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zoom RSS 陸自「弾薬量確保できぬ」…予算ピーク時の6割 で、問題は?

<<   作成日時 : 2015/12/22 18:19   >>

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陸自「弾薬量確保できぬ」…予算ピーク時の6割
2015年12月21日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151221-OYT1T50076.html

>陸上自衛隊の弾薬予算が年々減少し、来年度はピーク時(1990年度)の約890億円に比べて、4割近く少ない570億円程度にまで落ち込む見通しになったことが、わかった。

>装備品関係の来年度の概算要求額は約5900億円。安倍政権下でここ数年、防衛費が増額されているが、新型輸送機オスプレイなどの高額な装備購入のしわ寄せで、弾薬予算は今年度より約40億円減額された。



 で、何が問題なんでしょうか?

 どうせ自衛隊は戦争も戦闘もやる気が無い。軍隊らしく見えればいい、そういう組織でしょう。
 で、延々とそういうコンセンサスでやってきた組織です。ですから兵站は部隊をささえる3分の1程度もない。通信機の調達などもまじめにやって来なかったわけです。

 砲兵なんて、ついこの間まで最大射程で射撃をしたことがありせんでした。最大射程で射撃訓練をするのは米国に派遣されたごく小数の部隊だけです。

 更に申せば、国内部隊用のファースト・エイド・キットは止血帯と包帯だけ。これをぼくが暴露したら、「有事には海外用と同じものを揃えます!」と主張するも、備蓄はなく、業者の流通在庫頼みです。
 業者に聞くと、「そんな話初めて聞きました。」。(笑

 陸自衛生部が嘘を付いているのは明白であり、それを大臣や陸幕長に事実だとインフォームして大臣や幕僚長を騙したことは万死に値すると思いますがね。
 まだこういう嘘に騙される方も騙される方です。

 こんな組織がまともに戦争をする準備なんぞしているはずがありません。やっていることはサバゲーと同じです。

 しかも改革を志す人間はいじめられて退職に追い込まれます。


 そもそもこの記事の読売新聞も問題でしょう。
 自分が馬鹿だと言っているような記事です。ぼくはさんざん、オスプレイやAAV7などの高価なおもちゃの実用性と、これらが他の予算を圧迫することを指摘、警鐘を鳴らしてきました。カローラに乗っている安サラリーマンが、見えを張ってベンツ買って、子供の給食費が払えなくなるようなものです。
 新聞など「社会の木鐸」を自称するメディアがどれだけこの件を報じましたか?

 率直に申し上げて、読売新聞は軍事的、安全保障の見識が低いということです。

 それとも、だから防衛費を増やせとでもいうのでしょうか。

 穿った見方をすれば、当時は共産党出身の「社主」が安倍政権に疑問を呈する記事を書くなと、現場を恫喝でもしていたのでしょうか。


 防衛省も防衛省で、諸外国に比べてバカ高い弾薬のコストを下げる努力をしてきたのか?
 無駄な検査を省くとか、メーカーの再編を指導するとか、ミニマムだけを生産して、訓練用には安い海外製を使用するとか、努力の方法はいくらでもあったはずです。
 それが殆どなされていない。これまた新聞が報道しない事実であります。




strong>東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
富士重勝訴でも晴れない防衛調達費の不透明
防衛省の調達システムは問題が多すぎる
http://toyokeizai.net/articles/-/97503

フランスは原発テロの悪夢にうなされている
自爆覚悟のテロは、防ぐのが難しい
http://toyokeizai.net/articles/-/93096
高額な早期警戒機が日本では「欠陥機」だった
周波数帯をまともに使えない大矛盾
http://toyokeizai.net/articles/-/88753

Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました
【海上自衛隊、空母を持つ野望】〜マンガ「空母いぶき」のリアリティ その1〜
http://japan-indepth.jp/?p=23226
【海上自衛隊、空母を持つ野望】〜マンガ「空母いぶき」のリアリティ その2〜
http://japan-indepth.jp/?p=23242
【海上自衛隊、空母を持つ野望】〜マンガ「空母いぶき」のリアリティ その3〜
http://japan-indepth.jp/?p=23254
【仏同時テロ:中東独裁国家への歴史的介入が原因】〜難民急増の深層 その1〜
http://japan-indepth.jp/?p=23079
【仏同時テロ:無自覚な“文明的暴力”を批判せよ】〜難民急増の深層 その2〜
http://japan-indepth.jp/?p=23082
【わざわざ旧式兵器を新たに調達する陸自】〜国内企業のライセンス生産守る為?〜
http://japan-indepth.jp/?p=22467

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました。
イスラム国がトヨタのランドクルーザーを使う理由
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015110200004.html
陸自が導入した輸送防護車は使えない
机上の空論では済まない邦人救出の現場
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015100200004.html

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
>>砲兵なんて、ついこの間まで最大射程で射撃をしたことがありせんでした

これは旧陸軍も同じ事をしていますので、伝統芸能なのでしょう。
マリンロイヤル
2015/12/22 19:12
アパッチの調達を10機で打ち切ろうとしたぐらいなのに、
17機ものオスプレイが簡単に調達できるはずがないんですよね。
しかも一年で一気に12機とかって・・。
最初から無茶な話だったのに、ネットでは諸手を上げて賛同する者ばかり。
批判する者は散々な言われよう。
たとえオスプレイを17機調達できても、17機では維持費が割高になるのは必然で、
一気に調達となると、整備周期によって、半分以下しか飛ばせない時期が出来てしまうのでは?
少数で終わったアパッチの年間維持費は、当初の見積りを物凄く大幅に越えているでしょうし。
アパッチとオスプレイの維持費で、予算はずーっと圧迫され続けます。
張子の虎にウンザリ
2015/12/22 20:58
どう見てもタマを買うカネが足りない、だから、もっと予算クレクレな記事なんですよね。あまりに露骨すぎて開いた口が塞がりませんでした。いくら清谷さんや大石さんが不要不急な装備だと指摘しようと、ひたすら高価で他の予算を圧迫するのが目に見えているオモチャを導入するのに血道を上げる陸自って、しつこいようで何ですが馬と鹿しかいないのか?と本気で思ってしまいます。しかも正論を言う人間を排除するって・・・。やっぱり、権力が集まる場所には二流以下の人間しか集まらないのでしょうか。
KU
2015/12/22 21:30
清谷様

改革を志す人間をいじめて辞めさせる云々

サイバー・セキュリティのエキスパートである名和利夫さんも犠牲者のうちの一人ではないでしょうか?
サイバー戦の必要性と脅威を訴えたが、お偉いさんから下端の分際で何抜かしてやがる!と階級章で仕事したのでは?名和さんは組織の体質にウンザリして退官したのではないでしょうか? もし、憎しみが悪い方向にいったらどうなるのでしょうか?海外のスパイに情報売ったり、自衛隊にサイバー攻撃をしかけることもあり得る話でしょう。違う問題においても責任回避、保身、組織防衛がたちかぜいじめ事件のダメージを大きくしたことは明白です。
そこで混同しないでいただきたいのは、組織の体質と個人の資質は別物です。一定の割合で危機感を抱く隊員も存在します。私の後輩も危機感を抱いています。しかし、権限と政治力がない。退官した先輩、私も含みますが正しい情報を発信していない責任もあります。形や方法を問わず情報発信することも先輩の義務だなぁと思います。
元キャプテン
2015/12/22 22:55
>陸自の対戦車ヘリAH64D(アパッチ・ロングボウ) フル装備の最強機だが、高額すぎて調達は10機のみ・・・

