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zoom RSS 自衛隊vs.防衛省キャリア官僚、天下り先ポスト争奪戦が激化???

<<   作成日時 : 2015/11/04 14:24   >>

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自衛隊vs.防衛省キャリア官僚、天下り先ポスト争奪戦が激化!
http://news.livedoor.com/article/detail/10784463/

全般的に???な、記事です。

>初代長官は前防衛省技術研究本部長の渡辺秀明氏が就任したが、ここに加わるのが自衛隊員である統合幕僚監部だ。

制服組が、といいたののでしょうが内局官僚も自衛隊員です。自衛官とすべでした。

>「これは事実上、自衛隊の天下り先で、防衛省のいわゆる背広組にはとって大きな衝撃でもあった」
 こう解説するのは、インデペンデント通信の軍事ジャーナリスト、西村純氏だ。

防衛省の中の組織で「天下り」はないでしょう。それに装備庁設立は内局が主導してきました。

>今回の防衛装備庁に自衛隊員が入ってくることになれば、背広組のポストが減ることになるわけです。つまり、結果的に自衛隊サイドが背広組の既得権益を強奪したかたちになりました」(同

>「例えば、最下級の士は18歳から志願できますが、任官期間は2年で30歳には定年。防衛大出身の幹部自衛官でも一佐(大佐)は56歳までです。さらに多くの自衛官はこの定年の前に“肩たたき”を受けることが慣例化していて、退官しても年金受給年齢にすら達していないんです」(同)

>これを解決したのが安保法制の成立で生まれた防衛装備庁で、自衛隊員にも直接、企業とのコネクションができ、今後は天下り先へのルートが広がるという。


いわゆる装備メーカーに天下っているのは、主として制服組ですがご存じないようです。また、技本にも多数の制服組がいることも知らないのでしょう。


>それだけではなく、各国の軍隊では在外大使館に防衛駐在官という役職を置いて大使を補佐するのですが、これも元自衛隊員が横滑りして着任できる可能性が出てきました。当然、武器輸出の関連企業とのパイプもしっかりできるわけです」(同)

 これもトンデモな話です。
 防衛駐在官は現役の自衛官の1,2佐が外務省に出向し外交官として仕事をします。これも諸外国から見ると大概怪しい仕組みです。退役将校ならばアタッシェとは見とられず、単なる外務省の書記官として認識されるでしょう。
そして最近、インドやオーストラリアで増員したアタッシェは兵器の売り込みが目的ですが、全て現役です。
 また現在の駐ヨルダン大使は元防衛官僚ですが、この人そのようなことも知らないのでしょう。
 もはや妄想のレベルです。

>「防衛装備庁は、早くも同庁の設立目的である武器輸出において成果を出しています。インドへの飛行艇輸出を決定し、オーストラリアへの潜水艦輸出も検討中です。輸出が決まるごとに外資企業への天下り先も増えてくると見られ、背広組はこのような外資へのルートを確保しようと躍起になっています。減った分は新たに増やせという動きです」

こんな話を信じるのは頑迷な「あかはた」の読者くらいでしょう。
率直に申し上げれば、論評に値しないレベルの記事です。これで原稿料がもらえるんですね。羨ましい。

証拠の録音テープがあるらしいですから、是非とも公開してください。



朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました。
イスラム国がトヨタのランドクルーザーを使う理由
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015110200004.html
陸自が導入した輸送防護車は使えない
机上の空論では済まない邦人救出の現場
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015100200004.html

strong>東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
高額な早期警戒機が日本では「欠陥機」だった
周波数帯をまともに使えない大矛盾
http://toyokeizai.net/articles/-/88753

Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
【わざわざ旧式兵器を新たに調達する陸自】〜国内企業のライセンス生産守る為?〜
http://japan-indepth.jp/?p=22467






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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
清谷様へ

