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zoom RSS 装輪装甲車(改)試作品納入

<<   作成日時 : 2017/01/11 11:25   >>

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画像

                              写真提供:防衛装備庁

コマツが開発した装輪装甲車(改)の試作品が1月10日に納入されました。
主要諸元は以下の通りです。96式と比較してみましょう。

装輪装甲車(改)          96式
全長:約8.4メートル       6.84メートル
全幅:約2.5メートル      2.48メートル
全高:約2.9メートル       1.85メートル
乗員定数:11名         10名
重量:約20トン         14.5トン


96式に較べてかなり大きくなっていることもがわかります。
写真はモジュラー装甲を装着していない状態のようですが、示されている重量がそれ込みなにか、否かはまだわかりません。
それと全高がかなり高く、下部構造を写真から見る限り、対地雷防御もある程度考慮されているように思えます。 

重量は4.5トンほど重たくなっており、乗員も1名増えており、車内容積は拡大されていると考えられます。
車幅は96式よりも広くなったものの依然道路法の規制の2.5メートルに抑えられております。恐らくベースは既に開発されたNBC偵察車をベースに開発されたのではないでしょうか。
外見から見る限り、タイヤも小さく、不整地性能はさほど高いようには思えません。
具体的な論評は控えますが、あまり期待を持てそうもありません。
導入にあたり、諸外国のサンプルと性能や運用性、調達性を比較した上で採用を決定すべきではないでしょうか。


Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
自衛隊、オスプレイの空中給油能力を活用? その1

http://japan-indepth.jp/?p=32558


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コメント(20件)

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結構、大きいですね。ところで軍研今月号の菊池カメラマンの記事に「陸自はまだ国産装甲車によるファミリー化をあきらめていないようで」とありましたが、MCVベースではなく、この車体をベースに派生型が作られるのでしょうか?
KU
2017/01/11 12:18
諸元を見る限り、欧米の装輪装甲車より走破性能は劣り、MRAPより耐爆性能は低いってところじゃないでしょうか。全幅に対して全長が長過ぎますね。
マリンロイヤル
2017/01/11 18:25
ぱっと見ですが、センスを感じない外見ですね。
やはり気になるのは全高です。
耐地雷防御対策や居住性確保のためにある程度は仕方ないとはいえ、これは戦闘車両として考えるとちょっと高すぎではないでしょうか? なんか、本末転倒な気がします。
いずれファミリー化するとして無人砲塔とか対戦車ミサイルとか背負ったら、それこそ3m以上になりますよね。
ところで、他に公開されている動画では、12.5o機銃用と思われる防盾付きの車両が写っていましたが、この2.9mという高さは防盾の上部まででしょうか? それとも車長ハッチまで?
それと幅を2.5mに納めたのは国内事情からしょうがないのかもしれませんが、幅より高さのほうがあるわけで、不整地走行能力的にはどうなのかとか、爆風で簡単にひっくり返りそうな気もするのですが、そのあたりはいかがなもんでしょうか?
PAN
2017/01/11 18:36
ぼくも全高の数値がタカすぎるのでは、と思いますが何しろリリースにはそのように書いてあります。
キヨタニ
2017/01/11 18:52
※防衛装備庁HPより

