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zoom RSS 現実が見えない産経新聞の戦車を減らすと国が滅ぶ論のお粗末

<<   作成日時 : 2013/12/12 10:49   >>

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「対中国シフト」強化で本州から「戦車」が消える…日本防衛激変、海からの侵略はどう防ぐ
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131202/waf13120207000001-n1.htm
記事を書いているのは岡田敏彦記者です。

 この記事は直接的には書いていませんが、戦車を減らすなと主張しています。
 まあ、率直に申し上げて元気の良い軍国少年・中年向けのアジテートです。

 産経新聞は現在の経営状態で、記者のサラリーを二倍にして、朝日や日経よりもいい人材を集め、人数も倍増させるとか、海外支局の数と特派員の数も2倍に増強するとかしてはどうでしょうか。報道機関としては報道力の強化がなにより大事なはずです。

 でもできないでしょう?
 それは産経新聞にお金が無いからです。

 自衛隊も同じです。予算の上限も、時代の変化も考慮せずに目立つ「火の出るオモチャ」を増やすべきだと主張するのは特定読者に対する迎合です。

 最近の本ブログを読めばそのあたりのことはよく分かるでしょう。
 
「陸自は戦車が300車輛「も」あっても使いこなせない」
http://kiyotani.at.webry.info/201312/article_2.html
【続報】陸自は戦車が300車輛「も」あっても使いこなせない。 その2現実を見よ。
http://kiyotani.at.webry.info/201312/article_3.html

 たった一個機甲師団(諸外国では実質旅団)すら現代的な装備を維持できないのに戦車の数を減らさずにどうやって近代化をするんでしょうかね。

 記事中では岡山県で行われた展示演習を紹介していますが、すべて74式ばかり。既に湾岸戦争で第二世代の戦車は第三世代の戦車に太刀打ちできないのは証明されているにもかかわらず、未だに74式は近代化もされていません。
 岡田記者はこのことをどう考えているのでしょうか。74式の数を半分に減らしても近代化すべきだとか、74式を退役させて、90式を近代化しようとか思わないのでしょうか。

 数さえあればいいののであれば、イスラエルあたりからモスボールしているセンチュリオンやらM4シャーマンを買ってくれば宜しいわけです。

 上陸作戦を成功させるには守備側の3倍の兵力が必要とされる。日本に戦車がある場合、敵侵攻部隊も相応の数の戦車を用意する必要がある。1両約50トンもの戦車を数百両も海上輸送する大輸送船団を準備し、かつ護衛の戦闘艦艇もそろえなければならないなど侵略側は多大な負担を強いられる。それが抑止力につながるのだ。

 ああ、こんな2ちゃんねるあたりの主張をそのまま持ってきて。

 どこに軍単位、何百輌の戦車をを日本に揚陸してくることが出来る国があるんしょうか。
中国の「最新鋭」の戦車は内陸向けの軽量で新素材もほとんど使っていないものです。
50トンもあるような戦車を大量に運用する能力も、インフラも欠如しているからです。ロシアも同じです。なにか、中露を日本征服自体を目的とするショッカーとか悪い宇宙人とでも思っているのでしょうか。
まるで風車を龍と思って突撃するドンキホーテのようです。

 そのような侵攻ができるのは現状米軍だけです。産経新聞は対米戦に備えよ、と言いたいのでしょうか。

新型戦車を不要としていたカナダが、アフガニスタン派兵にあたってドイツなど他国から急遽(きゅうきょ)最新鋭戦車を調達。戦車重視の姿勢はゲリラ相手の非対称戦でも変わっていない。

 これまた2ちゃんねるの見過ぎですよ。
 カナダがレオ2を導入したのはアフガン戦のためです。本土防衛のためでありません。しかも採用理由のひとつはエアコンが付いているからです。カナダのレオ1にはエアコンがありませんでした。