http://www.sankei.com/smp/premium/news/151223/prm1512230007-s.html

文章を読み進めていくうち、笑いが止まらなくなりました。産経さんは基本的に、オスプレイが幾らしようとも気にもならないけど、お値段の高い攻撃ヘリは気になるようですね。「調達に失敗した感はあるが」・・・いやそれ、ロングボウだけの話じゃないでしょw。「(ガーディアンが)島嶼防衛のために導入される日がくるかもしれない」・・・いったい、何十年後の話をなさっているのですか?願望だけで何か言われても困ります。
KU
2015/12/23 18:19
防衛問題ではございませんが、ローカルな話題でこの種の問題と共通します。私の住んでいる○○県では、コンビニや書店でここがいけない○○県!という書籍が売れています。街起こし、経済、雇用、観光、教育等統計や他県との比較で問題提起と解決案を示しています。うちの県知事も愛読しており、政策に反映するかもしれません。郷土愛の強い方からはブーイングはありますが、そんなのは想定内でしょう。
批判は問題意識であり、分析では?だってジャーナリストは批判する仕事であって、天の邪鬼な性格でないとできない仕事ですから。
間違いない、完璧だ!と主張する方はその自信の根拠はどこから生まれるのでしょうか?
人間のやることは不十分で抜けがあります。故に為政者をチェックするため立法があり司法がありマスメディアがあるのではないでしょうか? まぁそんなに政府や自衛隊を信仰する方は北朝鮮に亡命したらいかがですか?
元キャプテン
2015/12/23 19:44
お邪魔します。

 日本人には「事実と論理」はありません。あるのは「その場の心情と直接の人間関係」だけで、「誰かが折れさえすれば事は成る・丸く収まる(1兆5千億の差額も埋まる?)」と考えています。「(人・モノ・金・時間の制約他で)できないものはできない」と事実と論理に基いて説明しても「理屈を言うな」「心情・空気を読め」と罵倒されます。多くの場合その結果として立場の弱い者に負担や犠牲が押し付けられます(南方のジャングルで餓死した日本軍兵士他)。無論負担や犠牲を以てしてもどうにもならない事が多いですが、その時は「水に流して」無かった事にするわけで。

 事実と論理が無く、心情と人間関係しかない日本にはジャーナリストは存在できません。あるのは「自らも"空気"に振り回されながら"空気"を増殖させる"空気"の醸造装置」ですが、その役割の多くは既にネットに移っているのではないかと思われます。
ブロガー(志望)
2015/12/23 21:18
ご指摘の部分よくわかります。

衛生キッドの問題は深刻だと面ます。
陸上自衛隊が特に実戦争への危機意識が足らないと思います。
島国で国境線が陸地にはないから日本国民と一緒で他の国よりはずっとのんびりしているのでしょうかね?

ただ、有事の継戦能力や海外への依存度を下げて外圧に対抗することを考えて、装備品や弾薬等はなるべく国産化という方針でしょうから、
国内メーカー保護の意味で細々と調達をしているのはある程度しょうがない部分もあるではないでしょうか。

最大射程のお話は、国内で演習させるためには民間地の越境射撃訓練を認めさせればいいのですが、
飛び地に砲撃用地を確保して演習場に着弾。
昔はやっていたそうですからね。
今はまあ無理でしょうけど。
最大射程まで演習しなくても矢臼別で18キロの射程で演習を積んでいればなんとかなくとは思いますが、
現在はアメリカで一部ですが演習しているのでそれなりのノウハウは蓄積しているはずです。

アパッチ調達は大変なミスでしたね。
オスプレーやAAV7は必要だと思いますが、
その分防衛費をさらに増やすのが条件です。
水陸両用車は20年以上前から装備すべき車両だったと思います。

自衛隊法を改正して、米軍並みの戦闘時等の医療行為を衛生兵等にも認めたり、道路交通法や無線関係等の適用を自衛隊だけ別にすべきだと思います。
そうすれば衛生キッドも海外向けと国内向けに分ける等の必要がなくなりますし、特殊な無線機をわざわざ開発する必要もなくなるのではないですかね。

