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zoom RSS 「自衛隊の現有勢力では中国の侵略を防げない」、はポジショントーク

<<   作成日時 : 2014/06/27 11:53   >>

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自衛隊の現有勢力では中国の侵略を防げない
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/40928

著者の樋口 譲次氏は元陸上自衛隊幹部学校長、陸将で、郷友総合研究所・上級研究員、日本安全保障戦略研究所・理事、日本戦略フォーラム 政策提言委員などを務めているそうです。

氏の主張は陸自の人間を増やせ、予備役を増やせということです。


一言でいえばポジショントークです。

氏は、予備役を増やせというものの、現在実質的に兵・下士官しかない(陸自で将校は3尉だけ)の状態を改善し、諸外国のように将官、将校の予備役を増やせとは言っておりません。

戦時になっても将校・将官は戦死も怪我もしないのでしょうか。

将校・将官に予備役制度が導入されると、他国同様に現役の将官・将校が予備役に押し出される可能性がでてくるからでしょう。となれば将官・将校の地位が不安定になります。現在は破廉恥事件でも起こさない限り、定年まで勤めることが可能です。

また、そうなれば師団長や連隊長などのポストも削られます。


だからこんないびつな予備役制度の欠陥を指摘しないのでしょう。

また、諸外国では一定勤続年中に、一定階級に達しないと軍に残れません。
ところが自衛隊では定年まで安泰です。ですから諸外国に比べ平均年年齢が高い。
この点も氏は指摘していません。

氏の主張は国防よりも組織防衛と、将官・将校の個人の利益を確保したいとか思えません。
中国の脅威をだしにして、自分たちの利益を確保しようとしているとしか見えません。


また氏はJCS(米統合参謀本部)が出した自衛隊に必要な戦力は、陸上兵力は15個師団、34万8000人をひとつのベンチマークに上げています。
ですが、これは1953年に出された数字です。
氏は今も時代にもこの数字を根拠に陸自の人数を増やせていっております。

半世紀も前の数字をそのまま通用すると思っているのでしょうか。

どこの国の軍隊でも装備の高度化に伴って、部隊数、人員を減らしてそれに対応しています。それは人民解放軍もロシア軍も同じです。
氏の頭の中は朝鮮戦争直後ぐらいで停止しているとしか思えません。


更に申し上げれば、これまで氏やその先輩達が行ってきた陸自の人員削減は師団数や旅団数を極力温存し、兵站部隊を削減してきました。現在の陸自の兵站は必要な人員、予算の1/3程度しかないと言われております。飯炊き時に普通科の1個小隊から1個分隊が引き抜かれるのが現実です。

つまりざっくり言えば10個師団あっても実際は3個師団程度しか兵站は支えられないことになります。

しかも人員削減にあたっては士長以下「兵隊」を極端に減らしています。逆に将官・将校・下士官は増やしております。

陸自を戦えない組織、パレード用の軍隊にしてきたのはこれまでの陸自の偉い人たちです。


陸自抱える病巣を直視せずに、予算を増やせ、人を増やせ、そうしないと国を守れないぞと脅かすのは誠意ある態度とはいえないでしょう。

氏はこの論を以下のようにまとめています。

「我々は防衛力の実態や防衛体制の構造と限界を冷静に見極め、我が国の安全保障・防衛が砂上の楼閣とならないよう、足元をしっかりと固めることの大事さを忘れてはならない」

ですが、上記の文をご自身が今一度意識、論を展開なさるべきだと思います。





 新しい防衛航空宇宙専門サイトを始めました。
「東京防衛航空宇宙時評・Tokyo Defence & Aerospace Review」

http://www.tokyo-dar.com/

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NEW<海上自衛隊のシーレーン防衛はフィクション>日本には戦時に守る対象となる自国の商船隊が存在しない
http://japan-indepth.jp/?p=6994

<バーバリーと三陽商会>ファッション業界「ライセンスビジネス」の怪
http://japan-indepth.jp/?p=6198
<防衛産業も営利企業>政府は防衛産業の持続可能な利益確保の必要性を国民に説明すべき
http://japan-indepth.jp/?p=5052

