清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS ヘリコプター空母は護衛艦でOK、でも「マスゴミ」が軍艦=戦艦と書くと怒る、マニアの不思議な心理

<<   作成日時 : 2015/04/11 16:14   >>

ナイス ブログ気持玉 22 / トラックバック 0 / コメント 38

 さて先日、東洋経済オンラインで新型護衛艦「いずも」の記事を書きました。

文民統制の放棄!なぜ「空母」が生まれたか
2015年04月01日 東洋経済オンライン  清谷信一
http://toyokeizai.net/articles/-/64841


 
 おかげさまで結構多くの読者の方に読まれたようです。

 ぼくの主張はヘリ空母をもつならば、海自全体のポートフォリオを考えて護衛艦=駆逐艦とは別に持つべきだ、ということです。

 ところが護衛艦=駆逐艦でどこが悪いと仰る方々がネットでは生息していらっしゃる。あれこれ理屈をこねていずもは駆逐艦だと仰る、あるいは海自には護衛艦しか艦種がないから護衛艦でよいという。

 ですが、諸外国で近接防御用の機関砲と短距離ミサイルしかもたず、それ以外の艦砲、対艦ミサイル、対空ミサイル、魚雷、曳航式ソナーも持たない全通甲板のフネを駆逐艦と呼ぶ人はいません。外国だけではなく、まともな常識をもった日本人も違和感を感じるでしょう。

 この手の「自衛隊は常に正しい」的なドグマを持つ人達は、彼らのいう「マスゴミ」が軍艦を戦艦といったり、自走榴弾砲や装甲車を戦車と呼んだりすると鬼の首を取ったように騒ぎます。
例えば朝日新聞が「ウチの整理部では軍艦は戦艦と呼ぶんです」と開き直ったら朝日の変更だと大騒ぎをするでしょう。

 これは二重基準じゃないでしょうかね。また諸外国のメディアが「いずも」をヘリ空母と呼んだら、「いずも」は駆逐艦だと抗議しないといけないと思いますが。

 また日本のメディアは米国の原子力空母やファン・カルロス級を護衛艦と呼んでもおかしくないことになります。

 また中国が空母遼寧や「遊覧船」、駆逐艦やフリゲイトを「漁船」と呼んで、尖閣諸島に近づいたらどうでしょう。日本政府が抗議し、護衛艦を向かわせたら「オタクでどう呼ぼうが、我が国では遊覧船と漁船だ。これに軍艦をもって威圧するのは軍国主義だ」と主張するでしょうね。


 オレンジを指して「ウチのムラではこれをりんごと称する。だからこれはりんごだ」と強弁するようなものです。普通の人にそんな事を言ったら頭がオカシイと思われるでしょう。ところが「尊皇攘夷」的軍オタにはそれが理解できない。

 無論「いずも」は米国の「空母」のような存在ではなく、いわゆるヘリ空母です。つまり広義においては空母の類です。「いずも」が米国の空母と同じカテゴリーに入りません。
 だからといって「いずも」が広義の「空母」、ヘリ空母ではなく、断じて駆逐艦だいっても普通は通りません。常識がある人間ならば「いずも」は空母の仲間か、駆逐艦の仲間かと問われれば、前者と答えるでしょう。

 ぼくが海外の取材現場でカブールやファン・カルロスを見て「この駆逐艦(デストロイヤー)は・・・」などと発言したら、頭がオカシイか、プロの軍事ジャーナリストじゃないと思われるでしょう。少なくともその「駆逐艦」の関係者はまともにインタビューに付き合ってはくれないでしょう。


 まあ例えは悪いですが、ソープランドの中で行なわれている行為は断じて売春ではない、「自由恋愛」だと主張するのと同じです。警察や税務署などはそのような見解です。であれば女の三助さんにお金を払わずに「自由恋愛」が出来ると主張することと、同じ理屈です。