軍事オタク
2015/12/24 14:28
ブロガー様へ

<日本人は空気と人間関係で判断する〜
この文章について異論・反論を述べさせていただきます。
私たちは文明社会、法治国家で生活しています。人間が他の動物より優れているものは知性と理性ではないでしょうか?
たしかに上記の傾向や風潮はあるのは事実です。プライベートの人間関係や家族では通用するでしょう。ビジネス・仕事以上で空気で判断するのは愚か者のすることです。人間は差はあれど考察、想像、分析というものができます。それが理性・知性ではないでしょうか?
また、誤解をしないでいただきたいのですが、冷血になれとか鬼になるとかはありません。言わんとすることはTPOを弁える、公私混同しないことです。仮に空気やその場の勢いで判断するトップは能力・適性・資質はありません。周囲に害をもたらすので地位から去るべきです。
元キャプテン
2015/12/24 20:11
再びお邪魔します。

 理性や知性は前提・出発点と目的・到達点があってのものです。で問題になるのは「人は何をよりどころにするか」だと思います。一神教の世界では唯一神でしょうし、中国の場合は歴史(後世の範になる事)と血縁関係でしょう。日本の場合は「仲間内・目の前の人間に認めてもらう」事で、「目の前の人間に認められない人間なんかに価値など無い」とすら考えているのではないかと思われます。中学生のいじめ自殺(逃亡でも仕返しでもなく)にも、いじめ自体の酷さだけではなく「いじめられる人間=目の前の人間に認められない人間」というのもあるのではないかと思っています。「仲間内・目の前の人間に認めてもらう事がよりどころ」であるのなら、「事実と論理を捨てて心情と人間関係に徹する」のもある意味「合理的」ではないかと。そこにあるのは「本当はお互いを心から信じていないのに、必死に空気や心情を読んで信じているかのように振る舞う」光景ですが。
ブロガー(志望)
2015/12/26 23:20
続きです。

 自衛隊のお偉方も、仲間内で除け者にされたら己の存在意義すら失いかねないので、目先の人間関係に必死になってしがみつかざるを得ず、現場(の隊員)や国防・安全保障までには気が回らないのでしょう。却ってフリーランスの清谷氏の方がストレートに国や社会について考えられるのではないかと。

 自衛隊員は何のために戦うのか、命をかけるのか。「国民の生命、財産及び権利」といっても、その「国民」は「国防から目を背け、自分もやられるのが怖いからか『自衛隊=人殺し集団・平和の敵』と罵る連中から自衛隊を守ろうとしなかった人達」の事なのかと。「商売では騙される奴が馬鹿」という考えは時代や地域によってありますが、日本ではそれは受け入れられないでしょう。国防にも同じ事が言えるのではないかと思います。
ブロガー(志望)
2015/12/26 23:34
昔から言われている「たまに撃つ 弾がないのが 珠に瑕」という川柳がありますよね。
現場の隊員にもソコソコ知ってる一般人にも自衛隊の弾薬備蓄に関する認識の甘さは指摘されてきました。
結局旧軍の反省を生かすどころか旧軍以上に兵站への考えが甘いのが自衛隊、ってことなんですかね。
もっとも、「自衛隊は国防という行政サービスを提供する行政組織である」と定義すれば演習だけ勇ましく見える装備を買いまくるのもアリなんでしょ。

身の丈に合った装備を持つ、と言う考えが無いんですね。
八王子の白豚
2015/12/27 15:12
ブロガー(志望)さんのご意見はなかなか興味深いというか、的を射ていると思います。
自衛隊員が日々の業務で意識を向けている相手は、不特定多数の「国民」などではなく、
狭い職場内に実体として存在する上司、同僚、部下です。
でもそういうのは自衛隊員に限らず官民問わずどこの職場も似たり寄ったりだとも思います。
きらきら星
2015/12/27 20:20
ブロガー様へ

