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zoom RSS 経産省、エアバスに技術紹介、仏政府と覚書。随分都合のいい話では?

<<   作成日時 : 2017/03/01 07:55   >>

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経産省、エアバスに技術紹介 仏政府と覚書

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H1R_X20C17A2PP8000/


> 経済産業省は日本企業の航空機産業への進出を後押しする。3月1日にフランス政府と覚書を交わし、日本の優れた部材や通信システムなどを欧州エアバスに紹介する場を2017年度に設ける。有望な技術を持つ企業には補助金も出す。新興国を中心に航空機市場は拡大、次世代航空機の開発も進むなか、日本企業の市場開拓を促す。

随分と都合のいい話ではないでしょうか。
経産省はエアバスを旅客機メーカーとしか認識してないんじゃないでしょうか。

エアバスグループは傘下にかつてのユーロコプター、ユーロコプターやA400Mなどの軍用機、人工衛星や、軍事技術のシステムインテグレーターで半分は軍事企業で、ボーイングみたいなものです。

さて、かつてユーロファイター商戦でははじめからF-35の採用ありきで、付き合った欧州側には大きな不満がありました。事実かなり要求をF-35に合致するようにマニュピレーションされたようです。つまりで出来レースの八百長。
建前のために形だけの競合を行う必要があったので競合にしたわけです。

窓口こそBAEシステムズでしたが、当然ながらエアバスも面白いはずがありません。欧州側はユーロファイターをテコに日本の防衛産業との商売の拡大を図ったわけですが、やっぱり米帝の犬だったよね、との失望感は大きかったはずです。

空自のUH-X商戦ですが、これまたインチキの官製談合です。
調達単価を実現できないUH-60J改をはじめから採用ありきで、これまたでき試合の茶番でした。
当初、23.75億円の調達単価で調達するはずのUH-60J改は概ね50億円とほぼ二倍です。このままではLCCも2倍になるでしょう。そもそも原型となった現用のUH-60Jの調達単価だって40〜45億円でした。
23.75億円でできないのは子供でもわかる話です。しかも仕様がこれまたUH-60に有利なようにすでに排された、昔のMILスペックを満たすこととか書かれていたわけです。ほぼ官製談合間違いなし。空幕長以下組織ぐるみです。
仏政府が抗議したのも宜なるかな、です。

そして陸自のUH-X。
これは本来、日本のヘリ産業を振興するため、国際共同開発を前提に計画されていました。ですからエアバスヘリは、最新型を川重と一緒に開発する提案をしました。これを世界中で1000機以上売る予定でした。成功すれば第二のBK117となって、国際市場での日本のヘリ産業の商売の拡大にったはずです。
また防衛省ではこれをベースに武装ヘリを開発して既存のOH-6やOH-1,AH-1Sの更新も計画しており、それが決まれば更に100機程度の需要はあったでしょう。これは経産省も乗っていたはずです。

ところが蓋を開けてみれば、値段が安いのが一番だと、半世紀前に開発されたUH-1を双発化した412のマイナーチェンジ型です。
実質いじるのは、トランスミッションだけで、これも外国機企業が担当します。つまり日本に対する技術移転はほとんどゼロ、富士重工に仕事を落とすために、国際価格の何倍の価格で調達するわけです。
だったら、ウチも既存モデルを投入してたよ、というのがエアバス側の本音でしょう。
確かに川重の不手際もあってでしょうが、それよりも防衛省の変心が大きかったでしょう。
察するにグローバルホークやらオスプレイやら高いアメリカ製のおもちゃを政治的に買わされることになって、
UH-Xは安物で我慢しろ、ということになったのではないでしょうか。


仮にUH-Xを川重が受注していれば、事実上富士重工のヘリ部門は壊滅して、へりメーカーは3社から2社に集約されるはずでした。それもなくなり、費用対効果悪い防衛省専用産業として今後も3社体制が続きます。
だったら、まだ412を生産しているカナダかインドネシアで生産して輸入した方がましだったでしょう
一応これの民間型を今後150機売るといっていますが、カナダやインドネシアでほとんど同じものをもっと安く作っているわけで、大同小異の高い日本製ヘリがそれほど売れるでしょうか。

