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zoom RSS AAV7 評価試験は形だけ

<<   作成日時 : 2014/03/03 14:49   >>

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 さて、陸自が「評価試験用」として発注したAAV7、4輛が本邦に到着しました。

 4輛の内2輛は陸自仕様を施すため、改装が年内いっぱいかけて行われる予定です。
 そして残りの2輌の内、1輛が土浦に、もう1輛が富士学校に送られます。

 年内に「水陸両用車」の採否を決定することになっているのですが、陸自仕様のAAV7が評価試験を受けることはない、ということです。

 で、陸自が揚陸訓練を行えるのは北海道しかないと承知しています。であれば、土浦にしても富士にしても揚陸試験の評価はできない、ということになります。
 北海道まで持って行って、評価試験を行うのでしょうか。

  しかも中期防で調達されるAAV7、52輛中に来年度で「評価用試験」に間に合わないにも関わらず、「評価試験」用に調達される指揮通信型、回収型の2輛はこの中期防の調達の枠内に入っています。
  採用するかどうかもわからないものが、中期防で調達する頭数にはいっているわけです。

オトナの世界って不思議ですよね。



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C-2輸送機の開発遅延は人災@〜震災の補正予算で発注された輸送機の調達単価200億円は当初計画100億円の2倍!杜撰な計画で最大積載量も低下
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陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのか@
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのかA
http://japan-indepth.jp/?p=2220
陸上自衛隊の水陸両用車の調達先は『アメリカ製』だけが候補の「出来レース」?〜水陸両用装甲車=AAV7は導入ありきでいいのかB
http://japan-indepth.jp/?p=2234


朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
国産機銃は廃止すべきだ(上)――製品不良で多くの自衛隊員が死傷する
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700004.html
国産機銃は廃止すべきだ(下)――小火器メーカーの再編を
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700005.html?iref=webronza

オスプレイはいっそのこと、政府専用機に
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011600005.html
陸自向けのオスプレイ導入は「裏口入学」だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011500004.html
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html



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コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
どんぶらこっこと洋上を航走するのは訓練では無いですよね。海上で車体から飛び出して泳いで上陸するとは思えないし。土浦は車体整備の研究・整備要員訓練、富士は陸上での運用の研究で何の問題も無いと思います。

2014/03/03 16:58
無駄な装備にカネ入れてる場合じゃないのに。
マリンロイヤル
2014/03/03 18:37
戦争する気が無い軍隊は気楽で良いですよね〜。あおっと自衛隊は軍ではないんでしたっけ? 失敬失敬。
???
2014/03/03 23:50
不思議だ不思議だと言ってばかりでは何も解決しない。
どうして、こういう摩訶不思議なことが起こるのかを検討しないと。
すなわち、陸自隊員の人事・職員教育の観点から検討すべきではないか。
個人的には、CGSの選抜試験や教育課程に何らかの問題があるのではないかと感じている。
真の愛国者 ゆりか
2014/03/04 07:03
富士学校にはプールがあるし、渡河訓練所みたいな所もあったと思うので、そこで試験をするんじゃないのでしょうか(笑)
ひゃっはー
2014/03/04 10:11
訓練についてはこちら
http://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2014/03/02.html
行かなかったの?
P
2014/03/04 14:21
実戦部隊はたぶん相浦に編成されるんでしょうけど、上陸訓練どこでやるつもりなんだろう。
整備点検に伴う入水くらいなら相浦駐屯地内でも出来るでしょうけど、
それ以上の訓練となると、ある程度の規模の砂浜海岸が居る。
そりゃ九州にはその手の海岸は結構あるけど、水陸両用車が日常的に出入りするとなると地元漁協などとの調整が大変。
部隊編成と同時平行でやらないと間に合いませんがどうなることやら。
きらきら星
2014/03/04 15:24
沖縄の海兵隊はキヤンプハンセンのレッドビーチで日常的に上陸訓練をやっている。仲間に入れてもらったら。
金損
2014/03/04 18:40
形だけの試験を行ってアメリカのAAV7を導入するならば、将来、集団的自衛権の行使が可能になったときに、形だけの検討を行ってアメリカが戦っているアフガンやイラクのような所に、自衛隊を派遣することもあり得るわけですよね。
昔の朝鮮の事大主義と同じではありませんか。
ひゃっはー
2014/03/04 18:46
北海道よりはマシだけど、沖縄まで毎回船で出かけるのも大変ですよお。せめて陸路で移動出来る九州管内に訓練場がないと・・・
きらきら星
2014/03/04 22:47
AAV7について清谷氏の寄稿を読んだのだが、AAV7は上陸後の速度が遅いのでミサイルで狙い撃ちされるおそれがあるので離島防衛には適さないとしている。
そして、離島防衛にはヘリによる輸送が適しているとしている。
素人の素朴な疑問ですが、AAV7がミサイルで狙い撃ちされるような状況で、ヘリはミサイルで狙い撃ちされないのですか?
真の愛国者 ゆりか
2014/03/05 06:33
お邪魔します。
 確か山本七平氏が「旧陸軍の(上からの)命令は専ら精神訓話で、具体的な内容については『参謀総長に支持させる』といったものである。しかし参謀総長に直に聞きに行く奴はいない。下っ端の参謀のところに行く。下っ端の参謀は自分より少し上の参謀に聞きに行く。このように内部でゴチャゴチャやっている間に命令の主体及びその責任が不明(不在)の”私物命令”ができあがる。」といった事を書いていました。AAV7の件も「内部でゴチャゴチャやっている間にいつのまにかできあがった」のでしょう。

>ヘリはミサイルで狙い撃ちされないのですか?