 さて、岡田記者は日本の戦車にエアコン(機器冷却用ではなく、人員用)が付いているでも思っているのでしょうか?ケチってエアコンがないから夏場のNBC環境では日本の戦車は戦えません。であれば、敵の化学兵器使用を誘発するのではないでしょうか。

 こういう記事を書くのであれば、軍拡を担保できるようなカネについて語る例えば防衛費を数倍に膨らますために消費税を30パーセントにしろ、ぐらい主張すべきです。カネのあてがないのに軍拡をしろといのは無責任です。

 これでは産経新聞が大嫌いな、財源も無いのに福祉を増やせと騒いでいる共産党や社民党と同じです。

 現実を見ないで、出てこいニミッツ、マッカーサー的な読者に迎合する勇ましい記事を書いていると読者の劣化につながると思います。

 何を書こうと自由ですが全国紙がこのような記事を掲載してばかりいると、見識を疑われるかと思います。すくなくとも2ちゃんあたりに巣食っている程度の悪い軍オタと同程度の見識の新聞にカネを払う読者はそう多くないかと思いますが。

 そういえばケネディ大使ですが、日本のメディアは彼女を「世襲」だとか批判しないんでしょうかね。日本の政治家は叩くのにね。

新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております

民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(1/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1821
民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(2/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1824

防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか@〜リモート・ウェポン・ステーションとは何か?
http://japan-indepth.jp/?p=1703
防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのかA〜必要な調達をする気のない自衛隊と必要ない装備を技術実証する技術研究本部の悪すぎる連携
http://japan-indepth.jp/?p=1720

防衛省・技術研究本部の海外視察費はわずか92万円〜写真やカタログだけで十分な開発ができるのか?(1/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1750
防衛省・技術研究本部の海外視察費はわずか92万円〜写真やカタログだけで十分な開発ができるのか?(2/2)
http://japan-indepth.jp/?p=1758

[仏パリ“ミリポール”リポート]防衛産業の輸出を阻害しているのは防衛産業を擁する大企業トップの無知蒙昧と保身
http://japan-indepth.jp/?p=1508


朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?


アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html


機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza


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コメント(32件)

内 容 ニックネーム/日時
おそらく、ショッカー軍団に向かって「お前らは世界を征服して、何をするんだ?」と聞いても答えることができないでしょう。そんな団体はリアル社会には存在しない、ということですか。
ちなみに、この前Nスペに出ていたアメリカ人も、情報の分析で最も重要な事は相手の意図を知ることだ、と言ってました。
ひゃっはー
2013/12/12 14:14
清谷氏は何時も予算は有限だと仰っているが、時に絶対な不足と言う物も有ると想います。

清谷氏と貴方に「敵対」するの「『尊皇攘夷』の国士」達は実は同意しているではないでしょうが?「単純」な正面装備の見地からでも、もっと「高度」な兵站、C4I・ISR等の見地から見ても自衛隊はかなり貧乏です。

もし、この論議は教育に成ったら、「『尊皇攘夷』の国士」達は今だにWindows 3.1で頑張っている学校パソコンを新しい物に更新すると主張に対し清谷氏は「コンピュターなんか以前にボロボロの机を何とかしろ。コンピュターだけで教育できると思うな!」と主張しているに成るでしょう。

だが、それだと、そろそろ予算は不足していると認め、新たな財源に目を向くべきではないでしょう?

