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zoom RSS サーブのグローバルアイと空自の次期早期警戒機。

<<   作成日時 : 2018/02/26 11:25   >>

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サーブ、新早期警戒管制機「グローバルアイ」をお披露目
http://www.tokyo-dar.com/news/3505/

>サーブは2月22日、同社が開発を進めている早期警戒管制機「グローバルアイ」(G6000 SRSS)の初号機のロールアウト式典を、同社の航空機部門の拠点が置かれているリンシェーピンで開催した。

>サーブはエリアイERレーダーの採用により、グローバルアイの長距離捜索能力はエリアイ・レーダーに比べて約70%増大するとしており、またステルス性の高い目標や、ドローンなどの小型目標、低空をホバリングするヘリコプターや低空を飛翔する巡航ミサイルなどの補足能力も、大幅に向上するとしている。またデータ処理システムも大幅に改良が加えられており、クラッターや敵によるジャミングといった要素を排除して、より正確な目標の補足と追尾が可能となるとしている。

>グローバルアイはオプションで洋上監視レーダーと光学/赤外線センサーELINT(電子情報)収集装置の装備が可能となっており、このためサーブはグローバルアイを単なる早期警戒(管制)機ではなく、「SRSS」(Swing-Roll Syrveilance System/多用途監視システム)という名称で呼んでいる。



防衛省は早期警戒機を自主開発したらしいけど止めた方がいいですよ。
高々十数機きのためにレーダーからシステムから開発しても機数出割れば割にあわないし、またそうだからまともな開発費をかけることができずに、結局値段が高いだけで中途半端な装備ができるという自衛隊必敗のパターンになるだけです。

空自の偵察ポッドや陸自のFFRSやらFFOSなんぞ、その好例ですよ。


むしろ、こういう外国のシステムをP-1なりMRJなりの機体に乗せることを考えた方がいいでしょう。

ただP−1はドンガラだけでも調達単価も維持費もお高いので民間機をそのまま導入した方が宜しいでしょう。MRJならば少しは販売機数を上乗せできるし、国が買ったということで多少なりとも他国にアピールできる。このAEW機を他国に売ることを考えてもいいでしょう。火の出るオモチャも積んでいなので、世論の批判も少ないでしょうし。


何なら主翼を交換したP-3Cでもいい訳です。その上で必要な機能があれば追加するなり、カスタマイズするなりすればいい。
あと、オフセットで一部のコンポーネントを作らせろと要求するとかね。
でもね、E-2Dやアパッチとかわざわざダウングレードして値段をつり上げるのが我が軍の伝統なので、いじらずにそのまま使うのが無難でしょう。

 候補になるのはこのサーブのシステムとE-2Dのシステムでしょう。仮に米国が許してくれるならばですが。その場合本命はE-2Dのシステムでしょう。既存のE-2Dと訓練や兵站を共用できるし、米海軍が定期的にアップグレードするので楽です。反面FMS調達なので、高めになるし、修理などに時間がかかる懸念があります。

対してサーブのシステムならばサーブとのやりとりで全てが済みます。何なら整備はPBLにしても宜しい。第三国に輸出するにしてもハードルが低いでしょう。あとはこの種の装備で全面的に米国依存になるのは危険ですから、リスクヘッジという意味も大きいでしょう。

サーブのシステムをMRJに搭載したらもしかしたらMRJの輸出にある程度貢献できるかもしれません。本来相応の機体のAEW機が欲しいけども、カネがないのでE-2Cを使っている国はあります。

ですが空自もそうですが、E-2C/DARKは艦載機で長時間のミッションに向いていない。現在E-2Dに空中給油機能を付加することが検討されていますが、ブラック勤務がより長くなります。E-2Dのシステムをもっと大きなプラットフォームに移植したAEW機の需要はあるのではないでしょうか。


大事なことはそれぞれの候補をキチンと調査して、どちらが自分たちの運用要求に適しているか、調達、維持コストはどうなのか、輸出の可能性はどうなのか、などということを考慮すべきです。今までのように、調べる前から本命を決定するとか、ふざけた出来レースはもう止めるべきです。