 こういう小児麻痺的な幼稚な理屈を振りかざして、仲間内で盛り上がるのは楽しいでしょうが、世間はもちろん、世界の軍事関係者からはまともに相手にされません。これが中学生ならともかく、いい歳した大人がやっているのは喜劇以外の何物でもありません。



Japan in Depthに以下の記事を寄稿しました
【お粗末な自衛隊の「衛生」装備】〜チュニジアでテロにあった女性医官は「特別」なのか?〜
http://japan-indepth.jp/?p=17323
【陸自ファーストエイド・キットが貧弱な件 1】〜陸幕広報は取材拒否〜
http://japan-indepth.jp/?p=17056
【陸自ファーストエイド・キットが貧弱な件 2】〜中谷防衛大臣の答弁に違和感〜
http://japan-indepth.jp/?p=17059

東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。

文民統制の放棄!なぜ「空母」が生まれたか
護衛艦「いずも」は、護衛能力のない被護衛艦
http://toyokeizai.net/articles/-/64841
自衛官の「命の値段」は、米軍用犬以下なのか
実戦の備えがないため派兵どころではない
http://toyokeizai.net/articles/-/63496




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 22
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(38件)

内 容 ニックネーム/日時
「いずも」を護衛艦と言い張るのは「これは殺人ではなくてジハードもしくはポアだ」という理屈と同じでテロリストの理論ですね。
海上自衛隊という「テロリスト予備軍」に、武器なんか持たせたらいかんでしょう。
ひゃっはー
2015/04/11 18:40
今晩は、チャイカです。
誠に遺憾ながら、私がこれまで述べてきましたが、装備なり、組織の名称と実態が異なる事例は『いずも』以外にも実在します。
ロシア海軍のキエフ級やクズネツォフ級は、空母としか、言いようがないですが、彼らは『重航空巡洋艦』と述べています。また、コスタリカは、日本同様、憲法の関係から、海兵隊すら有し、他国の内戦に武力介入した組織を軍隊ではなく、『市民警察』と呼称しています。いずもの名称が欺瞞云々というのなら、これ等の諸国は如何なものか?
前回の返答で主様より、『当事者能力』が有る場合は問題ない旨、御返答を頂きましたが、だったら、結局の所、装備や組織の名称は、自らが選択するものであり、ある意味、その国しだいではないのか。
また、ひゃっはー様は海上自衛隊を「テロリスト予備軍」扱いしていますが、海自同様、装備なり、組織の名称と実態が異なるからと行って、ロシア海軍やコスタリカ市民警察も「テロリスト予備軍」とでも言うのだろうか?

良く考えて頂きたい物かと…。


チャイカ
2015/04/11 20:46
清谷さんのおっしゃることはもっともと思います。

一方で、日本の戦闘艦は全て「護衛艦」というんだ、といわれても、正直、まあそうでもいいか、と思ってしまう自分がいます(苦笑)。歩兵が普通科、砲兵が特科よりは、まだマシではないかなぁと。長い年月をかけて、洗脳されているのでしょうね。。。

むしろ私が気になるのは、その英語名称です。DDH(「ヘリコプター搭載駆逐艦」)と呼ぶのは、いかにもおかしい、はずかしい。おっしゃる通り。まずは、CVH-183 というペナント番号をつけてはどうでしょう?(「ヘリコプター母艦」?)

日本語名称は、「ヘリコプター護衛艦」のままで、不満な点もあると思います。強いて言えば、「護衛ヘリ空母」と呼ぶべきなのでしょうが、「特科」を「砲撃科」に直す方が先かと。。。

一方で、自衛隊の編成上、駆逐艦ではなく、へり空母として扱うべきなのはその通りと思います。
ドナルド
2015/04/11 21:38
なんか憲法9条の神学論争や禅問答みたいな話です。艦艇も目的別に呼称するのが常識だと思いますが・・ まぁ軍事アレルギーが諸悪の根元ですが
元キャプテン
2015/04/11 22:14
ロシアでもアドミラル・クズネツォフ級重航空巡洋艦等の例がありますが、それについてはどのようにお考えですか?

