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zoom RSS 01式軽対戦車誘導弾の問題点

<<   作成日時 : 2014/04/06 12:31   >>

ナイス ブログ気持玉 22 / トラックバック 0 / コメント 15

  現場の下級指揮官さんから聞いた話ですが、
 01式軽対戦車誘導弾のシーカーは霧と、外気温が高温、低音だと上手く作動してくれない。
 また、ロケットモーターの二段目の点火がダメで、ボットと落ちることが多々あるそうです。

我が国は国内市場しかないのにミサイルメーカーが乱立しています。
 これらを統合すべきです。

 ぼくは決して国産兵器を作るな、全てを輸入に切り替えると主張しているのではありません。
 
 国産兵器を開発するのであれば十分に費用を掛けて、リサーチを行い、同様に開発と、試験にもカネをかけろといっているのです。
 我が国は戦後実戦の経験もなく、市場でも揉まれたこともありません。であれば、尚更これらに費用を掛けなければまともなものは作れないでしょう。

 他国が数千発もミサイル試射しているのに、僅か数発の試験で、「列国にまさる最新鋭の優秀なミサイル」とか自画自賛しているのは夜郎自大です。

 で、自己正当化のために輸入が如何に「悪か」と宣伝する。
 輸入は「悪」なのでいくらカネがかかろうが、出来の悪いものを作ろうが国産がいいと主張し、自己正当化するわけです。


 まともにリサーチ、研究開発、試験をやれば当然ながらカネがかかります。であれば何を残し、何を止めるかの取捨選択をやらなくてはならない。
 ところが「全部大事」とそれをやらない。

 結果として信頼性の怪しい、値段だけは高い国産兵器が調達されるわけです。
 





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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
毎回も言ってるの事より、01式の不具合の詳細を読みたいのは本音ですね。以下は「情報を疑うべく」の原則に沿って、質問をします。

貴方の下級指揮官知り合いは01式以外の赤外線ミサイルを使用した事があるですが?知ってる限り、霧は赤外線を減衰させる物であり、高温ならばコントラストが低下しますので、こう言う状態での機能低下を回避するのは不可能です。

なら、貴方の知り合いが言っているのは「不利状態でのシーカ性能は私の期待より劣る」に過ぎません。そして、発言の価値は彼の期待の正確性に依ります。もし同類のシーカを使用した事がないなら、比較対象が無い彼の期待は完全に教科書的に成り、不正確・不合理で有るの可能性が十分残ります。

「信じたい物」の云々を言いたいかもしれんが、この件についてどっちに信じる事は正直未だ決めていません、情報を伺いたいです。
香港からの客人
2014/04/06 14:19
彼の話としては、装備としての信頼に欠けるという
という趣旨でした。

日常の演習で不具合が多発するのは「機能低下」が当然だということにはなりません。

例えば01式のシーカーが気温15〜20度の間でしか想定していなければ、それは想定が間違っているということになるでしょう。

また赤外線センサーが霧や雨などで多少性能が落ちることはあるでしょうが、霧や雨では使えません、
となればそれは兵器としては欠陥でしょう。
キヨタニ
2014/04/06 15:20
野戦陣地とか建物、エンジンが冷えた車両とか、熱源が探知できないモノは撃てないので、不評だそうですね。ジャベリンの方が良かったんじゃないでしょうか。
マリンロイヤル
2014/04/06 18:07
ロケットモーターの点火不良は、開発又は製造が駄目なのか、それとも保管状況や、耐用期限切れなど、色々考えられますが、どのようにお考えでしょうか?
よろしくお願いします。
兵隊さん
2014/04/06 18:23
>香港からの客人
横から失礼します
モーターの点火失敗は総火演で何度かやらかしてますよ
シーカーは覗いたことないから知りませんけどね
でも客の見てる前で見当違いの方向に飛んでいったことはあったな
それらの動画はネットに上がってたと思うので検索してみて下さい
冷却式のジャベリンよりシーカーの性能が不安定なのかもね
在日日本人
2014/04/06 18:27
01式の信頼性がどの程度のものかは存じませんが、これって確か23年度以降の調達が中止されてるんですよね。
一説では必要数を充足したから調達を止めたとも聞きますが、ミサイルの耐用年数って種類にもよりますが大体15年くらいでしょう。
初期調達の分がそろそろ入替えの時期なのに全く調達を中止してしまうなんてことがあり得るのでしょうか?
普通はその辺のローテーションを考えて切れ目なく調達していくと思うんですが。
それとも初期分の入れ替え用にぼつぼつ調達が再開される予定とかあるのでしょうか?
きらきら星
2014/04/06 18:59
>きらきら星
調達終了は発射機の必要数が充足したからだそうです。
あとは、ミサイル本体が弾薬として調達されるそううで名目上は01式としては調達されないそうです。
PON
2014/04/06 23:31
>>PONさん

