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zoom RSS 防衛省御用達月刊MAMOR連載「軍事ライター???」水野寛之氏の反論 その3

<<   作成日時 : 2014/04/18 12:33   >>

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 ぼくは週刊東洋経済の2012年1/21号の「自衛隊のコスト」 という特集の「開発の総本山・技本その実力は本物か」という記事を書きましたが、これに対して月刊MAMORのライターの水野寛之氏は以下の様な批判を自身のブログで書きました。


「東洋経済」1/21号の記事に関する考察
http://hiro2.txt-nifty.com/backyard/2012/01/121-e78d.html

これに対してぼくは以下の反論を書きました。

防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その1 
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_10.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その2
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_11.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その3
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_12.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その4
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_13.html
防衛省御用達、MAMOR誌ライター、水野某氏の批判に対する反論その5
http://kiyotani.at.webry.info/201403/article_14.html

 で、水野寛之氏はこれについて自身のブログで反論を行っております。

清谷氏への反論とか、そんな感じ
http://hiro2.txt-nifty.com/backyard/2014/04/post-49d6.html#more
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38977/59358218

 ぼくは上記の反論で、水野氏の以下の文章を批判しました。

「UAVだって自律飛行する訳じゃなくて操縦者が必要になるのだから、そこに人員を割くより別のところに配置すべきと判断したのだろう」

>これって、想像ですよね。想像を元にMAMORのライターさんが批判するのはどうでしょう  か。お説のとおりならばFFRSやFFOSの部隊の要員は現場で瓦礫をほったりとか、炊き出しをしたりとかしていたのでしょうか。

 対して水野氏は以下の様に再反論しています。

『そもそも「周辺取材した」とはいえ、「墜落の二次被害を恐れた」という元々の記事が憶測なわけです。(その可能性は否定しません)それに対して、考察を述べたのであって、それを揚げ足取られても。まぁ、全体的に揚げ足取り、重箱の隅をつついた感じの反論ではあるのですがねぇ。「おまえのだって憶測だろ」って言われても、堂々巡りするだけで。事実は「自衛隊のUAVが飛ばなかった」ということであって、その責任を技本に押しつけるのはどうか?ということです。どうせ飛んだら飛んだで、「二次被害の可能性を考慮しなかったのか!」とか「効果はあったのか!」とか言い出す人もいただろうしね』

「墜落の二次被害を恐れた」は「憶測」じゃないですよ。
展開した現場にいた人間にも取材しました。

 これは防衛省のも認めています。
徳地防衛政策局長はFFOSが使用されなかった理由として国会での答弁で、

 「地上装置とのデータリンクというものが、万が一途絶したような場合に、直ちにエンジンを停止して降着するような構造になっておりまして、これは二次災害といったようなことを考えますと、被災地における情報収集については不向きであるというのが当時の検討結果でございました」
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013061900007.html
 
 と、述べていますが。
 水野氏は徳地局長に是非、「オマエは嘘をつくな」とでも抗議して欲しいものです。

 FFRSやFFOSの要員をどのような任務に転用したのでしょうか。思いつきの脊髄反射的な言いがかりではなく、「考察」と強弁するのであればせめて、どのような任務についたかぐらいの「考察」が合ってもしかるべきかと思いますけども。


 「全体的に揚げ足取り、重箱の隅をつついた感じの反論」

不利だからといって印象操作は止めましょうや。批判は「重箱の隅を突くような」ものではなく、すべて水野氏の批判に対するダイレクトなものです。
 むしろこの言葉はご自身のぼくに対する批判こそが当てはまると思いますが。

 「堂々巡りするだけで」

 どこが堂々巡りでしょうか? 
ご自分がぼくの指摘を認めていないだけでしょう。陸自のUAVが一度足りとも飛ばなかったことは事実だし、二次被害を恐れたことは防衛省も認めているのに、見苦しいのではないですか。
 都合の悪い、実例を挙げての指摘はすべて「重箱の隅を突く指摘」であり、「堂々巡り」しているだけですか。単に事実から目をそむけているだけでしょう。


 そもそも水野氏は軍用UAVの運用について全く無知です。

 作戦展開中のUAVの運用チームから操縦手だけを抽出て他に転用などしません。
仮に作戦はすべて自律飛行で行うにしても、不足の自体が起こる可能性があり、その場合は有人操縦に切り替える必要があるからです。これは作戦中ではなくて演習でも同じでしょう。

 もし、陸自がFFRSの操縦者に瓦礫の片付けでもさせていたらそれこそ大問題ですよ。

 ご自分こそ、取材もせずに希望的観測や妄想で他人を批判するべきではありません。


 UAVの操縦員を別な仕事に付ける必要があっただろうなどと、良くも思いつくものです。
 その想像力はなにか別なものに使った方が宜しいのではないでしょうか。

 この程度の認識、知識のレベルのライターさんが防衛省のお墨付きで、防衛省の広報の一翼を担ってらっしゃる月刊MAMORで延々と技本のインタビュー記事を担当されているわけです。
 


防衛省の月刊MAMORのページ
http://www.mod.go.jp/j/publication/kohoshiryo/mamor/prof.html


月刊MAMOR HP
http://www.fusosha.co.jp/magazines/mamor/


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<防衛産業も営利企業>政府は防衛産業の持続可能な利益確保の必要性を国民に説明すべき
http://japan-indepth.jp/?p=5052

<武器禁輸緩和>安倍政権は「防衛装備生産基盤の危機回避」という本意を国民に説明せよ
http://japan-indepth.jp/?p=5014

<200億円の海自P-1哨戒機>性能も怪しい高コスト機の開発ではなく現有機の近代化を
http://japan-indepth.jp/?p=4818

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました
ロシアとウクライナが簡単に刀を抜けない理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014041500002.html

知られざる日本発のクールジャパン的ヒット商品「エア・ソフト・ガン」はなぜ市場を失いつつあるのか?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014032400011.html

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>>徳地防衛政策局長の答弁
「万一の二次被害を恐れて出さなかった」というのは妙ですね。
大なり小なり災害派遣に二次被害はつきものですよ。
以前チヌークが離島の急患搬送に出動して医者ごと墜落した事例があるし、
災害派遣の現場で官用車が民間人相手に物損人身事故を起こした事例も数知れず。
だけど二次被害が出るからヘリやトラックの派遣を止めようなどという話が出たとか聞いたこともありません。
東日本では単に無人ヘリを出す必要性が無かったのか(外国製の無人機は出てるけど)
それとも「万一の」とは言えないほどに信頼性が低かったのか。さて。
きらきら星
2014/04/18 20:13

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