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zoom RSS 産経新聞大本営作戦参謀杉本康士記者 陸自の狙撃は世界一!

<<   作成日時 : 2016/11/14 15:50   >>

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あの国の特殊部隊を迎え撃つ、世界一の陸自スナイパーが手に握る「対人狙撃銃」
http://www.sankei.com/premium/news/161005/prm1610050003-n1.html


いきなりタイトルから「世界一の陸自スナイパー」ですよ。
頭の中の妄想をそのまま活字にしていいのは小説であって新聞記者ではないでしょう。
小説家にしても大石英司氏がこんな事かいたら、読者が引くでしょう。

具体的な比較もせずに、また論拠もなく自軍最強ともてはやすのは、産経新聞が大嫌いな、かの半島民族もかくやというほどのウリナラマンセーぶりです。

戦争当時は軍部からの圧力もあって、無敵皇軍的な記事を書かければいけなかったと、言い訳もできるでしょう。ところが現在はそんな圧力はありません。子ども作文レベルの記事を書いていいのかぁ。記者クラブ会員て楽なしょうばいなのね。

そもそも陸自にはまともな狙撃部隊がなく、かつては64式にスコープつけただけでした。
M24が対人狙撃銃として導入されたのはつい最近です。しかも64式時代からきちんと狙撃手の養成もしてこなかったので、狙撃手のノウハウの蓄積も殆どありません。

現実、陸自の狙撃手はアマチュアレベルです。ちょっと隠れて遠くの目標を撃つのができるだけのレベルです。
世界一とは夜郎自大も良いところです。
狙撃手、或いは狙撃チームといったほうが宜しいでしょうが、単に鉄砲撃つのがうまいだけじゃ務まりません。
狙撃チームは下手すると何週間も同じ場所に潜み、敵を待つこともあります。偽装のために植生に関する知識などや、あらゆるテクニックに通じている必要があります。
また敵のどのターゲットを狙うのか、また敵情を無線で部隊に伝えるテクニックも必要です。つまりは偵察員としてのスキルも必要です。加えるならば、近年ではヘリからの狙撃も多用されており、この訓練や装備も必要です。これらに関して自衛隊は殆どまともにやっていません。


> 陸自の狙撃手は指揮官を守ることで指揮命令系統の乱れを避けることを主任務としている。ただ、陸自は「指揮官防護だけに専従するわけではない」と説明する。

そうなんですか?
だとしたらほとんど素人ですよね。相手の狙撃手をどうやって探知するんですか。狙撃探知システムが陸自に導入されたのはPKO用にごく少数だけです。諸外国からも大きく遅れております。それに対狙撃手であれば機銃やグレネードの方がよほど有用です。

更に申せば、7.62×51弾は威力不足と認識されており、より威力と射程が長いラプア弾を使用するライフルが選ばれるようになってきています。更に対物用では12.7ミリ弾を使用するライフルが主流です。

また分隊レベルでは7.62×51弾のオートマチックのライフルにスコープを搭載した狙撃銃が多用されています。指揮官防御ならばこちらのほうが向いているでしょう。

> 有事の際は敵国の特殊部隊が日本国内に入り込み、自衛隊部隊や国民生活の混乱を引き起こす危険を想定しなければならない。北朝鮮は韓国など周辺諸国に挑発行為を続けており、日本にも特殊部隊を送り込んでくる事態が発生することも否定できない。「急速にゲリラ攻撃への対処装備の必要が出てきた」(陸自関係者)というわけだ。

その場合狙撃チームだけでは対処できません。部隊には狙撃探知機が、必要ですし、またグレネードや重機関銃などの他の火器とのコンビネーションも必要です。かつて陸自はアコースティック型の探知機の導入に否定的でした。撃たれてからしか探知できないからです。敵のスコープの反射などを探知する狙撃探知機もないことはないですが、殆ど普及していないことを考えればあまり信頼性がないとうことでしょう。

