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zoom RSS <社説>戦傷医療拡充へ 戦死者を出していいのか  琉球新報が戦争を起こす

<<   作成日時 : 2016/04/07 16:54   >>

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<社説>戦傷医療拡充へ 戦死者を出していいのか
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-251153.html
2016年4月5日 06:01 琉球新報

琉球新報の社説があいも変わらずアレです。
まるで程度の悪い労組が書いたアジ文みたいです。
これが労組の壁新聞ならしゃあないか、だと思いますが、この程度の人物が社説を書き、会社の見解として世に出すのは犯罪行為に近いと思います。

>安保法に連動しないのであれば、自衛隊員の最前線での負傷を前提とした医療行為を検
討する必要などないはずである。

>政府はこれまで安保法施行で「自衛隊員のリスクは高くならない」と説明してきた。だ
が、最前線での戦傷医療拡充を検討すること自体、自衛隊員のリスクが確実に高まったこ
との何よりの証しである。国民を欺くような説明は厳に慎むべきだ。



あえて誤解を恐れずに言えば、自衛隊とは戦争をするための組織です。
軍事力によって抑止力を維持しますが、それがかなわない場合は実際に戦闘・戦争をするわけです。
当然ながら戦闘を行えば、死人けが人が出ます。それを最小限に抑えるべく努力するのが「軍隊」の努めです。

つまり自衛隊は戦闘・戦争によって損害がでること前提にしている組織です。
それを否定しているのがこの社説です。

琉球新報は自衛隊がボーイスカウトかなにかと勘違いをしているのでしょうか。

あるいは自衛隊が軍備は整えている全く戦闘をしない組織である。
撃っても弾が出ないモデルガンのような存在だと思っているのでしょう。

そうであえば抑止にすら役に立ちません。それが是であれば、沖縄県警の銃器を全部モデルガンに変えても、何の問題もないでしょう。更に申せば警察官は犯人を取り押さえるために腕力を使うことを禁じて、強姦魔にしろ、強盗にしろ「説得」だけで対処してもらえばいいでしょう。


> 有識者会議は、救急救命士と准看護師の両方の資格を持つ隊員に専門的な講習を受けさ
せ、「第一線救護衛生員」(仮称)に指定し、現場で気管切開などの医療行為ができるよ
うにする方向で、法改正を視野に議論している。

>医療行為には医師免許が必要だ。免許取得には大学医学部で専門知識と技術を習得し、
国家試験に合格しなければならない。自衛隊員が講習を受けたからといって医師と同格で
はないし、技術も当然劣る。その分、医療ミスのリスクも高くなろう。有事を想定しての
対応とはいえ、自衛隊員の命を軽視していいのか。


隊員の命を軽視しているのは琉球新報の方です。
既に何度もこのブログや記事で書きましたが、諸外国の衛生兵でできることが医師法などに縛られて、自衛隊の衛生隊員ではできません。これらの法改正をするのに憲法解釈の変更もいりません。

諸外国の衛生兵並のスキルと装備があれば、助かる隊員を見殺しにせよといっているようなものです。
また麻酔や痛み止めも当然使えませんから、苦しんで死ねといっているようなものです。

いや〜琉球新報の人権意識とは大したものです。


それとも琉球新報は、分隊や小隊毎に医官を配するべきだというのでしょうか。
そんなことはどこの軍隊でもやっておりませんが。

むしろ陸自では部隊の医官の充足率は2割程度、師団・旅団に1〜2名しかおりません。
何十人も患者集合点に何十人も担ぎ込まれても、手当も手術もできずに野垂れ死にさせるだけです。
しかも本来師団・旅団の衛生隊に付加すべき国連の定める基準のレベル3医療能力をレベル2に下げており、方面隊にその機能を集約しています。そしてレベル4の治療ができるとしています。

ちなみにレベル1は最前線での隊員相互の応急処置、レベル2は小隊レベルで衛生兵が施す処置で、触雷などまでを想定し、最大7日まで留め置く、レベル3が野戦病院レベルで軍医が10名程度で各種の処置をすることが多い。レベル4は戦域外となります。米軍がアフガンなどで負傷した将兵で本格的な手術が必要なものはドイツのこのレベル4の病院に送られます。

ところが諸外国ではレベル3であるべき方面隊レベルでは腹部や頭を開けたりするような高度な医療はできませんが、その技術もないのに陸自ではそれができるとしています。

そもそも自衛隊の図書館では海外の戦傷医療の専門誌を購読しておりますが、これを読んでいる医官は殆どおりません。自腹で買っている医官は言うまでもありません。外国の戦傷医療の実態には全く興味がなく、如何に自衛隊村内部で現状維持で波風立てず、無難に過ごすことしかかんがえておりません。

 琉球新報はこういう自衛隊戦傷医療の問題点も知らずに、自分の頭のなかの観念をもともに社説を書いております。取材をしたらどうですか?特に米軍の医療関係者に。幸か不幸か、会社の近くにいるでしょうに。簡単に取材ができるでしょう。

