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zoom RSS 綾瀬、大和両市長は情緒と好き嫌いで軍事を判断するな。

<<   作成日時 : 2017/05/02 17:31   >>

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 米軍ヘリの機銃、子どもに触らせる 厚木基地イベント
http://news.livedoor.com/article/detail/13010264/

>厚木基地で4月29日に開かれた基地開放イベントで、米海軍が展示していた軍用ヘリコプターの機銃を子どもを含む来場者が触っていたことが地元の神奈川県大和、綾瀬の両市などへの取材でわかった。両市から申し入れを受けた米軍は「適切ではなかった」として途中で取りやめた。

>綾瀬市は29日昼過ぎに事態を確認し、「機銃に触れるのは好ましくなく、遺憾」と米軍に伝えた。大和市は「来年以降、銃器の展示は慎重に検討してほしい」と申し入れた。米軍は両市に「来場者の要望を受け、隊員が銃座に入るのを許したようだ」と説明したという。


両市は子供に「忌まわしい、まがまがしい武器」を触らせるな、教育上悪い、ということでしょう。
ですが、それは極めて幼稚で、思考停止です。


大木さとる大和市市長、古塩政由綾瀬市長は政治家とし極めて幼稚な軍事認識しかもっておらず、地方行政を好き嫌いとか、俺がキモいと思うからという情緒レベルで判断しているとしか思えません。
政治家としての資質を欠いているとしか言いようがありません。

火の出るオモチャ、銃器やミサイルなどだけが「武器」ではありません。この会場で展示されて、機銃を搭載していたヘリも「武器」ですし、恐らくは戦闘機や哨戒機などもも展示されており、それらに触れることはOkだったのでしょう。またよく同様のイベントで横須賀で空母に市民を乗せたりもしていますが、あれも「武器」です。

なぜ大きな「武器」に触れるのが良くて、銃器だけ触れるのが禁句、子供にふさわしくないのでしょうか。
ぼくには全く分かりません。

おそらく「火の出るオモチャ」だけが武器だという思い込みがあるのでしょう。
両市はその根拠を論理的に市民や、外部に対して説明する責任あると思いますがそれは多分出ないでしょう。
気分とか情緒ですから。


武器がすべて子供の教育に悪いならば、この手のイベントに対して、子供の参加を禁止すべきでしょう。
なんなら、武器に関するすべての書籍や雑誌の販売の停止を書店に命じては如何でしょうか。

両市ともに米軍基地と深い関係にあるわけですが、「思い込み」や「情緒」で米軍や自国政府と話し合い、行政を行っていることになります。医学を知らない偽医者が、加持祈祷で病気を治そうとするようなものです。
市長や役所の情緒で、例えば生活保護を支給するかしないか、予算の執行を決めたら大問題でしょう。

とろこが軍事に関してはそれが許されてると思っているのであれば、幼稚、無責任としかいいようがありません。


こういう場をむしろ積極的に教育に活用すべきでしょう。

引用した写真のヘリには12.7ミリ機銃のM3が写っておりますが、自衛隊では空自の救難ヘリは5.56ミリのMININIを搭載しています。こんなものはCSARでは役に立ちません。しかもMINIMIは米軍の10倍の調達コストがかかり、その上性能偽造までやっていました。こういう国産機銃を買うことに問題はないのか。

また自衛隊ではM2を使用していおりますが、これまたライセンス生産品で馬鹿高い、しかも性能偽装がばれて3年も調達が止まっているわけです。更に発射速度が遅い。米軍がM3に切り替えたのは発射速度がより早く、ヘリに搭載するのにふさわしいからです。ところが自衛隊は米軍の何倍ものコストをかけて、できの悪く、発射速度の遅いM2を使用しているわけです。

こういう説明を子供にすれば、少しは防衛問題や税金の使い方に興味を持つきっかけになるでしょう。

軍隊に忌避的な態度をしめせば、市民の歓心をかえる、プロ市民から突き上げられたくないと考えているのか、軍事に対して忌避的な態度をとる自治体が多いことも、我が国で国民が防衛に無関心である一因ではないでしょうか。だからまともな防衛議論ができず、防衛省や自衛隊の無駄遣いが放置されています。

いつも挙げる例ですが、健康になりたければまず病気に対して正しい知識と認識を持つべきです。それもおこなわわず、暴飲暴食を繰り返して、神様、健康にしてくださいと祈ったり寄進しても健康にはなりません。
これが「革新自治体」とか「進歩的な自治体」の軍事に対する姿勢です。

ところが実際は軍事を知ることが、平和への第一歩です。
ぼくは防衛費の使い方にあれこれオブジェクションを申し上げおりますが、これも軍事の知識あり、諸外国を広く取材してきているからできわけです。単に防衛省が悪い自衛隊が悪い無くしてしまえて喚いているだけでは記事になりませんし、防衛省は痛くもかゆくもないでしょう。


単に軍隊嫌いだ、嫌だ=平和だというのであれば、当事者意識と当事者能力の欠如としか言いようがありません。
こういう無能な行政が政治や軍事に無知な子供を育ててることが平和にためになるのでしょうか。

単に子供はカッコいいから機銃を触りたがるのでしょう。でもいいではないですか。それが後年に何かを考えるきっかけになるかもしれません。危ないからといって遠ざければいいというのは一種の宗教でしかありません。



ぼくが毎回取材している南アフリカの防衛見本市&航空ショーでは毎回、子供たちを招いて、軍のパビリオンで軍の説明をしたり、銃の射撃訓練を体験させたりしています。これは子供に国防の実態を教えるためのプログラムす。言うまでもありませんが南アは民主国家であり、我が国同様に軍隊は志願制であります。

綾瀬、大和両市はこのような取り組みに対して「無知で野蛮な土人の所業」とでもいうのでしょうか。
是非とも市長、及び市の担当者の意見を聞いてみたいものです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
筋道はともかく、今は大和も綾瀬も市長は保守だし市議会も自公で過半数を押さえてますよ。
共産党や旧社会党(社民)なんて少数です。
それを調べもせずに
これが「革新自治体」とか「進歩的な自治体」の軍事に対する姿勢です
などと決めつけるのは事実に対する誠実さに極めて欠ける文章と言わざるを得ません。
筆者にしてみれば軍事を忌避するだけの現実離れしたサヨクを自分が批判するという図式に
持っていきたいのでしょうけれど、それはもう古いですよ。
もっと他に指摘する事があるだろう、と言う主張には納得もしますし賛成もします。
ですが未だに保革対立の55年体制モドキの認識で反対するサヨクを叩けば事足れりと言うのは
幾らなんでも古すぎますよ。
 
2017/05/03 13:15
両市長にはプロ市民辺りから突き上げがあったんじゃないんですかね?
ああいうイベントには一般人やミリヲタに混じって米軍や自衛隊の粗捜しをやる連中もいます。
今回は米軍でしたが、イベントを開くときは気を付けた方が良いでしょうね。良かれと思ってやったことが裏目に出る形になってしまい残念です。
以前陸自のイベントで銃器の展示してるブースで自衛官に9o拳銃と89式小銃について「これってだいぶ古くなってきたけど更新や改修するの?」と質問したら顔から笑顔が消えました。
聞かれたくなかったんでしょうかね?
八王子の白豚
2017/05/03 19:39

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