<武器禁輸緩和>安倍政権は「防衛装備生産基盤の危機回避」という本意を国民に説明せよ
http://japan-indepth.jp/?p=5014

<200億円の海自P-1哨戒機>性能も怪しい高コスト機の開発ではなく現有機の近代化を
http://japan-indepth.jp/?p=4818

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました
NEW国連加盟は憲法違反である
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014061900005.html?iref=webronza

国益のために国内ヘリ産業を潰すべきだ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014051200007.html?iref=webronza

ロシアとウクライナが簡単に刀を抜けない理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014041500002.html

知られざる日本発のクールジャパン的ヒット商品「エア・ソフト・ガン」はなぜ市場を失いつつあるのか?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014032400011.html

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コメント(28件)

内 容 ニックネーム/日時
今から15年くらい昔の話になるのですが、小銃班10人編成が小銃分隊7人編成に削減されて教範(教科書)も変わり、新隊員の教育隊も削減されたのはなんでだろうと思っていたのですが、下の者ばかりを切ってリストラをしました、というアリバイを作るのが目的だったのですね。
3曹連中も「せっかく陸曹になっても、やってることは陸士と変わらねえじゃねえか」と思ってるのではないのでしょうか。
ひゃっはー
2014/06/27 13:27
樋口氏が朝鮮戦争の時代に米軍が出した数字を根拠にして、陸自は34万人強の兵力が必要だと言うのなら、戦闘機はムスタングで戦車はシャーマンでいいことになります。
自分の主張を正当化するために都合のいい数字を持ってくる、まさに「ザリガニのエビフライ」を作っているのがミエミエで笑止千万です。
ひゃっはー
2014/06/27 18:22
自衛隊は、近い将来直接シッペ返しを受ける事になるでしょうが、国民が受ける被害こそ大きい。在野からでも、おかしな事はドンドン批判しないといけません。
マリンロイヤル
2014/06/27 18:57
あと、全人類の100人に一人は軍人なんだから、日本人の100人に一人、すなわち120万人は自衛官にするべきだ、という主張も単なるこじつけでしょう。
世界には内陸国もあれば日本のような島国もあります。暑い国もあれば寒い国もあります。なのに味噌も糞も一緒くたにして兵力を「世界標準」に合わせよう、というのは「欧米人はパンを食べているから日本人も米食を止めてパンを食べよう」と同じで、日本と周辺地域の環境や自衛隊の任務・地位・役割等を何も考えていないことになります。
まあ、自衛隊は「世界標準」に合わせていればいい、余計なことは考えるな、と言われたらもう何も言いませんが。
ひゃっはー
2014/06/27 20:16
逆に、冷戦時代の日本と陸自はなぜ18万人以下の兵力で竹島以外の国土を防衛することができたのかといえば、日本は島国で在日米軍がいたこととアメリカの核の傘に入っていたからでしょう。
この人は政治家と財務省を内心でバカにしていて、先人の業績を評価しようとしないから、こんな下らない記事を書いたのでしょう。
ひゃっはー
2014/06/28 10:06
お邪魔します。

 かつての日本軍が、まともに考えたら「欧米相手のガチンコ勝負では日本に勝ち目は無い」という結論しか出ないので、まともな思考を放棄して『精神論』『根性論』に逃げたように、陸自もまともに考えたら「島国でかつ貿易立国の日本の国防の中心は海上兵力及び航空兵力で、陸上兵力の役割はさほど大きくない」という結論にしかならないので、「まともな思考を放棄」というか「自分達の地位の低下を防ぐ」事に専念しているように思われます。尤も日本という国自体が「国を守るために戦うか否か」を議論している状態なので、「国を守るためには何をすべきか」までには至らないのでしょう。