これも防衛省が勝手に方向を転換した、裏切られたとエアバスヘリ側は怒っていました。それは日本支社だけではなく、本社も同じで、この件に関して記者会見もあり参加しましたが、エアバス側の怒り心頭の様子でした。

そのエアバスヘリのヘッドだった、ムッシュ・ジヌーが今エアバス・ジャパンの社長です。


さて、こういう過去の行状で、エアバスさん、ひとつ宜しくというのは随分と虫がいい話ではないでしょうか。
無論、エアバスも商売ですから儲かる話なら乗るでしょうが、日本側を信用してくれるでしょうか。
また、同じ条件ならば意趣返しで別な国と組むのではないでしょうか。
仮にフランス政府の意思があっても、エアバスが断る話もあるでしょう。

防衛省はかつて、空自の練習機でもインチキな官製談合を行いましたが、こういうあからさまなインチキな入札を続けることは我が国の国際的な信頼を失います。
商売で何が大切かといえば、信用です。

その信用を防衛省が毀損し続けております。
ぼくもそうですが、仮に商品がいくらよくとも信用できない相手は組みません。過去、それで諦めた商売が多々あります。信用できない相手と組むと絶対に痛い目にあうからです。
商売をしている人間にとっては自明の理です。

インチキが習い癖の防衛省の所業も直さず、防衛航空宇宙産業で諸外国の政府と、企業の信頼を得られるでしょうか。また経産省にも確固たる防衛航空宇宙産業振興のビジョンもありません。政策はすべて近視眼的で、継続性がありません。ジェトロの航空産業の中小企業振興もそうです。
これでもくろみが成功すると考えているのであえれば、随分と世の中と商売を舐めています。



strong>Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
60代も夢中「キノコホテル」とは?(上)
http://japan-indepth.jp/?p=32791
60代も夢中「キノコホテル」とは?(下)

http://japan-indepth.jp/?p=32796


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

海自ヘリ問題、諸悪の根源は「現場の暴走」だ
訓戒処分を受けたが、海幕長の判断は正しい
http://toyokeizai.net/articles/-/155943



朝日新聞のWEBRONZAに以下の記事を寄稿しました。
南スーダンで負傷した自衛隊員は救えるのか
戦死者、戦傷者を想定していない「軍隊」の危うさ
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2017011700001.html

続・南スーダンで負傷した自衛隊員は救えるのか
不足するキット、十分な応急処置ができない衛生兵……
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2017012000003.html





















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内 容 ニックネーム/日時
お邪魔します。
 「ごく一握りの選良"だけ"で国や社会を動かす」という前近代中国の官僚制の流れを汲む日本の官僚は「民(間会社)如きなど自分達官にへりくだるのが当たり前」という考えなのでしょう。尤も前近代中国の官僚は(中国内の)それ以外とは隔絶したエリートでしたが、今の日本の官はそれ程ではありませんし(前近代中国の官僚は汚職が疑われただけで自決強要だったが、今の日本の官僚にそれを受け入れる度胸はあるまい)、同じ日本人なら「和を乱す気がオリャア」とでも言えば黙るのでしょうが、エアバス社は「日本国内の和」など知った事ではないでしょうから。
ブロガー(志望)
2017/03/01 22:45
この記事、かなり参考になりました。
 
> そのエアバスヘリのヘッドだった、ムッシュ・
> ジヌーが今エアバス・ジャパンの社長です。

こういった経緯はその分野を専門的に追いかけてないと見えないですよね。
 
技術紹介したいならなぜ既存の展示会を活用しないのでしょう? BtoBの世界では効率良く継続的に売り込むことが重要だと思うのですが。 信頼性重視の航空産業ですし。 単独イベントで予算使いまくって、すぐには結果がないのでアウトというパターンですね。
 
あと、これまでにあれだけの仕打ちを受けてもエアバスが相手にする理由は何かあるのでしょうか? シリコンバレーでも日本企業はよくアジェンダのない表敬訪問みたいなのやってウザがられてますが、彼らもやんわり断ることはできたと思うのですが。
えいち
2017/03/04 02:58
こういうのって経産省はお金と名前だけ貸して商社に全部やらせた方が上手く行くんじゃないですか?

なんでもお上がコントロールすればいいって訳じゃないでしょうに・・・
八王子の白豚
2017/03/04 22:20

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