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zoom RSS 【アメリカ様に言われたので評価試験端折ります】AAV7の「形だけ」の評価試験が近く開始

<<   作成日時 : 2014/02/24 12:42   >>

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 防衛省の辰己昌良報道官は21日の記者会見で、参考品として購入した水陸両用車「AAV7」4両を4月から試験運用すると明らかにした。


陸自、4月から水陸両用車を試験運用 離島奪還訓練などに活用
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140221/plc14022119430020-n1.htm
2014.2.21 19:41


 これはもっと早く荷揚げする予定だったのですが、先日の大雪で遅れたとのことです。前にも書いたように、4月2日にお披露目をやる予定らしいのです。
 陸幕ではビーチから颯爽と登場というのを狙っているらしいのですが、そのような場所が陸自の縄張りにはないので海自にたのむか、単に広場でお披露目することになるかまだ決まっていないようです。

 で、この荷揚げを撮影したら出入り禁止にするとカメラマンたちを脅しているそうです。広報のセンスがまるで人民解放軍(笑)
 別に機密でもなんでもないでしょうに。何を根拠に出入り禁止にするのでしょうかね?その写真が公開されてどんなダメージがあるんでしょうかね。
 軍人風吹かせて地方人はオレたちの言うことを聞いてりゃいいんだ、という態度です。まるで旧軍の陸式ですなあ。 

 民主国家の軍隊はありえない広報のセンスと常識です。一事が万事これですから、特定秘密保護法の制定でこのナイーブな秘密主義が益々はびこることでしょう。


 さて、AAV7部隊の駐屯地はどこになるのでしょうか。ビーチでの演習や訓練が出来るのは北海道以外ないような気がしますが。それだと南西諸島を念頭に置いた、水陸両用部隊の運用に大きな支障をきたすでしょう。

 もっとも南西諸島の多くはリーフが多くて、AAV7は使いものになりません。護岸工事を行って防潮堤があるとこなら尚更です。
 ですから、LCACで運ぶことになるわけですが、それならばピラーニャやバイキングなど他の水陸両用装甲車、あるいは両用機能がない96式装甲車でもいいわけです。

 で、どこにAAV7を配備して訓練するのでしょうか。  


 本来であればAAV7の採用はまだ未定なはずですが、海自はAAV7の導入前提でおおすみ級とLCACの改修予算を要求しています。これがおおすみ級1隻ならば、試験のためという名目も立のですが、要求は3隻分です。


 そして防衛省・陸幕は本来必要な評価試験を大幅に端折ります。

 防衛省の徳地秀士防衛政策局長は平成25年4月15日の予算委員会第一分科会で、日本維新の会の中丸啓議員の「25年度に調達したAAV74輌の納入はいつになるか」という質問に対して、以下のように答弁しています。

「27年度までに取得をいたしまして、それから1、2年かけてこれにつきまして性能を確認する、あるいは運用の検証を行う。これによりまして、水陸両用車を導入すべきかどうか、それから実際にどの機種にするかということについて検討をするということになっております」

 つまり、評価作業が完了するのは平成28〜29年になります。

 ところが、防衛省はこの答弁をひっくり返し、本年中に水陸両用車の車種を決定するといしています。

 来年度にこれまた評価用としてAAV7の指揮通信型と回収型が要求されていますが、これらは評価には使用されません。評価用に使わないのに評価用として要求を出すというのは随分厚顔です。普通の民主国家ではありえないでしょう。
 仮に「公正」に選定が行われて、AAV7は必要なし、となった場合この二輛は試験に採用されるわけでもなく、全くの税金の無駄遣いになります。
 試験に使わないのであれば来年度予算で要求する必要はありません。


 これが、国会答弁の後、明日にも中国との戦争が起こるかもしれない、などいう緊迫した状態ならまだ分かりますが小野寺大臣も陸幕長も「安全保障環境に変化はない」とおっしゃいました。極めて面妖です。

 で、陸幕長に質したところ、評価試験を端折る理由をアメリカ側との調整の結果だ、といいます。

 アメリカ様が何を言われたのか知りませんが、アメリカ様のご意向ならば自分たちが本来やるべき評価試験を殆ど省略するというわけです。どう控えめに言って、もこれじゃ植民地の軍隊です。



 既に次期中期防では水陸両用車=AAV7の調達数が述べられています。
 運用試験も評価試験もしていないのに、どうやって部隊編成と必要な数を決められるのでしょうか。極めて不思議です。

