刑事コジャック
ぼくにとって最もアメリカのTVドラマが刺激的だったのが、70年代でした。
その中でも「刑事コジャック」は脚本もよく練られ、出演者達も個性的で何度再放送を見ても飽きなかったですね。
こういうのを見てると日本の刑事物が薄っぺらでみるに耐えませんでした。何で日本の刑事がマグナムもってんねんとか、日本にしては不自然に激しい銃撃戦ばかりで、リアリティが感じられませんでした。
最近、シーズン1がDVDボックスになったので即購入、毎日一話づつ楽しんでいます。
主演は禿頭がトレードマークの今や故人となったテリー・サバラス。その昔、モノクロTVシリーズの「アンタッチャブル」では髪が生えているテリー・サバラスを見た記憶があるのだが・・・
まあ、あたしゃ、昔から好きな俳優というとポール・ニューマンとかロバート・レッドフォード(ジジィになってからは好きになりましたが)とかの二枚目よりも、この手のどこかピカレスクな雰囲気をもった、アクの強い俳優が好きでしたね。例えば、マカロニウエスタンでもジュリアーノ・ジェンマより、クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフとかね。テリー・サバラスは善玉の主人公ってガラではないですね。というより名脇役ですね。
いつもダンディに背広と帽子を着こなしてましたね。昔フットボールをやってたので胸板が厚くてスーツが似合う俳優でした。
サバラスは右手の人差し指が少し短いんですが、右手だけをつかって器用に紙マッチで細い葉巻に火をつけるのがカッコ良かったですねえ。中学生の頃、良く真似をしようとして良く火傷どしました・・・・
この当時の刑事モノだと、刑事達の拳銃はリボルバーのスナブノーズ。オートマチックはまず見ないですね。オートがでてきたのは「スタスキー&ハッチ」辺りからだと思います。そういえば昨晩みた回では、「スタハチ」のスタスキー役のポール・マイケル・グレーザーが出演してました。彼は「スタハチ」後監督になるんですが、コジャックの脚本&プロデューサーのアビー・マンは後にマイアミバイスでも活躍します。
コジャックで忘れてならないのが日本版の声優を担当した森山周一郎、若い人には「紅の豚」のポルコ役と説明した方が分かりやすいでしょうか。声もサバラス本人以上に似合ってましたね。
当時森山周一郎は役作りのために頭を剃っていたそうです。アドリブも非常に巧い。
この作品以降、テリー・サバラスの声といえば森山周一郎が定番となりました。因みに上司のマクニール警部役の当てレコは柳生博でした。
コジャックの部下、スタブロス役で出演していたのはサバラスの実弟のジョージ・サバラスでした。
因みにコジャックの所属しているマンハッタン南署は架空の存在です。
刑事コジャック シーズン1 コンプリートDVD-BOX
その中でも「刑事コジャック」は脚本もよく練られ、出演者達も個性的で何度再放送を見ても飽きなかったですね。
こういうのを見てると日本の刑事物が薄っぺらでみるに耐えませんでした。何で日本の刑事がマグナムもってんねんとか、日本にしては不自然に激しい銃撃戦ばかりで、リアリティが感じられませんでした。
最近、シーズン1がDVDボックスになったので即購入、毎日一話づつ楽しんでいます。
主演は禿頭がトレードマークの今や故人となったテリー・サバラス。その昔、モノクロTVシリーズの「アンタッチャブル」では髪が生えているテリー・サバラスを見た記憶があるのだが・・・
まあ、あたしゃ、昔から好きな俳優というとポール・ニューマンとかロバート・レッドフォード(ジジィになってからは好きになりましたが)とかの二枚目よりも、この手のどこかピカレスクな雰囲気をもった、アクの強い俳優が好きでしたね。例えば、マカロニウエスタンでもジュリアーノ・ジェンマより、クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフとかね。テリー・サバラスは善玉の主人公ってガラではないですね。というより名脇役ですね。
いつもダンディに背広と帽子を着こなしてましたね。昔フットボールをやってたので胸板が厚くてスーツが似合う俳優でした。
サバラスは右手の人差し指が少し短いんですが、右手だけをつかって器用に紙マッチで細い葉巻に火をつけるのがカッコ良かったですねえ。中学生の頃、良く真似をしようとして良く火傷どしました・・・・
この当時の刑事モノだと、刑事達の拳銃はリボルバーのスナブノーズ。オートマチックはまず見ないですね。オートがでてきたのは「スタスキー&ハッチ」辺りからだと思います。そういえば昨晩みた回では、「スタハチ」のスタスキー役のポール・マイケル・グレーザーが出演してました。彼は「スタハチ」後監督になるんですが、コジャックの脚本&プロデューサーのアビー・マンは後にマイアミバイスでも活躍します。
コジャックで忘れてならないのが日本版の声優を担当した森山周一郎、若い人には「紅の豚」のポルコ役と説明した方が分かりやすいでしょうか。声もサバラス本人以上に似合ってましたね。
当時森山周一郎は役作りのために頭を剃っていたそうです。アドリブも非常に巧い。
この作品以降、テリー・サバラスの声といえば森山周一郎が定番となりました。因みに上司のマクニール警部役の当てレコは柳生博でした。
コジャックの部下、スタブロス役で出演していたのはサバラスの実弟のジョージ・サバラスでした。
因みにコジャックの所属しているマンハッタン南署は架空の存在です。
刑事コジャック シーズン1 コンプリートDVD-BOX
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この記事へのコメント
まだ、交通警察や麻取の方がエキサイティングだったりして……
私は地味ですが"ヒルストリートブルース"を推します。80年代のドラマで"ER"みたいに数人が入り乱れる一見ややこしい内容ですが、脚本の数が半端じゃない。一説にはレギュラー1人に専属の脚本1人がいたとか。こりゃ面白いもの作れるはずだわ、と納得しました。
で、日本の刑事モノ。に限らずドラマ。とりあえずマンガを原作に使うのはよしこさん。そして脚本家を育ててくれ。
あと、自分でわざと転んでおいて、殴られたといって逮捕する転び公妨とか(笑)。
最近は海保のドラマが放映されているらしいですが、海保の方がドラマが作りやすいでしょうね。
日本では脚本家のギャラが安いから当たった脚本家は小説家に転身してしまう。アニメーターがイラストレーターになるのも同じ。大した働きしないテレビ局の社員の給料が一番高い。
だから脚本家が育たない。制作スタッフ全体の質が下がり続けています。故に何かのヒットした原作か、俳優の人気に頼る。悪循環ですね。そういえば最近テレビ番組で、カメラのピントがずれることが多くなりましたね。カメラマンの質も下がっているんでしょう。
まあ、テレビ局が許認可事業で護送船団方式ですからねえ。ネットテレビとかが出てきて存在を脅かされないとダメでしょう。
そのあと愛川欽也が別のコーヒーのCMで「うまいコーヒーを飲んでいるのは俺だ」って。
当時コジャックの真似してよく「チュッパチャプス」を舐めていました。サバラスはコジャック後半、虫歯が悪化して歯医者から飴を控えるように言われたそうです。
で、お前(森山氏)の出てる映画がアメリカで公開されたらオレが吹き返してやると約束されたそうですが、紅の豚の公開時はすでに亡くなられていて、約束はかなわなかったとのことです。
紅の豚の当てレコをテリー・サバラスがやっていたらファントしてはうれしかったですねえ。