ですがアコースティック式の探知機を入れないということは、延々と敵の狙撃手の的になるということですが、それが理解できないのが陸自です。対して他国は既に今世紀入ってからドンドンアコースティック型の探知機を導入しています。思考停止も良いところです。最近になって、やっとPKO用にちょっとだけ導入したようです。

ですが、脅威がゲリコマだ、島嶼防衛だと言っている割には、まったく内地の部隊に配備するつもりはないようです。で10式とか機動戦闘車とか、想定される意外のゴジラや火星人の襲来なみにリアリティがない大規模な上陸作戦に備えています。10式や機動戦闘車はゲリコマに有用というのはポジショントークに過ぎません。
加えて申せば、内地のファースト・エイド・キットは止血帯と包帯が各1個です。

陸自は国内で狙撃されることなんて、想定していません。
想定しているならば見識は素人以下か、機甲科や特科などの意見を抑えられない、つまりは陸幕の指導力がないということです。いずれにしても当事者能力がないということです。

> オーストラリア陸軍が主催し、米国やアジア太平洋諸国、欧州諸国が参加する射撃競技会(AASAM)の狙撃銃競技では、陸自は平成25年に18チーム中11位と、ふがいない結果に終わった。しかしその後、出場自衛官の強化に取り組み、今年のAASAMでは2位の中国軍チームを押さえ、八木亜生都2等陸曹と小城健一1等陸曹のチームが初の総合1位を獲得した。

このコンペで、初回参加時はドットサイトつけて参加したわけです。当然他国は倍率付きのスコープです。
この一点だけを見てもどれだけ陸自がお花畑か理解できるでしょう。それがわずか数年で世界一の狙撃手が育成されたと。まったく産経新聞の見識には失笑を禁じえません。

因みにこのコンペに力を入れているのはインドネシアなどです。同国は殆どカスタムの銃を投入して、その銃をこのコンペで優勝した銃だと宣伝して輸出に役立てています。

因みにこのコンペの目的はオーストラリア軍が各国の装備の現状を練度を調べるちという下心のもとに開催されており、オーストラリア軍の情報部も関与しています。そのあたりを、理解して参加すべきなのですが、勝った勝ったと大おろこビしているのは随分とナイーブです。
無論このような国際コンペにでて、如何に自分たちが井の中の蛙であるかを知ることは重要ですし、他国の軍隊と情報交換もできます。ですが主催者が何を目的しているかと考えれば、手の内を前部明かす必要はありません。事実ホストのオーストラリア軍はかなり手を抜いて参加しています。彼らは勝つことが目的ではなく、情報収集が目的だからです。ところが自衛隊のチームには情報関係者は同行すらしていません。

また諸外国では対物狙撃銃も既に標準装備ですが、自衛隊はこれまた導入する気もありません。
対物狙撃銃は遠距離から撃つだけではなく、比較的近距離からでも、敵のバンカーやバリケード、装甲車、ヘリ、UAVをなど撃破するために使用されています。このためドイツ軍では分隊、小隊レベルでこれを配備し、狙撃手は中隊規模で配備しています。各国とも7・62ミリ、ラプア、12.7ミリ弾を使用する複数の狙撃銃を装備しており、また狙撃手のスキルの向上に努めています。繰り返しますが狙撃手はただの鉄砲撃ちではなく、複数の高度なスキルと能力を兼ね備える必要があります。ある意味特殊部隊に近い能力が要求されています。

そして我が国は狩猟がスポーツとして発達していないために、他国のように子供の頃からハンティングに慣れ親しんだという隊員はほとんどいません。このため狙撃手には一から教え込む必要があります。この点も不利です。

産経新聞大本営作戦参謀杉本康士記者の誇大妄想的な記事は自衛隊の実力を膨らまし粉で最大限に膨らましたものですが、これを納税者や当の自衛官が信じ込むならば、実戦において多くの無駄な血が流されるでしょう。

その時は杉本記者は責任をお取りなる気があるのでしょうか。
会社の命令で嫌々ながら書いたのだ、自分も被害者だと抗弁するのでしょうか。

いずれにしてぼくからみれば利敵、売国的な記事にしか思えません。
愛国を商売にするなとは申しませんが、節度というものが必要でしょう。
もっとも愛顧心の欠片もないからこういう記事書いて、掲載することができるのでしょう。