2015/04/12 00:29
まあ、仮に戦艦大和みたいな大型の水上戦闘艦を保有することになったらこれも「大型火砲搭載型装甲護衛艦」とでも呼称するつもりなんでしょうか。
海自がどのように強弁しようが「いずも」はヘリ空母ですよ。
未だに70年代の舌先三寸で誤魔化してやろう、国民は軍事的に無知だから何とでも言えるさ、って感覚が海幕にあるんだとしたらちょっと国民を舐め過ぎてませんか?
それを弁護している軍ヲタの連中もどうしようもないですね・・・
八王子の白豚
2015/04/12 02:15
昨日の池上さんの番組で「護送船団方式」が出てきて「戦艦ガー」なんてやっておりました。またか、とは思いましたが仮にクレームを入れたところでガン無視でしょう。だからと言って、いちいち腹をたてるつもりもありませんし、マスコミについても、もう少し勉強せいや、分からなければ専門家に確認すりゃ良いのに、とは思いますが。結局は政府も防衛省も各自衛隊も、余計な波風を嫌ったのか単に「民に知らしむべからず」と思ったのかはしりませんが、もう少し国民を信頼して議論すべきですよね。特に最近は「艦これ」の影響で軍艦に興味を持つ人が増えているわけですし、広く意見を求めるのには良い機会だと思うのですが。
KU
2015/04/12 11:06
何故護衛艦がまずいのか。今一度東洋経済オンラインの記事を熟読してください。
キヨタニ
2015/04/12 12:08
だいたいキヨタニさんの逆張りをしますから、ますます言葉狩りをしてくると思いますよ。
反権力のマスメディアが嫌いで、お上の言うことには絶対に逆らわないネトウヨの気質も持ってますし。
ネット界隈の日本のミリオタは
2015/04/12 14:54
何故護衛艦がまずいのか。今一度東洋経済オンラインの記事を熟読してください。
キヨタニ
2015/04/12 18:57
チャイカ様へ
旧ソ連は海軍どころか国家全体が悪逆非道の限りを尽くす、テロ国家のようなものだったではありませんか。まあ、それを言うのなら文民統制が機能していない日本政府も、国民の税金で「テロリスト予備軍」を飼っていることになるのですが。
ひゃっはー
2015/04/12 19:17
東洋経済オンラインを読むと、(官僚や自衛官の)言葉の言い換えなどの「やったもの勝ち」を政治家が放置すると、いずれは軍部(自衛隊)の暴走に至る可能性があるとの主張だが、政治家が官僚や自衛官の言葉の言い換えを積極的に放置しているというより、政治家に文民統制を司れるだけの見識とその見識に基づくバランス感覚が欠如しているので大局的見地で防衛省・自衛隊を指揮監督できていないのではないか。
真の愛国者ゆりか
2015/04/12 20:39
まあ居酒屋での間接喫煙より著しく害が小さい線量しか無くとも、放射能とかの単語が付くだけで理性を失って危険性を言い募り福島住民の帰還を邪魔したり、原発再稼動を邪魔したりするおかしな人間がいっぱいいますから。
護衛艦を空母と呼ぶだけで、悪魔の召喚呪文のごとく、おかしな人間を呼び寄せて難癖を付けられる事になります。
その意味では、古来から言霊とか呪文とか、多くの民族人種に言葉の呪術的力を意味する単語や思想が存在するのは正しいわけです。原発とか空母と言う言葉は一部の人間をおかしくして、脳内に眠る超自然的印象すら与える何かを刺激してしまう。
とは言え、そういう呪術的力に束縛され続けては文明社会は維持できません。呪術から解き放たれ、正しく論理的に言葉を理解し使用しなければなりません。これまた、清谷さんがされているように、ジャーナリズムが機能して啓発し続けるより他に方法は無いでしょう。
X
2015/04/12 20:52
護衛艦というと、軍研最新号で文谷さんが今年度予算で調査研究することとなった新型護衛艦について書いておられますが、記事中で文谷さんはLCS路線ではなく、OPV寄りの護衛艦となる、と指摘しておられます。そうなると、この艦も新たな艦種記号を設ける必要が出てきますね。そうした場合、どのような記号が適切でしょうか。DEでもおかしいし、素直にPV・・・・だと海保が嫌がるだろうし。一方で60Kから高度装備(対潜関連でしょうか?)を落とした輸送型ヘリを増やし雑用に充てるという案は、ぜひ採用してもらいたいですね。
KU
2015/04/12 21:42
いずもはddh ( helicopter destroyers )
ヘリコプター搭載型駆逐艦なので
駆逐艦の仲間ではないですか?