東京新聞の記事、掲載時期は忘れましたが装備品の随意契約金額と天下りの受け入れ数は相関関係にあり相関係数は0.7で統計学的に根拠があります。おそらく 装備品の原価に天下りの人件費が含まれているのではないかと思います。防衛産業に天下りできるのは将官級で、大半の退官自衛官は天下りには無縁です。
防衛省は他の官公庁と異なり、独立行政法人や公益法人は皆無で防衛産業や保険業界に天下りします。
私の持論として再就職先は大学教授、教師、市町村役場、軍事雑誌の記者、代議士秘書、政党職員が望ましいと思います。理由として安全保障ー軍事の正しい知識を教育・行政・ マスメディア・立法というアプローチで普及できるメリットがあります。
また、定年を紋切り型ではなく、段階的定年制が再就職先のキャリア形成として適当だと思います。50代前半〜半ばは選択肢が限られ、キャリア形成として時間が足りません。また、体力が衰えています。例えば40歳までに1曹・3佐、45歳で曹長・2佐、50歳まで准尉・1佐まで昇任しないと早期退職し、退職金割り増しや共済年金の増額、修学費用補助又は独立開業資金の無利子・無担保貸し付けというフォロー・アップやインセンティブが必要です。
人件費を低く押さえ 、若返りして組織活性化に繋がります。又緊張感を以て仕事に励み不適格人材を排除できます。
公務員の定年制度は軍隊には馴染みません。
元キャプテン
2015/11/05 21:04
記事内容から外れますが・・・

>装備施設本部、試験用機関銃(その2)をJALUXと契約

http://blog.livedoor.jp/jsdf_times/archives/1044312337.html

この会社、双日の子会社なんですね。もっとも、同社のサイトには「銃器」の「じ」なんて一言も載っておりませんけど。それはそれで、同じ納期・納品場所にて、住商エアロシステムとも随意契約を交わしていますね。大石さんのブログにも同じことを書き込ませていただいたところ、別の読者の方から何やらHK221(FN MAGの近代化バージョン)とM27IARが候補に挙がっているという話を教えていただきました。清谷さんは、この件で何かご存知でしょうか?
KU
2015/11/06 22:20
※追記

住商エアロシステムというと、たしか84ミリ無反動砲(B)や60ミリ迫撃砲のライセンス生産も担当していましたね。


装備施設本部、84ミリ無反動砲(B)×24式を住商エアロシステムと契約

http://blog.livedoor.jp/jsdf_times/archives/1038043580.html


>装備施設本部、60o迫撃砲(B)×6式を住商エアロシステムと契約

http://blog.livedoor.jp/jsdf_times/archives/1038043578.html

同じ住友グループでも、こうも扱いが違うのか・・・・。それで、今回の件も住友重機の特機部門ではなく住商側に白羽の矢が立ったのでしょうかね。
KU
2015/11/06 23:27
>84ミリ無反動砲(B)や60ミリ迫撃砲のライセンス生産

これらは輸入です。

機銃に関しては住商はFNとラインメタルの代理店です。他の候補だと7.62ミリはUK、12.7ミリだとGDじゃないでしょうか。恐らくMINIMI以外は後継の採用になると思われます。

キヨタニ
2015/11/07 11:14
>これらは輸入

そうでしたか、すっかり勘違いしておりました。失礼しました。ところでGDの場合だと海保も採用しているGAU-19辺りでしょうかね。もう片方のUKのほうは、どちらのメーカーなのでしょうか(住商エアロシステムのサイトにて、海外の取引先を一通り見ましたが、軍研など専門誌で名前を目にしたことのある、メーカーばかりですね)。
KU
2015/11/07 13:02
清谷様へ