Japan In Depth に以下の記事を寄稿しております。

自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その5戦傷救護編
http://japan-indepth.jp/?p=31436

自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その4防御力編 後編
http://japan-indepth.jp/?p=31379

自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その1 情報編
http://japan-indepth.jp/?p=31070
自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない その2 火力編
http://japan-indepth.jp/?p=31120
自衛隊に駆けつけ警護できる戦闘能力はない。その3防御力編 前編
http://japan-indepth.jp/?p=31185


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コメント(23件)

内 容 ニックネーム/日時
>我が国は狩猟がスポーツとして発達していないために、他国のように子供の頃からハンティングに慣れ親しんだという隊員はほとんどいません。

主様のこの御指摘なのですが、旧ソ連や中国、北朝鮮の銃規制は厳しいです。民間人の銃砲所持自体、大幅な制約下に有り、子どもが実銃どころか、モデルガンやエアソフトガンすら、手に触れる事が出来ず、気軽に狩猟を行う訳にも行きません。

この点、子どもが、大人の管理下、精巧なモデルガンやエアソフトガンに手の触れる事の出来る日本の方が、遙かに恵まれているでしょう。

この点を主張すると、旧ソ連や中国、北朝鮮では、
『教練』があり、其処で実銃に触れられるではないかと、反論されるでしょう。しかし、日本には、精巧なモデルガンやエアソフトガンがあるだけでなく、新東京五輪に向けての銃刀法改正も行われました。其れは射撃協会に属し、選手を目指すのなら、10歳から、競技用空気銃の使用等が可能になっています。

勿論、狙撃手と競技選手には、違いがありますが、
日本にも、この分野の道があるのですが・・・。
チャイカ
2016/11/14 16:55
問題は他国の軍隊と比較して、全体としての射撃の技量はどの程度? 1年間の訓練用配当の弾数が射撃技量の尺度になるのではないか。
実弾とエアガンとは全然違います。音・衝撃とか。
元キャプテン
2016/11/14 21:46
駆けつけ警護防御力編を読みました。結局、仮想敵を考えないから、敵の武器を考えない。だからデタラメな防御力になるということでしょうか。
敵の武器をキチンと想定すれば、それに応じた防御装備を考えられるようになるということでしょうか。それとも、敵の武器を想定しても、どのような防御力が必要か考える能力がないのでしょうか。
こんにちは
2016/11/15 00:17
M24狙撃銃が特段低性能という訳ではありませんが、カールグスタフの時と同様、「本当にこれの導入がベストだったのかな?」と感じるチョイスではあります。
記事にもあるように狙撃銃と言っても1種類ではありませんし、世界各国で様々なものが作られています。導入時にもう少し狙撃の在り方についてしっかり調査していれば安直にM24の導入で良しとする事は無かったと思います。
大石英司さんの小説に出てくる「サイレント・コア」だって2種類の狙撃銃を使ってますよね、そのくらい考えなかったんでしょうか?
プロたる自衛隊(実態はアマチュアなんでしょうけど)が在野の民間人より銃についての知識や考え方で負けるのは正直どうかと思うんですが・・・
八王子の白豚
2016/11/15 00:17
すでに世界一ってことは、予算は増やさなくていいんですよね? ね?
 
SC州の田舎の四流大学で学んでた頃、冷蔵庫に普通にルームメイトが「1997年、鹿」とか書いた肉をストックしてました。 普通に親父がリロード用に使ってる火薬でロケット作って遊んだ話とかしてて、怪我した痕の自慢までする始末。 「こりゃ勝てないわけだ。。。」と思い知らされました。 ネットで読める知識を超えた肌感覚のようなものってありますよね。
えいち
2016/11/15 05:10
チャイカですが、元キャプテン様からの御指摘有難う御座います。

確かに実銃とモデルガンやエアソフトガンが、全然違うのはその通りです。しかし、若年者などに銃器の安全な取扱い方他を指導するには、最適では?