幸い、この金は無いな訳ではない。実は福祉等に投入されている。確かに日本の財務危機は実在ですが、防衛費は国の予算の中では本の一握りに過ぎず、多少増えでも問題の悪化に成らないでしょう。

勿論、自衛隊予算の上限は国家予算の総和ではありません。だが、確か2009年辺りの社会保障予算の年度増幅は2兆円程度にも達し。この一年の増幅を自衛隊に回したら、当分の間こんな優先順位の問題は後回しする事が出来る。上限はせめて社会保障の一年の増幅にするのはどうかしらと思わざるを得ません。

以下かでしょう?
香港からの客人
2013/12/12 14:45
いつも申し上げているように、100円のカップラーメンに500円払っている組織が小遣いがないといってもねえ、というところです。
必要ない支出を削り、肥大した固定費を下げることが優先です。でないと今度は100円のカップラーメンに1000円出すようになります。
無論必要とあれば、明治時代のように国家予算の半分を軍備に使ってもいいでしょう。ですが、現状かつてのような危機にはありません。
努力をしない組織ほど、自分たちを顧みず、他に原因を求めます。

キヨタニ
2013/12/12 15:11
たぶんこの記者は業界あたりの「おもてなし」を受けほろ酔い期限で書いたんじゃないの。迎え撃つのであれば風船のダミー戦車でもいいわけですよね。
北朝鮮でも38度線辺りにはスクラップの戦車をトーチか代わりに配置していますので。それをアメちゃんがピンポインで潰していくのを想像すると涙が出ますよ。
弾除け
2013/12/12 20:11
>ですが、現状かつてのような危機にはありません。

こんな認識の奴が日本人とは思いたくないですな。
おフランスは、第一次大戦で蹂躙されたことも忘れ、第二次大戦でも蹂躙し尽くされましたとさ。
隣国の教委にすら、気付かない馬鹿にはなりたくないですね。
現状を認識する努力を取れては如何か
2013/12/12 22:34
産経新聞の記者はおそらく日本の戦車にエアコンがないのを知っているかもしれません。エアコンの有無が何を意味するか想像できないと思われます。そもそもエアコンがないと知って、「NBC対応はどうするつもりか」と考えられる素養がないでしょう。隊員は屈強だからそんな快適装備はいらないとかいうレベルでしょう。ほかの分野でも同じですが、日本人は数字を妄信するか無視するか極端になりがちです。恥ずかしながら、私も少し前まではスペックマニアでした。

2013/12/12 23:30
なぜカナダ軍はレオ1にエアコンを付けるのではなくレオ2を買ったのでしょうか?
レオ1改装するより安く買えたから?
ゆう
2013/12/13 01:14
自衛隊に関する記事なら東京新聞が一番強いですよ。何でこれが記事になってんの、ってのが何度かありました。産経は論調が自衛隊に好意的なだけで、与太話が多い印象。
マリンロイヤル
2013/12/13 06:18
現状を認識する努力を取れては如何か様
日本はフランスと違い陸続きな国がないので
あまり参考にならないでしょう
そして自衛隊自身が沖縄に戦車を配備していないこと
九州の戦車を削減したばかりなこと
それを考えればいいんじゃないでしょうか
昔話
2013/12/13 14:57
陸自幹部が天下りしながら、防衛に戦車が必要だと言われても説得力ゼロですよ
天下りくじ
2013/12/13 17:41
>昔話さん
三百両態勢では本州の戦車を北海道と九州に集約するという話ですから、削減とは言えないのでは?
あと、沖縄に戦車が配備されてないのは演習場(とそこへの交通)が確保できないからではないかと思います。
沖縄で自衛隊が道路に戦車を走らせるというのはかなり難しいと思います
ゆう
2013/12/13 17:55
清谷氏、ご返答有難う御座います。

自衛隊は効率化出来る所は多いですけど、私から見れば効率化と予算の増幅は優先・後回しではなく、同時に進行すべきと想います。それに現在の非効率の一部は理解なく予算ギリギリまで削減されたからではないでしょう。簡単な一例に上げると、10式戦車に空調が無い理由も調達費を極限まで小さくしなければならないの圧力が有ったからでしょう。歪んだの階級配布も予算減に伴い、同胞を最大限守ろうとしたの一面が有ります。効率の為に守るなと言うのは簡単ですが、自分のベテランを守れない組織は良い人材を得られ難く、例え出来たとしてもこれは給料等の条件を大幅に改善しなければならない。これも等しく経費です。