 ヨーロッパの国には「海軍の最大の艦艇は機雷敷設艦」「他国なら沿岸警備隊とかがやる仕事を海軍がやっている」といった例があるそうですが、日本で「(米海兵隊が戦車や戦闘機を持っているように)機甲戦遂行能力は例えば海自の陸戦部隊に持たせ、陸自は軽歩兵というか米の州兵みたいなものにする」事は可能なのかなと思います(災害派遣やゲリコマ対策は最新ハイテク装備よりも頭数のウェイトが高い?)。尤もそんな事を陸自は受け入れるはずはありませんので、いっそ陸自を潰して屯田兵部隊を作った方が良いのかも知れません。
ブロガー(志望)
2014/06/28 12:01
将官クラスの制服組は合理的な見識を持った軍事のプロ集団で、
自衛隊の抱える諸問題は代議士と財務と内局がドシロウトのパーばっかしなのが原因だと主張してた人がどっかにいたような。
きらきら星
2014/06/28 13:24
この人の目標は、金丸信になることでしょう。
つまり、自分の地盤に利益を誘導して、市ヶ谷と目黒の敷地内に自分の銅像を立てさせることです。
昔、「海軍ありて国家なし」みたいなことが言われていたそうですが、今も全く変わっていない。
ひゃっはー
2014/06/28 22:50
台湾の人口が2300万人ですが、現役21万人、予備160万人ですから。
ガチで対抗するには、自衛隊が少ないのは事実でしょう。
結局は、アメを何処まで信用するかどうかで過不足の感覚が変わるんかと。


>しかも人員削減にあたっては士長以下「兵隊」を極端に減らしています。逆に将官・将校・下士官は増やしております。
一番活躍できるのは曹階級だから、人数少ないならそこが増えるのは必然ですよ。
勿論、曹階級の若返りは重要ですが
核融合
2014/06/29 03:07
随分厳しいな批判なので、反論させて貰います。

>将校の予備役を増やせとは言っておりません

別に反対も言ってません。そもそも、あの記事は既にあそこの平均長さの二倍に成ってます(普通は3ページ程度)。限られたスペースで挙げられて、そして最低限な論証できるのポイント数は限られている。そして、客層も考慮しなければ成りません。確かに彼処は朝日等の一般新聞より専門性が高いでしょう。だが、軍事通はやはり少く、とでも予備将校の適切比例等挙げられるの場面ではない。

字数を無視して、無理に多くなポイントを積むと、結果は貴方今の記事如く、説得力が無くなる。論証は足りませんから。

>戦死も怪我もしない

する。だが、前線の尉官は兎も角、佐官や将官に成ると、損耗率は兵士に比べてかなり低いなレベルに成ります。簡単に言えば、将官が死ぬ時はそもそも指揮すべきな部下は殆ど残されないの場面が多い。予備役士官は戦死者の補充より、予備部隊を指揮する為に存在するの面は大きいですね。

>不安定になります

熟慮は示していません。幹部制度は不安定に成ると、魅力が落ちるし、募集出来るの人材の質も減る。定年が有るの文官職とこれを保障しない(で言うか、一部排除前提に成った)の武官職。特別な断りが無ければ前者を選ぶでしょう。

米国等ではそこそこ上手く言っているじゃないと言ってる以前に、注目すべきなのはやはりa)彼処の軍人の社会的地位、とb)彼処で転職に対する態度。纏めると、日本はこの二点に置いても不利と理解しています。そして、米国にすらこんなUp-or-Out制度にキャリアリスム等の疲弊が有ると言われている。
香港からの客人
2014/06/29 10:24
そもそも、Up-and-Out制度は予備士官を作る為に存在していません。あれは二次大戦の動員の中で、将は殆ど戦えないな老将しかなくの反省から産んだ制度です。予備士官等は飽くまで副産物且つ制度維持の口実です。

>予備役制度の欠陥

日本予備役制度一番の欠陥はそもそも士官や下士官以前に人員の数自体が足りません。そして、訓練日数も足りません。ですが、あれは自衛隊の問題より日本社会の問題ではないでしょうが?転職の後、副業をやりたい・出来る人間は少く。会社も多くの訓練日を与えません。

文化の差を無視して、無理やり予備制度を押してもいい結果が出ません。勿論、清谷氏なら何らかな妙案が有るかもしれません。だが、この記事の反映されませんので…

>師団長や連隊長などのポスト

そうでしょうが?トップにとって、コア部隊程美味い物が無い。装備おろか人員も無いのに、連隊とか師団とか言いはる事が出来、これでポストが増える。

>諸外国に比べ平均年年齢が高い

そもそもこれは「戦死したの司令官の代わりが無いぞ」と言ったばかりの貴方から出るべきのセリフでしょうが?