事実、マルイの89式のエアソフトガンが、CQB等の
訓練用に陸自で採用されている事はご存知かと。
また、弾の出ないモデルガンも80年代初頭、米の傭兵スクールの走りとして有名だったマークスクールでは、校長のフランク キャンパーが、実銃に触れさせる前に訓練生に教材として、使用していました。同じ頃、ガンライター兼フォートグラファーで高名なイチローナガタ氏は、出入りしていたSWATチームの突入訓練用にMGCのイングラムの活用を進言し、好感を持たれています。

其れに、日本の民間でも、狩猟免状の取得試験では、実弾を撃つ事の出来ない模擬銃(因みに罠や網猟の場合は実物使用)を活用し、銃器の安全な取扱い方などについて訓練しています。

これ等の事例は軍、司法機関、民間の違いは有れど、エアソフトガン、モデルガン、模擬銃を訓練等に有意義に使用している一例ですが。


チャイカ
2016/11/15 06:24
また、日本では、民間人にアクションシューティング用の短銃の所持等は許されていませんが、普段、国内でエアソフトガンを用いたマッチで腕を磨いていたマック堺氏は極めて実践的なアクションシューティングの一つである、米スティールチャレンジで優勝しました。そして、ヤフーの知恵袋で御活躍されておられるmotorwork_engineer氏は猟銃等所持許可と狩猟免状を持ち、射撃、狩猟歴ウン十年。今の日本では、珍しく一家でこれ等を行われており、しかも愛銃は英国製H&Hの最高級水平二連散弾銃、しかもアンティーク等と言うプロ中のプロ。

にも関わらず、motorwork_engineer氏はエアソフトガンやモデルガンを莫迦にしていません。

曰く「毎日の様に長いのも、短いのも、含めて、射撃を行っており、時には一家総出でマッチを行う」また、日本には素晴らしいエアソフトガンがあるのだから、これ等を活用すべきだと進言しています。

マック堺氏やmotorwork_engineer氏は民間人です。しかし、彼等は下手な国の軍や警察の要員より、射撃や銃器の取扱い等では遙かに経験豊富にも関わらず、実銃至上主義に陥っていません。

因みに、是は北海道在住で、ようつべ上で御活躍されている医師であり、プロ中のプロのディアーハンター、JPSikaHunter氏も同様ですが。
チャイカ
2016/11/15 06:24
清谷様

兵隊は体力さえあればいい。兵隊は鉄砲さえ撃てればいい。 素人意見ですね。じゃ〜、体育大学や運動部、ハンターを採用すればいいじゃんと思いますがね。
マタギですが、狙撃兵に求められる資質求められます。鉄砲の命中精度だけでなく、熊などの習性や 地形、気象を熟知していないとダメだし。弾きれたら、刀や槍で熊と近接戦闘しなければならない。 ある程度生存自活のスキルがないといけません。
マタギはレンジャーや特殊部隊とある程度互角に戦えます。
マタギのじいさん、足腰強いですよ。その辺の体育会系のアンチャンより、持久力は優れています。 若い頃の隊長で、隊長のじいさんがマタギで小さい頃から 猟を手伝わされ、山を熟知していました。自衛隊に入隊したら、通常のレンジャーや冬季レンジャーも終え、冬戦教の教官も経験。マタギで 修行するのもゲリラ戦やゲリ・コマに反映できます。
元キャプテン
2016/11/15 09:05
小隊or分隊単位で運用できるUAVも揃えない、まともに使える無線機も揃えない、NVGも揃えない、攻撃ヘリも旧式化するまま放置プレイ、そんな組織を何にも疑問を抱くことなく全力で応援する産経って何なのでしょう?これで、南スーダンに派遣されている部隊から戦死者が出たら出たで、装備面の不備なんぞはそっちのけで、ひたすら「聞くも涙、語るも涙」の提灯記事を全力で書き上げるのでしょうね。
KU
2016/11/15 12:54
軍事に全く興味のない一般人がこの記事見たら
信じちゃうんだろうな。
K
2016/11/15 16:49
>陸自報告書 「ジュバ安定」でも黒塗り