 ヘリはAAV7よりはスピートが格段にあり、かつ三次元で動けます(狙われても回避できる可能性が高い)。AAV7は水陸両用能力の代償として車両としては両用でない車両に劣り、船としては両用でない船に劣ります(スピードや機動力で)。ちなみにオズプレイのヘリモードの機動性もヘリには劣るとか。
ブロガー(志望)
2014/03/06 23:19
離島防衛のための強襲作戦の一環として、離島への兵員及び装備等の輸送を目的とした作戦を実行中のヘリを攻撃するなら、巡航中のヘリを攻撃するのは非効率的である。

当然、ヘリが兵員及び装備等を降ろすために着陸又はホバリングしているときに攻撃するであろう。

ヘリがこのタイミングで攻撃されると著しく防御力が低下するのはベトナム戦争の大いなる教訓である。
真の愛国者 ゆりか
2014/03/07 19:03
真の愛国者 ゆりか さん
どんな輸送手段も一長一短あります。重要なのは、敵の防御兵器を破壊するか、作動させないよう攻撃を続ける能力が海空自にあるかどうかですが、現状貧弱です。いま自衛隊だけで強襲上陸をやれば大損害を受けるだけ、火力支援を米軍に頼むなら作戦の自主性は無くなり、日本の判断で作戦は出来なくなります。安倍内閣も、海空自の対地攻撃力強化をやる気が無いようで、AAV7購入なんて無意味な事をやってるのは疑問です。
マリンロイヤル
2014/03/09 10:10
マリンロイヤルさん
自衛隊の対地攻撃能力には、確かに課題があるようです。
ただし、近年、策源地攻撃能力の向上を図ろうとしているようです。
対地攻撃にはF2ですが、尖閣を想定した場合、他の基地のF2を部隊ごと那覇基地に移動させて、そこから出撃、というパターンでしょうから、部隊の移動に時間がかかるでしょう。
また、ある軍事評論家の受け売りですが、尖閣に上陸された場合、恒久的陣地を構築される前に空爆で排除してしまえばいいだけの話で、わざわざ被害を出しつつ逆上陸する必要性はないのでは?
真の愛国者 ゆりか
2014/03/09 19:46
AAV7は必要だと思います。
上陸作戦は、島だけとも限りません。
ミサイルでやられるといいますが、戦闘機もミサイルにやられます。
機関銃に対抗できるだけでも、大変な違いです。
200両くらいあってもいいと思います。
軍事オタク
2014/03/10 14:29
はて、
強化型増着装甲キット(対弾力を7.62mmレベルから14.5mmレベルへ引き上げ)の装着を可能にする改修とは別に対戦車ミサイル対策として増加装甲キットが開発されて装備されている。
はずなのであるが?
ゆえに、対戦車ミサイルに対して、それなりの防御力を有している。
はずなのであるが?
真の愛国者 ゆりか
2014/03/10 18:16
上陸目標の島にいる敵の兵器を破壊するか、作動させないように火力投射を継続する能力が無ければ、輸送手段の優劣を論じても意味がない。自衛隊の火力投射能力は貧弱で、補給能力が弱く継続時間も極端に短い。という事は、輸送手段はスピードが速く装甲も堅いモノが必要ですが、そんな装備は現状存在しません。公明党の反対で射程300キロ程度の対地攻撃ミサイルの導入や開発を止めて、AAV7なんか買ってるようじゃダメでしょう。
マリンロイヤル
2014/03/11 03:46
再びお邪魔します。
 AAV7は「大陸、または大きな島(日本本土や沖縄本島等)への橋頭堡を得るための上陸」に使用するものではないかと思います。その場合は引いたり隠れたりする余地があるので敵も粘ります。一方離島はそういった余地が極めて少ないため敵もそう粘らないのではないかと思われます(そこで粘ったら玉砕戦?)。ですから離島における陸上部隊の役割は「既に撤退または投降を決めた敵か情報収集他の任務を帯びた敵特殊部隊かもしくはゲリラ・運動員の確保・拘束といった最後の締め」ではないかと思われますので、AAV7よりも「敵を逃がさない素早さ」を持ったヘリまたはオズプレイが有用と思われます。
ブロガー(志望)
2014/03/25 22:46

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