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zoom RSS C-2は民間転用輸出はやるやる詐欺

<<   作成日時 : 2014/12/23 16:34   >>

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 今月号の月刊「航空ファン」でC-2の特集がありましたが、全体的に空自広報の主張をそのまま報じたような記事が多く、批判的な視点でのものはありませんでした。
 
 特に長谷部憲司氏の「C-2の開発経緯と技術的特徴」では、
「C-Xの開発時には不整地滑走要求されていなかったというが、C-1の後継機ということを考えれば、当然想定されているだろう」

 というくだりは問題です。ぼくは今年も川重の関係者にこの件を尋ねましたが、そのような事実はありません。空自が要求に出さないものを勝手にメーカーがやったら問題です。まして現状のように不具合続出で開発が遅れていれば尚更です。
 これは筆者の願望に過ぎません。一種の世論操作であり、読者を惑わすだけです。
 程度の悪い軍オタがこれを根拠に「C-2は不正地運用できる」とか主張しちゃいそうです。

 また未だに民間転用機にも前向きな記述が見られましたが、これは実際は絶望的です。

 過去あちこちで書いておりますが、C-2はエアバスのA400Mのように、開発に平行して耐空証明をとっておりません。民間機として売るとなると全く新たに耐空証明を取らないと行けません。多用されているコンポーネントもこれまた証明を取らないといけません。

 開発に平行してやっていれば、まだしも新たに耐空証明をとるとこれは手間も費用も何倍もかかります。また国産コンポーネントに変えて、実績のある海外製品を多用する手もありますが、そうなると設計やらやり直しです。飛行試験もこれまたやり直しです。
 しかも川重はその経験がない。

 そもそも官需とボーイングなどの下請けなどで、リスクをとらないことがセカンド・ネイチャーとなっている川重がそこまでコストをかけてやるはずもありません。
 民間転用に多額のコストをかければ、その採算は遠のきます。しかも売れたのが僅か数機で終われば、何十年も部品の供給とアフターサービスを行なわないといけません。そうなれば長年にわたって赤字を垂れ流すことになります。

 しかも世界中にアフターサービスの拠点を作らないといけません。これにも費用がかかります。MRJでどれだけ三菱が費用と手間をかけているか見れば、大型航空機の販売がどれだけ大変かはわかろうというものです。
 つまり民転機ビジネスは絵に描いた餅です。それは川重もはなっから承知しているでしょう。

 実際に同社の関係者も民転機の商売は事実上不可能だと漏らしておりました。

 これらのことから考えれば、川重がまともに民転機ビジネスを考えているとは思えません。単に政府の音頭にのって、「民間市場を目指してコストを下げます」という、ポーズをとっているだけでしょう。
 ですからまともに営業するわけでもなく、航空ショーあたりでSJACのパビリオンでちょっと出展し、パンフを配るのもアリバイ工作に過ぎないでしょう。ですが民転のためのマーケティングは政府のカネで行なわれております。それで潤う人たちもいるのでしょうが、これこそ税金をドブに捨てているようなものです。


 可能性があるのはUAEなどから問い合わせが来ていますが、軍用としての輸出でしょう。が、それも不整地での運用ができない「民間機」とわかれば、どうでしょうか。それでも買いたいという奇特なユーザーはいないでしょう。

 更に言えば、この特集ではペイロードの減少などに関してはあまり、突っ込んだ分析をしておりません。防衛省のLCC報告書にも本誌記事のC-2のペイロードはC-1の3倍とありますが、であれば24トン程度です。ところが今年空幕長にこの件を尋ねましたが30トンだと仰っておりました。24トンと30トンでは随分と開きがあります。
 不具合のあった構造を強化するならば、当然重量増加が想定されます。実際に26トン程度とする報道も過去ありました。
 それでも空自は30トンの看板を下ろしていまません。


 官やメーカーのいうことを全部そのまま原稿にするならば、それはMAMORのような広報誌のお仕事です。我々の商売は疑ってなんぼです。

 官に不都合な記事はかかず、そのような質問も行なわず、願望と希望を混在した記事を専門誌が書けば、政治家も含めてかなりの人間が信じるでしょう。
 であれば自衛隊の装備は世界最高レベルという無邪気に信じ、後は予算を増やすだけとばかりに騒ぐ政治家やら「保守の論客」が増殖するわけです。果たしてそれが国益になるでしょうか。
 