西村という方は本当に軍事ジャーナリストなのでしょうか? ジャーナリストにしては勉強不足で願望・妄想レベルでペンで飯を喰っているとは思いません。
ジャーナリストは 医師や弁護士と違い 国家資格や営業許可は不要ですが・・・ 公のメディアに記事を投稿し、報酬を貰い生計を立てていることには間違いないので責任は伴います。つまり責任とは記事の裏付け=根拠なのですよ。
プロ意識が低く、清谷さんも同業とは思いたくない心情を理解できます。
元キャプテン
2015/11/07 19:43
お邪魔します。
 紹介された記事は「役人=天下り、兵器産業=氏の商人」といった”イメージ”の産物ではないかと思われます。「”イメージ”で心情に働きかけ、”空気”を形成する」というのが「日本人の意思決定」ですから。だから天下りに関しても元キャプテン様のような具体的な提案といったものをせず、「天下り許すまじ」の”心情”をぶつけ”空気”を形成する事で、「仕方が無いなあ」で官僚を折れさせようとするのでしょう。尤も人が「直接の関わりの無い相手の"心情"にどれだけ動かされるか」は未知数ですが。
ブロガー(志望)
2015/11/07 22:34
この記者の記事自体は単なる妄想・ガセネタの域を出るものではありませんが、こんな馬鹿な記者にまでそう思わせてしまうのは防衛省・自衛隊の今までの行状が招いた身の不徳って奴ですよ。
八王子の白豚
2015/11/08 01:58
>韓国航空宇宙産業KAIがエアバスと戦略的提携・・・国産ヘリコプターの輸出を本格化

http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/45922893.html


例によって、韓国というだけで叩いているウヨな方々がおられるようですけど。少なくとも、民間市場でまともに売れそうな機体の一つも満足に自主開発出来ない。ひたすら自国の軍隊の需要のみを頼りきりにしている、どこぞの島国の乱立しているヘリメーカーより、遥かにまともだと思うのですが。ほんと、愛国者を名乗る人間に限って自国の実情を知ろうともせず、他国を嘲笑おうとするのは、百害あって一利なしですね。
KU
2015/11/08 09:07
ブロガー様へ

私はそんなに具体的な提案をしているのでしょうか?私はそんな認識はありません。
空気または妄想という自己満足で仕事をするのは社会人や職業人として失格です。空気で許せるのはオバサンの井炉裏会議かオジサンの赤ちょうちんの飲んだくれだけで世間話程度だったら問題ありません。
公の世界では顔、名前、所属組織が明らかになり責任が伴います。故に主張するには根拠というものが必須になります。浪花節やノスタルジーで仕事するのは 生理的に虫酸が走り一緒に仕事したくはありません。これは私の信条です。
元キャプテン
2015/11/08 17:54
天下りは悪か?
官僚も職業選択の自由があります。
白黒を付けるのはいかがなものかなぁと思います。問題は現役時代の影響力を行使しているか再就職先で仕事をせず高い報酬を貰っていることではないでしょうか。
天下りが関係あるのは高級幹部いわゆる指定職の方々です。味噌糞一緒に公務員が全員天下りしていると思い込んでいる馬鹿というか低能な輩がいます。私から言わせると醜い嫉妬です。文句があるなら経営者になって富を築けばいいだけです。そういう努力もしない。努力しない輩ほど嫉妬します。
元キャプテン
2015/11/10 18:36
清谷様への質問

1 まずはじめに
1陸佐以上の再就職は方面総監部の援護班長が斡旋・紹介すると認識しております。また、2陸佐以下は地本援護センターが斡旋・紹介し 地本のホームページに人材バンクとして登録している現状です。変わっていたらごめんなさい。
私の考えを申すと 高齢者雇用促進法の定着により、退官した自衛官の就職は今後困難になるのではないかと思います。 ベテラン社員の再雇用、同業の経験者を優先し、年を取った自衛官を採用するメリットは小さいと思います。昔の上司の隊長は高速道路の料金所で働いています。2陸佐で退官した方です。佐官でも雇用状況が厳しいと思います。
清谷さんへ質問ですが
Q1 1佐以上の高級幹部で自力で仕事を探した方や自営・起業をなさった方は知っている範囲でいるのでしょうか?
Q2 現在の定年制度50代前半〜半ば
では現在の雇用情勢 に対応できるのか? 又は厳しくなるのか?
持論として40歳前、50歳前の段階的定年制度や早期退職制度がよろしいかと思います。メリットとして再就職先のキャリア構築、体力的余裕、人件費の削減、新陳代謝による組織の活性化
対策として退職金割り増しや修学・起業資金の助成、当分の間の所得保証が課題だと思います。
元キャプテン
2015/11/11 15:17
Q1何人か知っております。
Q2,Q3、できるだけ早く選別を行うべきで、30代から転職を薦めるべきです。お説のような割増金や、学費、起業資金などの提供は記事でも書いてきたし、然るべき筋にも申し上げておりますが、中々難しいようです。
キヨタニ
2015/11/12 10:29
清谷様へ