年齢が高いな士官、下士官陣は確かにスタミナの不安が有り、人事費も高い。ですが、軍歴が長いの利点も有りますし、そして、損失が少ない分、高い育成訓練もある程度省ける事が出来る。
香港からの客人
2014/06/29 10:25
例えば、今日、ここで、樋口氏の増員案と相応の予算を承認される事にしましょう。ここで、一番育成に時間が掛かるのはやはり装備や前線では無く、司令官クラスでしょう?ですが、自衛隊には既に十分過ぎる程の指揮官が有ります。例えば、連隊をスタンダードサイズにするだけの幹部+幹部候補陣が現在の連隊に有ります。仮に人事費を可愛すぎて、どうせ大隊規模しかないと口実で連隊長を一佐から二佐にし、中隊長もこれに連れ三佐から一尉に下げ、老人は全部首にると、こう言う余裕が無くなります。

勿論、こんな厚みは戦死者が出る時にも役が立てます。恐らく、慌てて召喚するの予備士官よりも。

つまり、現在のトップヘビー態勢は意図的が偶然がとは知りませんが、予備役を効かない日本に一番実戦的な態勢で有る、かも知れません。

>これは1953年に出された数字です。

あれは飽くまで参考として提出したの数字です。視点を変えれば、創設期だからこそ、一番軍事的合理性の元で計算された数字です。

>そのまま通用する

出来無い。装備の高度化の影響も計算して、補正値を出すべきです。ですが、貴方はあの補正値を知ってますが?

実際、誰も解らないでしょう。誰も軍事的合理性な視点で再計算してないから。貴方言うの対応は一般的に予算削減と混ざっているので、取り繕うの意味合いが強い。正直、旧軍の「精神論」を「高度化論」にしたに過ぎない。

例えば、今でもロシア地上軍の削減に反対するのロシア将校或いは元将校が居ます。化石として処理するのは簡単ですが、ロシアの長い国境線を30万人程度でカバー出来無いも事実です。装備の高度化とC4Iの進化でも、限度が有ります。
香港からの客人
2014/06/29 10:26
>人員削減にあたっては士長以下「兵隊」を極端に減らしています。逆に将官・将校・下士官は増やしております。

装備の高度化そして減員に伴って、残されたの人員は当然もっと高いな技術力が無ければ成りません。当然、将校や下士官の数は多少増えても仕方がないでしょう。

>飯炊き時に普通科の1個小隊から1個分隊

つまり、専用な兵站部隊が欲しい、と。ですが、演習が兎も角、普段駐屯地になら、あの部隊は余っているに過ぎない。

兵站部隊は平時での一般的使用率は低い。これこそ、予備役をやるべき仕事。

@ひゃっは氏
>陸自は34万人強の兵力が必要だと言うのなら、戦闘機はムスタングで戦車はシャーマンでいいことになります。

相手も装備を高度化の補正を入らないですが?

