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zoom RSS 民主主義の敵、記者クラブ。

<<   作成日時 : 2018/04/29 18:00   >>

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財務次官のセクハラ問題について以下の記事を書きました。

セクハラ醜聞で露呈する「記者クラブ」の腐臭
違う話のように見えるが実は繋がっている

https://toyokeizai.net/articles/-/218547

この問題はセクハラではなく、記者クラブの存在とその体質です。
クラブ以外のメディアやジャーナリストを排除して役所と癒着して情報を取る、あるいは下賜されるのを仕事として
いる記者クラブの閉鎖的かつ、当局の意向を忖度する姿勢がこういうセクハラを招いたわけです。

まあ、ざっくり言えば、ジャーナリストがセクハラされたよりもキャバ嬢がセクハラされたようなものです。
何しろいくら専門知識があって、実績がある美人のフリーランスの記者ならば次官と「親しく」なって取材するなんてことは普通できませんから。

フリーランスであればそもそもセクハラ以前、取材機会すらありません。

こういう記者クラブが、官僚が忖度しているのだと連日報道しているのはセルフパロディみたいなものですが、自覚がないようです。
だったら自分たちも、役所や政治に対する忖度の元凶となっている記者クラブを改革するなり、解散すれば宜しいのですが、楽に情報がとれるシステムを手放したくない。

まあ、こういってはなんですが、シャブ中が覚醒剤止められないと同じです。


もうひとつ問題なのが、記者クラブの番記者は専門性が無い人が殆どです。そもそも興味がなくても会社に派遣されるわけです。

それで我々専門記者を排除している。例えば東洋経済のようなビジネス誌の記者も財務省、国交省、経産省などの記者会見やレクチャーにはでられません。

で、記者会見に出ているのは専門知識のない番記者ばかりです。

新聞、テレビは読者視聴者に広く、浅く伝えるメディアであり、専門誌は狭く深い読者に伝えるメディアです。
極論言えば、テレビ、新聞に専門的な視点はひつようありません。

記者クラブに専門記者が入れれば、テレビや新聞も報道する、しないは別として、専門記者との交流によって別な視点、深い知識を得ることができます。
また権力の監視という視点でもはるかにマトモになります。

はっきり言って、ただの民間の任意団体が当局の取材機会を独占していることに、何の法的な根拠はありません。
また国や役所が記者クラブを民間の報道機関あるいはジャーナリストの代表として、彼らだけと付き合うという法的根拠もこれまたありません。

つまり国と記者クラブは法的な根拠がないのに、他の報道機関、ジャーナリストを排除しています。
これでは法治国家とはいえず、中国や北朝鮮を笑えません。

■本日の市ヶ谷の噂■
陸自の機動連隊の機動戦闘車にはオーストリア製60ミリ迫撃砲が搭載され、使用時にはクルーが下車して射撃するという、ユニークというよりも胡乱な運用をするとの噂。






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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
フリーの記者が出れないとは聞いておりましたが、東洋経済ですら参加出来ないんですね。かといって、クラブ加盟社が自ら何か変えようとだなんてするわけもないし・・・。いろいろ終わっているとしか。


>>>60ミリ迫撃砲

てっきりメルカバみたいに、砲塔内から使うのかと思いきや、わざわざ下車して運用するんですか?軽装甲機動車の運用もですが何か、ずれていますよね。
KU
2018/04/29 19:21
清谷さん、
そもそも記者クラブと言う存在が世界的に見て
極めて稀で先進国では日本だけしか無いと
聞きました。
余程政府や新聞社にとって都合が良い組織なんでしょうね。
大本営発表には忖度組織が有効との過去の経験から
学んだのでしょう。
いつになったら先進国の仲間入りができるのでしょうね…嘆かわしい。

それと機動戦闘車の話は本当ですか?
どの様な戦場を想定するとそうなるんでしょうね?
素人にはサッパリ分かりません。
やれやれ
2018/04/29 22:01

戦車にウィンカーがあるのは憲法のせいとかいう、取材しないで記事を書く新聞社が存在する記者クラブがある一方で、専門の記者やライターが会見に出れない国なんて、そりゃ、報道の自由が低いとみなされても釈明できないですね。

>>陸自の機動連隊の機動戦闘車にはオーストリア製60ミ
リ迫撃砲が搭載され、使用時にはクルーが下車して射撃するという

えぇ…装甲の意味が… わが国固有の環境とはいえユニークすぎませんか…
倒されるべき悪
2018/04/30 15:42
お邪魔します。
 事実と論理が無く、心情と人間関係と"空気"しか無い日本人は、直接の人間関係とそれに基くお互いの忖度無しに秩序を構築できないから、記者クラブといった「忖度の仕組み」を作り上げたのではないかと思われます。でないと作家で精神科医のなだいなだのエッセイで出てくる「知人が『医者はお金をガッポガッポ』と言った。そのような医者はごく一部で、大部分の医者は他者の生命身体を預かる重責に見合うモノは得ていないと説明したが、それでもその知人は『医者はお金をガッポガッポ』と言い続けた。」の知人のような人(後自分が言わせたい事を相手が言わないと気が済まない人とか)が出てきたら、なす術も無く振り回されるしか無いのではないかと。
ブロガー(志望)
2018/04/30 17:57
そうだけどさ

読者や市民の敵だけどさ

ただし、

どの程度までサラリーマン記者や新聞社、テレビ局の見方なのかと言うことに踏み込んだ記事はあまり見かけないけど。

そこをもっとキツく書かないと、繰り返されるのでは?

特に出来ないレベルのサラリーマン記者の味方であるところはどうなってるのかも、具体的に書かないと。

新聞やテレビはすでに売り上げも減収減益で、見込みもないわけだしね。
aaa
2018/05/01 19:16
>内閣府サイト ヘイトスピーチや誹謗中傷野放し

http://mainichi.jp/articles/20180502/k00/00m/040/070000c

いやもう、何がなんだか···。
KU
2018/05/01 20:13
あのー
機動戦闘車の乗員が下車して60mm迫撃砲を撃ってるときに、敵の戦車が現れたらどうするんでしょうか。それよりも自走迫撃砲や弾薬運搬車を導入した方が、よっぽどマシなんじゃないんでしょうか。
ひゃっはー
2018/05/03 09:29

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