http://www.mod.go.jp/atla/research/shisaku/sourinsoukoushakai.html

AMVやパンデュールII、テレックス2にも似ている印象を受けました。もっとも、同じようなコンセプトで設計すれば似たようなデザインになってしまうのでしょうけど(>_<)。それから写真を見ると見事にベンチシートですね。てっきり、MAVみたいにフローティングシートが採用されているのかと思ったのに。それにPANさんも指摘されておられますが、やはり横幅が限られているためかトップヘビーな感は否めないですね(機動戦闘車のほうが幅があるためか、安定感があるように思えます)。あと動画では「人員輸送ユニット」「通信ユニット」「施設ユニット」の3タイプが紹介されていますが、ぜひ「救急ユニット」も用意されていることを期待しております。でも陸自のことだからw、たとえ装甲救急車を揃えたとしても、搭載すべき肝心の医療器材が貧弱そうな予感がしますorz いろいろ書いていて、ふと思い付いたのですが、いっそのこと、新規開発するよりもNBC偵察車の車内レイアウトを換え、指揮通信車やAPCなどにしても良かった気もしますが(ワイヤーカッター(伸縮するタイプもあるようですね)が装着されていたりと評価出来る部分も。やはり海外への派遣も想定しているのでしょうか?)。
KU
2017/01/11 21:13
主だった重APCのサイズを調べてみましたが、AMV(APC型)が全長7.30m・全幅2.90m・全高2.30m、ストライカーICVが全長6.99m・全幅2.72m・全高2.64m、ボクサーが全長7.93m・全幅2.99m・全高2.38mとなっていますね(「世界の戦車パーフェクトBOOK」より)。ちなみにNBC偵察車はそれぞれ、8.00m・2.50m・3.20m(同書より)となっています。やはりというか、今回の試作車体はトップヘビー気味ですね。これで採用され、しばらくしたら演習中にカーブを曲がったら横転しました、なんてことが起きなければ良いですが。にしても、陸自はMAVとすら比較しないつもりでしょうか?MCVの登場でコマツの牙城は崩れた気もするのですが。
KU
2017/01/11 23:23
お邪魔します。
 個々の兵器以前に、日本は未だ陸戦を「戦国時代の国内戦」の感覚でしか捉えられず、「(近現代の)陸戦の対外戦(場所はたとえ国内でも)」を理解していないのかも知れません。日清・日露戦争は「西洋から教わったとおりにやった戦争」だったと思いますが、その後旧陸軍は「中国大陸での国盗り」にのめり込み、陸自はさらに「先祖返り(軍事的合理性では信長・秀吉・家康以下?)」しているのでは。
ブロガー(志望)
2017/01/11 23:24
何だか全体的にモッサリしてますね。
ま、それでも96式よりは使えそうな感じはしますが・・・・
私も動画見ましたが、腰高な感じがしますね。
しかし96式を改修しないで新規開発ですか、毎度の事ですが自衛隊は新車が大好きですねぇ・・・
車検が来るたびに新車に買い替えてるカーマニアを見るようです。
で、毎度話が出る事ではありますが96式って改修するより新車買った方が良いってレベルでダメ装甲車だったんですか?
何か筋の悪い設計だったって話はチョロチョロ聞くんですけど・・・・
八王子の白豚
2017/01/12 00:06
全幅よりも全高の方が大きいって、なんだかおかしいんじゃないんでしょうか。よくわかりませんが。
なぜ機動戦闘車は全幅が2.5mを超えているのに、これは2.5mにしたんだろう?
ひゃっはー
2017/01/12 12:50
>薬や医療器具も買わせてもらえない自衛隊病院の悲劇

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170112-01269247-sspa-soci

予算が増えて全ての問題が解決するなら、何とも有難い話ですよね(^^)
KU
2017/01/12 18:22
96WAPCはサイズが小さ過ぎて荷物が乗らなさすぎですね。
改造しても容積は増やせ無いから新車は仕方が無いかと。

それでも荷物は乗らなさそうでが(苦笑)
新型WAPCを2両購入すると3 1/2トラック1両がおまけで付いて来る、というなら実用的になるかもしれません。
グチ
2017/01/12 21:55
>防衛装備庁に小松製作所製の新型装輪装甲車、「装輪装甲車(改)」の試作車輌が納品

http://news.militaryblog.jp/web/Japan-ATLA-unveils/New-Gen-8x8-APC-made-by-KOMATSU.html


>>『「米国のストライカーなど諸外国においては既に実用化された装輪装甲車がある」とした上で、「各種脅威からの防護力等の要求性能、コストに関して総合的な観点から比較検討した結果、本事業(=装輪装甲車(改))の優位性が認められた」としている。』

はじめに導入ありき、というか結論ありき、というか・・・。最近、国産装備を開発する際、必ずといってよいほど「総合的な観点から〜」という台詞が入っていますよね。比較検討した、ともありますが、カタログデータだけでは分からない部分もあるでしょうに・・・
KU
2017/01/12 22:32
動画で正面からの画像を見ると、たしかに高さの方が幅より大きそうですね。

また、重量ですが、6.84mの長さをそのまま8.4mにスケールすれば17.8t。あまり装甲が厚くなったようには見えないのですが、一見、ねじ止めの装甲板が目に付きます。