寧ろ、予算を増やす。ただし、増やすの際方向を限定します(主に防衛省を重視しない方向へ向けます)。基本予算は固定して、補正予算等の名義で条件付で新たの金を配ります。例えば、士の雇にしか使えないの人事費、兵站用トラックしか使えない装備費とか。装備選擇等の際、特別予算なので、財務省の干渉余地も増やします。

そして、削減しなければならない、効率化に成る所でも、飽くまで総予算を減らさない、或いは増えている。例えば、戦車の数の減る。ただし、この分以上に歩兵戦闘車の予算を増やす。総予算を減らさない以上、財務省の「利益」に成ってない。なら、聞く耳も持ちやすいでしょう。別に必要が無いの装備を調達するではなく、何時も「後回し」に成った所を優先に成っただけです。案外、見え難い所から支援を貰えるかもしれません。

こんな方策以下かでしょう?
香港からの客人
2013/12/13 22:01
本当に必要な装備なら演習場があろうがなかろうが配備されるはずですよ。
例えばFH70などの火砲をまともな射程で撃てるのは北海道の矢臼別だけですが、
それにも関わらずこれらの部隊は日本全土に配備されています。
まあ、その特科も戦車と同じく大幅減なんですがね。ゲリコマ対策も海外派遣も理由に出来ない分、先行きは戦車より悲惨だという。
きらきら星
2013/12/13 22:41
>74式は近代化もされていません。
 どの時点からの近代化の事を言っているのかはわかりませんが、B〜G型までありますよ。(もちろんご存じでしょうが誤解を避けるために…)
>74式の数を半分に減らしても近代化すべきだとか、74式を退役させて、90式を近代化しようとか思わないのでしょうか。
 90式と10式の要求性能は違いますし、使用目的も異なるでしょうから、一言で90式を近代化改修すれば10式の代わりを出来るというのは無理があるでしょう。それに近代化改修と新規開発の費用対効果も考えて10式の配備を決定したのでは?
>中国の「最新鋭」の戦車は内陸向けの軽量で新素材もほとんど使っていないものです。
 一応ですが96式以降は複合装甲を使ってますよ。98式(99式)戦車に至っては、最も弱い部分でも600mm鋼板と同等の防護力を有し、M1A2と遜色ありません。中国の戦車を見くびりすぎです。
>どこに軍単位、何百輌の戦車をを日本に揚陸してくることが出来る国があるんしょうか。
 現在できないからと言って対策を怠るのはいかがなものかと…。中国の軍事費を見れば将来的な脅威は十分に考えられるでしょうに。
>日本の戦車にエアコン(機器冷却用ではなく、人員用)が付いているでも思っているのでしょうか?ケチってエアコンがないから夏場のNBC環境では日本の戦車は戦えません。
 エアコンをNBC戦用の空調とするなら、そんなものは74式でさえも導入しています。また10式では冷暖房が完備されている、と開発者が明らかにしています。
 確かに、「予算を無視した軍拡の主張は無責任」という考えはその通りだと思います。しかし現にアジア情勢はかなり緊迫しており、中国の脅威は無視できないものになっています。その点に対する著者の危機感の無さは明らかです。また記事の情報が不正確な点は否定できないと思います。
気になる点があったので…
2013/12/13 23:36
>きらきら星さん
演習場が無いと恒常的な配備をすることは出来ません。野外訓練をするために本土に運ぶのは労力が大きいでしょう(沖縄には車体だけ置いておいて乗員は九州で訓練するなら別ですが)
あと、榴弾砲は実は射程を長く取るほど訓練の必要性が薄れてきます。(理由はいろいろ有るのですが割愛、お考え下さい)
ゆう
2013/12/14 16:33
>気になる点があったので…さん
>>どこに軍単位、何百輌の戦車をを日本に揚陸してくることが出来る国があるんしょうか。
> 現在できないからと言って対策を怠るのはいかがなものかと…。中国の軍事費を見れば将来的な脅威は十分に考えられるでしょうに。