ノン
2015/04/12 22:12
お邪魔します。
 航空戦艦伊勢が活躍できなかったのは、その特異なコンセプトによるものではなく、搭載予定の艦爆彗星のカタパルト発艦バージョンができなかったからであり、「艦載機あっての空母」という当たり前の理由だと聞いた事があります。となればヘリを目一杯積まない(積めない)いずもは、「平成の航空戦艦伊勢」になるのでしょうか。後自衛隊は「単体で戦う」のではなく、「米軍の連携というか組み込まれて戦う」前提で作られているように思えますので、いずもも「米軍のF35Bのバックアップ」のための艦かも知れません(だから日本国内でどう呼ぶかなどどうでも良い?)。
ブロガー(志望)
2015/04/12 23:37
旧ソ連海軍やロシア軍の空母の名称変更は、モントルー条約に縛られずボスポラス海峡を通過するためで軍事的要請からです。自衛隊やコスタリカとは事情が違う。記事を読みました、全面的に同意ですね(笑)付け加えると、海自の航空基地は(空自も酷いが)防御力も対空火器すら無く、ヘリは艦載される前に地上で破壊されるのがオチでしょう。
マリンロイヤル
2015/04/13 05:29
僕もかねがねから、ひゅうが級を「DDH=ヘリ搭載護衛艦」と呼称するのは無理がありすぎると考えておりました。そしてそれが、近隣諸国から「日本は軍備を矮小化して見せようとしている(実際はゴマカしながら軍拡している)」との、不当な批判につながっているとも考えています。

百歩譲って、大型戦闘艦を国内向けに総称して「護衛艦」と呼ぶことまでは、ありかもしれません。
しかし世界的な分類の中で「護衛艦=駆逐艦」と認識されていること。また、艦種記号のDDHはあくまでも「destroyer」として認識されていることから、少なくとも艦種記号は「CVH」なりをキチンと名乗るべきだと考えています。
現にジェーン年鑑ではひゅうが型はヘリコプター母艦として扱われています。さらには、もはやヘリ以外の対潜攻撃能力を持たず、個艦防空能力もミニマムなもののみで護衛される立場の艦であるいずも型には、駆逐艦の要素はほとんども残っていないのですから(強いて言えばソナーシステムぐらいでしょうか?)
一部のコテコテウヨなミリオタさんは、「自衛隊がどう名乗ろうと、自由だ。なんら困ることはない」と言い放ちますが、一方で「世界標準の軍にすべき」と公言しながら、一方で「自衛隊は特殊だ」と言うのはあまりにも矛盾に満ちています。

こういった詐称ともいうべきゴマカシは、はるな型が誕生したときも巻き起こった議論でしたし、おおすみ型をLSTとしたうえで、国内向けには単なる「輸送艦」と呼んだあたりから、顕著になったと思います。能力的には立派なドック型輸送揚陸艦(LPD)なのですが。
今、噂されている強襲揚陸艦が実現したときも、果たしてこのようなことを続けるつもりなんでしょうか?
PAN
2015/04/13 08:11
マスコミや世間が軍事的な知識に疎いのは、個人の能力・資質だけの問題ではないでしょう。軍事=戦争という間違ったイメージがあるでしょう。原発=核兵器というイメージと似たようなものです。 防衛省・自衛隊が情報を公開していない又は歪曲されているのでしょう。その方が防衛省にとって利益や都合が良いのでしょう!清谷さんみたいなキレもののジャーナリストはある意味、人民解放軍より怖いですよ! 自分も含め退官した自衛官も問題があり、正しい情報を発信していない。軍事のプロとして失格です。
教育・医療・福祉と違って生活には縁がありません。故に密室で隠蔽体質になります。
清谷さんに質問です。退官した自衛官はブログ、書籍で情報発信すべきでしょうか?
元キャプテン
2015/04/13 13:38
>情報発信すべきでしょうか?
それはすべきです。既に本を出されている方もおられます。
キヨタニ
2015/04/13 16:35
ひゃっはーさんへ

