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zoom RSS どうした日経? と ウクライナ と クリスマスイブの思い出。

<<   作成日時 : 2017/12/24 16:23   >>

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【日経社説】
新たな危機にも目配りする防衛体制に
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25015850T21C17A2EA1000/

>防衛費が急ピッチで増加している。東アジアの安保環境の悪化を考慮すれば防衛力の増
強は不可欠だが、本当に効率的に使われているのかどうかはよく見極める必要がある。い
まの自衛隊のまま、ただ装備を増やせばよいのか。抜本的な組織改編も視野に防衛のあり
方を考えるときだ。

> イージス・アショアは1基800億円と見込んできたが、1000億円を超えるとの報道もある。
米トランプ政権の言うがままに、高値づかみすることのないようにしてもらいたい。

> しかも、今回導入が決まった(1)陸上配備型のミサイル迎撃システム「イージス・アショ
ア」(2)戦闘機から発射し、地上の敵や艦船を攻撃する巡航ミサイル「JSM」――などは、
いずれも初期費用しか計上されていない。

>JSMは8月の概算要求には含まれていなかった。使い方によっては敵領土に撃ち込め
るとの見方がある。歴代内閣は敵基地攻撃を「法理的には自衛の範囲」としてきたが、野
党の一部は違憲と反発している。もう少し丁寧に論議してから導入を決めてもよかったの
ではないか。

>大きな買い物の一方で手薄な感じのするのが、新たな危機への対応である。

>サイバー攻撃に備える防衛隊の要員を110人から150人に増やすが、米国防総省のサイバー
要員は数千人ともいわれる。高層大気圏で核爆発を起こして相手国のインフラを破壊する
電磁パルス(EMP)攻撃などへの備えは、研究段階にとどまった。

>共通するのは、陸海空いずれの自衛隊にとっても主業務でない課題への感度が鈍いこと
だ。

>いまの中期防衛力整備計画は18年度で満了するため、年明けから新計画づくりが始まる。
敵が上陸してきたら戦車部隊で迎え撃つ。そんな古典的な戦争はもはや想定しがたい。

一体どうしたんでしょうね。急に昨日のブログで紹介した記事でも本予算と、補正を併せて議論しろ、とありましたが、まるで清谷信一の生き霊が憑依したかのような日経の変質です。安倍政権のヨイショしていればよかったんじゃなかったの?

日経がやっと来年度防衛予算と、本年度の補正予算を合わせて報道
http://kiyotani.at.webry.info/201712/article_16.html


 米、ウクライナに対戦車ミサイルなど提供へ
http://www.afpbb.com/articles/-/3156462

 ならず者、ゴロツキの類いのウクライナをあたかも民主国家のように扱うのはトンデモな話です。ロシアの方が国家として遙かにまともですよ。ウクライナは中国や北朝鮮の軍事技術をどんどん売ってきた。売るだけじゃなくて、人間も出してきました。遼寧の近代化の際にはかなりの熟練工を出しています。
 そして紛争国にも緩く兵器を輸出しています。

 ロシアに制裁を加えてウクライナを優遇して緊張を作ることは欧米、特に欧州の経済的な利益にも適わないし、テロや、高度な兵器のならず者国家への拡散を助けることであり、頭がおかしいと言わざるを得ません。10年後には欧米の歴史家は、あれは愚かなことだったと指摘することになるでしょう

 まあ、目先の危機を煽れば軍需産業は儲かるでしょうが、イラク戦争同様に国家、国際社会は大きな損害を被るでしょう。

 このウクライナの件はついては大石英司氏も述べています。
 http://eiji.txt-nifty.com/

 この話は、実はもの凄く複雑な話になっていて、ウクライナというのは、冷戦時代からソヴィエトの先端工業地帯で、冷戦崩壊後も、航空機産業や兵器産業が生き残り、それらはロシアや中国と仲良くやっていた。
 所が、ロシアと実質戦争状態になって、ロシアはウクライナ製のパーツが入らなくなって、それを今は中国が穴埋めしているんです。かつてはウクライナが作っていたロシア製のいろんな武器のパーツ(恐らく航空機関係も)を今、中国が生産している。所が中国は、実はそれを作っているのが自国だという認識がないみたいなんです。汎用品としてロシアは買っているから。
 一方で、北朝鮮のミサイル開発の背後にいるのは、今では中国ではなくウクライナだと言われているのに、米帝はそれを止められずに、見ない振りしてこんこなとをするわけです。