日本に戦車数百両を揚陸できるようになるまで敵対国は本土侵攻を諦めざるを得ません、これを抑止力といいます
ゆう
2013/12/14 16:41
>10式では冷暖房が完備されている、と開発者が明らかにしています。

冷房は機器向けで、人間用ではありません。
技本の公式見解です。
キヨタニ
2013/12/14 16:41
返信ありがとうございます。

>冷房は機器向けで、人間用ではありません。

この点について勘違いしておりました。 
気になる点があったので…
2013/12/14 18:17
お邪魔します。
 私思うにこの記者は「目に見えないモノが無いと不安、たとえハリボテでも目に見えるモノがあれば安心」なのではないでしょうか。兵站とかは「目に見えない(見え難い)」ものなので。不安に振り回された状態では冷静な対応はできないと思います。それから「不安」を言うのであれば、「戦車」などでは無く、「ロシアは核保有国、中国も核保有国、北朝鮮はだいぶ前から核開発及びミサイル開発に取り組んでいる。かつミサイル防衛は現時点では完全無欠とまでは言い難く、アメリカも自国への核報復覚悟で撃ってくれるかは分からない。だから日本も核武装しなければ不安でたまらない。」とでも言うべきではないかと思います。
ブロガー(志望)
2013/12/14 23:20
北海道に戦車が大量配備されているのは(日本にしては)大規模な演習場があるからだと言う人がいますが、
だったら東北以南の戦車部隊は今まで練度不足でアテにならなかったのかと。
だいたい北海道だろうと本州だろうと日本の演習場では行進間射撃すら儘ならない。
交代で少しずつヤキマに出掛けてポツポツ撃たせてもらっている状況。
だからと言って日本の戦車部隊は練度不足でアテにならないと言う人はいないでしょう?(いや本当は練度不足かも知らんけど)
少なくとも着上陸で戦車が必要と主張している人でそう言ってる人はいない(たぶん)
今後10式戦車は西方配備となるのでしょうが、せっかくの新戦車も訓練場が狭いから弱っちいまま、という理屈になるのかしら。
あと沖縄の戦車部隊の訓練方法ですが、戦車を動かさず隊員だけ他所で訓練するというのはいいアイディアだと思います。
その気になれば運用の工夫でどうにかなると思いますよ。本当は必要だけど訓練場が無いから配備しないなんて有り得ない。

あと、野砲が長射程になればなるほど訓練の必要性が薄れるというのは初耳です。
素人考えでは短射程で撃つよりは、本来実戦で撃つ射程で訓練出来るに越したことはないと思うのですが・・・?
長射程で撃つと砲身寿命が縮むからとか?よくわかりません。
きらきら星
2013/12/15 12:40
>どの時点からの近代化の事を言っているのかはわかりませんが、B〜G型までありますよ。

こういうのもうやめましょうよ。G型は採用されず、富士学校で試作が使用されてるだけです。
話のキモは74式に第三世代に近づける近代化がなされなかったことです。

そのような議論をしているとそもそも戦車とは古代に馬で引いた二輪のものというところから、はじめないいけないでしょう。

木を見て森を見ない議論は不毛です。
キヨタニ
2013/12/15 19:45
>きらきら星さん
・戦車と演習場
本土の戦車駐屯地はほぼ演習場が併設されています。そのために2つの戦車大隊が相部屋?になったりしています。(今津駐屯地−饗庭野演習場に3TK、10TKとか日本原にわざわざ四国の14TKが居たりとか)