>世界には内陸国もあれば日本のような島国もあります。

確かに、これはあの平均の下にすべきの理由に成り得ます。ですが、他の補正を入るべきでしょう。例えば、ヨーロッパで平和を楽しんでいる国も有れば、中国の脅威を感じている国も有る。

>自衛隊は「世界標準」に合わせていればいい、余計なことは考えるな

これこそ、浄谷氏の記事の弱点ではないでしょうが?日本と外国の文化差を無視して、徒外国でも疑問視されるのUp-and-Outを導入しようとするし。悪影響を抑えるな対策すら提示してませんし。

>在日米軍がいたこととアメリカの核の傘に入っていた

この2つを持ちだした時点で陸上戦力不十分と認めているに等しい。足りないから、核や世界戦争をブラフとして使用するしか有りません。
香港からの客人
2014/06/29 10:26
香港からの客人様へ
在日米軍と核の傘の件ですが、日本が外国と軍事同盟を結ぶことは悪いことだ、と言いたいのでしょうか? あなたは「上兵は謀を伐ち、次いで交を伐ち」という孫子の兵法の一節や、合従連衡という言葉を知らないのですか。

また、あなたは陸自は34万人強で最新兵器で武装するべきだと主張したいのでしょうか? 兵力は朝鮮戦争当時の数をそろえて武器は最新鋭を使う、だなんて我田引水もいいところではありませんか。
例えば、あなたが会社で「現代の労働基準法に基づいて1週間で40時間働いてもらう。しかし、給料は60年前の大卒の初任給分しか払わない」と言われたらどう思いますか? 樋口氏の主張はそれと同じくらい自分勝手で無茶苦茶なのです。

さらに、あなたはUp-and-Out(予備役制度のこと?)を批判されているようですが、もっと分かりやすく丁寧に説明して頂けないと私には分かりません。
 また、清谷氏は日本と外国の文化差を無視していると言われておりますが、私にはそうは思えませんよ。例えば、我が国固有の環境は何であるかを真面目に考えているのは陸幕ではなく、清谷氏の方です。
ひゃっはー
2014/06/29 17:28
樋口氏の寄稿文を改めて読み返してみたのですが、
将来こういう事態が想定されるからそれに対処するにはこのくらい戦力が要る、
だからあとこんだけ人間を増やせという、見積りの基になる具体的な根拠がまったく示されていない。
出ている数字は自衛隊を創設するときに米側が望んだ部隊規模とか、
諸外国は人口比でこんだけ兵隊がいますよとか、そんなのばっかり。
具体的な根拠も示さんと、ただ足らん足らんケシカランと言っているだけで、実はえらく抽象的な内容になっている。
もし意地悪な人間が「でも日本は戦後70年近く戦争しないでサミットにも招待される大国になりましたよ?
少なくとも今まではこの人員規模で充分だったのでは?」
とか言ったらどう答えるんだろう?
「でも本当は足らんかったんだよ!」とか?
きらきら星
2014/06/29 21:59
@ひゃっはー
中国史に弱いので「合従連衡」は知りませんでした。だが、NATOは知りますし、孫氏も一応知ってます。だが、孫氏は出来れば兵の運用を避けるべきと申しているのが、適切な兵力の整備に文句が無いの筈。で言うか、適切な兵力は抑止力に成、結果的に兵の運用を避けるには効力的です。

最低限の防衛も他国軍や核の傘を頼るは実際かなり危険です。米国だって核攻撃されたくないし。万が一、ブラフは失敗してソ連が来て、そして兵力は不十分な場合、米国は本当に日本なんかの為に核兵器を使うのがと思えば…例え戦術核限定でも、使用場所は日本ですよ。

>34万人強

で言うか、樋口氏もそう言ってません。34万人を参考として申し上げたものの、彼奴の論は全自衛隊現役40万。海自や空自今の規模でも合わせて9万人強なので、あれだけで陸自は30-31万しか有りません。そして、陸自だけ増強するなどは例え軍事的考慮を無視しても、政治的や官僚的は不可能(そして、陸将まで詰めた物は此れ位は解る筈)ですので、海空も少なくとも比例的に増えるでしょう。最終的に陸25万、海と空合わせて15万位と想像しているでしょう。