■市ヶ谷の噂■

第1ヘリ団の第102飛行隊は、当初はパートタイム的に特殊作戦群のために特殊作戦用の飛行任務を
行っていたが、現在では完全に特殊作戦用部隊として運用中との噂。


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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
早期警戒機国産化は自衛隊独自のデータリンク開発と密接に関わっています。先ずはその辺の合理性について問べきかと。
HI
2018/02/26 11:57
MRJはLCC向けで航続距離が短い(滞空時間が短い)欠点があります。もちろん専用機へ改造ですから機内の燃料タンクを大きくすれば対応可能ですが、レーダーや電子装備を入れて更に燃料も入れると重くなりすぎて脚が持たないのでは?まあ私が心配することじゃないのですが。シンガポールエアショーでシンガポール空軍のG550を改造したCAEW早期警戒機が展示してありましたので同じような感じになるのでしょうが、あちらはベースのG550の航続距離が12500kmもありますから。あと屋根に板状のレーダーになると思うのでよいよ足が短くなりそう。G600かG650を母機にするほうが良くないですかね?あと今度導入するE-2Dはデータリンク無いそうですね
。独自の物を搭載するのでしょうか?何れにしろ導入するイージスアショアとは連携できないようです。

陸上型イージスの長所は「12人で動かせること」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/021400783/
やれやれ
2018/02/26 13:33
いいわけです。が、弁明の言い訳になっていますよ。
蛸八
2018/02/26 15:41
>いいわけ

ご指摘ありがとうございます。訂正しました。
キヨタニ
2018/02/26 16:13
ガラパゴスな国産輸送機や哨戒機に載せれば、たちまち新型AEWが出来上がる!なんて単純に考えておりましたが、世の中、そうは簡単にはいきませんねorz。いっそのこと、この機体を買って載せ替えるとか↓

>イタリア空軍がアメリカで敵防空網制圧訓練を実施中

http://otakei.otakuma.net/archives/2018022604.html

>>第46航空旅団から1機のC-27Jスパルタン輸送機が参加。

空自のみならず、陸自も、スパルタンを買えばアレやらコレやら運ぶのに便利かと思うのですが。それと、たしか102飛行隊は60JA×5機とOH×3機で編成されていましたか。OH-6Dも、そう遠くない日に全機、用廃となるのでしょうし、自前の打撃力も必要でしょうし、少人数を運んだり火力支援も行える機体ともなると...やはり川重/エアバスのアレとかが適当ですかね。で、ガンシップと化したスパルタンと組んで(ry

KU
2018/02/26 20:50
 軍ヲタさんたち曰く、「救難ヘリUH60Jの故障を公表する必要がない」そうです。

 偶々、離陸前に警告灯が点いてくれて助かっただけなのに・・・。 これがを海上での救難作業中だったら墜落(海上予防着水と報道されるかもしれません)しか対処のしようがないのを理解出来ないのですね。

 シビリアン・コントロールを自ら放棄するのですからP-1を早期警戒機にしたところで、肝心のレーダーが故障しても国家機密で公表せず。 実用化出来ずとも国家機密で公表せずで終わりそうな予感が・・・。

 軍ヲタさんにコメント書いた〜♪
 軍ヲタさんたら読まずに喚いた〜♪
 仕方がないからコメント書いた〜♪
 さっきのコメント 論点なぁ〜に?♪
  
はて?
2018/02/26 22:09
> 早期警戒機国産化は自衛隊独自のデータリンク開発と密接に関わっています。先ずはその辺の合理性について問べきかと。

HIさん、JDCS(F)とLINK-16って、全く互換性が無いのに空自が並行導入しています。海自や米軍、その他西側諸国の軍隊との連携強化を進めるたいのであれば、後者一本にすべきだと思うのですが。
被本塁打大王
2018/02/27 20:50
連投失礼します。