 恐らくはAAV7の導入は政治決定なのでしょう。防衛省や陸自は言われるままになっている。そうであれば、安倍政権はアメリカ政府なのか、兵器産業関係者なのか知りませんがご機嫌を取るために、必要かどうかも怪しい装備を多額の税金を使って調達することになります。
 あるいはセンセイ方になにか経済的な旨味でもあるのでしょう。
 まるで、アフリカの最貧国が中国から個人的な便宜供与につられて中国製兵器を大人買いするようなものです。

  
 これはAAV7にかぎらず、オスプレイやグローバルホークも同じです。

  
  これが安倍首相のいう「戦後レジームからの脱却」らしいです。

  中期防の「お買い物計画」は予算的に不可能です。
  恐らくはAAV7とかオスプレイは中途半端な数が調達され、何に使うかもよくわからないまま、現場に押し付けられることになるでしょう。また、メンツもあってこれらを転売も廃棄もできないので、いたずらに維持・運営費が垂れ流されることになります。

 つまり安倍政権は自衛隊の弱体化を推進している、ということになります。


  確かにこれまで、どの政権もここまで、利を曲げてまでアメリカに媚ることはしませんでした。そういう意味では「過去からの決別」なのかも知れません。
  問題はこのようなデタラメをメディアが殆ど報じないことです。

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http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014012700005.html?iref=webronza

オスプレイはいっそのこと、政府専用機に
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陸自向けのオスプレイ導入は「裏口入学」だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2014011500004.html
陸自の水陸両用装甲車、AAV7導入は裏口入学だ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013122500002.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?
アベノミクスで食材偽装が増える?
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
これは良く言われている「自衛隊のグルカ兵化」の一環じゃないでしょうかね? 集団的自衛権も行使する奉公……じゃなかった方向の様ですし。米帝様の強襲揚陸艦から日の丸を付けたAAV7が出撃する、そんな光景を目撃する日は近いかも?
黒いタヌキ
2014/02/24 20:49
こんな有り様では、「透明性ガー」と中国に文句を言う資格はないですね。第一、40年も前に装備化された装甲車の、どこがどう機密なのか、まったく理解できません。
KU
2014/02/24 21:25
 安倍ちゃんの周辺は対アメリカには分かりやすい謙譲語で語りますからね。対特亜とは対照的な話し言葉でむず痒く感じます。
前大戦中も自己の考えを他人に託して声だけ無駄にデカい人が市井には多かったのでしょうかね。
カド
2014/02/24 23:42
遠目だったけど、NHKニュースの映像にバッチリ写ってましたけど。
真の愛国者 ゆりか
2014/02/25 00:13
仰るとおり大手商社都合でしょうね。先日の随契云々の記事とも連動しているような…民主党政権下の罪滅ぼしのつもりかもしれませんが、ツケを払うのは納税者と運用者です。ACVがこけて選択肢が薄れているのも問題かと?
ちきてり
2014/02/25 01:07
真の愛国者 ゆりか様へ
NHKが記者クラブに加盟していることと、関係があるのかもしれませんね。
ひゃっはー
2014/02/25 14:13
イタリアや朝鮮のように、自軍の陸上兵力で敵を拘束して背後に上陸なら、まだ使いものになるんでしょうが、離島奪回には能力不足で試験するまでもなく使えませんよ。
マリンロイヤル
2014/02/25 14:43
お邪魔します。
 NHK『ためしてガッテン』で以下のような実験がありました。

 ひよこを使い、複数の餌の出る量が異なるスイッチを用意すると、ひよこは一番餌が多く出るスイッチを押すようになるが、スイッチを押してから餌が出るまでにタイムラグを設けると、ひよこは一番餌が多く出るスイッチを押さなくなった。

これは「餌はある時に食べないと食べられなくなる」という本能に基づくものであり、動物の一種には違いない人間もその例外ではありません。現に「今だけ」「期間限定」はセールの定番の手法です(今は「消費税率アップの前に」?)。今回のAAV7もアメリカに「今だけ」みたいに思わされているのではないでしょうか。「今だけ」「期間限定」で買った物は往々にして「よく考えたら必要性はそれ程ではなかった、それ程割安では無かった、買ってはみたが結局あまり使わなかった」ですが、今回のAAV7はどうでしょうか。

 AAV7は本来の強襲揚陸よりも普通の装甲車として使われ、水陸両用を生かして災害救助にあたった事があると聞いた事があります。一方日本には南海トラフ地震による広範かつ巨大な津波が懸念されます(中国とかの上陸より可能性は高い?)。ですから津波時における救助等も考えて水陸両用車等の選定を行うべきではないかと思ったりします。
ブロガー(志望)
2014/02/25 22:19

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