 ロシアがウクライナの政変のときにクリミア半島を抑えたのは、国会の海軍拠点が欲しかったことも確かですが、クリミア半島には多くのロシア兵器のサプライヤーがあったことも理由です。ウクライナが完全に西側よりになってロシアと断絶すればロシアの兵器産業、航空産業は大打撃を受けます。

 実際に中国が輸出しているのはレーダーとか大きなコンポーネントは少ないらしいですただネジでも特殊なものであれば、それがないと製品が完成しない。

 手元にはウクライナの輸出公社の出しているダイレクトリーがあるのですが(100ドルも取られた!)、非常に多くのコンポーネントを作っていることがわかります。

 ウクライナの離反は単に航空機メーカーなどが離れたということだけでは無く、日本で例えれば大田区の町工場がいきなり無くなった、みたいな話です。ロシアでは国内でパーツの内製化を進めていますが、それもコストも時間がかかる。で、中国を頼ったということころです


我が国の外交に気位があるならば、このようなウクライナ優遇とロシアの敵視化をおこなって不要な緊張を起こし、またならず者国家であるウクライナの兵器拡散をとめるように主張すべきです。違いますか、河野外相?


 クリスマス・イブの思い出というとハンガリーですね。
 1年のロンドン滞在を終えて、欧州回って帰国する途中、せっかくだからドイツ、オーストリア、ハンガリー、チェコ、ポーンランド、フランスなどを巡って帰ろうということで、オーストリアの次に12月24日にハンガリーに行くことにしたのですが、悪名高い「地球の歩き方」には列車内でビザがとれると書いていたのですが、全くの嘘。

 で、車内で知り合った日本人の女の子とともに、列車をおりて、電車とタクシーを乗り継いで国境付近の最寄りのハンガリーの国営旅行社でビザをとって、歩いて国境の橋を渡りました。後にも先にも国境を歩いて渡ったのはこのときだけです。今にして思えば貴重な体験。

 で、再び列車にのってブダペストに着いたのですが、宿が殆どいっぱいでその女の子とシャワーも無い部屋で、ルームシェアで、民泊となりました。彼女は疲れたで宿にとどまったのですが、ぼくはせっかくだから夜の町に。共産国のくせに生意気に、クリスマス・イブなのでどこも閉まっており、地下鉄も止まっておりました。

 で、開いている飯屋を探して歩いていると、3人組のジプシーらしい、あんちゃんたちが近寄ってきて、じゃれるフリをして財布抜こうとするので、どついて催涙ガスを向けると一人が拳銃を出してにらみ合いに。 確か距離は4〜5メートルほどでした。
 相手の拳銃は既に型式は忘れましたが、古い25口径のシングルアクションの自動拳銃でした。多分弾は入っていないと踏みました。シングルアクションならば薬室に弾を装填しているならばハンマーをコッキングするか安全装置を外すはずです。仮にぼくの見立てが間違っていてダブルアクションでも、ハンマーを起こさないとトリガーが重いので命中精度は下がります。
 しかもあんちゃんは片手を突き出して構えていたので、素人丸出しでした。まあ、撃っても当たることはあるまい、あたっても25口径ならば致命傷にはならんだろうと踏んだので、そのままチキンレースのにらみ合いをしていました。

トリガーを引いたら正当防衛ですからガスを使って相手の銃を奪って、腹に2発ずつぶち込むか、腹に一発、あたまに1発づつぶち込んで口封じをするかしようと思っておりました。

そうこうするうちに、相手の仲間が撃ったらやばいと、そいつを説得しだしたので、しばらくしてから後ろを向いて歩き出したら、追ってきませんでした。幸か不幸か実際に銃撃戦を経験することにはなりませんでした。

でも命のやりとりをする貴重な体験にはなり、くそ度胸は増したと思います。

えっ、その女こととはどうなったって?
残念ながらぼくのストライクゾーンから大きく外れておりましたので、清らかな夜を過ごしました。


■本日の市ヶ谷の噂■
木更津のスバルのV-22オスプレイの整備施設は殆どアメリカ様の指示の通り動くだけの下請け作業なるも、スバル側に英語のわかる人間が1名しかいないので、現場の混乱は必至との噂。