動画中の車内の様子、写真の車内の様子でも、後部の兵員室から(少なくとも)車長席まで、V字hullになっているようで、そこは考えたのでしょう。

しかし、全高が極めて高いので、APC専用でしょうね。。。この車体をIFVにしたら成り立たないでしょうから、IFVは機動戦闘車ベースにするのでしょうか。

個人的にはMAV(MCV?)の方が良いと思うのですが、どうもそうはならなさそうですね(試験で全然ダメとなれば、話は変わるでしょうが)。

小松さんには、軽装甲機動車の後継としての、軽装甲人員輸送車を期待したかったのですが。。。
ドナルド
2017/01/13 00:02
Yahooニュースからどうしても伝えたくて来ました…

モジュラー装甲を装着指定ない状態のようですが、
示されている重量がそれ込みなにか、
→装着してない
→込みなにか→込みなのか
&装着してないのにそれ込み??

対地雷防御もあるていど
→ある程度

タイアも小さく
→タイヤ

評論する以前に、ご自身が評論されてしまいますよm(__)m
wing
2017/01/13 22:32
車幅を抑えたのは、空間装甲を車体全体に追加で取り付けるためなのでは?
車体周りがボルトだらけなのはそのせいかと。
車幅を広くして更に空間装甲追加となると、日本の道路事情ではさすがにキツいので。
車高の高さも、地雷などへの防御向上の為なんだろうと。
機動力に問題は残りそうですが、
防御軽視だった日本の機甲装備の歴史としては、
防御重視で作られた画期的なものだと言えるのでは?
あと気になるのが車体前面のデザイン。
たぶん燃料タンクが前面に配置されている気がします。
張り子の虎にウンザリ
2017/01/13 22:55
個人的には、一般的な正規戦向けの装輪装甲車APCとしてはともかく、MRAPのような用途としては良いと思います。
全幅で疑問を抱かれがちですが、法令はともかく、MRAP等は路上でのスムーズな運用のため結局このくらいの幅になっています。
また、以前に軽装甲機動車の正面の防弾ガラス云々の論争がありましたが、そもそも正面から銃撃を浴びるとたとえ耐えても視界が著しく遮られてしまいます。
警戒や走行のために大きなフロントガラスを持たせるのが最近の傾向ですが、キューポラの方が良いと思っていました。

ただし、凄まじく不安なのがエンジン配置ですね…。
見た感じ、めっちゃミッドシップになってます。他では滅多に見ないほどにど真ん中です。高速運転が難しくなるかも。
普通、装甲代わりに正面に据えるのがセオリーですが…。正面のでっぱりは全部空間装甲?

2017/01/14 03:00
誤字の指摘ありがとうございます。訂正しました。
キヨタニ
2017/01/14 09:35
多分、全幅が2.5m以下で相応の防御力を持っている装甲車は外国にはない。だからコマツ製を採用するべきだ、というアリバイをつくるために、全幅を狭くして全高と全長を長くしたのではないのでしょうか。全幅2.5mというのは、作戦上の必要性があったわけではないでしょう。
ひゃっはー
2017/01/14 13:01
海外の装輪装甲車の全幅全長の比率は1:2.5ぐらいが普通だ、長くても1:3までだ。そうでないと路外機動力の確保が難しいのだろう。路上ないし整地された部分しか走れないなら、攻撃側から見れば狙いやすい相手になる。MRAP並に車高を上げて爆風をそらす、車体下部のV字角も急にする必要がある。しかし、それでは正規戦には対応できない装備になる。この全幅全長比で、路外機動力を上げる方法をコマツが開発してるなら話は別だが、そうでないなら中途半端で使えない装備ではないか。パトリアAMVでも買ったほうがマシだと思う。
マリンロイヤル
2017/01/15 01:34
そんな96WAPCが陳腐化するくらいの技術的発達があったのだろうかとは思います。というより、諸外国の標準から言えば96WAPCなんて全部の師団にあってしかるべき種類の装備に思えるんですが(現行の師団の統廃合を兼ねて実施するのはどうかななんて)。どうもそこらへんは解りかねるものを個人的には感じます。海外派遣にしても米軍のように大規模な兵力を常時展開させるわけでもないでしょうし、派遣分の地雷防護車両ならあれもこれもと追い求めた車両を開発するより、適当なMRAPを購入して中央即応集団に集中配備したりするとかいう方策も検討の価値があるように思いますが。
ふきのとう
2017/01/21 22:01

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