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zoom RSS 2014年6月パリ日記その4 ユーロサトリ 日本パビリオンに日本メディアの取材が詰めかけ

<<   作成日時 : 2014/06/17 03:00   >>

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 本日からユーロサトリが開催となりました。五日間の長丁場です。
 
 さて国内で最大の関心となっているのは日本パビリオンの存在でしょう。

 
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 昨年のロンドンのDSEIでは中小企業4社参加のささやかなパビリオンだったのですが、今回は三菱重工、東芝など大手も多く参加し、13社が出展しました。

 今回は日本パビリオンを取材するために多くの日本メディアが来ていました。何と赤旗まで来ております。
 だが悲しいかな、この手の見本市取材が始めての記者が多く、誤解や思い違いによるご報道が心配されます。


 日本の防衛産業“国際デビュー” 仏で展示会
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140616/mcb1406162106016-n1.htm

 「長らく武器禁輸政策下にあった日本の防衛産業の“国際デビュー”となった」

 これは誤解の典型例です。
 これまでもパナソニック、オリンパス、ソニー、ニコン、キャノン、富士フィルム、リコー、YKK、帝人など多くの企業が出展しています。また航空ショーも半分以上軍事見本市みたいなものですが、これにも日本企業が多く出展し、軍用機関連の展示もおこなってきました(商売っ気は殆どありませんが)。

 ただDSEIまで日本のパビリオンがなく、今回主要企業も集まってクラスターとして日本企業が展示をおこなったのが始めて、ということです。

 また他国のパビリオンが政府や公的機関の出展によるものですが、今回のパビリオンは民間企業が主催(ユーロサトリの日本代理店、クライシスインテリジェンス社)しております。
 因みに政府からは一円も経済的な支援はありません。
 他国は政府がパビリオンを運営し、参加企業には出展費を補助したり、宿泊費を出したりしてかなり経済的な支援を行い、またパビリオン内に商談スペースを設けたり、通訳の手配などもしてくれます。
 まさに、無い無いづくして始まった感じです。
 特に中小企業にとって出展費はかなりの負担です。成果がでるまでには何回も出展する必要があるのが普通ですから、政府に振興する気があるならば計画的かつ継続的に出展の経済的支援、特に中小企業に対しては行うべきです。


会場は兵器と民生品に分かれており、日本パビリオンがあるのは民生品セクション。

 これも誤解で、日本パビリオンがあったのは軍事ではなくセキュリティ関連の出展が多いエリアでした。実際昨日も機動デモでもセキュリティ関連の展示あったように、サトリは陸戦兵器、セキュリティなどの見本市であり、警察や国境警備隊向けなどの装備も多数展示されています。

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他社が汎用品やセキュリティ関連の出展が多い中、今回三菱重工は新型8輪装甲車の模型を展示しました。
 詳しくはぼくが新しく始めた防衛航空宇宙専門サイト、「東京防衛航空宇宙時評・Tokyo Defence & Aerospace Review」で紹介します。

http://www.tokyo-dar.com/

 このサイトはプロ向けを意識した専門サイトで、まずは不完全な試験版ですがせっかくユーロサトリに来ているので、拙速を尊ぶで、まずは公開することにしました。


  サトリ関連の記事が出始めるのは日本時間で本日の夕方あたりになるとか思います。


  それから、本日防衛副大臣が日本パビリオンを視察したのですが、その情報がすでに日本のメディアに知られていました。どうも防衛省から漏れたようです。情報管理、大丈夫なんでしょうかね?

  



strong>NEXT MEDIA "Japan In-Depth"[ジャパン・インデプス]に以下の記事を寄稿しております。

<バーバリーと三陽商会>ファッション業界「ライセンスビジネス」の怪
http://japan-indepth.jp/?p=6198
<防衛産業も営利企業>政府は防衛産業の持続可能な利益確保の必要性を国民に説明すべき
http://japan-indepth.jp/?p=5052

<武器禁輸緩和>安倍政権は「防衛装備生産基盤の危機回避」という本意を国民に説明せよ
http://japan-indepth.jp/?p=5014

<200億円の海自P-1哨戒機>性能も怪しい高コスト機の開発ではなく現有機の近代化を
http://japan-indepth.jp/?p=4818

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました
国益のために国内ヘリ産業を潰すべきだ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014051200007.html?iref=webronza

ロシアとウクライナが簡単に刀を抜けない理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014041500002.html

知られざる日本発のクールジャパン的ヒット商品「エア・ソフト・ガン」はなぜ市場を失いつつあるのか?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014032400011.html





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今まで全く、興味が無かったのが輸出規制を緩和する、となったものだから騒ぎ始めたのでしょうね(赤旗は赤旗で、どう扱うか興味がありますが)。それと三菱の8輪装甲車ですが、機動戦闘車をベースにした物でしょうか(或いは26年度概算要求でイラストが公開された車体なのでしょうか)。装輪装甲車も結構ですが、世界的には装輪装甲車から再び装軌式装甲車へとシフトしているような感じなので、陸自も良い加減、89式IFVの後継も実用化してもらいたいものです。
KU
2014/06/17 06:51

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