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zoom RSS 攻撃ヘリの存在意義

<<   作成日時 : 2014/05/04 17:43   >>

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先日以下のエントリーを書きました。

 南アフリカが攻撃ヘリ、ロイホックの再生産を決定。
 http://kiyotani.at.webry.info/201405/article_1.html

 これについて、以下の質問がありました。

陸自にAHが積極的に必要な理由がわからないのですが
どなたか教えていただけませんか?


 これは実に重要な問です。よくネットなどで行われている自衛隊の攻撃ヘリに関する議論はえてして如何に優秀な攻撃ヘリを採用するかであり、この視点が抜け落ちていることが多いようです。

 まあ陸幕も攻撃ヘリ選定もそうだったわけです。
 何のために攻撃ヘリが必要か、という根源的なことがあまり考えられておらず、単にAH-1Sが古くなったから代わりが欲しいよね、という感じでした。

 問題は攻撃ヘリで何をやるかであり、その任務が必ずしも攻撃ヘリに適していないならば別の選択も考えても良かったでしょう。
 ところが市ヶ谷ではあまりその辺りが真剣に議論されたようには思えません。


 攻撃ヘリの運用や任務は80年代と現在では大きく変わっています。当時想定された主任務が匍匐飛行で敵の機甲部隊に肉薄しての対戦車攻撃でしたが、携行滞空ミサイル、RWSなどが発達した現在攻撃ヘリの匍匐飛行は自殺行為です。
 アフガンでもオランダ軍のAH-64は150メートル以下に降りることを禁じられておりました。

 それと同時に攻撃ヘリ側の対戦車ミサイルの長射程化、誘導方式の変化もあります。アウトレンジで撃ちっぱなしあるいは、終末誘導を歩兵や他のプラットホームがレーザーで行うセミアクティブ方式のミサイルも増えています。匍匐飛行して肉薄しての攻撃する必然性が減りました。

 現在の攻撃ヘリの主たる任務は監視や偵察、火力支援となっています。攻撃ヘリも、攻撃ヘリとチームを組む偵察ヘリも機体上部やローター上部にセンサーポッドを置くということは流行らなくなりました。

 また攻撃ヘリが本当に必要なのか、という話もあります。80年代には一般的では無かったUAVはなども登場し、また各種のセンサー類も長足の進歩を遂げています。

 更に攻撃ヘリの価格の高騰があります。果たして多額の予算を投じて攻撃ヘリを調達する必要があるのかという疑問もあります。例えば汎用ヘリに武装を施した武装ヘリでもいいのではないか、という意見もあるでしょう。実際にEC645やEC135、OH-6などに武装を施したものが提案されたりしています。
 
 またこれらの任務は一部UAVなどでも可能であり、ですから陸自もFFRSを導入したわけでしょう。

 また、ISRや火力支援が目的であれば「島嶼防衛という我が国固有の環境」を鑑みれば、滞空時間がより長く、速度がより速いターボプロップのCOIN機の導入も考慮すべきです。
 またCOIN機ならば敵のUAVや有人のターボプロップ偵察機などへの対処にも有用です。
 今後はこのような敵UAVの迎撃などの任務も多くなるでしょう。それについても攻撃ヘリが一番効率のいい装備なのでしょうか。議論が必要でしょう。


 ところが未だにこのような現実を無視し、また何のために攻撃ヘリが必要かという視点を持たないでひたすら「強い攻撃ヘリ」が欲しい的な議論が横行しています。それは思考の硬直化でしかありません。

  不思議なのはこれらの人達が得てして終末誘導の手段に関しては得てして無関心なことです。現在の攻撃ヘリや固定翼機が使用する対地攻撃用ミサイルや精密誘導爆弾はレーザーによる誘導が良く行われています。それを前提としたセミアクティブのミサイルも増えています。中進国や途上国ですらその手部隊を持っており、アフガンあたりで米軍と共同作戦を行っています。

 ところが陸自ではこの種の終末誘導を行う部隊が存在しません。多分特殊作戦群にはあるかも知れません。とても21世紀の先進国の軍隊とは言えないお寒い状態です。やっと今度編成される予定の水陸両用戦闘部隊で専門の部隊が編成される予定です。ですが、一般の師団や旅団にはこの手の部隊が編成される予定は現在のところありません。
 これでは米軍とまともに共同作戦はできません。

