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zoom RSS 防衛省御用達月刊MAMOR連載「軍事ライター???」水野寛之氏の残念な反論 その4

<<   作成日時 : 2014/04/19 14:33   >>

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 週刊東洋経済の2012年1/21号の「自衛隊のコスト」 という特集で、「開発の総本山・技本その実力は本物か」という記事を書きました。これに対して月刊MAMORのライターの水野寛之氏は以下の様な批判を自身のブログで書きました。


「東洋経済」1/21号の記事に関する考察
http://hiro2.txt-nifty.com/backyard/2012/01/121-e78d.html

これに対してぼくは以下の反論を書きました。

防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その1 
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_10.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その2
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_11.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その3
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_12.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その4
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_13.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その5
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_14.html

 で、水野寛之氏はこれについて自身のブログで反論を行っております。

清谷氏への反論とか、そんな感じ
http://hiro2.txt-nifty.com/backyard/2014/04/post-49d6.html#more
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38977/59358218



「自衛隊は航空機による観測を綿密に行っている。その中で2波長赤外線センサなど技本が開発した技術が活用されている。その事実は無視するのか?」


 水野氏はこのようにブログで主張、対してぼくは以下のように批判しました。 

「技本のHPによると「2波長赤外線センサ性能確認試験」は平成25年に行われており、まだ開発レベルだと思っておりましたので、技本との太いパイプをお持ちの水野氏ご教授いただければ幸いです」

で、それに対する水野氏の反論は以下のものでした。

 『50を越えたいい大人が慇懃無礼な物言い……ということはスルーして(してない(^_^;)?)2波長センサに関しては、防衛技術シンポジウムで直前に2波長センサの開発担当の方が震災での赤外線観測の報告をされていた(観測と解析の話で盛り上がってしまった)ので、勘違いしていました。ここは訂正します。ただ、2波長センサがあれば他はいらないなんて言ってないし、思ってもいませんよ。複数の手段で効率的に行う必要があるだろうとは思っていますが』

『しかしここまで清谷氏の記事を読みながら書いてきて、氏の悪意と揶揄、あてこすりに満ちた記事を読むことに疲れてしまいました。なんだろ、「何をいいたいの?」を読み解こうとするとループに落ち込んでしまうような感覚に襲われるなぁと』

 そもそも、

『この清谷某という自称ジャーナリストは、そもそもが技術というものについて理解していないんじゃないかと思えてならない』

 と、非常に失礼なものいいで喧嘩を売ってきたのはご自分でしょう。
自分は人を殴っても許されるが、テメエが殴られるのは我慢できないというのは中二病ですよ。とても「50代のいい大人」のやることじゃないでしょう。

 しかも自分はこの分野に関しては素人だと言い訳タラタラな人間が専門のジャーナリストの代紋を汚すような喧嘩を売ったわけですから、相応の反撃を受けて当たり前でしょう。
相手が紳士ならばぼくも紳士として扱います。ですがあんたは紳士では無いということですよ。

 こんなことも理解できなくて、それこそ『50を越えたいい大人」としてメンタリティに問題があるでしょう。
 それでよく官庁のインタビューの仕事をしていますね。技本=クライアントの人間に対しても上から目線で接していませんか?

 上記の箇所では実用化もされてない試作品を使用すれば、「装備化」されたFFOSやFFRSなんぞ必要ないとご主張なさったわけです。
 ところがご自慢の赤外線センサーは試作レベルだったわけです。

この箇所で水野氏はご自身の間違いを認めておられるわけですが、その前にぼくの人格攻撃したのは、読者に先入観を与えて自分の「失点」を小さくしようと画策したんじゃないでしょうか。実際はどうか知りませんが、このようなことは非常に卑怯な印象を読者に与えますよ。老婆心ながら申し上げておきます。