学校、近所付き合い、親戚付き合い程度なら空気とか精神的支柱ならいいですが、ビジネス以上のものは浪花節・フィーリングで判断するのはアホです。仕事にそんなものは邪魔です。理性や知性がいらないなら、ターザンのように野生に帰ればいい!
空気で判断できるなら専門家は要らないし、小学生のガキでも経営者や政治家ができます。 あなた空気で仕事しているのですか?私はあなたの考えていることがわかりません。別に私の考えを押し付ける気はありません。自分の考えを主張したまでです。
元キャプテン
2015/12/28 21:31
八王子の白豚
きらきら星 様
自閉隊、試合のない運動部、お客様のいない商店、圧力団体なし
石波茂先生の言葉が退官して身に染みました。 軍隊は刑務所と同じ閉鎖社会だから仕方ないじゃんと言えば思考停止です。私の改善案として防衛オンブズマンを国会に新設、入隊制度を改め30・40代の社会人が入隊できる外部人材の登用、退官した自衛官が教員・ジャーナリストになる。
硬直化した人事・教育が敗戦の原因となったのは周知の事実です。権力は腐敗する。チェック機能がないからです。民間では競争でも淘汰されますが、偽装・談合で信用失墜され市場から退場させられます。故に官公庁と違い、仕事の質が高まります。
元キャプテン
2015/12/29 16:45
ブロガー
八王子の白豚
きらきら星様

追記ですが、私の現役時代を振り返り、葛藤・矛盾に感じたことが2つあります。
1つ目に軍人か?公務員なのか? 軍人を追求すると法規制や官僚主義にぶつかります。公務員化した自衛官から村八分にされます。公務員化すると弱体化します。
2つ目としてモチベーション・遣り甲斐を生む・維持するにはどうするのか?製造業やサービス業と違い、顧客が存在しません。収益、顧客満足度、ミシュランなど存在しません。以前申した通り、試合のない運動部になります。試合がないとだらけサークルになります。サークルになれば規律が乱れ腐敗します。現役隊員でも存在すればいいんだ=田んぼの案山子、遊んででも給料貰える=共産主義と主張する輩もいます。かなり自我を確立し、ストイックな方でないとミスター軍人にはなれません。初代特殊作戦群長の荒谷さん、サイバー・セキュリティーの名和さんは2つの葛藤・矛盾に耐えられず、制服を脱いだと思います。
どう評価するか難しいところです。生活に直結しない、競争がない、経済理論が成り立たない。まさに哲学的な悩みです。
元キャプテン
2015/12/29 22:28
お邪魔します。
 人間は「理性を持つ」というよりも「本能が壊れた」生物で、理性できちんとコントロールをしなければ「畜生にも劣る存在」にすらなりかねません。しかし「意志決定に於いて理性に基く合理的な判断が排除される」事態がしばしば生じ、それが時には「現場の兵士といった立場の弱い者に無用の負担や犠牲を強いる」事態を引き起こしています。「意志決定に於いて理性に基く合理的な判断を排除するものは何か」を考察したのが先の私の投稿です。「悪い事をするな」と言っても(大部分はしなくても)悪い事をする奴は出てきます。ですから「意志決定に於いて理性に基く合理的な判断が排除するものへの具体的な対応」を考える必要があると私は思います。
ブロガー(志望)
2015/12/31 13:02
追加です。
 韓非子は「人は道徳(皆にとって良い事)では動かない、己の損得でしか動かない(少なくとも他者にそれを求められない)」といった事を書いています。法や刑罰も「社会の損得を個人の損得に変換する仕組み」でしょう。「付加・効用価値を生み出す」ものであれば人はそれを求めて努力・競争をしますが、国防のような「付加・効用価値を生み出さない、マイナスをゼロに近づける」ものでは人は「マイナスの押し付け合い」に向かいます。ですから「トップダウンのマネジメントでマイナスを分散し、全体最適化を図る」しかありませんが、織田信長が本能寺で討たれたように日本人は「トップダウンを嫌い、ボトムアップを好む」傾向があり、トップダウンがしばしば「(取り巻きどものやりたい放題といった)上の狭い領域でのボトムアップ」と化します。それをどうやったら克服できるかが課題だと思います。
ブロガー(志望)
2015/12/31 13:20

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