私も以前テロリスト予備軍だったのでしょうね? あなたの定義でテロリスト予備軍の定義を教えてくれませんか!旧ソ連軍や海自だけでなく、世界の軍人・兵士はテロリストになります。
確かに以前働いてた組織を批判していますよ!体質、制度、組織文化、マネージメント、ガバナンスに関して批判しています。一定の地位や経験があったことと制服を脱いだからです。クズやカスも一定数存在します。あなたは存在そのものを否定しています。例えば悪徳医師がいたとして、医者は全てロクデナシだ!病院は北朝鮮みたいな監獄だ!と主張している論理と変わりません。あなたが馬鹿にしている左翼の集団と同じ穴の狢でしょう。軍事力又は軍隊をテロリスト予備軍と揶揄している発言から軍事問題にコメントしていることは矛盾していませんか?以前から感じてますが一見、教養や知識があるコメントしているように感じますが内容に一貫性が乏しい。なぜならば根拠を示していないから。
元キャプテン
2015/04/13 18:03
清谷様へ

言い訳がましいこと申しますが暴露本を出版しても一時的に話題になるが、根本から変えるのは非常に困難ではないかと思います。元経済官僚の古賀さんは退官後、マスメディアで公務員改革を訴えましたが霞が関は変わりませんでした。官僚組織は変えるのは生半可な気持ちでは無理でしょう。元防衛官僚の柳澤さんもメディアで集団的自衛権の危険性を訴えても政権の考えが変わりません。元キャリア官僚の力でも難しいのに一現場監督の元尉官クラスが変えられる力はあるのでしょうか? 仮に政治家になり、防衛大臣になっても同じではないでしょうか? 過激なことを言いますが血を流すくらいの出来事がないと変われないかもしれません。ネガティブなことを言って申し訳ございませんでした。
元キャプテン
2015/04/13 18:16
今晩は、チャイカです。
マリンロイヤル様からのレス有難うございます。
>旧ソ連海軍やロシア軍の空母の名称変更は、モントルー条約に縛られずボスポラス海峡を通過するためで軍事的要請からです。自衛隊やコスタリカとは事情が違う。
唯、この御指摘ですが、A. V. Poltov氏(「世界の艦船」2005年4月号,p.154)によれば,キエフは引き渡し時は「対潜巡洋艦」だったが,暫くして艦種呼称が「航空重巡洋艦」に変更されました。
その理由は以下の通りです。
・ソ連共産党や国防省の首脳部は,いまだ空母に関する論議を継続していたため,「空母」の呼称が使えなかったこと
・本艦の主要兵器は搭載機だけでなく,威力の高い対艦ミサイルや対潜ミサイルも搭載すること
・ボスポラス海峡およびダーダネルス海峡が「空母」通過を禁じていたためとしています。
これはキエフ級についてですが、クズネツォフ級も同様かと。

ですから、軍事上の理由だけでなく、政治的理由も
含まれているのでは?
どこの国でも、政治と軍事は密接な関係を持っていますから。
チャイカ
2015/04/13 20:16
駆逐艦や空母という艦種を規定すれば左翼がギャーギャー騒ぐ
駆逐艦や空母という艦種を規定しなければ軍事ジャーナリスト様が騒ぐ
これって前門の虎、後門の狼ですかね

