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zoom RSS 安倍政権のバラマキは景気を余計に悪化させる。 アベノミスクは社会主義経済

<<   作成日時 : 2016/08/28 13:20   >>

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2次補正予算案決定 歳出3年ぶり100兆円超
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201608/CK2016082502000138.html

>政府は二十四日の臨時閣議で、今月二日にまとめた経済対策の第一弾を実行するための
二〇一六年度第二次補正予算案を決定した。一般会計の追加歳出は四兆一千百四十三億円
で、当初予算と合わせた歳出総額は百兆八十七億円になる。百兆円を超えるのは三年ぶり。
財源不足を補うために二兆七千五百億円の建設国債を新たに発行する。補正予算の財源と
して国債を追加発行するのは四年ぶりになる。補正予算案は九月召集の臨時国会に提出す
る。

> 補正予算案はインフラ整備や一億総活躍社会の実現に向けた施策を盛り込んだ。訪日外
国人の受け入れや農林水産物の輸出を強化するための公共事業に一兆四千五十六億円を計
上。家計支援として、住民税が非課税の低所得者二千二百万人を対象に一万五千円の給付
金を支給する。総額は三千六百七十三億円で支給は来年春ごろになる見込み。

>国の信用を基に低金利で貸し付ける財政投融資を三兆六千二十二億円増やす。リニア中
央新幹線の全線開業前倒しに向け、鉄道建設・運輸施設整備支援機構を通じてJR東海に
一兆五千億円を融資する。整備新幹線の整備加速や駅のホームドアの設置、開かずの踏切
対策も進める。

>政府の経済対策の事業規模は二十八兆一千億円で国の支出分は六兆二千億円。今回の投
入額は特別会計の除染費用の支出なども合わせて四兆五千二百二十一億円になる。残りは
一七年度当初予算案に盛り込む。

>その第一弾となる補正予算案は、大型クルーズ船が着岸できる港湾改良など公共事業が
中心。政府は「二十一世紀型のインフラ整備」とし、将来につながる投資だと強調する。
だが、ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次氏は「与党内で要求額がどんどん膨れ上がっていた
今回の経済対策は規模ありき。必要な事業かどうかは疑問が残る」と指摘する。



本日54歳になりました。少年老い易く学成り難し、を実感します
そういえば田中角栄氏はこの歳で内閣総理大臣だったんですよねえ。
ぼくも頑張ろう。(笑

さて、アベノミスクの実態は旧態然の自民党の利権誘導のバラ撒きです。
それが景気回復に効果がないことは90年代以降明らかでしょう。

それだけではありません。そのバラマキの原資は借金ですから、国の借金が膨れ上がりました。

よく国の借金は個人や企業と違う、資産もあるから大丈夫だという「専門家」がおられます。
本当でしょうか。では国の借金が増えて問題がないならば、なんで年金が減額されたり、掛け金が上ったり、
健康保険の保険料も値上げしないといけないのでしょうか。

据え置きでも宜しいでしょう。

ですが、社会保障関連の個人負担は増えるばかりです。
しかも将来負担がさらに減り、年金やサービスは減額されたり、劣化することが予想されます。
ですから多くの人が消費を抑えて、貯金をするわけです。

必要なのは個人消費の喚起ですが、それができない理由は何かと考えるべきでしょう。

ところが安倍政権は供給サイド、しかも大企業の話しか考えておりません。
ですから金融をいじるとなんとかなると思っています。

ですが、いくら金融緩和をしても中小零細企業への融資が増えたり、利息が減ったりしません。
それに上場企業は自社で資金を調達して銀行からはカネを借りません。
結果、お金が余っているのは日銀だけということになります。

毎度申しておりますが、迂遠に見えて近道は、国の借金を減らすことです。
将来の不安がなくなれば、みんなもっとお金を使います。

安倍政権のやっているバラマキは逆効果です。

これまでも本来、当年度の予算で予期しない支出を手当するための補正予算で、来年度の概算要求で落ちた予算を復活させています。これは世間様ではインチキと呼びます。

そして日銀が資産を膨らまし続けています。



日銀資産が膨張、ついにFRB超え 次世代に禍根残す恐れ
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO06488980V20C16A8000000/


>もちろん円相場の動向によって再逆転する可能性はあるものの、日銀は長期国債の保有残高を年間80兆円のペースで増加させ、ETFも年間6兆円のペースで買い続ける。一方、FRBは量的緩和やゼロ金利政策を終了させ、資産残高はおおむね横ばい圏にある。このため大幅な円安にならない限り、国内総生産(GDP)が2倍超ある米国よりも日本の方が中央銀行の資産が大きいという状態になっていく。


多額の国債を引き受けていますが、これは企業ならば親会社が子会社に負債を押し付けているようなものです。借金が減るわけではない。悪徳企業ならばこの子会社を潰して、借金をチャラにします。いわゆる計画倒産ですが、まさか日銀でやるわけにもいかないでしょう。