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
「駐在武官」を機能させるために必要なこと
増員だけでは強化にはならない
http://toyokeizai.net/articles/-/55366

『なぜ自衛隊は「暴発する機銃」を使うのか』
2014年11月09日
http://toyokeizai.net/articles/-/52889

アパッチ攻撃ヘリの調達、なぜ頓挫?
問われる陸自の当事者能力
2014年11月02日
http://toyokeizai.net/articles/-/51971

オスプレイ選定の不透明、対抗馬は商用機?防衛省は「複数候補から選んでいる」と強弁
2014年10月26日
http://toyokeizai.net/articles/-/51614

御嶽山への自衛隊派遣、口を挟むとサヨク?必要なのは事実に基づく冷静な議論
2014年10月05日
http://toyokeizai.net/articles/-/49744

戦傷者は「想定外」という、自衛隊の平和ボケ
「国内では銃創や火傷は負わない」との前提
2014年09月17日
http://toyokeizai.net/articles/-/47994


strong>WEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました。
厚生年金強制加入は、景気をさらに悪くする
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014111400007.html?iref=webronza

Japan in Depth に以下の記事を寄稿しました。
【防衛省・高機動パワードスーツ開発は税金のムダ】〜装備開発の在り方、抜本的に改めよ
http://japan-indepth.jp/?p=12178

【防衛駐在官の質の向上を図れ】〜外務省出向システムでは機密情報が防衛省や内閣府に届かない?〜

http://japan-indepth.jp/?s=%E6%B8%85%E8%B0%B7%E4%BF%A1%E4%B8%80








 

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コメント(32件)

内 容 ニックネーム/日時
今年になって、というか小野記者がグローバルホークや何やらのアメリカ製装備の導入に否定的な内容の記事を書いた辺りから、急に防衛省べったりな記事が増えたように思えます。
KU
2014/12/23 18:20
清谷様

私もかなり前に官公庁が取材対象の愛好家向け雑誌の編集に関わっていた経験があるので、取材先の機嫌を損ねる記事は一切、掲載できませんでした。

清谷様がご指摘の内容は、やはり社会的に認知されている一般マスコミの仕事かと思います。

「航空ファン」誌は、基本的に航空愛好家向けの雑誌ですから、それを要求するのは酷かと思います。

例えば、清谷様のような専門家が取材・分析した結果を、新聞の紙面に掲載する、もしくは野党議員の国会での質問の材料にするといった方法の方が、影響力があると思います。

もし、お気に障りましたら、失礼します。

ブリンデン
2014/12/23 23:11
要目が非現実的なC2は、民間型どころか軍用機型も完成しないのでは(笑)
マリンロイヤル
2014/12/23 23:12
お疲れ様です。
東京新聞でも
「武器調達 日本に不利 価格・納期 米は守る義務なし」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2014122302000123.html
こんな記事ありました。
unimaro
2014/12/23 23:34
週刊オブイェクトの連中なら間違いなく言いだすでしょうね。

2014/12/24 01:19
C-2のペイロードの件ですが、気になっていたので先日の技本シンポジウムにて、C-2のパネル&映像出展の担当者さんに聞いてみました。
後部ドアの与圧補強の影響で、ペイロードの減少等の影響は無かったのか?とうかがったところ、現状では30tの要求はクリアしているとの回答でした。さらにしつこく、あれこれ聞いてみたところ、さすがに詳細な数字等の回答ではなくいろいろぼかした話でした(当たり前ですけどね)。
その話によると、元々が30t+αのマージンを見込んで設計していたので、補強の重量増を差し引いてもまだ要求の数値はクリアしている、というようなニュアンスだったと思います。
もちろん、あくまでも僕が聞き取った話のニュアンスなので真偽のほどは疑問が残りますが。
PAN
2014/12/24 19:52
清谷様へ