>動かさない戦車in沖縄
それは会計検査で叩かれると思います
まだ14戦車中隊?の方式で本土で訓練、事前配備の方がマシでしょう

・榴弾砲の長射程射撃
身も蓋もないその理由を出すのを勿体ぶると、長射程になるに従って榴弾砲はその本質に近づき、それに必要とされる訓練はどの射距離でも必要なものであり、訓練可能であるので、それは長射程射撃をしてまで行う必要はないとでもいいましょうか…
逆に短射程だと余計な部分まで訓練出来て"しまう"という状態です。
まあ、一部強装薬じゃないと分からん部分もあるので数年に一度は訓練すべきですが
ゆう
2013/12/15 20:02
>>ゆうさん

>>会計検査
全然動かさないのもマズイなら、米軍の演習場使わしてもらえばいいじゃないですか。
今でも15旅団がちょくちょく使っているんだしなんとかなるでしょ。
で、実弾射撃だけは無理っぽいから本土でやると。
・・・そう考えるとヤキマの訓練はよく院の検査で指摘されずに済んでますよねえ。
「なんでアメリカまで行くんですか?国内での訓練じゃ駄目なんですか?じゃあ殆どの戦車や野砲はいつも不十分な訓練しかしてないんですか?」
とか言いそうだ。

>>野砲の訓練
取り敢えず実弾が撃てたら射程自体はあんまし関係ないってことでしょうか。
いや、特科の人が「やっぱり最大装薬で撃ちたいよなあ」とか言ってたもんだから。
きらきら星
2013/12/15 21:30
74式B〜G型の話を出したのは別にどこぞの国会議員の様に「クイズ大会」をしたかった訳ではなく、「一応書いてみた」だけなのであまり気になさらないで下さい。
あとは記事内の

>未だに74式は近代化もされていません。
>74式の数を半分に減らしても近代化すべきだとか、74式を退役させて、90式を近代化しようとか思わないのでしょうか。

という記述について(90式の改修は置いておいて)、74式については自衛隊内で
「改修してみたけどやっぱり使えないな。じゃあ新型で置き換えようか。」
みたいな結論が出てるのではないだろうか?とか、それに加えて74式の近代化改修の話は今更する必要があるのかな?といった憶測や疑問についてコメントで何か情報が出ないかな、と期待して74式B〜G型の話をしました。
気になる点があったので…
2013/12/17 02:31
榴弾砲の訓練の話って、要するに同時弾着射撃が一番錬度が要求されるという意味ではないんでしょうか。
複数の弾を弾道の高さを変えて時間差をおいて射撃すると同時に目標に着弾させることができ、限られた火砲で最大の制圧効果を挙げるこの射撃方法がもっとも錬度を要求されるという意味なんでしょう。射程が延びると同時弾着射撃もできないし、火砲の精度もあてにならないので訓練を重ねる意味がないとおっしゃりたいんでしょう。
gars
2013/12/17 02:54
>冷房は機器向けで、人間用ではありません。
>技本の公式見解です。

ヴェトロの副産物ですが、人間も冷やすそうですよ。
融合炉
2013/12/17 04:31
アフガン目的で導入したなら、狭隘で起伏の激しい地形で有効という事ですから
戦車は日本に向いてるという事になるのでは?

イラクの市街戦で、同程度の任務でも戦車の有り無しで、人員の被害が倍ほど違うと米軍が示しましたし。
戦車削減=非正規戦でも被害が増えるとなるのでは?
医療キットや防弾チョッキなど、生存率向上の方策を主張するのなら
部隊数を減らしてでも戦車の密度を増やせと言わない理由が分からないです。
融合炉
2013/12/17 04:59
近距離射撃で同時着弾の訓練を重ねても実戦の長距離射撃で射撃精度が落ちるなら、あんまり訓練やる意味が無いですよ。
それに実戦では呑気に同時着弾射撃なんかやらんでしょ。
いつ敵が野砲陣地に攻撃を仕掛けてくるか判らないんだし、
少々精度が落ちてもいいからとにかく敵の居るエリアに向けて
一刻も早くぶっ放すのが大事だと聞きましたが・・・