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201611/CK2016111502000272.html

これはひどい。ここまでやったら逆効果にしかならないと思うのですが。
KU
2016/11/15 18:39
チャイカ様

いいえ、こちらこそ参考にならず 申し訳ございませんでした。昔、中学生の頃 エアガンというかBB弾で校内で遊んでいまして、先生に見つかり、しこたま怒られ、BB弾を穴に撃ち込まれて 痛かった!流行りでした。昔は私はヤンチャ坊主でした。そのヤンチャ坊主が将校になれるなんて世の末です。
元キャプテン
2016/11/15 19:49
防御編3のヘルメットですが、
独立クッションの付いた新型が補給され始めてますね。
ただ、対弾性を落とさずに軽量化したそうなので、防御力は以下略だと思われます。
鉄帽の話
2016/11/15 23:00
お邪魔します。
 戦国時代、農民も武装して自衛しており、天下統一の過程で刀狩り・兵農分離が行われました。戦国時代を終わらせるために必要な事でしたが、それは「武力で戦うなどという事は普通・まともな人間のする事ではない」といった意識を生み出してしまいました。江戸も中期以降は武士も戦わなくなりましたし。近代化・市民革命は国家が武力を統制したのであって、「武力で戦う」事自体を否定してはいないはずなのですが。明治になって徴兵制をしいてもその意識は完全に払拭されず、先の大戦によってその意識がより一層極端な形で定着したのではないかと思われます。多くの日本人にとっては、持ち上げるにしろ貶めるにしても、「軍人・自衛隊員=自分達とは違う異質な人間」なのではないかと思われます。「戦争=自分達とは関係ないもの、軍人=自分達とは違う異質な人間」という意識がある限り、清谷様が望む「国防・安全保障の事実と論理に基づくまともな議論」はできないのでは。。
ブロガー(志望)
2016/11/15 23:57
駆けつけ警護閣議決定したようですね。
しかし、もともと自衛隊は国外で武力行使してはいけないというのがあった訳です。
これを、「武力行使しなければ海外派遣してもよい」「非戦闘地域なら良い」「自衛隊のいるところが非戦闘地域」などと言って、外国軍に守ってもらいながら海外派遣をしてきた訳です。
そしてこの駆けつけ警護ですが、「武力行使ではない」とするために、「自衛官を警察官と同じ文民とみなし、文民の正当防衛の範囲内で武器を使用する」という理屈になっています。異常な理屈です。
それで、「文民だ」「非戦闘員だ」と政府はいう訳ですが、自衛官が捕まった場合、捕虜待遇は受けられるのでしょうか。
こんにちは
2016/11/16 01:43
>独立クッションの付いた新型が補給され始めてますね。