航空機の内容は疎いのでコメントを差し控えまして、報道のあり方について自分なりの意見を述べさせていただきます。
釈迦に説法ですが、ジャーナリストは文章のプロでなく、情報のプロだと思います。文章は取材で得た情報資料や文献を分析したものを文字で表しています。通っている大学でも、ある教授は情報において阻害要因は願望と先入観とおっしゃっていました。また、疑問や批判精神がないと判断を誤るとおっしゃっていました。 STAP細胞の論文問題でもある科学者が疑問に感じたので騒動になったのでしょう。
防衛問題は、日常生活に関わりもありませんし、文献も少ないです。暗いイメージがあります。故に関心が生まれませんし、大本営発表がまかり通ります。防衛省の情報閉鎖、マスコミの偏向報道が問題ですが、元自衛官が情報発信と説明責任を果たしていないと思います。
元自衛官がこれから軍事ジャーナリストを増やすのもこの種の問題解決に役立つと思います。そこで提案ですが、清谷さんが元自衛官を弟子にし、ジャーナリストのノウハウを伝授して軍事ジャーナリストを育成する方法です。軍事に関する知識は問題ないので、取材の進め方と情報分析を教えたら、そんなに時間がかかりません。また、防衛省に脅威となり、ハッタリは利きません。まともな仕事をするようになります。軍事ジャーナリスト養成塾もいいですよ! 鋭いジャーナリストの養成が健全な防衛政策に結び付きます。太平洋戦争も軍部の官僚化とマスコミの御用報道が引き起こしました。映画山本五十六が証明しています。
元キャプテン
2014/12/24 22:48
素朴な疑問なのですが、仮にC2の民間型がモノになるとしても、要はフツーの中型旅客機だか貨物機になるわけでしょう。
なんか既存の旅客機やら貨物機に対して目に見えて大きな利点とかあるんでしょうか?
きらきら星
2014/12/25 08:44
清谷さんに御教示をお願いします。
取材において、情報資料を集めn情報資料を整理・分析n情報n記事にするのか、プロセスを教えてください。
現役自衛官時代、図上演習で演習師団2部長=情報の統合幕僚を演じたことがありました。 そこで留意したことは、偵察活動から得た情報を時間系列と空間系列に整理、敵の慣用戦法、文献から敵の意図、戦力を予測し、EEI情報主要素とOIRその他の情報に区分して、指揮官=演習師団長に報告し、決断する感じかなぁ!
ジャーナリストと情報参謀は似て非なるものだと思います。 是非、取材における情報分析のプロセスを御教示していただけませんでしょうか。
元キャプテン
2014/12/25 13:08
取材内メモはワープロ原稿にしてあります。音声や写真、プレスキットの類もすべて時系列で保存しています。文献で気になったものはファイルしてあります。得た情報を全部データベース化はできないので、これはと思うものだけですが、判別は難しいですね。ファイルは西暦末尾月日を頭にふっています。
自分の書いた掲載記事や、記事用の写真も後で参照することが多いので同様に整理しています。
紙の本とポジの写真の整理が今後の課題です。
キヨタニ
2014/12/25 19:08
清谷様へ

御教示に感謝致します。
カリスマクリエーターの佐藤可志男氏作の超整理術という著書を読んだことがあります。
創作は整理からをモットーに1段階 物の整理
・ 頻繁に使う物とたまに使う物を分ける。
・目的別にひとまとめにする。・重要度に分ける。
2段階 情報の整理
・時系列に並べる
・確信あるものと不明なものに分ける。
・関係軸に振り分ける。
3 段階 思考の整理
・実行可能の案を列挙する。
・それぞれの案の利点と欠点を挙げる。
・比較する要因を挙げ、優先順位を明らかにする。

電子データのフォルダ-やファイルは西暦・月・日にしたり、名刺に会った年月日や用件を裏に書いたり、机の上に物を置かない等思考環境を整理することを奨励していました。
大手予備校講師の勉強できる生徒の法則の著書で、ノートの取り方で自信がない箇所は着色する。間違えた問題はコピーしてノートに貼る。
仕事や勉強のできる人は整理ができるということは共通の法則だということですね!
色々勉強になりました。
元キャプテン
2014/12/25 22:59
清谷様へ

御教示願いたいことがあります。
Q1清谷さんが考える情報の定義とは?
Q2 清谷さんが追求している情報の信頼性の方法は
Q3 清谷さんが考える情報のセンスとは?
Q4 清谷さんが考えるジャーナリストとして備えるべき資質は?