そして、相手の装備も現代化している以上、こっちも現代化しなければ成りません。

>Up-and-Out

あれは、清谷氏が語る「諸外国では一定勤続年中に、一定階級に達しないと軍に残れません」な制度の米国での名前です。勤続10年で大尉→少佐の選抜をして、20%を脱落する。15年時点で少佐→中佐選抜、30%は選ばれず42才で退職、等。
香港からの客人
2014/06/30 11:36
これは、本来、予備役作りより、人事制度を強制循環させるの処置です。だが、数年しか軍人やらないと思っているの物は兎も角、残されたの人も脱落したくない。そして、軍隊の評価は減点制なので、自己保存の為に成功より取り敢えずノーミスを狙う人間が増えていく。

>思えません

思える、思えないは兎も角、この記事でこの考慮を示していないのは問題です。

@きらきら星
これはCGS等で出すの論文ならこの指摘は正しい。ですが、これは一般記事の程度な物で、こんな根拠を示しても、理解するの読者は皆無と言う方が速いでしょう。他国のやり方や古くでも専門化で作った研究成果の引用する方が有効です。

>でも日本は戦後70年近く戦争しないでサミットにも招待される大国になりましたよ

日本人に理解し易いの例えなら、福島としよう。2011年以前なら、誰か津波の脅威を提示し、壁をもっと高く作るべきだと言っても、同じ論理で撃退できるよ。じゃ、あの壁の高さが足りるでしょうが?2011年以前は足りる、この以降は足りないじゃ、横暴じゃない?

こう言う時「足りるか」の判定を司るのはやはり論理や慣例ではないでしょうが?だから、樋口氏は論理と慣例の視点で日本の防衛が「足りない」と言っているのです。
香港からの客人
2014/06/30 11:36
香港からの客人様へ
すみません、あなたの高等理論についていけなくなりました。樋口氏と清谷氏の記事は良い悪いは別として、容易に論旨を理解できたつもりだったのですが。
降参します。
ひゃっはー
2014/06/30 20:18
>>香港からの客人さま

「論理と慣例からすると」とおっしゃるが、「慣例」はまだしも「論理」と言えるほどのものを樋口氏は示していないでしょう。
軍事知識の有無に関わらず読者に普通の読解力があれば、
樋口氏の主張が具体性を欠いた抽象的な内容だということは理解出来るはずです。
例えるなら「道を歩くときは車に気をつけよう」とか「食事の前には手を洗おう」とかいう、一種のスローガン的なもの。
無意味とまでは言わないが、あんなに長々と書き連ねる内容でもないと思います。
きらきら星
2014/06/30 22:05
香港からの客人様へ
私はあなたに降参しましたが、一つだけ教えて下さい。
「アメリカは冷戦時代、日本を防衛するためには34万人強の兵力が必要と見積っていたが、結果的に日本は竹島以外の領土を18万人以下の兵力で防衛することができた。その理由は、日本が島国で守りやすい地形であったことと、在日米軍とアメリカの核の傘があったからだ。」というのが私の持論なのですが、これに賛成ですか反対ですか? 反対ならば、どこが間違っているのでしょうか?
とりあえず「他国軍や核の傘を頼るは実際かなり危険」という、あなたの主義・主張は置いておき、別の機会に回しましょう。
ひゃっはー
2014/06/30 23:04
追記です。