その情報がウィキペディアに載っていますがガセです。
マニアが願望を書いたのでしょう。

新型ヘルメットは現在開発中で、珍しく二社競合となっています。ただしそれぞれの詳細は不明です。

ネットの情報は不正確なものや、願望が事実として述べられているので注意が必要です。
キヨタニ
2016/11/16 10:40
ブロガー様

歴史から見たら、仰る通りでしょう。
やはり、コミニュケーションの壁・先入観があるという事実は否定しません。
私は以前にも主張したように自閉隊からの脱却です。
現役からの視点で サービス・現業を生業とします。給食サービスでもよし、人材育成サービスでもよし、そこで顧客意識・説明責任・顧客満足度・社会的責任という意識が生まれます。また、隊員がサービス業に加わることは再就職のスキルに繋がります。また、稼ぐことにより 運営費を得られ、財源にも貢献できます。モンゴル軍でもサービス業を行っています。
OBからの視点で、野党の代議士に自衛隊出身を。チェック機能が働き、むしろシビリアンコントロールが強化されます。私の先輩である元2佐の方は民進党に公認を受け、次の選挙に出馬する予定です。
ジャーナリストです。防衛に関する問題点は現役の時から痛感しています。また、大本営発表に騙されない眼力があります。正しい情報発信 をすることができます。
教授・教員です。やはり先入観は無知から起因しています。 私の部下は任期満了して国立大学に進学し、高校の社会科教師しています。私も塾講師しています。将官クラスでも大学教授に再就職しています。子供や若者に正しい知識を教えています。
問題の本質は外部評価がない、顧客がいない、社会的責任がない、ガラパゴス である。OBは応援団ではなく、むしろ 圧力団体となり、厳しくチェックすべきです。子供を甘やかすとろくな大人にはなりません。以上
元キャプテン
2016/11/16 11:45
すみません、再度確認したところ88式の2型は存在しなす。3点式のハーネスとパッドを装備しているそうです。ただ調達数が少なく、先にご案内の新型に近い内に更新が始まるようです。
キヨタニ
2016/11/16 16:23
こんにちは様へ

御下問でありますー自衛官は捕虜の待遇を受けれるか?について、結論から言わせると受けることができる。詳しく説明すれば、国際法であるジュネーブ第4議定書において、戦闘員の用件を満たしています。戦闘員の用件とは1 公然と武器を携行している。2 指揮官が存在し、組織的な活動をしている。3 軍服を着用し、略章・階級章・部隊章を表示していること。 正規軍だけでなく、反政府武装組織、ゲリラ、レジスタンス、民兵も上記の要件を満たせばジュネーブ条約の捕虜の待遇を受けれます。しかし、正規軍の兵士が便衣隊みたく民間人の服装・身分でスパイ・破壊工作したり、民間軍事会社や傭兵はジュネーブ条約の適用除外です。民間人に化けるのは背信であり、敵を油断させ、背後から殺害できます。民間軍事会社や傭兵は戦闘を金で請け負い、武装組織に所属していないからです。 相手は国際法を遵守するかどうかは別問題です。米軍でさえ、アグレイブ刑務所やグアンタモアで捕虜を虐待していますし、旧ソ連も関東軍の捕虜をシベリアで強制労働していますからね。国際法は効力や罰則がないのでザル法で、ブラック企業に労働基準法や公益内部通報法を守りなさいと言っているようなものです。お役に立てませんが、説明終わります。
元キャプテン
2016/11/16 18:55
ジュネーブ条約は第3議定書(protocol)までしかありません。おそらくハーグ第4条約=「ハーグ陸戦条約」の第1条のことでしょう。揚げられた3条件に加え「戦時国際法を守る」という4条件を満たす「正規軍、民兵、義勇兵」が交戦者として捕虜となる資格を有するものです。しかし政府自民党は「自衛隊は、正規軍でも民兵でも義勇兵でもない」としていますから、疑義があるのです。
また、ジュネーブ条約第1追加議定書第43条3項は準軍組織(paramilitary)と武装警察(armed law enforcement agency)は、正規軍組み入れの通知を敵にした場合は交戦者資格と捕虜資格を得るとしていますので、それまでは捕虜資格はないことになります。PKO協力法は、自衛隊は警察官職務執行法を準用して武器の使用をするとしていますので、武装警察や準軍組織と見做される可能性が高いと言えます。とすれば「正規軍組み入れ通知」を日本政府が出さない以上、捕虜資格はないことになります。
こんにちは
2016/11/17 23:37
こんにちは様へ