 しかしながら、攻撃ヘリを偏愛する人達がこのような陸自の体たらくを嘆いているという話は寡聞にして聞いたことがありません。不思議です。
 

 ぼくの過去書いた記事を読んで頂ければ分かりますが、攻撃ヘリ全部を置き換えろとか、攻撃ヘリのミッションはすべてCOIN機で可能だなど述べてはいません。
 主たる任務がISRや火力支援であればその遂行のためには攻撃ヘリよりもむしろCOIN機が向いているのであればそれを利用することを検討してはどうか、また必要とあれば攻撃ヘリやUAV、武装ヘリなどを組みあせたポートフォリオを組むべきだ、少なくともその可能性を検討すべきだと主張してきました。これが何故攻撃ヘリを全部COIN機に置き換えろと、なるのか不思議です。

 以前「10式戦車は必要ない、90式など既存の戦車の近代化で十分だ」と主張すると、戦車不要論だと言う人達がおりましたが、全く同じです。

 アフガニスダンやイラクの作戦では攻撃ヘリの欠点が目立ちました。攻撃ヘリの滞空時間が短く、肝心なときに上空にいないと、というところが問題になりました。AH-64が優れた攻撃ヘリであろうと、現場にいないことには役に立ちません。
 
 AH-64Dの滞空時間は2時間40分ほどに過ぎません。例えば往復1時間の場所から出撃すれば現場上空における正味の滞空時間は40分ほどに過ぎません。この場合常に戦場のたった二機を8時間貼り付けるために、何機がいるでしょう。前線近くで着陸して給油することは可能でしょうが、それでも一定規模の部隊の展開での根本的な解決にはなりません。
 さらに言えば、標高が高くて高温なアフガンではヘリのペイロードが大幅に減って、滞空時間、搭載兵装がこれまた大きく減りました。

 またヘリは整備に手間がかかり、前線で整備できることには限界が有ったので、アフガンでの戦闘では本国に送り返す必要がありました。このため前線の機数が減って尚更状況が悪化したという事情もあります。
 
 島嶼防衛作戦で攻撃ヘリを使うのであれば、出撃あるいは中継をDDHなど利用する必要があります。それで該当空域にどの程度留まれるのか。航続距離の問題は極めて深刻なはずです。またDDHなどで攻撃ヘリを運用するとその分汎用ヘリなどの運用や、車輌搭載などが制限されます。DDHあるいは揚陸艦が将来どの程度見込まれるかということも考慮が必要です。


 COIN機は攻撃ヘリより速度も早く(進出時間も短い)く、調達及び運用コストは極めて安価です。AH-64E一機の値段でスーパーツカノならば一〇機前後の調達が可能でしょう。
 現在陸自の予算は逼迫しており、しかも来年からは平均してオスプレイ調達のために毎年510億円が必要となります。

 COIN機の滞空時間は攻撃ヘリの数倍です。地上部隊にとっては常に上空から火力支援を受けられ、情報も提供されるのは極めて大きなメリットです。
 
 無論COIN機は垂直離着陸ができません。ですが一定規模の攻撃ヘリを前線近くに展開するのであれば、かなりのスペース、小さな飛行場程度の広さが必要です。まず攻撃ヘリが兵装や燃料を搭載して離陸する場合、普通垂直離陸は行ないません。それに駐機スペース、司令部、整備、燃料、兵站関連の車輌の駐車スペースが必要です。
 ヘリが垂直離着陸が出来るからといって、猫の額ほどのスペースでは運用は不可能です。

 COIN機はさほど長い滑走路は要りませんし、特にエアトラクターならば不整地での運用も可能です。

 また、ISRと火力支援が必要でどうしてもヘリが必要ならば、武装ヘリでもいいわけです。当然生存性は攻撃ヘリには劣りますが、調達・運用コストはかなり安く上がります。
 また武装を下ろせば、輸送ヘリとして使用が可能です。つまり運用の柔軟性が高いと言えます。

 現実として陸自はAH-64Dの調達ができませんでした。
 調達でもしない攻撃ヘリを62機は必要なのだと言い張って、結局13機しか買えないよりも武装ヘリを60機調達する方がよほど無理がなかったし、実現は容易でした。いくら高性能だと騒いでも、調達できなけば絵に描いた餅です。

 陸自のAH-64の調達の結果を見ないで、アレがほしい、これが欲しいと議論するのは空論に過ぎません。
 
 毎度申し上げておりますが装備調達を語る際に、予算の上限を無視しての議論は不毛です。現実の軍備はゲームやアニメの世界とは異なります。

 前も書きましたが米陸軍はAH-64Eと行動する偵察ヘリとしてOH-58の後継としてAH-64Eを選択しました。これはカネが余っているからではありません。
 まず機種を統一することで運用や兵站コストを下げようという発想があります。偵察用のAH-64Eは州軍のAH-64Dを転用し、これを近代化します。
 そして航空旅団を2個削減します。そうして予算を捻出しています。
 