津波の堤防のお話が出ましたが、じゃあ311以降どれだけの規模の堤防を整備するのかとなった時、
「とにかくデカくて頑丈なやつ」ではお話になりません。
将来予想される津波の規模、場所、頻度、それらを勘案して堤防の整備計画を作らねばならない。リソースは有限なのです。
樋口氏の主張は「津波に備えて丈夫な堤防を作ろう」と呼び掛けているだけで、それ以上のものでもそれ以下のものでもない。
きらきら星
2014/07/01 14:25
再びお邪魔します。
 日本には「物量コンプレックス」があるのではと思われます。日清・日露戦争では辛勝でしたし、第二次大戦は惨敗しました。それゆえ「物量が無いから苦労する、勝てない」という意識が生まれたのだと思います。裏返せば「物量さえあれば苦労しない、勝てる」という考えです。しかし「物量さえあれば勝てる」のであればアメリカはベトナム戦争に負けていません。それとも「アメリカの国費と国民を全てつぎこんでいれば勝てた」とでも言うのでしょうか。勝ち負けは「ボトルネック」で決まるように思えます。例えば清国は「眠れる獅子ならぬ眠れる豚」でロシアは「日本よりも革命が怖い」アメリカにはそういったものがありませんでした。今の日本(自衛隊)は兵站も法制度等も著しく細いまま正面装備・兵力だけを膨らませようとしているのではないでしょうか。
ブロガー(志望)
2014/07/02 23:42
う〜ん、元自衛官の人でも将軍級の人と下士官で退官した人とではこの話の見方が違うような気がしますな。
それはともかく人員の確保がまず必要だ、という樋口さんの主張には一応賛成です。
ただ、キヨタニさんが言うようにそれが効率よく配分されるかどうかが肝要。
うちの会社も人の配分がおかしいから身につまされる話ですわ・・・
八王子の白豚
2014/07/04 01:03
樋口氏の主張も一理有るでしょう。陸自の主任務に災害派遣が有る以上有る程度のマンパワーは、必要です。ただ34万8千は、過剰ですけど今の安全保障環境を考慮すると常備で18万は、必要かと思います。
通りすがりの者
2014/07/05 09:36
@ひゃっはー氏
遅れて済みません。貴方の答えは「不完全」と言うべきでしょう。一番重要なのは、ソ連が西側思うほど侵略的な国ではない。だから、ある程度の防衛力さえ有れば、面倒臭くで攻撃して来ないと言う事でしょう。あの防衛力は実に足りるが足らんがと別として。つまり、内局で言われる「空白」が無いので凌げた。だが、これは本当に侵略がある時防げるがの問題と違う。

地形の件は恐らく米軍で試算した時既に計算した上で34万人と言う数字を出したではないでしょう。島で有る事は確かに防衛し易く成るが、一つの島では無く、大きいの島だけでも4つ有る事は不利です。海岸線が長く成るし、兵も分断されてる。そして、地形は山等が多い。これは戦術的に有利ですが、作戦的には必ずしもそうではない(兵站が取れる線が限られていると、敵も彼処さえ攻撃すれば分断できる)。

@きらきら星
一応具体的な数字出たですよ。正規兵40万。予備或いはあれと相当する物は凡そ100万。
香港からの客人
2014/07/06 16:02
>>香港からの客人さま

試算がなされていたのですか。それはなにより。出来れば出典など示していただければありがたいのですが・・・
きらきら星
2014/07/06 17:08
香港からの客人様へ
両手を挙げて降参した人間がこんなことを言うのも変ですが、耳触りでなければ聞いてください。

あなたにはコミュニケーション能力と読解力がありません。コミュニケーション能力が無いから、私のYes or Noの質問に対して「不完全」と回答し、読解力が無いから樋口氏の記事を読んで「(樋口氏は自衛隊に必要な戦力を)最終的に陸25万、海と空合わせて15万位と想像しているでしょう」と考えてしまうのです。
あなたは「話上手は聞き上手」ということわざを思い出して、とりあえず人の話に素直に耳を傾けた方がいいのではないのかと思います。今のあなたは先入観や自分の主義・主張に惑わされていて、目くら同然になっています。だから清谷氏から「御自分の信じたいものを、信じればいいのではないのでしょうか」とバカにされるのです。
ひゃっはー
2014/07/06 17:48
34万は再軍備のときの数字ではありますが、兵器装備が進歩しても師団旅団の担当する地域の地形に面積は変わらないでしょうし、人を束ねて組織とする以上は人数を削るにも限界があります。

 当時は師団スライスということで総人数を師団数で割り、後方支援と前線で戦う部隊の比率が問題となったそうですが、これは今も通じるテーマでしょう。

 しかしその一方で若年人口の減少もありますし、雇用慣行は中途採用にはなかなか厳しいので陸自の兵下士官と士官の比率を改善しようとしても難しいでしょう。増員も人件費を増大させてしまい、装備や研究開発にかけられる予算を圧迫することにつながりかねませんし。
とん
2014/07/07 19:15

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