その上、税金で株式やら不動産を買いまくっています。これは市場操作にほかなりません。多くの上場企業の筆頭株主が日銀ということになってしまいます。これは資本主義ではありませんやっていることはケ小平と真逆で、資本主義経済の社会主義化です。

先の補正予算もそうですが、GDPを無理やり膨らまそうとしているわけです。
安倍総理は後の歴史家から愚かな指導者として批判されるでしょう。
それを待つまでもなく、来年ぐらいには失脚する可能性もあるのではないでしょうか。

まあ、首相のおじいさんは社会主義経済大好きな官僚でしたけども、戦後は宗旨替えしたように思えます。
まさかおじいさんの伝記でも読んで感化されたのでしょうか。

さて、こんな中国の逆をやるような統制経済で投資家が流れ込んでくるでしょうか。


Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました。
記事「もしゴジラが上陸したら?」にモノ申す

http://japan-indepth.jp/?p=29895
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました
「シン・ゴジラ」で戦う自衛隊はリアルなのか
白熱の戦いに登場する兵器を分析してみた

http://toyokeizai.net/articles/-/133280

Japan in depth に以下の記事を寄稿しました。
オリンピックでドーピング、何が悪い?

http://japan-indepth.jp/?p=29562
IRONNAにいかの記事を寄稿しました。
安倍総理よ、憲法改正は「魔法の杖」ではない

http://ironna.jp/article/3795














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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
清谷様

お誕生日おめでとうございます。曹長〜1尉の自衛官は54歳の誕生日に定年退官です。清谷さんと同学年の方はリタイアしている年齢です。私の新兵時代の営内班長も清谷さんと同じ年齢で先月退官しました。私が入隊した頃は30、31歳の青年でしたが、今は初老のオッサンです。髪はオール白髪。 私も白髪が増え、お互い年齢を取りました。先輩の心配事は再就職先です。地方では50歳以上の求人はあるのはあるのですが、マッチングするのはなかなかないのが現状です。マッチングしないところに就職しても長続きしないのが現状です。先輩は都会へ就職することも考えています。このことから地方経済はまだまだ貧しいという証拠です。定年退官した場所で都市部と田舎では再就職先の求人数・待遇に格差があります。1・2佐の上級幹部が首都圏に居住する方が多いのは、再就職という理由もあるからではないでしょうか?
元キャプテン
2016/08/28 18:02
>こんな中国の逆をやるような統制経済で投資家が流れ込んでくるでしょうか。

確かに規制緩和が盛んに言われた頃より、改善したとは言え、まだまだ問題は多いし、課題も山積みです。また、現政権の経済的采配等も…です。しかし、地政学的に見ると、日本は大陸から、海を隔てており、程々の距離感を有しています。また、民主主義国家で、国体なり、政体が一夜で激変する事は低い。その上、国民の教育水準等もまずまずで、国内の治安水準も比較的落ち着いています。ですから、大陸への足場と言うか、前衛として、日本は其れなりの場所を有しているのではないでしょうか?

尤も、直接、大陸に乗り込むのも良いのですが、中国にしろ、極東ロシアにしろ、資源や市場等で、其れなりの魅力は在るものの、反面、政治的リスク等は高い。だったら、大陸への足場と言うか、前衛として、日本の魅力があるのでは?

しかし、これ等を判断するのは、飽くまで先方ですが…。
チャイカ
2016/08/28 20:47
>>本日54歳になりました。
お誕生日おめでとうございます(笑)

>>少年老い易く学成り難し
全く同感です(笑)

経済は、消費税減税・財政出動・金融緩和の三つが同時に揃わないと、どうにもならないでしょう。金融だけアクセル踏んでもダメですね。
マリンロイヤル
2016/08/28 22:13
ビジネスの相手を中国・アメリカだけでなく ロシアに向けるという発想もあっても良いのではないでしょうか?
ロシアは日本海を挟んで隣同士近い国ですし、ロシアは親日の国です。シベリアは資源が豊富でポテンシャルがあります。しかし、日本はロシア人にいい感情はない。
北方領土において 全面返還しても、インフラ整備で何兆円投資してもリターンはほとんどありません。北方領土を諦めてシベリア・サハリンから安定的な原油・天然ガスの安定供給を確約する。島の元住民はもうすぐ墓場に往きます。
そういう選択肢もあってもいいのではないでしょうか?
過去の歴史と経済・ビジネスは別物と考えるべきです。
私事ですが、ロシア軍の元中佐で現在、極東で貿易会社を経営している方とメル友・飲み友達で元軍人同士気が合います。その方もやはり 、日本人がロシア人を警戒し、ロシア人は信用できないという先入観に嘆いていました。私が知っているロシア人は信用できる方です。国と個人は別物です。プーチン大統領も愛犬は秋田犬、柔道家です。でも政治家ですから必ずしも日本びいきではありません。
元キャプテン
2016/08/29 11:41
>本日54歳になりました。少年老い易く学成り難し、を実感します

清谷先生、御誕生日おめでとう御座います。全くその通りで油断すると何も学ぶ事無く、直ぐに月日だけが経ってしまうという危機感は感じています。(対応が出来ているか否かは別としてw)

>そういえば田中角栄氏はこの歳で内閣総理大臣だったんですよねえ。

そうだったんですね。ちょっとビックリですね。あの頃までは日本は、と言うより日本人は嫌が応にも早熟にならざるを得ない環境だったという事でしょうか。それを考えると戦国時代なんて普通に10代で元服、普通に戦死や切腹させられていた事を考えると、今現在が結構「ヌルイ」のかも知れませんねw

そういえば、田中角栄絡みで思い出したんですが、大和田秀樹先生の漫画「疾風の勇人」が今個人的に結構ツボって面白いです。何せ「あの」怪作製造機である大和田先生の作品ですから、サブタイトルに「所得倍増伝説!!」とかやっちゃうわ、どのキャラも無駄にカッコいいわ(田中角栄なんか信じられない位美化されてるしw)、セリフ回しが無駄にキレが良すぎるわ、もうやりたい放題やっている感じがスゲー好きだったりしますw

ある意味、平野耕太先生に通じるものがあるのかも知れません。
北極28号
2016/08/30 10:54
清谷 様

54歳になり、20代・30代・40代の頃と違いを教えてください。
あと古巣の職場ですが、まぁ清谷さんより若いの老兵共は隠居モードというか 働かない、口だけ大将、根拠のない経験論、仕事は若い衆に丸投げ、金貰って介護を受けている。本当、どうしようもないオッサン多かったですよ。清谷さんは若い!清谷さんの同学年の将官・1佐・2佐・曹長に爪の垢でも煎じさせて飲ませたいくらいですよ。退官した自衛官が潰しが利かないのは自閉隊だけでなく、年取れば楽というか甘くなるシステムなんですよ。自衛隊は女とジジィに甘い世界は昔から変わっていません。
元キャプテン
2016/08/30 16:47
>20代・30代・40代の頃と違い
まあ、少し丸くなった気がします(笑
失敗の経験を多く積んだので、あまり落とし穴に落ちなくなりました。順風満帆な人が40代、50代で大きなトラブルに合うと、思考停止になってしまうことが多いのですが、困難に対して冷静に立ち向かうことができるようになりました。

昔は「月よ我に七難八苦を与え給え」と言った山中鹿之介の言葉をマゾじゃねえか、とか思っていたんですが、
若いころに苦労をしておくと、年をとったときの財産になることがわかりましたね。歳を取らないとわからないことは多いです。


あと、若い人話すことを気にかけています。
若いころは年上と付き合ったほうが、身になりますが、
年をとると思考が硬化するので、若い人と付き合いを増やすべきだと思います。それと自分と違う分野の人間と付き合うことだと思います。50代でも思考硬化の人は多い用に思えます。
キヨタニ
2016/08/30 17:48
清谷様

私の20代の頃は、苦労も多く、学ぶべきことがたくさんありました。陸士、3曹、幹部とキャリアを積んだり、北海道、関東、九州に赴任したり。30代は最後の職場を除いて自分の能力を発揮し、仕事では悔いはありませんでした。20代、30代の運を使い果たしたのでしょうか?
私は清谷さんより10歳以上若いです。現在、高校生や中学生に勉強を教える仕事をしていますが若いエキスをいただいて頭が柔らかくなりました。中学生や高校生と仕事で付き合っていますが、子供ではないですよ。大人以上に大人ですし、大人をよくチェックしています。自我は確立しています。
よく年寄りが今時の若いものは!俺が若い頃は!と説教こきますが、お前の今の状況説教こけるのかよ!とツッコミたくなりますよ!あと今の若者は私が若い頃よりもしっかりしていますよ。むしろ、大人がだらしない。 昔の職業の大先輩の宇宙飛行士の油井 さんは40過ぎて宇宙飛行士になろうと2佐という肩書きを捨てました。私は真似できません。油井さんは指標できる先輩で、私は油井さんの職業の後輩であることに誇りを持っています。
年を取るとできない言い訳をします。気持ちが老いると体も老います。私も清谷さんを見習いヤンチャオヤジを目指します。
元キャプテン
2016/08/30 20:39
キヨタニさん、お誕生日おめでとうございます。

私も年々思考が柔軟さを書いていくのを自覚して「老いるとはこういう事か」と思う今日この頃です。
アベノミクスも初手から株価対策に終始して他はばらまくぐらいしか手を打ってませんが、実体経済が好転しているのでしょうか?
上手く行っているように振る舞っていますが、危うさしか感じません。
八王子の白豚
2016/08/30 22:25

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