しかし、サーブって凄いですね。

コスパの良い小型マルチロール機(グリペン)だけでなく、早期警戒管制機(グローバルアイ)まで開発しちゃうなんて。

日本の航空メーカーとは大違いですな…orz
被本塁打大王
2018/02/27 21:52
被本塁打大王 様へ
以前も申し上げましたが、ノーベル賞を出すことができる、ということは誰が何の研究をやったのかを全部知っている、ということなんですよ。ストックホルム防衛研究所とかいう所では世界の軍事を日々研究しているんでしょう。第二次世界大戦ではスウェーデンの駐在武官がいち早くヤルタ会談の内容をキャッチして、東京に打電しました。
そうやって情報収集を熱心にやってるから、スウェーデン人には次は何をやらなくてはならないのかが、分かるんです。
ひゃっはー
2018/02/28 18:29
ひゃっはーさん、サーブという一企業だけでなく、スウェーデンという国家、スウェーデン人という民族が凄い、侮れない、ってことですね。

北欧の小国でありながら充実した社会福祉やノーベル賞で世界的に有名。国民一人当たりの国民所得が世界第7位(2015年)とお金持ち。世界男女格差指数は第4位(2012年)と、君主国でありながら左派に大受け。

で、ストックホルム防衛研究所やグリペン、Strv.103等、軍事の分野で注目を浴びています。

農地は国土の6.5%、農業従事者は全国民の1.5%に過ぎないのに、高い生産性によって、穀類の自給率は121%(2002年)。

それに引きかえ我が日本は…(ため息)
被本塁打大王
2018/02/28 22:47
無論、スウェーデンも様々な課題(物価・税金が高い、地方分権の弊害で学力低下、犯罪発生率が日本の十倍等)を抱えていますが、真剣に国の運営に取り組み、成果を出していることは部外者たる私でもよく分かります。
被本塁打大王
2018/02/28 22:55
84mm無反動砲(B)の眼鏡取り付け金具が強度不足だったときは、数ヶ月後にサーブ社の社員が韓国からやって来て、部品の交換をやりましたものね。
それに引き替え、住友重機はなんなのよ。40年もクズみたいな機関銃を作り続けた挙げ句、内部告発があるまで何もやろうとせん。いいかげんにしろ。
ひゃっはー
2018/03/01 19:15
お邪魔します。
 日本人は戦争をあたかも「一対一のデスマッチ」のように捉えているのではないかと思われます。だからこそ身の丈もわきまえず「高額兵器の導入」や「超兵器?の開発」をやろうとし、それができないと分かると一転「努力しても無駄」とニヒリズムに陥って現実から目を背けてしまうのでしょう。「戦争=一対一のデスマッチ」なら一握りの大国以外には何も無い事になります。国防・安全保障は「相手に一定以上のリスクを負わせる」事で、そのために「持続可能な身の丈の努力」が必要なのだと思います。
ブロガー(志望)
2018/03/03 17:41
> 84mm無反動砲(B)の眼鏡取り付け金具が強度不足だったときは、数ヶ月後にサーブ社の社員が韓国からやって来て、部品の交換をやりましたものね。

ひゃっはーさん、どうやらサーブ社は「お客様は神様です」「顧客ファースト」精神が息づいているようですな。

> それに引き替え、住友重機はなんなのよ。

「お客様は神様です」って言葉を悪用するクレーマーが増え、それにどう対抗すべきかネット等で盛り上がっているようです。

まさか住友重機は、現場の隊員からの改善要望を「悪質クレーマーの戯言」って黙殺していないよね?
被本塁打大王
2018/03/04 13:53
そのサーブ社の社員は、部品交換のついでにちゃっかりと84mm無反動砲M4の宣伝までやって帰っていきましたもの。官需だけにしがみついて、海外に武器を売るつもりもないのに売る売るとホラを吹いて、天下りを受け入れている、どっかの会社とは大違いです。
ひゃっはー
2018/03/04 16:12
> そのサーブ社の社員は、部品交換のついでにちゃっかりと84mm無反動砲M4の宣伝までやって帰っていきましたもの。

はっはっは、商魂逞しいですねw

でも、どこぞの自称・下町の町工場連合と違い、納期も所期性能もしっかり守る、何かトラブったらすぐに対応するという真っ当な商売やっているから不快感どころか好感を覚えます♪
被本塁打大王
2018/03/04 18:27
安かろう悪かろうではありませんが、コストに見合っただけの性能を国産装備が獲得できているのなら何も文句はありません。
文句が出るのはダメなところがあるからだって事を防衛省もメーカーも自覚して欲しいですね。
八王子の白豚
2018/04/02 01:01

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