だんだん本題から外れてきたので、わたしのコメントはこれにて終了させていただきます。
きらきら星
2013/12/17 14:06
>garsさん
複数弾同時弾着射撃は、初弾の奇襲効果を最大限発揮する、原則に則った射法ですね。話だけですが、射角のみならず、装薬も変えて一門から三発を同時弾着させるという文字通りの職人芸も以前は有ったそうです。(現存するかは不明、個人的には曲芸みたいなもんじゃないかな〜と思っております)
しかし、現在は複数門同時弾着はやっても一門からの複数弾はやってるのかは不勉強にしてよくわかりません…
射距離の増大とともに取り得る弾道の選択肢が狭まるのも確かですが

まあ、その後の部分こそが勿体ぶりたかった理由ではあるのですが…と、ここできらきら星さんにも話が向くのですが、長くなるので続きへ…
ゆう
2013/12/17 20:49
>きらきら星さん
榴弾砲などの曲射砲は、弾着点の誤差を消せません。そのため、射撃は誤差を含みつつ、目標を散布界(こういう言い方はしませんが…)のできるだけ中心にとらえられるように弾着を観て修正します。
しかし長距離では誤差がどうしても大きくなる(拡大される)ので、散布界も拡がり、修正がある意味大雑把になっても問題なくなります(輪投げで10cm径の輪を投げるかフラフープを投げるかみたいなものです)
もちろんその分、弾着はバラついて火力密度は下がるのですが、それはそれで砲兵の本分たる公算射撃を体現する(本質とはこのことです)ようになるのでアリな部分もあります。
こんなことを勿体ぶった理由は、長距離だと原理的に当たらないから余り細かい訓練しても無駄だぜ(ドヤ)と書くのは流石に気が引けたためです汗

まとめ
・近距離だと精度が良い(弾がバラつかない)ということは、観測者の目標標定精度も必要とされる
そこで培われた標定・修正技量は長距離射撃でも容易に応用できる
・射撃指揮班はどんな距離でもやること同じ
・砲手は強装薬に伴う諸々の現象に対する対処法を学ぶ必要があるので長距離射撃を体験する機会は必要

ということで訓練でたっぷり弾を撃つ必要はありますが長距離射撃は必要性が薄いんじゃないかということを俺理論で長々と書きました
ちなみに誘導砲弾が導入去れた場合、長距離での精度問題は小さくなりますが、より人の手を介する部分が減るんじゃないの?と勝手に考えております
ゆう
2013/12/17 21:13
>>ゆうさん
丁重なコメントありがとうございます。
長距離射撃は命中精度の向上に限界があるから、普段の練成は近距離射撃で十分間に合うというわけですね。
きらきら星
2013/12/18 17:29
再びお邪魔します。
 改修には限界もあるでしょう。例えばF15を改修しても「F22やF35と同等のステルス性能」は持たせられないでしょう。「持つ」のであれば改修してでもきちんと使えるようにし、使えない(改修できない)のであれば「処分する」べきだと思います。使えない物を持ち続けても維持費等が無駄ですから。かつて米海軍は使うあての無くなった原子力巡洋艦バージニアを艦の寿命はまだあったにも関わらず処分しました(原子力艦は通常艦と違ってモスボールできないので)。自衛隊は「使えない物は放置しておけば良い」とでも考えているのかも知れませんが、使わない・使えない物は「重荷・足枷」です。「使わない(使えない)けど捨てられないから取っておく」は個人が自己負担でするなら自由ですけど、他人(納税者)の金を使ってする事ではありません。

 もし「74式戦車はもう対戦車戦闘には使えないから、対歩兵または戦車以外の車両に対して使う」というのであれば、「隠れて背後とかから対戦車兵器を撃ってくるであろう敵歩兵に対抗するための追加装甲」とかがいるのではないでしょうか。
ブロガー(志望)
2013/12/19 22:46

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