 また偵察に関してはAH-64Eと併せて、攻撃能力を持った固定翼UAV,MQ-1Cグレー・イーグルとより小型の固定翼の偵察用UAV,RQ-7Bシャドー200を使用します。
 偵察ヘリの後継は偵察ヘリじゃないと務まらない、などと米陸軍は考えなかったようです。


 はじめに新型攻撃ヘリの導入がありきではなく、どのような任務や用途に攻撃ヘリを使うのか、それは別な手段ではダメなのか、あるいはCOIN機、UAV、武装ヘリなど複数のプラットホームを組み合わせるという発想があってもしかるべきだと思います。
 また予算上の制約も十分に考慮すべきです。

 ですから攻撃ヘリを全廃するというオプションもあるでしょう。 
 逆に攻撃ヘリがベストだという結論もありうるでしょう。大切なことは将来を予測し、様々な可能性を検討することです。

 それなしにはじめに結論ありきで、どこぞの島国の陸軍参謀本部は失敗したわけです。我々民間人は市ヶ谷の「中の人達」のように組織内政治や偉い人OBへの忖度を考える必要がないのですから、タブー無き議論を行うべきです。  





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<武器禁輸緩和>安倍政権は「防衛装備生産基盤の危機回避」という本意を国民に説明せよ
http://japan-indepth.jp/?p=5014

<200億円の海自P-1哨戒機>性能も怪しい高コスト機の開発ではなく現有機の近代化を
http://japan-indepth.jp/?p=4818

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ロシアとウクライナが簡単に刀を抜けない理由
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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
陸自航空部隊の99%はヘリコプターで、固定翼機はLR2などごく一部です。
COIN機の導入はヘリ派閥(というのがあるのかどうかは知りませんが)が抵抗する部分もあるんでしょうかねえ。
防衛省・自衛隊の中枢にいるのは防衛のプロで、彼らのやること決めることに間違いはないという自衛隊無繆論を唱える人たちがいますなあ。
国防というのは極めて厄介な代物ですよ。そんなもんを丸投げ出来るような都合のいい話が、
そうそう世の中に転がっているわけないじゃないですか。
きらきら星
2014/05/04 18:23
戦場を取り巻く状況が変わっていたにも拘らず、
安易にAH-64Dの調達を決定した当時の防衛省と陸上自衛隊の判断は愚かとしか言いようがありません。
もっと日本の国情や陸上自衛隊の任務に適した攻撃ヘリを調達すべきだったと思います。

「アメリカ軍が持っている最新兵器を僕達も欲しい。」的な、
小学生レベルの発想で防衛装備品を調達していては、
限られた予算を無駄遣いする事になり、
予算規模に見合った防衛力を整備する事が出来ません。
装甲巡洋艦
2014/05/05 01:50
お邪魔します。

 自衛隊は「専守防衛」が建前なので、「自らが主導権を持つ」事は考えてはいけないとでも思っているのでしょう。「相手の出方に合わせる」で負けないためにはトップクラスの兵器でなければいけないと考えているのでは。

 連中は攻撃ヘリをあたかも「怒涛の如く押し寄せる敵戦闘車両を片っ端から撃破するスーパーウェポン」のように考えているのかも知れません(だから米軍が地上部隊他との連携のために付けたネットワーク機能を取った?)。しかし攻撃ヘリは「スーパーウェポン」ではありませんし(例えば戦闘機とかにはひとたまりもない)、そもそも島国の日本で「敵戦闘車両が怒涛の如く押し寄せる」状況があるとも思えません。日本で攻撃または武装ヘリが使われるとすれば、「ゲリラやテロリストまたは潜入した敵特殊部隊等を捜索、監視及び掃討」と思われます。たとえ発見できなくても上空を飛び回れば(ホバリングすれば)それで相当相手の行動力を削ぐ事ができると思われます(ヘリへの先制攻撃は己の存在及び居場所を露呈する)。ですから他へのしわ寄せも考えれば「そこそこの価格でそこそこの性能のヘリをそこそこの数配備する」のが良いのではないかと思うわけです。
ブロガー(志望)
2014/05/05 09:34
やはりAHは戦場での優位性を失いつつあるとおもいます。日本のように明確な戦略を構築できない国は、汎用性の高い装備にすべきでしょう。少数のマニアックな装備はコストが高騰するだけで、抑止力に貢献できるような稼働率を確保できないからです。
よって、陸自のへりはブラックホークだけにして、運用の工夫で任務をこなすべきです。
ブラックホークは共通のベース機を陸海空で共有できますから、費用対効果が高いと思われます。
また米軍との共同作戦のための改修も容易ではないでしょうか。部品のストックの問題でも有利になるでしょう。