御回答に感謝申し上げます。
確かに早期退職制度や段階的定年制の実現は難しいでしょう。官僚組織ですからね。年寄りのロートルが抵抗勢力ですし、訴訟のリスクを恐れているのでしょう!
若い任期制の隊員を容易に切り、年寄りを保護する。国立介護施設ですよ。
ましてや現在の上級陸曹や佐官なんか バブル期に名前を書いて採用された低質な人材が多く、ガン細胞で組織のパフォーマンスを低下させています。彼らをリストラすることは財政だけでなく、精強化にも繋がります。 不要なポストを作り、行政コストを増大させています。官僚組織の肥大化ですが・・・
東日本大震災でも 老兵は過労死したり、入院しました。
老兵ばかりの後備歩兵旅団になるのではないでしょうか?
突撃したら心不全で死んだという笑い話が出てきます。
元キャプテン
2015/11/12 19:07
再びお邪魔します。

 高度成長で村落共同体が崩壊し、それによって本来機能集団であるはずの会社等が共同体(ムラ)化しました。機能集団は「目的」で成り立ちますが、共同体(ムラ)は「人間関係」で成り立ちます。「期待した程には出来が良くないから子供を愛さない」というのは受け入れられないでしょう。「機能集団の共同体(ムラ)化」によって「事実ではなく人間関係しか見ない・見えない人間」が生まれ、かつ「無視できない存在」と化しました。「人間関係」と言っても「徳を身に付ける」のではなく「『ああ言えばこう言う』言い返し力」を身に付けたわけで。また「共同体(ムラ)化」によって「そこを出れば人間関係の多くを失う」事になりかねない状況も生まれました。その事によって「人材の流動性」が著しく低下したのでは。
ブロガー(志望)
2015/11/14 23:35
続きです。

 また福山隆元陸将の『空砲戦記』の中に「サラ金に就職し、後輩の自衛官を食い物にする元自衛官」というのがありました。「給料を国に保証され、かつ逃げ隠れできない公務員は絶好のカモ」だからだそうですが、自衛官である以上、将来的には「機密漏洩」もありえるのではないかと思います。「野球賭博」の先に「八百長」があるように。それと「新しい世界で頑張っている人間」にとって大切なのは「新しい人間関係」のはずなのですが。
ブロガー(志望)
2015/11/14 23:37
ブロガー様へ

福山さんの小隊長時代の回顧録ですね! 雑誌丸にて読みました。部下がサラ金による借金を尻拭いした話ですね。
確かに自衛官はサラ金・ヤミ金のカモです。毎月決まった給料を貰う、身分保障があるので解雇しにくい、営内生活は生活費があまりかからない、パチンコに狂う、柵の中に必ずいる、世間知らず
サラ金業界からしてみればカモネギですよ! 私から言わせれば大人の幼稚園で、いい年した大人がだらしない。自衛隊はよく過保護だと言われる所以です。
福山さんの年代は団塊の世代で、私が新兵〜3曹時代の先任陸曹、中隊長、連隊長クラスです。いわゆる団塊の世代の親爺達に育てられました。その年代の方々は口より手が早い、一癖二癖がある、反骨精神旺盛、各中隊に兵隊ヤクザがいました。しかし義理人情に厚く、面倒見がよく現在よりアットホームでした。
最近の指揮官・上級陸曹の連中の傾向は統率力に乏しい、 権威を振り回す、部下を育てないのが多く、部隊=コミニュティの団結力は昔と比べて弱くなりました。会社組織は機能を目的としたコミニュティでもいいのですが軍隊は同じ釜の飯を食べ、一蓮托生の運命共同体です。現実としてサラリーマン化、公務員化しており家族的な風潮は消えつつあります。 それでは忠誠心や所属意識、士気は上がりません。
いずれ左翼過激派やカルト教団みたいな内ゲバが起き、外国の軍隊と戦うのではなく身内同士の骨肉の争いがあるのではないでしょうか?
元キャプテン
2015/11/16 19:43

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