お勧めのクリスマスアルバムです。30年以上前のアルバムですが今聞いても古さを感じません。
細野晴臣、ムーンライダーズ、越美晴、上野耕路、戸川純、ピエール・バルー、大貫妙子、伊藤銀次、立花ハジメ、高橋幸宏と豪華な顔ぶれです。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
催涙ガスは飛行機に持ち込めるのですか?
備えあれば憂いなしとはまさにこの事ですね!
Masaya Hariu
2017/12/24 17:35
そんな修羅場を経験されていたとは、露ほどにも思っていませんでした。


※文谷さんのブログ記事ですが↓

>事実を否認しようとしている「防衛技術ウォッチャー」(自称)

http://schmidametallborsig.blog130.fc2.com/blog-entry-1922.html

「似てるのは雰囲気だけ」とか「日立のやつが間に合わなかったんで(中略)日立のがII型説」とか、訳が分かりませんorz。意地でも清谷さんの話は信じたくないのでしょうね。そんな方々が「自衛隊の国産装備って、しゅごい!」とか真顔で言っているのかと思うと頭痛が...。
KU
2017/12/24 22:33
>「空母」運用機を本格検討 短距離離陸のF35B導入

http://this.kiji.is/317708664863835233

>>攻撃型空母を保有することは許されない

今時、攻撃型だの何だのと言っているのは、日本くらいですよね。
KU
2017/12/25 08:40
>悪名高い「地球の歩き方」には列車内でビザがとれると書いていたのですが、全くの嘘。

まあ別名「地球の騙し方」と言われる位の本で、何分投稿者からの口コミ情報をその後更新もしないでそのまま掲載し続けるケースも結構ある様でして、とっくに潰れてしまった飲食店を散々時間をかけて探して現地人に笑われたのは良い思い出ですw

ただ、若い頃それを酒の肴の鉄板ネタで使っていたら、たまたま合コンの相手のおねーちゃんが寄りにもよってそこのスタッフだった、という漫画みたいな展開で、見事轟沈したのも今となっては良い思い出だったりするw結構おっきかったんだよなぁ(どこがとは言いません(爆)

>じゃれるフリをして財布抜こうとするので、どついて催涙ガスを向けると一人が拳銃を出してにらみ合いに。 確か距離は4〜5メートルほどでした。

おいおいおいおい、全くもってシャレにならねー事態じゃないですか(驚

>でも命のやりとりをする貴重な体験にはなり、くそ度胸は増したと思います。

いやぁ、私だったら絶対ホールドアップして良ければ身ぐるみはがされ、悪けりゃ撃たれた挙句以下同文な展開だったよなぁ・・・そのクソ度胸少し下さいw

>えっ、その女こととはどうなったって?
残念ながらぼくのストライクゾーンから大きく外れておりましたので、清らかな夜を過ごしました。

性なる夜が、聖なる夜にってシャレの様な話ですねwまあ、残念でしたねとしか言えないw
北極28号
2017/12/25 10:41
>催涙ガスは飛行機に

今は知りませんが当時はOKでした。
キヨタニ
2017/12/25 13:44
ブダペストではひどい目にお会いしたようで。私なら死んでたでしょうか?少なくとも海外で拳銃を突きつけられて冷静ではいられなかったでしょう。強盗対策で基本小銭入れしか持ち歩かないので金銭的被害は少なかったかも知れませんが。以前ケチケメートのエアショーを見る為に近場のブダペストに泊まったのですが、宿が繁華街から遠いのと疲れたのとで遠くまで出歩きませんでしたが、歴史ある綺麗な街なのにどこもかしこも落書きだらけで残念な気分。荒れているのかな?と言う印象。明るい時間の街の印象はそこまで悪くなかったので真っ暗になると出歩かないのが吉ですかね。
やれやれ
2017/12/25 14:42
色々と分けて考える必要がありますね。
これは例えば中国と対抗関係にある諸国がすべて民主的か否かという言い方も出来ると思います。また日本が昔から援助をしていたミャンマーもはたして一般的に見ればどうであったか。

ロシアの対ウクライナ干渉に対する是非と、ウクライナ政府のやり方に対する是非は分けて考えるべき問題だと考えられます。でも日本を見ても、自称リアリストの方でも中国やロシアと対抗姿勢をとっているというだけで民主認定しちゃったりすることって多いですよね。
ふきのとう
2017/12/25 15:40
ウクライナですか、前にもここはとんでもない国だって仰ってましたね。
確かに極東の不安定の原因を作っておいて自分は被害者面をしているウクライナの姿に何となく不快感を感じるところはあります。
八王子の白豚
2017/12/28 01:30

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