清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS 出来レースは日本のお家芸 米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 

<<   作成日時 : 2015/10/06 18:15   >>

ナイス ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 3

米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見 

http://www.npo-iasia.org/i/archive/2015/10/abe-conference.html

>アイ・アジアが今回入手した資料は会見前に準備されていたもので、それによると、日本のメディアの記者と外国メディアの記者が交互に、5人まで質問することが決まっていた。極めて興味深いのは、その資料には、質問者の名前とともに、質問内容まで書かれていたことだ。


>まずNHKの記者が、日ロ関係について質問、続いてロイター通信の記者がアベノミクスについて質問、続いて共同通信の記者が内閣改造について質問、そして4番目に米公共放送NPRの記者が、普天間基地の移設問題について質問し、最後が、テレビ朝日の記者で、国連改革について質問、となっている。


>「質問事項をあらかじめ提出しろということですから驚きました。そんなことは、アメリカでは記者倫理に違反する行為です。ところが、それは日本の政府と記者との間では常に行われていることだというではありませんか。本気かよ?と思ったのは私だけじゃありませんよ」


いくら記者クラブとの慣れあいが恒常化しているといってもこれはひどいです。シナリオ付きだもん。これは記者会見じゃないですよ。


ですが、政府側も記者クラブ側もこれを異常と思わない、このような田舎芝居的な茶番が海外でも通じると思っていたことろが極めてナイーブです。


ですが、防衛省の記者会見においてぼくも事前通告をすることがあります。
会見に出席を希望すると事前に広報から電話がかかってきて何を聞きますか?と聞かれます。まあ、記者クラブのメンバーは大臣が困るような「失礼」な質問をしないでしょうが、ぼくはそいうのを全く忖度しませんから。

ですが、一応ぼくは、「奇襲攻撃」の威力が減じない質問に関しては、ですが。例えば先日の陸自の衛生学校の自作自演問題に関しては事前通告をしておりません。


本来事前に質問を行うべきではないのですが、それを行うのは「我が国固有の環境」という問題があるからです。
事前に通告していないと大臣が「私知りません、調べさせます」といって、コメントを避けて逃げ、官僚に回答を丸投げするからです。先の「自作自演」でもそうでした。

まあ、外国でこれやるとこの大臣バカだなあ、と思われます。ですが我が国ではこの手が当然のように通用するんですねえ。大臣だけではなく、幕僚長も同じです。


それでも大臣会見のQ&AはHPで公開されますから、大臣がどのような答弁をしたかは公となります。


ただ、ぼくが聞くのが割りと細かい話でもあるので、大臣が即答できないような話も多々あります。それは事実です。ですから事前に調べて貰っておいた方うがよろしいこともあるわけです。

本来大臣に質問すべきではないなあ、と思いつつも記者クラブの壁に阻まれて、防衛省、自衛隊の広報に質問しても無視されるような話が多々あります。ですからこういう話を「医一番偉い人」にお尋ねするわけです。そうすれば防衛省としては、黙殺できずに何らかの回答をしないわけにはいかなくなるからです。

以前にご案内した陸自の衛生の話などまさにそうです。陸幕広報室はぼくの質問を3ヶ月以上にわたって黙殺しました。これを大臣や陸幕長にぶつけたからこそ、その後の進展がありました。ぼくが記者会見にでられる立場ではなければ黙殺されたままでした。

ですから、そのような逃げを封じるために事前通告をするわけです。
まあ、次善の策というやつです。

なんとも虚しい現実なんですが、何もしないよりはマシだろうと思ってあれこれ記者会見で質問をしているわけです。政治の改革にはメディアによる政治の監視が必要です。ですが、現在の記者クラブ制度がそれを阻んでいます。
政治改革の前段階として、記者クラブ制度の改革、解体が必要です。




朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました。
陸自が導入した輸送防護車は使えない
机上の空論では済まない邦人救出の現場
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015100200004.html


東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
陸自「攻撃ヘリ部隊」は、自滅の危機にある
オスプレイ大量調達の前に見直すべきこと
http://toyokeizai.net/articles/-/84832
エアバスは、なぜ日本政府に激怒しているのか
不透明すぎる日本の防衛調達の問題点
http://toyokeizai.net/articles/-/84639

東京防衛航空宇宙時評で軍事見本市、DSEIのレポートを掲載しています。
 http://www.tokyo-dar.com/












テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 12
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
喉元過ぎれば熱さを忘れる。
それが全てなんだろうと思います。

安倍総理は増税は何が何でもやるのに、
議員定数の削減は記憶から消去したようですし。

問題があっても、転勤や交代になるまで逃げ切ればいい。
自衛隊は転勤が頻繁にあり、総理以外の大臣も数カ月おきに入れ替えとなる事が普通にあります。
安倍政権が続くのも、結局あと数年でしょうし。
逃げ切れば責任を回避できると思えば、無視や引き伸ばしをする事も、
人間の心理としては当然かもしれません。
そもそもそんな日常では、やる気があっても長期的な改革など不可能です。
担当者を最低5年は固定しなければ、
やると言った事さえ、うやむやになりかねません。
機関銃の問題も、次々変わる担当者がスルーし続けていたのではないでしょうか?
衛生の根本的な改革は、検討段階で防衛大臣が交代になれば、
引き続き検討するという事で立ち消えになるような気がします。
張子の虎にウンザリ
2015/10/06 19:38
う〜ん、「記者会見」の意義とかあり方について考えさせられる話ですね。
記事の通りに読んでいくと、安倍首相はカンニングしてテストで良い点を取って自慢してるだけの嫌な奴に思えますし・・・
まあ、国連の場で失敗したくなくて「いつも通り」にやったらツッコまれたってとこですかね。
八王子の白豚
2015/10/07 22:24
お邪魔します。
 山本七平の『日本はなぜ敗れるのか』の中に

>生命としての人間を重視しない

というのがあるそうですが、これは

 日本には「個人」というものが存在しない。故に「国や社会への役割」もない。目の前の人間・仲間内に認められない人間に存在価値など無い。

という事ではないかと思われます。ですから政治家及びマスコミも目の前にいない有権者や読者・視聴者なんかよりも、目の前にいるお互いが認め合う事の方を重視しているのではないかと思います。
ブロガー(志望)
2015/10/07 23:15

コメントする help

ニックネーム
本 文
出来レースは日本のお家芸 米記者から「出来レース」批判された安倍首相国連会見  清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる