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zoom RSS オスプレイ購入費、来年度予算に計上へ つまり、評価は形だけ?

<<   作成日時 : 2014/07/12 09:37   >>

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オスプレイ購入費、来年度予算に計上へ…防衛相
http://news.livedoor.com/article/detail/9031952/


 ティルト・ローター機=オスプレイなんですが、その評価の費用は本年度の予算に計上されています。
 ということは、わずか3ヶ月でチャッチャと評価作業と、どのように運用するのか、どの程度の部隊が必要なのかを決めたことになります。あるいは始めから来年度からの調達が決まっていた。

 中期防の別表にはすでにティルト・ローター機=オスプレイを買うことが明記されています。

 つまり評価もする前から買うことは決定していたわけです。
 で、形だけの評価を行ったと。

 防衛省はオスプレイが何機必要なのか、中期防の17機で打ち止めなのか、もっと買うのか。どのような部隊をつくって、どのように運用し、それがいつまでに戦力化されるのか、そしていくらかかかるのか。それらを納税者にも議会にも教えません。

 欲しいから買うのだ、文句があるかというところでしょう。

 いくら公共事業がインチキだといっても空港や道路を作る際には、事前に評価をします。
 当然ながら、それがいつまでに必要なのか、総額いくらかかるのかも、これまたいくらインチキでも発表し、国会で審議されて予算化されます。
 防衛装備はその限りではない。森本前防衛大臣は、防衛装備は公共事業と違うからいいのだとおっしゃいますが、普通まともな民主国家ではそのような不透明な税金の使い方が許されません。


 納税者を馬鹿にするにも程があると思うのですが、まあ日本の納税者は税金がどのように国防に使われようと気にしませんから、それでよし、と自民党は考えているのでしょう。

 納税者は安く見られているわけです。

 これまた、どうせアメリカ様から買え、と圧力があったのでしょう。
 納税者、議会よりも「宗主国」が大事で国防が全うできるのでしょうか。



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NEW<海上自衛隊のシーレーン防衛はフィクション>日本には戦時に守る対象となる自国の商船隊が存在しない
http://japan-indepth.jp/?p=6994

<バーバリーと三陽商会>ファッション業界「ライセンスビジネス」の怪
http://japan-indepth.jp/?p=6198
<防衛産業も営利企業>政府は防衛産業の持続可能な利益確保の必要性を国民に説明すべき
http://japan-indepth.jp/?p=5052

<武器禁輸緩和>安倍政権は「防衛装備生産基盤の危機回避」という本意を国民に説明せよ
http://japan-indepth.jp/?p=5014

<200億円の海自P-1哨戒機>性能も怪しい高コスト機の開発ではなく現有機の近代化を
http://japan-indepth.jp/?p=4818

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http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014061900005.html?iref=webronza

国益のために国内ヘリ産業を潰すべきだ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014051200007.html?iref=webronza

ロシアとウクライナが簡単に刀を抜けない理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014041500002.html

知られざる日本発のクールジャパン的ヒット商品「エア・ソフト・ガン」はなぜ市場を失いつつあるのか?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014032400011.html


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コメント(6件)

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こんな決定的でも何でもない装備よりも、他のところに予算を使うべきでしょう。
マリンロイヤル
2014/07/12 09:54
お邪魔します。

>いくら公共事業がインチキだといっても空港や道路を作る際には、事前に評価をします。

 公共工事の場合は日本(政府)が「主体」です。だから評価等がなされます。しかし日本の国防に於いては日本(政府・防衛省・自衛隊)は「主体」でありません。日本の国防は日米安保条約に於いてアメリカ(軍)が「主体」であり、自衛隊はそれを「補完」する存在でしかありません。「補完」を「拡張」しようというのが「集団自衛権の見直し」なわけで。日本が「主体」ではない以上、「評価」も何も無いと思います(全てはアメリカ様次第?)。

 それに評価をしようと思えば有事というか戦闘を想定しなければなりませんが、そんな事をすれば「そんなに戦争がしたいのか」と言われるのがオチです。「国を守るためには戦争も辞さない(実際するかは別)」は日本以外では「自明」ですから議論が収束しますが、日本では「自明」ではないので「平和の敵」「売国奴」といった罵り合いで収束しません。収束しないから「その時その場の都合」で物事が進んでいくわけで。
ブロガー(志望)
2014/07/14 23:04
今月の「軍事研究」を読んでみると、陸自の研究本部の特集をやっていましたが、その中で研本は「戦略や運用、装備、教育訓練、運用解析など幅広い研究を実施している」と書いていて、その成果が装備の開発に生かされる、みたいなことも書いてありましたが、それならどうしてAAV7の導入が森本元大臣や折木元統幕長の鶴の一声で決まったのでしょうか。
つまり、陸幕も技本も研本もエライ人にはかなわない、ということなのでしょう。それなら、研本も無くていいと思うのですが。
ひゃっはー
2014/07/15 09:16
しかし研本の人達もやってられんでしょう。だって自分たちの研究成果がエライ人の鶴の一声でいとも簡単に覆されて、陸自の編成・装備・戦法等に全く生かされない、という現状になっているんでしょうから。
もちろん「軍事研究」にはこんなことは書いておらず、想像にすぎないのですが。
ひゃっはー
2014/07/15 16:28
ひゃっはーさん
逆に研究成果なんてモノが無いから、上部の一声で簡単に覆ってるんじゃないですか(笑)研究本部なんて、どうせ米軍が集めた戦訓を翻訳して引用して、さも自分が研究した様な文書を作ってるだけでしょ。
マリンロイヤル
2014/07/17 00:25
マリンロイヤル様へ
まあ、清谷氏の記事によれば富士学校が作った離島奪回作戦のシナリオは、業界団体が作ったシナリオの丸写しだったそうなので、研究本部も似たようなことをやってるんだろ、と思われても仕方ないですね。
偉そうなことを書きますが、富士学校と研究本部は上司の顔色と空気ばっかり読んでないで、本を読んで頭を使えと言ってやりたいです。
ひゃっはー
2014/07/17 16:59

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