所詮、今時の軍艦に旧来の艦種を当てはめるのは無理があるし、世界的に共通し、明確な基準があるわけでもないのです
個々の国が自由に規定し、それを正式としても別に問題なんて起きないでしょう
いちゃもんはいくらでもつけられるでしょうけどね
ライブロック
2015/04/13 21:35
防衛大綱を「テロリストの理論」で有名無実にしていいのなら、陸上幕僚長の命令も「テロリストの理論」で有名無実にしていいことになりますね。いや、陸幕の広報部なんかもう有名無実にしてるでしょう。
清谷様が言ってるように、そのうち「226」がまた起こるんじゃないんですか。
ひゃっはー
2015/04/13 23:02
この問題をシビリアンコントロールの問題として捉えているのは、清谷さんくらいのものでしょう。

貴重なものほど、存在しているときは空気のような当たり前のものでも、なくなってみるとその貴重さを痛感するものなのでしょう。
真の愛国者ゆりか
2015/04/14 00:00
清谷さんが言われていることの趣旨はよく理解できますね。清谷さん独特の皮肉と極端な例えには未だ慣れませんが笑
※あとたまに、今回もありますが、差別的用語を使われているので、僭越ながらそれは如何なものかと思います。

防衛省といわず大きな組織で、歴史もある所は、なかなか些細なことでも変えるのは至難なことだと思います。
防衛省を変えるには根底に愛情を持ちながらもかなり刺激的にオブラートに包まず指摘しないと少しも効果はないでしょう。

ただ読ませていただいた中で一点腑に落ちないのは文民統制違反というとこです。正規の手続きを一部形式的であっても経ていますから所謂文民統制に反することはありません。海自の方を持つわけではありませんが、海自が艦種を新たに制定するような権限がないことは清谷さんならばおわかりだと思います。艦名すら案は海自が起案しても内局が決済するわけですから。過去に有名な話では、護衛艦しらねは、当時の長官及びその意向を受けた内局が長官の選挙区にちなんだ名前をつけたりしましたよね。これなどはほんの一例なわけです。

艦種の事などは大臣レベルの話であり、実質的には、経装局及び防衛政策局の所管なわけです。内局が世間からの批判や政治的問題になるのではと腰が引けなかなか動かず、大臣もあまり波風立てたくないというのが真相でしょう。結果、波風たってますけども。。。まあ内局が在るべき姿にしないのは、政治的なことを考えてのことだとは言え、国民や政治の目をごまかそうとしてるならば、文民統制の主旨に反するとは思いますが。

責任を求め、改善していくには、権限を持ってる先を正しく捉えて指摘しないと効果はないと思う次第です。
テムズ
2015/04/14 08:39
あとこの記事から離れてしまいますが、今回の防衛省設置法十二条改正を含めた防衛省改革ですが、石破さんが大臣のころから参事官制度廃止だけでなく設置法十二条と八条の改正も必要だとし、浜田さんもそれを引き継いだが、内局から大抵抗を受け、それでも林さんが大臣の時に何とか政治決定をしたにもかかわらず、民主党政権に変わって内局が全て一旦白紙に戻してしまい、今回も小野寺さんの時に出来なかったのが、内局が設置法改正に抵抗しつづけたわけで、ずれにずれて今回の改正になったわけですが、それでも八条はいじらせなかったわけですが、これなどは、ある種ものすごい文民統制違反なわけですから清谷さんが取り上げる価値があるとおもうんですよね。
各幕ににらまれるより内局ににらまれると、何十倍も面倒なことになると言われてますが、屈せず頑張って頂きたいなと思います。

石破さんの述べられた言葉で印象的なのは、統制し、補佐を受ける側の大臣が、補佐体制に問題がある(内局が統制の主体側にあることと、内局と制服に上下関係があること)と指摘しているのに、補佐をする側(内局)が、補佐体制に問題はありませんと言うのが気がしれないと。