 
 それもやらずに、思い込みだけで社説を書き、それを掲載するのでは新聞社と名乗る資格はないでしょう。

 もしかするとショバ荒らしを恐れる日本医師会とか、圧力団体から何らかの利益供与でもうけているのではないかと勘ぐられても仕方ないでしょう。

 こんな記事個人のブログでやったらどうでしょうか。これでカネをとって掲載しているなんて詐欺か霊感商法レベルです。

 ある意味琉球新報と防衛省・自衛隊の衛生関係者の意識は目くそ鼻くその同じようなレベルです。これは当局・メディア双方にとってとても問題であります。

 こんなヨタ記事を書くから本土の人間から沖縄のメディアはまともな記事を書いても信用されないわけです。沖縄問題を複雑にし、解決を難しくしているのはこのような狂信的な現地のメディアのあり方にあるのではないでしょうか。これを信じている人間とまともな議論なんぞできないでしょう。聖教新聞だってもう少しまともです。




東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
東芝、国から迫られた「賠償金12億円」の顛末
防衛事業をやり続ける必要があるのか
http://toyokeizai.net/articles/-/111619


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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
よくもまあ、こんなしょうもない捏造新聞の社説に釣られましたね。情報収集とはいえ、こんな機関紙まで読んでいるとは敬服しますよ。
琉球土民子
2016/04/07 19:22
八重山日報とならどちらを評価しますか?
あそこは幸福の科学の傘下みたいですが

2016/04/07 21:54
左翼も国防ムラも頭の中はお花畑、現実逃避、似た者同士、近親憎悪だからお互い罵り合うんですね。俗にいう同じ穴のムジナですかね。
現役時代、いましたよ。存在することに意義があると。演習は演技でやればいい。競技会に勝つことが目標だ。戦技=駆け足、銃剣道ができない奴はカスだ。私から言わせれば大半の現役隊員が平和ボケしていますが。存在することが抑止力なら、海岸線に兵隊さんの藁人形や戦車のハリボテで足ります。給料払わなくて済みます。23万人の人間を人手不足の業界に労働力を振り向けたり、5兆円があれば保育士の給料を倍増できるし、保育園建設できるし、保育問題は解決できます。将官や1佐の高給取りのオジサンは失業してハローワーク通いだ。その偉いオジサン達は就職活動できるんでしょうか?世間知らずでプライドの塊のオジサン達大丈夫かな?
元キャプテン
2016/04/07 23:22
 こっちの公式な説明によると、陸の師団・旅団の後方支援連隊・後方支援隊衛生隊、そして方面衛生隊に装備されている野外手術システムでは、「開胸、開腹、開頭術など救命のための初期外科手術ができ、1日10〜15人の手術が可能。」という性能説明がなされています。
http://www.mod.go.jp/gsdf/equipment/me/index.html
 一方、米陸軍のストライカー旅団では、軍医の定数が13人だそうです。(いえ、それと比べてどーだとかは言えませんが……)
 歩兵・砲兵大隊毎、軍医を配置していた帝国陸軍が、何やら羨ましい気が……
 なお、帝国海軍だと特務艦でも軍医が最低1隻1名、陸戦部隊だと1個中隊にも1名程度いた模様です。後送が難しい戦争様相だったとはいえ、贅沢な話です。
英知の人・エイチマン
2016/04/08 00:47
自衛隊の医療体制について「日本医師会の圧力」なる文言を時折目にしているような気がするのですが、過去から今現在にかけて、そのようなことがあるのですか?

2016/04/08 09:18
他国の戦場医療事情はおそらく自衛隊よりだいぶマシだとは思いますが、衛生兵に医師と同じ技量を求める琉球新報の論調はちょっとおかしいですね。
衛生兵の戦場医療技術と医師免許を受けた医師の医療技術は似て非なるものだと思うんですが・・・
それに医師免許を持っていない者が医療行為を行うことが違法だと言うのなら、我々ド素人が例えば駅の階段で転んで骨折した人に包帯巻いて応急処置をするのも違法だというんでしょうか?
典型的なためにする批判って奴ですね。
こんな程度の低いのが沖縄を代表する新聞だっていうから沖縄の人の主張が本土の人に受け入れられないんですよ。
八王子の白豚
2016/04/08 22:18
清谷様へ

この戦傷医療拡大について厚労省や医師会又は看護師会はどのように思っているのか?又はどのように関わっているのかご教示ください。
防衛省もお役所なので他の官公庁の権限・領域に関わることならば必ず関係官庁に根回しや同意を得ていると思います。お役所仕事は結果よりも根回しが重要視されます。私も司令部の幕僚勤務時代、PKOに関する物品輸送で税関=財務省の縄張り、武器輸出?=経産省の縄張り
申請書類で面倒な仕事した経験あります。
元キャプテン
2016/04/08 23:20
この琉球新報の感覚、「自衛隊は暴力装置」と言う発言への反発と本質的に同じ。
NetrightHunter
2016/04/08 23:30
通常戦場医療の指針や方針は軍が決めるのですが、自衛隊の新たな指針はまったくの外部団体のつくる基準をそのまな流用するようです。これは諸外国では極めて珍しいと思います。常識的に考えれば、戦傷医療をもってもよく研究しているのは軍隊ですから。
キヨタニ
2016/04/09 11:31
お邪魔します。

 琉球新報はおそらく清谷様のように「現実にどう対処するか」といった考えではないと思われます。「戦争・戦闘は"心情的に"嫌(沖縄戦も関係?)、自衛隊の戦傷医療も戦争・戦闘を連想させるから嫌、俺達の"心情"に"配慮"してお前達が俺達の嫌な事をしなければ事は丸く収まるんだ」といった考えなのでは。「2020年東京オリンピックのためだ、神宮球場を俺達に使わせろ(当然その間野球はできない)」というのと大差ない?。
ブロガー(志望)
2016/04/10 22:15

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