2014/05/05 11:28
そういえば、先々月だかその前だったか発売された軍研の防衛省の調達改革に関する記事で、新規に正面装備を調達する際は、必ずしも同じプラットフォームを購入するとは限らない、という趣旨の事が書いてあったかと思いますが。
それが実現するとなれば、かなり画期的な改革になるなと感じました(旧式戦車を新型戦車で更新せずに、別の装甲戦闘車輌で更新する、といった意味だと受け取ったのですが)。
KU
2014/05/05 12:35
自衛隊において、攻撃ヘリが果たしてマストな装備なのかについては、僕も兼ねてから大きな疑問を持っていました。
確かにソ連の北海道侵攻を想定した冷戦時代には、有力でマストな装備だったでしょう。しかし今、想定される主な戦場は南方の島嶼部に変貌しています。そこでは、航続距離が短い従来の攻撃ヘリは、運用に大きな制限がつく兵器となってしまいます。

考えられるのは、2つ。いずもやひゅうがに積んで上陸支援の艦載攻撃機として使用する場合、それと滑走路のない離島での守備隊による運用です。

前者の場合は、日本が空母を持たない限りは、ありえるかもしれません。ですが、ならばアパッチではなく、艦載を前提に改良されたバイパーなりのほうが向いているでしょう。また海自には、優秀なセンサーを積みヘルファイアUを運用できるSH-60Kもあります。火力不足は艦砲と連携すればよろしい。どうせ制空権が無ければ、攻撃ヘリは使えないんですから、逆に制空権があれば、護衛艦が艦砲射撃できる距離に近づくことも可能でしょう。

後者の離島防衛についても、自衛隊の場合は無理に防衛せず、着上陸を許して後で奪還する戦法を選択しています。当然、滑走路がない規模の離島に兵力をあらかじめ振り分ける必要はないでしょう。

こう考えると、現状、島嶼部における攻撃ヘリの存在意義は、あまり高いものとは思われません。ならば、今急いで装備する必要は少ないと考えます。

将来的にV-280バローなどをベースにした、ティルトローター機ベースの対地攻撃機とか、開発が噂されるオスプレイガンシップが登場したら、艦載できる対地支援機として検討してもいいかもしれません。もっとも、お値段的にどうなの?という問題は解決できそうにありませんが。


PAN
2014/05/05 12:53
日本の地形は複雑で、山が70%で平地は狭く市街地だらけ、攻撃ヘリ無人機COIN機のどれにしろ遠距離で探知して攻撃などは難しい。高価な攻撃ヘリなど不要であり、汎用ヘリの武装強化で十分。どうしても攻撃ヘリが欲しいなら、取得運用経費が安く数の揃うモノを採用する、火力投射手段の多様性を重視なら無人機COIN機も否定はしません。
マリンロイヤル
2014/05/05 15:04
素人考えで書き込みます。
陸上自衛隊は一度、ヘリの性能や戦車の性能など固執せずに
ネットワークよる1つの生命体(群体)と考えて装備をきめた方がよい気がします。

予算が限られているのだから空と陸の重複を排除して、妨害に強い複数のネットワークによる攻撃と防御の効率化、補給と整備の充実、戦場での救命による経験豊かな兵士の損失軽減。
限られた予算で取捨選択。

清谷氏のブログを読むと、私は浅学で頓珍漢かもと思いつつ書きますが...。

自衛隊は戦術論はあっても戦略論が無いように思えてきました。
それともあえて自衛隊は独立した生命個体の様な機能を持たない事を選択しているのでしょうか?

森と林と木
2014/05/06 02:49
ちょと話がそれますが、陸上自衛隊は存在感をアピールしたいなら攻撃ヘリをすっぱりやめて。
海上自衛隊と共通の兵員輸送ヘリを配備して、今後予想される事態の際に敵国の商船を臨検する際の海上自衛隊の助っ人して
大量の人員を派遣する手もあると思うのですが。
数百数千の船舶を臨検する際のマンパワーとテクニックは陸上自衛隊には十分あると思うので船の上の訓練を別にする手間はありますが...。

まぁ 海上自衛隊の制海能力があっての前提ですが。
たぶん米軍も参加していればありえると思うので。
素人の思いつき妄想ですみません
森と林と木
2014/05/06 03:12
 無人機はイランでも乗っ取って強制着陸させることができますし、現在のところは搭載兵装量にも限度があります。