石破さんは、省内での議論では各々意見を言うのは構わないし、大臣と意見が違ってもいいが、政治がリードし、意思決定をしてもそれに従わないどころか問題などありませんから変える必要なし、変えるとなっても動かないことに、異常さをあらためて実感し、内局のあり方を含めた防衛省改革の必要性をさらに一層強めたそうですが、これらのことなど、ほとんど話題になってないですが、非常に重要な問題だと思います。
テムズ
2015/04/14 09:06
>テムズ様
丁寧な分析とご意見ありがとうございます。法整備の方はどこかで改めてやりたいと思います。

>独特の皮肉と極端な例え

敢えて言わせて貰えば、知識がない方やバカにもわかるようにたとえを挙げているわけですが、後者の方々は初めからわかろうとしないので無駄のようですが。まあ、商業媒体に書く記事と違ってブログはもっとぶっちゃけたもの、ある種場外乱闘だと思っておりますので、やりたいようにやらせてもらっております。

さて文民統制の部分ですが、例えば10式戦車の今年は10輛調達されていますが、あと90輛を「装甲車」として調達したらどうでしょうか。これ、装甲車の一種ですから、と。
無論問題はご指摘の通り、内局の政治的な配慮などによる内局と海幕の合作でしょう。ただ根源的には当事者である海幕に大きな責任があると思っています。

現状大きな問題は政治家に専門家にだまされない程度の知識を持つべきという、その分野の基礎的な知識がなく、内局や幕の「ご説明」に疑問も持たずにそのまま信じてしまうところです。省に入る前はあれこれ仰っていたセンセイが、防衛省に入って始終「ご説明」ばかり聞いて洗脳された例も見てきました。本来国会や各議員の調査スタッフの拡充をしたり、会計検査院に米国のGAO並みの人員と権限をあたえ、セカンドオピニオンの充実を図ることが必要だと思います。



キヨタニ
2015/04/14 10:29
>元キャプテン様

無力感を感じるなんて、ぼくだってしょっちゅうです。いくら大事なことを指摘しても、中々変化は起こらないわけです。それでも10年単位で見れば変化も見られます。かつて石破氏からはぼくの本を読んで、防衛に本格的に問題意識を持ちだしたと仰っていただきました。自分の知らないところで影響力のある人が関心を持ってくれる可能性もあります。ですから何がしかの形で世に、事実や問題点を問うことは必要だと思います。
キヨタニ
2015/04/14 10:34
清谷様へ

ネガティブなことを言って申し訳ございませんでした。
自分のできる範囲で情報発信と説明します。 友人・知人からですね。
現在の仕事に支障のない程度に。清谷さんも退官した自衛官を経営している会社に雇ってジャーナリストとして育てればいいのでは?後継者や影武者として 内局・各幕の広報にとっては恐怖でしょうね! 理想論として将官・1佐は大学教授、2佐〜尉官クラスは教師、ジャーナリスト、行政マンに再就職すると防衛に関する正しい知識が普及するでしょう!実態としてギャルに軍事のことをレクチャーしたら硬いとか野蛮だと言われました。脳みそが火を噴いていました。渋谷のギャルや大阪のオバチャンだったらどうなるのかなぁと思います。最も勉強しなければならないのが永田町の先生ですが・・ ブログで現役時代の経験や知見、矛盾点を述べます。石破先生が首相になったら防衛大臣に任命されるかもしれませんよ!防衛官僚や将官達はビビりますが! そうなった場合は改革派の自衛官を秘書にすればいいと思います。
元キャプテン
2015/04/14 17:19
防衛省だけの問題ではないが、当選回数だけの年功序列で大臣になってしまった、防衛省を十分に統制できない大臣(長官)もいたわけだが。
真の愛国者ゆりか
2015/04/14 19:43
自衛隊の内部には「テロリストの理論」が蔓延していて、元将官の森清勇氏なんぞは東大卒の官僚を大した根拠もないのに目の敵にしていますよね。この状態でアベノミクスの破たんと金融恐慌が起こったら、「515」や「226」が起こるんじゃないんですか。
ひゃっはー
2015/04/14 21:22
追記
そういえば、産経新聞もろくに真実を報道することもなく「無敵皇軍」ならぬ「自衛隊は常に正しい」的な報道を垂れ流していますものね。そして地方の農村は疲弊していますし。
なんだか現代は妙に昭和初期に似ているような・・・
ひゃっはー
2015/04/14 21:36
シビリアン・コントロールについて、防衛省・自衛隊の統治は共産圏の軍隊と変わりません。内局という政治将校=官僚が実質支配しています。予算、人事、運用、法律と。A棟には目に見えないベルリンの壁が存在し、制服組と背広組がセクト主義に走っています。共産圏の軍隊の統治、2重行政となっています。新聞で首相の一日の動きで情報本部長=将官が首相に直接、報告します。その場合、筆頭局長の防衛政策局長が同行します。これは何を意味しているか?首相に余計なことを言うなよな!と内局の無言の圧力です。持論を申し上げるなら、人事・予算・法律の行政は内局、運用・編成・訓練は統幕とし、制服と背広の混合組織とする。首相の軍事補佐官として退官した将官を再雇用したり、統幕長や情報本部長に国会答弁させる。ミリタリーに説明責任を負わせることもシビリアン・コントロールだと思います。
元キャプテン
2015/04/15 06:38
真の愛国者ゆりあ様へ