情報は判断・思考の根拠であり、軍事、ビジネス、スポーツ、受験と分野を問わず成否を決めると思います。常勝無敗の方は常に情報戦に勝っている方だと思います。
元キャプテン
2014/12/25 23:12
>情報
まず疑うこと。
インフォメーションとインテリジェンスを分けること。質のいい情報源を確保すること。裏を取ることなどでしょうか。
キヨタニ
2014/12/26 14:31
清谷様へ

御教示に感謝申し上げます。
情報とは疑うこと、情報源の確保、根拠ですね
あるノーベル賞受賞者の科学者も科学は疑うことから始まるという名言を思い出しました。 話題は急転しまして、自分もこのブログに投稿して4ヶ月近く経ちます。自分の前職で経験した事例、教訓、提言、疑問点、不満を述べさせていただきましたが、清谷さんの取材、出筆に反映されましたでしょうか? 元自衛官として、防衛・軍事に関して どのように情報発信すればよろしいのでしょうか? 元自衛官は本を積極的に出版した方がよろしいでしょうか?
元キャプテン
2014/12/26 19:36
元キャプテン氏の著作、ぜひ読んでみたいです。
自衛隊時代の苦労話とか。
隅田金属日誌のブログ主(文谷数重氏)も元・海自の方で、自衛隊の裏話を時々載せてます。
ただ、今のご時世だと、特定秘密その他で「古巣」からうるさく言われそうな悪寒…
波泳ぎ兼光
2014/12/27 19:55
お邪魔します。

>官やメーカーのいうことを全部そのまま原稿にするならば、それはMAMORのような広報誌のお仕事です。我々の商売は疑ってなんぼです。

 ある弁護士が本で「現場の捜査官(全部ではないだろうが)は裏社会とのパイプを持ち、軽微な罪は見逃してやりながら情報を集め、大きな犯罪を阻止する。しかしそれを続けている事によって『朱に交われば赤くなる』になり、そいつ自身が犯罪をやって捕まった時には面構えが犯罪者のそれになっている事がある。」と書いていたのを見た事があります。マスコミも当初は「情報を得るための信頼関係の構築」だったのかも知れませんが、「朱に交われば赤くなる」で染まってしまうのかも知れません(信頼関係自体が自己目的化?)。それどころか「青は藍より出て階より青し」にまで成る場合もあるかも知れません(例えばチキンホーク化?)。

 個々の犯罪の詳細とかは当事者にしか知り得ない部分もあるでしょうが、軍事とかは情報の「分析」等が占める割合が小さくないのではと思ったりします。
ブロガー(志望)
2014/12/27 21:28
余談です。

 機体をゼロから開発するよりは開発コスト等が少なくて済み、その分安くできる可能性はあります。尤も転用のための改修コストがそれを上回れば意味は無くなりますが。「使い捨てにするから高い。再利用を可能にすればコストは下がる」でスペースシャトルは開発されましたが、再利用を実現するためにコスト(2度の事故と宇宙飛行士14名の犠牲も含む)がかかり過ぎたため引退しました。
ブロガー(志望)
2014/12/27 21:37
テーマと関係ないお話をすることをお許しください。