 技本の取材を売物にしているライターさんとしてはかなり無様でしょう。
単なる勘違いでは済まないものです。

 水野氏はご自分の工学的なセンスに自信を持っておられるようですが、試作と量産化された装備の区別もつかないのでしょうか。

「自衛隊は航空機による観測を綿密に行っている」

 だからFFRSは使わなくてもいいのだ、と主張するのであれば、「大災害やNBC環境下の偵察に必要」とされたはずのFFRSは必要なかったということになります。

 開発した技本も、装備化した陸幕もウツケだったと言っているに等しいわけですが、我らが賢明な水野氏にはその自覚がないようです。味方に向けて背中から銃を乱射しているようなものです。
 

 水野氏はこれに関して誤りを認めたものの、「複数の手段で効率的に行う必要があるだろうとは思っていますが」などと、意味不明な主張をして自己正当化を図っています。みっともないと思わないのでしょうね。


『何をいいたいの?』


あなたの思い込みや、希望的観測、事実誤認に基づくいわれのない批判が間違っている、いい加減にしろと言いたいのですよ。決まっているじゃありませんか。
理解できませんか?

で、水野氏はぼくを貶めることで、ご自分の工学的センスを自画自賛なさっております。

『総論的な話しちゃうと、清谷氏は私と同じ東海大学工学部卒ってことだけど、「技術」ってことを軽んじている印象を受けますね。ちなみに私は航空宇宙学科(MS)だけど、清谷氏は何学科なんだろうね?まぁ、いいや。で、技術ってのは「あるものを使えばいい」ってものではなくて、「育てなくてはならない」もの、と私は思っています』


 ぼくに対する反論・再反論を読み限り、残念ながら水野氏に工学的なセンスがあるとは思えません。
 恐らく水野氏は他人を貶めると自分が偉くって、論戦に勝った気になるのでしょう。ある意味非常に幸せな人ですが、社会の迷惑です。

 工学的なセンスは別に工学部のではなくても、文系の人でも優れている人はいます。逆に理系でも優れた文系的な教養や才能を持った人はいます。

 写真を勉強しても構図のセンスがない人は、ダメなままだったりしますが同じようなものです。工学部で学んでも工学的なセンスが身につかない人もいます。ええ、誰とはいいませんけども。

 事実を指摘されて、反論ができないからといって、人格攻撃で反撃しようすると姿勢は物書きとしてどうなんでしょうかね。ぼくには非常に卑怯かつ、姑息に映ります。

 それこそいい歳した大人としてどうよ、と言いたくなります。




防衛省の月刊MAMORのページ
http://www.mod.go.jp/j/publication/kohoshiryo/mamor/prof.html


月刊MAMOR HP
http://www.fusosha.co.jp/magazines/mamor/



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<200億円の海自P-1哨戒機>性能も怪しい高コスト機の開発ではなく現有機の近代化を
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ロシアとウクライナが簡単に刀を抜けない理由
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スレ違いで申し訳ありませんが・・・

民間高速フェリー活用

http://www.google.co.jp/gwt/x?gl=JP&wsc=tb&source=s&u=http://www.jiji.com/jc/c%3Fg%3Dpol_30%26k%3D2014041900112&hl=ja-JP&ei=bhxTU_S1BMT3kAXgj4CQBQ

ようやく世間がキヨタニさんに追い付いてきた感がする記事ですが、一つ気になるとするならば、文面どおりだとすると海自OBたる予備自が運用に携わるのは有事の時だけで、通常は民間会社に丸投げなわけですよね。いざ、コトが起きたからとアンタ達、民間人は降りなさいよ、で済むでしょうか?普段から扱い慣れていないフネを急に動かせ、と言われて予備自の人達がスムーズに対応できるでしょうか。せっかく予備自を採用するのならば、何も有事だけではなく普段から船長以下、主要なスタッフとして予備自を配置しておくべきだと考えます。
KU
2014/04/20 10:25
民間の傭船するのに普段から予備役の軍人乗せとくのは非効率では?

クイーン・エリザベスの船長とか軍人でしたっけ?
第9
2014/04/21 05:39

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