政治家が防衛省・自衛隊を掌握できない理由は当選回数による序列だけでなく、票や献金にならないこと。圧力団体が存在しないことです。庶民においても教育や社会保障だと生活に直結しますが外交・防衛は生活に直結しません。政府の専権事項になります。
民主党政権で安全保障には素人です。素人が防衛大臣をするのがシビリアン・コントロールだ!と呆けたこと抜かす政治家がいました。政治家の勉強不足です。永田町でもグレーゾーン事態とかわけわからない、非現実的で的外れな議論に時間を費やしています。 主張している論拠は石破茂の著書国防から引用しています。 現場を経験した者として、与党も野党も禅問答の神学論争です。現役隊員も物申したいが、宮仕えの公務員なので政治活動はできません。 清谷さんが以前主張した自分を含む将官・将校が退官してから問題点に声あげろ!ですよ。現場を熟知した退官自衛官が引きこもりの自閉隊になっているんでしょう。政治家は選挙と利権しか考えてませんから!
元キャプテン
2015/04/15 16:04
結局のところ、自衛隊を「軍隊」と呼称すべきかどうかということに収斂する問題ではないかな。ライブロックさんの言う、「前門の虎、後門の狼」問題。

戦車が問題ないのだから、軍艦でも問題無いと思いますがね。戦艦でも、「護衛艦」よりマシ。

英語名はそれとなく伝わる名前にするとか。
OHA
2015/04/19 16:51
再びお邪魔します。
 通常近代軍は「(経済的に)自立」しておらず、金(予算)によって議会(政治家)にコントロールされていますが、自衛隊は「米軍に組み込まれてでないと実戦ができない(組み込まれてもできるかどうか怪しいが)」事によって「米国に」コントロールされているのではないかと思われます。つまり「文民統制か否か」どころではなく「日本が」コントロールして(できて)いないわけで。
 後「名は体を表す」と言いますが、いずもは本当は「ヘリ母艦」と呼んで、「ヘリの同時多数運用」を最優先すべきだと思います。「対潜ヘリを積めば対潜、輸送ヘリを積めば兵力の投入、武装ヘリを積めば(限定的な)対地・対艦攻撃」がヘリ母艦の”柔軟性”とも。それを「護衛艦」と呼んで艦の性格を曖昧にするから、補給艦で行うべき給油をやらせるといった事が起こるのでは。
ブロガー(志望)
2015/04/19 17:07

コメントする help

ニックネーム
本 文
ヘリコプター空母は護衛艦でOK、でも「マスゴミ」が軍艦=戦艦と書くと怒る、マニアの不思議な心理 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる