを起こしてくれたお陰で考え直すとこが増えたことだし。
今やアメリカの製造業はガタガタですよ。ボーイングが787では一番キモの主翼を三菱重工に任せるんですから。米軍の兵器もしかり、
NBC車、ライフルはドイツ、拳銃はイタリア、榴弾砲は英国、装甲車はスイス、機関銃はベルギーだもん。
それから日本ではあまり知られていないんですが、パリやロンドンの労働者階級の収入は非常に低いです。所得水準の比較は平均ではなく、標準偏差で行うべきでしょう。
HPのPCは台湾の英業達、鴻海等のOEMで工場は言うまでもなく中国広東省にある。
日本で販売されるDELLのパソコンはすべて中国福建省厦門(アモイ)で製造されている。
http://www.dell.com/html/jp/press/publicity/ccc.htm
DELL直販PCの送料が割に高いのは厦門からの(主に航空宅配便)輸送だから。
それに客はバリューを感じてカネを払う。米国文化の象徴ですからね。実質本意であればユニクロで十分。
確かに現場の労働者は移民とかが多い。ぼくんつきあっていたメーカーはコアコンポーネントをメキシコで組み立ていた。安いからといって。ところが不良品の率が高い。パーセンテージレベルで発生する。それでも問題を感じない
んです、アメリカの経営者って。
「壊れたぞゴラァー」と電話すると大連の小姐がシリアル番号を聞いてきます。話がややこしくなり「責任者呼べ」となると中国人の営業責任者が出てくるようです。
たんですが、当時はサポートは「日本製」でした。
米国DELL経営者も大連小姐では日本の粘着クレーマに対応できないことを理解したらしく(サポートランキング急落)、宮崎にもコールセンターをあわてて作ってます。
(大連晩報より)ヒューレットパッカード社の北東アジア地区コールセンターが大連ソフトウエアパーク内にオープンし、中国標準語、広東語、英語、日本語、韓国語によるサービスが始まった。オペレータは総勢150名。今後日本などから同社のコールセンターにかけた電話は、自動的にここにつながることになる。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1224/toshiba.htm
『PC生産は中国・杭州の工場での生産に移行すると発表した。』