1 A師団A独立隊長nB師団B独立隊長へ人事異動
ある2佐の方の事例ですが、このようなパターンが顕著です。上層部1佐、2佐が過剰に充足しており、キャリアアップしにくい環境なのでしょうか?
2 28歳で3曹任官、36歳で3曹はめずらしくない。25歳、26歳の士長も同様
自分が陸士・3曹の頃はレアで懲戒処分を食らった、最終年齢で入隊したケースは別として、陸曹・下士官も過剰なのでしょう!
3 コア連隊の増加、普通科連隊は20年前、45・9・29連隊廃隊、47〜52のコア連隊増加、+3コ連隊増加、1佐のポスト維持?4 朝霞の研究本部、1佐・2佐の溜まり場で、平均年齢50歳近い?平均年収1千万前後? 人件費は田舎の小規模駐屯地を超すらしい?後輩の1尉 32歳、最も若く、陸士のような扱い、田舎駐屯地だと中隊長職で個室有り、田舎駐屯地では重鎮!
5 先輩幹部の3佐は田舎駐屯地で重鎮のポストです。先輩曰く最近の駐屯地司令職・部隊長はワンマンで独裁幕僚がパワハラに自殺している事例が散見! その部隊長は、自殺した幹部を根性なしとか弱い奴だと開き直る。先輩幹部は昔の連隊長の方がよかったと溜め息をついていた。
清谷さんが問題提起している事例です。
2尉〜3佐クラスの方々は危機感を感じています。組織崩壊に関して!
モラルハザードn離職n亡命n情報流出

新隊員の募集難n現場の人手不足・隊員の質の低下nモラルハザードn離職 上層部は危機感欠如しているのではないでしょうか?
元キャプテン
2014/12/28 12:04
今回の四発機のほうが発電量が大きい、という話に対し航空ファン編集部のブログに質問しましたが、なかなか返答がないので、またガン無視かいな、と思っていたら、返答が掲載されておりました。結局、4基ジェネレーターがあるので、合計の発電量も大きくなるとのことでした。
KU
2014/12/28 14:52
波泳ぎ兼好さんへ

出版はしてませんが、社会批評者 小西誠 自衛隊 この国営ブラック企業には一部、自分の主張を取り入れています。また、同期の告発も取り入れています。是非、一読ください。
隊内の問題、教育の問題、ガバナンスの問題、集団的自衛権の問題等素人が読んでもわかりやすいと思います。ある知り合いの社会学の教授は、講義にも使い、研究ネタにも使用しています。
秘密とは、装備品のスペック、暗号、補給品の備蓄、年度防衛計画のことで、秘密の件はわかっています。現役の頃、保全責任者をしたことがありますし、幕僚の仕事をしたこともありますので心配は御無用です。
やはり、情報閉鎖は退官した自衛官にも責任はあります。
5兆円もの国家予算=血税を使い、説明責任と情報公開をしないのは民主主義国家とは言えません。中国と北朝鮮をバカにする資格はありません。防衛白書では国民からの信頼という念仏はブラックジョークです。アメリカの議会でも司令官クラスの将軍・提督が証言・説明します。これこそシビリアン・コントロールです。
自分の理想としては、街の保険クリニックと同じで、防衛見直しクリニックの存在が必要です。メンバーは元防衛官僚、元自衛官、元外交官、弁護士、ジャーナリスト、大学教授、会計士、経営者が多角的に予算、事業、政策、制度、編成、兵力、装備を審査・分析し政策提言するシンクタンクの創設です。宗教まがいの反戦団体とは違いますよ!防衛省にとって脅威ですよ!ハッタリ利きませんから!逆にまともな仕事をするでしょう。石波先生も応援するのではないでしょうか!
元キャプテン
2014/12/28 17:03
自衛隊の人事について、他にも気になっている事が以前から有ります。

方面混成団についてです。
団長は1等陸佐、副団長も1等陸佐、そして隷下の格普通科連隊長(コア部隊)も1等陸佐です。

これらも人件費の無駄じゃないでしょうか?

この方々にも運転手付きの車がそれぞれ付いており、また副官もいることでしょう。

それらを含めた人件費となると、かなりの額になるのではないでしょうか?

清谷様、コメントお願いします。
T
2014/12/29 16:51
T様へ

清谷様の代わりに自分なりの見解申し上げます。自分は元1尉で勤続20年です。
1 方面混成団長、副団長、コア連隊長には秘書=副官はいません。専属操縦手はいます。
専属の副官はいませんが、おそらく庶務幹部 准尉〜2尉 ※ 50歳前後のSLC出身幹部が多く、定年前のおっさんのパターンが多い。庶務係
※20代前半の女性士長が多い。
2 人件費の無駄ではないか? その通りです。1佐や2佐が過剰で、そのためにコア連隊、機関、中間司令部を創設し、そのために要員がとられ、末端部隊の充足が上がらない。アンバランスで不健全!ますます戦えない軍隊になります。1佐年収1000万〜1200万、新隊員200万〜300万
社会保険・福利厚生を含めると1佐の人件費で5〜7人の新人を雇用します。新人は30年以上働けますが、1佐の方は定年まで10年〜5年くらいです。
階級インフレです。先進国レベルを基準に師団は旅団レベル米軍 准将
連隊は大隊
米軍 中佐
中隊
米軍 大尉か中尉 日本 3佐・古株の1尉

※中隊長は30歳前後が大半、日本軍では50歳近い方も珍しくない。
高齢化、硬直化、昇任の機会減少、採用枠の減少、人件費増大で設備投資や維持費が削られる。
高齢隊員のリストラを財務省から求められ、アリバイ工作・お茶を濁すために自衛官候補生という姑息な制度!新人の人件費を削り、陸曹昇任を抑制、若者は少なく、年寄りが多くなる。これでは田舎の役場だよ!
昭和は国立養護学校、平成は国立介護施設!
元キャプテン
2014/12/30 10:57
再びお邪魔します。

 山本七平氏が「砲兵は砲の操作法”だけ”を、観測手は観測の仕方”だけ”を知っていれば良いが、それらを統括する将校は原理原則(例:砲からは直接見えず、かつ砲と観測手を結ぶ直線状に無い標的を砲撃可能な理由)を知らなければいけない。しかし自分が(戦時徴用の学生)将校として受けた訓練は、個々の手順をお茶のお手前のように繰り返させるだけであった。」といった事を書いていました。原理原則を知らねば批判も検証もできない(一方的ななれ流しを受け入れるしかない?)と思いますが、今の日本で軍事の原理原則を学ぶには清谷様のように外国に行くか、独学で学ぶしかないのかなと思ったりします。

 小渕優子議員は「父親の経験」ぐらいからしか学ばなかった(学べなかった)からああいう事になったのではないかと思います。
ブロガー(志望)
2014/12/30 15:23
元キャプテン様ありがとうございます。

なるほど、副官はいないが庶務係がいるという事ですか。
T
2014/12/30 16:33
元キャプテン様。

>>出版はしてませんが、社会批評者 小西誠 自衛隊 この国営ブラック企業には一部、自分の主張を取り入れています。また、同期の告発も取り入れています。是非、一読ください。

情報提供、ありがとうございます♪

早速書店や図書館で探してみます♪

波泳ぎ兼光
2014/12/30 19:16
C2、やっぱりC1と同じような運命になりそうですね。
所定の性能に満たなければ開発期間の延長などしてやるべきなんでしょうが、そもそもの要求が微妙なものだったので川重もさぞ困ったことでしょう。

変に意地張らずにライセンスでもいいから成功している機種を採用すればいいのに・・・・
八王子の白豚
2014/12/31 12:40
ブロガー様へ

軍事の原理・原則を学ぶには?
外国へ行く方法で特殊作戦群の隊員がPMC・民間軍事会社へ私費を払ってレクチャーを受けに渡航している話を聞いています。学校の授業では受験で勝てないので予備校に行って勉強することに近いです。空挺団や普教連出身者がPMCに入社している者もいます。メジャー・リーグで腕試しする野球選手みたいな感じです。独学は難しいですよ。野外令読んでも理解できません。自衛官でも・・戦術は戦理、地形学、気象学、工学、土木・建築学、仮想敵国の編成・装備・戦法、火薬学の知識を総合した用兵術です。 戦略は軍事、政治、経済、外交、科学技術、地勢学を総合した学問です。戦略は学問で戦術は技術です。講義n図上演習MMn現地戦術n指揮所演習CPXn実動演習 FTX で 戦術を体得します。軍事研究や丸だけでは無理でしょう。医学書読んだだけでは手術できないのと同じです。 蛇足で1コ師団規模4000〜5000人の演習1日で2〜3億のコストがかかります! 将官を養成するのに30年という時間と何億※人件費込みのコストがかかります。
元キャプテン
2014/12/31 23:53
波泳ぎ兼好様へ

例のお薦め本読んだら腰抜かします。警察の腐敗、オリンパスのようなものです。亡国のイージスならぬ亡国の自衛隊です。政治家の先生、平和団体の方々も読んだ方がいいでしょう。 防衛中枢の崩壊とか亡国の自衛隊とかの暴露本バージョンとか、渋谷のギャルでもわかる防衛講座とか素人でもわかりやすい解説本とか、20歳のギャルに軍事関係のお話したら、脳みそメルトダウンしてました。難しくて、硬くて、わかんな〜い!と
清谷さんが渋谷のギャルと防衛政策を語る様子を想像すると滑稽どころか、あっ、そういう考えがあるんだ!若い方、頭柔らかいのでクリエィティブな発想が生まれるかもしれません。
元キャプテン
2015/01/01 00:16
波泳ぎ兼好様へ

例のお薦め本読んだら腰抜かします。警察の腐敗、オリンパスのようなものです。亡国のイージスならぬ亡国の自衛隊です。政治家の先生、平和団体の方々も読んだ方がいいでしょう。 防衛中枢の崩壊とか亡国の自衛隊とかの暴露本バージョンとか、渋谷のギャルでもわかる防衛講座とか素人でもわかりやすい解説本とか、20歳のギャルに軍事関係のお話したら、脳みそメルトダウンしてました。難しくて、硬くて、わかんな〜い!と
清谷さんが渋谷のギャルと防衛政策を語る様子を想像すると滑稽どころか、あっ、そういう考えがあるんだ!若い方、頭柔らかいのでクリエィティブな発想が生まれるかもしれません。
元キャプテン
2015/01/01 00:16
T様へ

以前のコメントの追加・補足です。連隊長以上クラスに伝令がいます。1士〜士長の20歳前後の兄ちゃんです。仕事の内容は中年介護です。制服・戦闘服の洗濯やアイロン掛け、靴磨き、連隊長室の清掃、演習時の食事の上げ膳・下げ膳、その他身の回りのお世話です。幕僚 ※自分もつい最近の仕事でしたが、ウィペディアの如く、お偉いさんの説明、業務面での段取り、ご機嫌取り等の知的介護が仕事です。自分も若い新人は隊長の生活介護〜幹部になって知的介護、国立介護施設と揶揄する根拠は上記の事例です。 他業種の重鎮や年寄りバリバリ働きますよ!なんせ、自衛隊なんか40歳代半ばで隠居モードになっついて、仕事は若い衆に丸投げですから・・ 知り合いの防衛産業の営業マンから苦情言われましたよ!再就職した元1佐なんか、女の子にお〜い お茶!とかボスだった元将官の愚痴は、自分の息子より若い年齢の上司から指図を受けるのは屈辱だ!とか これが実態です。世の中舐めてますよ!本当に!
元キャプテン
2015/01/02 14:15
元キャプテン様。
補足説明に感謝致します。
>40歳代半ばで隠居モード
その通りですね。
そのぐらいの年齢の方は、何もせずに居る方が見られます。
彼らに働けと云うのは無理でしょうから、制度面の改革の必要性を感じます。
T
2015/01/03 21:58
T様へ

御理解していただき、ありがとうございます。確かに制度面でのカンフル剤が必要です。 昔、後輩が中年隊員が、働かず、不公平感を抱き辞めたこともあります。全部のオッサンではありません。中年隊員は二極化しています。働く者と働かない者と。若い者より高い給料貰っているので、給料分の仕事はしていただかないと困ります。
特に1曹・曹長に多いのが経験=飯の数の多さとかホラまがいの武勇伝を聞かされて困りました。新人の頃と管理職の頃と! 長く在籍すれば偉いとか勘違いする方と階級章=名刺に物を言わせる方は、ウンザリしました。
営業成績とか具体的な評価がないので、階級や年数でふんずり反る方もいるのでしょう。
元キャプテン
2015/01/04 08:16

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