法解釈に誤りがあり、お詫び申し上げます。
確かに軍隊に見えるけど軍隊ではない。というグレーンゾーンは昔から変わっていません。例えが悪いですけど ニュー・ハーフであるはるな愛は女に見えるけど中身は男ということと本質は同じです。正規軍の要件とは何でしょうか?軍法会議の有無、ROEの有無、色々な解釈があります。実態として政府の予算・法律・権限で運営されていることは否定できない事実です。共産国家は党の私兵ですが。
与党・野党問わず 現実に向き合わなかった政治家のツケでしょう。私が現役の頃、研修視察に来られたイギリス軍の中佐と世間話する機会がございまして、あなた達=自衛官は軍人とは思っていない、武装公務員だ!私も若い頃、公務員なのか、軍人なのか葛藤したことがあります。
この発言も本質のひとつでしょう。
国際法も慣習法であって、破ると処罰はありません。勝てば官軍、負ければ賊軍です。労働基準法みたいなものでブラック企業に労働基準法を守れと言っても効果はないのと同じです。かりに自衛隊がジュネーブ条約や国内法で軍隊と正式に解釈されても相手国や武装組織が国際法を遵守する保証はありません。
まさに禅問答で、神や仏が幸福な世の中を作っていただくことができるのか? まさに神学論争です。
清谷さんに質問です。他の国の軍人はどういう身分なのでしょうか?
日本みたく行政府の職員と同じなのか? 行政府の職員とは一線を画した身分なのか?
元キャプテン
2016/11/18 08:54
>現役の頃、研修視察に来られたイギリス軍の中佐と世間話する機会がございまして、あなた達=自衛官は軍人とは思っていない、武装公務員だ!

今晩は、チャイカです。
元キャプテン様のこの御指摘なのですが、先にも述べましたが、是は日本だけではないです。

日本と同様、憲法で常備軍の廃止を謳ったコスタリカも同様です。しかし、paramilipic 様の非武装国家コスタリカにおける警察の武装(http://togetter.com/li/824374?page=2)を見れば解りますが、
同国の治安と保安、そして情報機関は、平和ボケしていません。其れに同国の実態は、麻薬組織との抗争や隣国との国境紛争に悩む重武装警察国家です。

しかも、彼等の敵は、隣国以外にも、国際法の尊重どころか、それに囚われる事すらなく、重武装し、下手な正規軍やテロ、ゲリラ組織よりも、『極悪非道』で『残虐』な麻薬組織です。

しかし、彼等は勇敢に敵に立ち向かい、その密輸用半没高速艇や自家製潜水艇を拿捕する等、極めて実践的です。

また、同国の国家治安情報部(DIS)直属の特殊部隊UEI(情報機関系準軍事部門、但し、国内での犯罪や麻薬組織相手の作戦にも従事しています)は米南方軍主催の多国間年次演習Fuerzas Comandoの各国特殊部隊による軍事オリンピックにも参加し、多国間の枠組みの中で、その技量を磨き、他国との連携にも努めています。

ですから、コスタリカの治安と保安、そして情報機関の関係者は、軍人ではなく、武装公務員と言えば、そうなのでしょう。しかし、その彼等は他国の軍人にも勝るとも劣らず勇敢かつ、実践的であり、その任務を全うしていますが。
チャイカ
2016/11/18 20:54
チャイカ様

御指摘に感謝申し上げます。そこまで調べているなんて頭が下がる思いです。
現役の幹部でもチャイカ様ほど勉強していませんし、そこまでの知識はありません。裏を返せば、現役自衛官は相対的にプロ意識が欠如しているということなのでしょう。だって門漢外の素人で自力で勉強し、本業をこなし、私は真似できません。
さて本題に入りまして、コスタリカという国の事情は無知ですが、なぜ軍隊がないのか?私の勝手な想像ですが、経済・財政・人口等の国力から軍隊を維持管理できない。警察が軍隊の代替となり、資源がそこに集中せざる得ないと思います。武力集団=暴力装置は軍隊だけでなく、警察・治安部隊・親衛隊・諜報機関の部隊・沿岸警備隊等さまざまで役割分担があります。
バチカン公国はスイスの傭兵で賄っていて、人口の関係でしょう。
自衛隊は軍隊か? 軍隊でしょう。国家予算で運営され、権限・運用は行政府でコントロールされています。つまり政府の統制化にあり、組織的に活動ができるから。ガバナンスや 存在理由は国の事情で異なるでしょう。 ちなみにドイツ連邦軍は軍法会議なし、憲兵なし、労働組合あり、違法な命令に拒否権あり、告発義務あり、国会の査察
元キャプテン
2016/11/18 23:11

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