 COIN機はヘリ以上に固定翼機に対して劣勢を強いられますし、名前の通り、航空戦力も無く対空兵器も乏しいゲリラの頭上で制圧するためのものでしょう。彼我が激しく航空戦を繰り広げる中、戦場上空に留まれる機体だとは思えません。またヘリと違って匍匐飛行で携帯対空ミサイル手の視界から逃げられるわけでもないですし、撃たれた後の回避でも上昇高度にも速度でも限界があります。

 攻撃ヘリにはヘリボーン作戦でコンボイを護衛する役目があります。チヌークよりも優速でかつ直近で先行できる機体となると種類は限られているでしょう。離島を奪還するとなれば水上のみならずヘリでも部隊を送り込むことになるのだからどうしても輸送ヘリを守る必要があり、それに適しているのは攻撃ヘリでしょう。
とん
2014/05/06 07:47
>とん様
>輸送ヘリを守る必要があり、それに適しているのは攻撃ヘリでしょう。

たしかに仰ることも判りますが、輸送ヘリを送り込む状況だと少なくとも制空権は確保した状況でしょう。国内の離島の多く(小笠原はこのさいおいておきますが)なら、空自のエアカバーとF-2の対地支援、さらには護衛艦からの艦砲射撃で、ランディングゾーンの地ならしは可能でしょう。

もちろん攻撃ヘリを全否定しているわけじゃありません。自衛隊は少なくともロングボウを持っていますし、少ないとはいえ艦載での上陸部隊直援に使うには足りる数があります。ロングボウは水陸両用部隊支援以外には、今のところ使い道はありません。
もちろん損傷したらどうするのかという問題もありますが、そこまで考える前に揃えなければならない装備は山とあります。
UH-Xだけでなく、それこそ艦載輸送ヘリにしたって、ぜんぜん数は足りていないのですから。いつまでも甲板係留しかできない陸自のチヌーク頼りというわけにもいかないと思いますが。
要はプライオリティとして、今の自衛隊で攻撃ヘリがどの位置にあるのかということではないでしょうか?
PAN
2014/05/06 18:51
外交的な観点からみてもスーパーツカノは良いアイデェアですね。 
 
中国は、南アジアでも以下の常套手段で成功しているように見えます:
@ 民間の漁船や調査船、監視船などを繰り返し送り「既成事実」を作る。
A 隣国が抗議しても時間稼ぎして@を継続。
B 境界線が押し広がったところでヘリポートや採掘用リグなどの拠点を作ってしまう。
C 対抗してきたら「侵攻されたから防衛」ということで軍を繰り出す。 もしくは経済制裁を行う。 
D 攻めるのは守る数倍リソースを食うので、もめた挙句に隣国は泣き寝入り。
 
上記@の状況でまさか攻撃ヘリを投入するわけにもいかないし、ヘリ空母などはその海域近づいただけでエスカレートするでしょう。 そんな即応は無理でしょうし。 既成事実が出来てしまった時点で負けです。 
 
上記のスキームではCで日本が侵略するかのようなプロパガンダを許してしまい、たとえアパッチ100機と十分な運用費があっても出せずに泣き寝入りするはめになりかねません。
 
となると、非武装の機体で牽制することで@を食い止め、尚且つ偶発的な急発展にも対応できる準備をしたいところです。 これは持久戦ですし、ヘリや哨戒機より安いコイン機は最適ですよね。 こうした、相手の手口を考慮した戦略的思考も欠けているのがなにより残念です。
 
自衛隊属で終末誘導用のセンサ類とプロテクションが充実していれば、万一状況が急速に悪化した発展した場合でも貢献できますよね。
 
さらに、コイン機を「観測機」とか「調査機」なんて命名する良いかもしれません。 ヘリ空母を「輸送艦」と呼んでもOKなんですから(笑)。 そうすれば戦闘機で対抗してエスカレートなんてことも防げるかと。
えいち
2014/05/09 09:19
ロングボウ・アパッチの導入は結果的に失敗だったと評されるわけですが、買っちまったものはしょうがないのでうまく使う方法を考えるとして、数的にコブラを代替する方法を考えにゃあいかん。

まぁ、この際有効そうな方法は全部導入してみればいいんですよ。
中途半端になる恐れはありますが、机上の議論より実際に使ってみて適不適を見極めてみないと答えが出ないんじゃないですか?
コストについては元々こういった正面装備についてはコスト意識の薄い組織ですから「またか」と思われるだけで済みそうですし・・・・
八王子の白豚
2014/06/14 22:51

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