中のミサイル部分は引き続き調達されるということですね。ありがとうございます。
きらきら星
2014/04/07 13:29
01式は、赤外線誘導なんですから、熱源の感知しにくい状況では、作動しにくいでしょうね。
その欠点を補うために陸自では、84ミリ無反動砲を採用しているそうですが、根本的な解決になってないような…

一人の人間の不発が多々あるという発言を鵜呑みにするのはどうかと。
01式の不発率が高いと主張なさるのでしたら、他の対戦車ミサイルとの比較等の客観的なデータを提示すべきではないでしょうか。

ミサイルを数先発試射するなんて、金の無駄でしかないですよ。
標本となりうる数だけ試射すれば問題ないでしょう。

この国で問題なのは、試験にお金をかけないことではなく、住友の機関銃のように欠陥が隠蔽され、そのまま放置されてしまうことだと思います。
ニゲロンパ
2014/04/07 21:47
どこの国でも趣味で試射をしているわじゃないですよ。必要だからやっているのです。
僅かな試射数では信頼性を担保できません。
もっとも実際に使わないのであれば実害はありませんが。
キヨタニ
2014/04/08 15:02
お邪魔します。

日本の蒸気機関車史 - Wikipedia
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%92%B8%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A%E5%8F%B2>

より

>同時期の欧米の水準からは、一貫して遅れた状態であった。

>技術革新導入に及び腰で、採用した場合も本来のメリットを損なう独自改変を加えることが多かった。技術導入に積極的な技術者は省内部で冷遇されがちで、

>その開発の終末期(1950年代)に至るまで国際水準に到達しなかった。

>現場職員の「職人芸」的な技量によって補われていた。

以上は国産兵器にもそっくり当てはまるのではないかと思われます。思うにそうなったのは「競争」が無かったからでしょう。現在自動車や家電等は競争に負けたら生き残れませんし、鉄道も今では自動車や飛行機との競争にさらされています。競争にさらせば国産兵器も多少はマシになるかもしれませんが、「穢れ仕事」を競争までしてはやらないのではないかと思われます(その気になったとしてもぬるま湯育ちには無理?)。国産兵器を作るのであれば、少なくとも「関わる人間を総入れ替え」しなければならないと私は思います。それか外国で会社を作ってそこで競争し、その競争に勝った兵器を「逆輸入」するとか。
ブロガー(志望)
2014/04/08 22:55
ジャベリンも教範にシーカーの能力が外気温(朝夕、霧、雨)により変化することは書かれているので、この手の赤外線画像誘導では宿命でしょう。

不発も低圧で押し出して、その後点火するタイプでは避けられないものかもしれません。エリックスでも演習での発射失敗の動画が出回っています。
とん
2014/04/13 12:30
陸自はこんなミサイルよりも砲を重視するべきでしょう。普通科は105ミリ砲でも装備した方が良い、軽量なのも南ア製の長射程の砲もあるじゃないか。
マリンロイヤル
2014/04/13 19:27
ジャベリンも含め発射失敗してる動画は結構有りますね

でも実戦で点火失敗してる動画まで公開するのはどうなんでしょう
第9
2014/04/14 05:44
発射機を下に向けると中身の誘導弾がポロリするって話は聞いた
羆キラー
2014/04/19 09:16

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