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zoom RSS 屋上屋を重ねる陸自総隊 アベノミクスは階級インフレも容認か

<<   作成日時 : 2013/12/18 14:52   >>

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陸自に「総隊」新設へ…離島防衛で機動展開狙う
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131214-OYT1T01236.htm?from=main5

独立した指揮権限を持っていた全国の5方面隊を陸上総隊が指揮できるようにし、「離島奪還作戦」を担う水陸機動団と、危機に即応する「機動師団・旅団」も直属部隊として新設する。

以前陸自総隊創設案が出た時は、地方総監監部を解体するというものでした。今回の決定は屋上屋を重ねるもので、陸自の焼け太りです。陸自の増加する人員は総体司令部で使い果たすんじゃないですかね。将官や高級将校のポストが増えてよかったですねえ。


 本来陸自に地方方面隊なんぞ必要ありません。特に東北方面隊なんぞ、二個師団、米軍ならば一個師団にも満たない戦力です。たった2個師団で「軍」ってどうよ?というところです。
 それを2星ジェネラルが指揮するわけです。なんかアフリカの1万人もいない軍隊の将軍みなたいな気がするんですが、気のせいですかね?

 陸自の師団といっても実質旅団、旅団は連隊戦闘団です。でも指揮するのはそれぞれ中将と少将。普通連隊も実質大隊。本来2佐が指揮するところを1佐が指揮しています。階級インフレもいいところです。


 いつも言ってることですが、現在の予算ですべての部隊の近代化は無理です。
 まず部隊を先端装備をもった戦闘部隊と、後方警備や災害出動などを担当する部隊にわけるべきです。後者は極論すればトラックと小銃レベル(せいぜい軽装甲車や携行型対戦車兵器)などで、徹底的にコストを削減する。
 つまりローハイミックスです。なんなら安い方の部隊は農林業兼業の「屯田兵」でもいいでしょう。限界集落に駐屯し、里山を保全する。ここで農林業の技術を覚えて、若年で退職してもらって農林業に再就職するれば、自衛隊の高齢化、人件費の問題対策にもなります。


 現在の師団旅団を廃止し、前者はすべて旅団に統一する。期間となる普通科連隊には普通科大隊を復活させる。例えば3個中隊で一個大隊、3個大隊で1個連隊にする。
 で、2〜3個旅団で師団を編成する。これを2〜4個師団編成する。この師団に独立戦車部隊、砲兵、兵站部隊、航空隊など付ける。現状兵站と衛生は極めてお寒い状態なので規模と予算を3倍程度に膨らませる。
 
 陸自は情報化・ネットワーク化もカネがかかります。分隊長、小隊長用のターゲットロケーターが1個1千万円、国産品なら3〜4千万円になるでしょう。これがすべての小隊に支給となるとどれだけのカネがかかるでしょうか。
 しかも水陸両用部隊も編成する必要があります。その費用の捻出が必要です。現在の規模の戦闘部隊の維持は不可能です。

 現状の戦闘部隊を維持するならば現状の「土人」の軍隊レベルで我慢する必要があるでしょう。陸自の自動車化が完成したのはわずか数年前。もう21世紀ですぜ。

 これで中国相手に戦争するかもしれないというのですから、楽観的ですねえ。

 先の大震災で、有事の能力に重大な欠陥があることは分かったはずなのですが、無視なんでしょうね。あれは無かったことにしよう。災害派遣は大成功だった、と。
 で、試験もしないでAAV7とかオスプレイとか新しい玩具を買いたがる。

 かつて仏皇帝ナポレオンは「愚者は経験に学び、余は歴史に学ぶ」といったそうですが、陸幕は愚者以下ということになります。
 危ない組織ほど危機感がないというのは歴史の示すことろではあります。実戦が起これば前線で犬死にする隊員こそいい面の皮です。



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民主主義・法治の危機〜国家安全保障会議(日本版NSC)と特定機密保護法は警察官僚に支配される(2/2)
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防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのか@〜リモート・ウェポン・ステーションとは何か?
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防衛省・技術研究本部に実戦的な装備は開発できるのかA〜必要な調達をする気のない自衛隊と必要ない装備を技術実証する技術研究本部の悪すぎる連携
http://japan-indepth.jp/?p=1720

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日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(上)――トルコの狙いは何か?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013112500006.html
日経が伝えないトルコとの戦車エンジン共同開発の真実(下)――日本がパートナーを組むべき国はどこか?


アベノミクスで食材偽装が増える?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013111100009.html


機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza


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コメント(38件)

内 容 ニックネーム/日時
陸自の規模に対して司令部の規模が大きかったり高級幹部の数が多いのは
いざというとき戦時動員するためだ、という意見があります。
だけど戦時動員のための法律も無ければ自衛隊の受け入れ体制も皆無なんですよね。
だいたい予備役システム自体がたぶん世界一貧弱。
現役15万人に対して予備役4万人ちょっとって何なんでしょうか。
司令部の整備や幹部の育成には時間がかかるんだという人もいるけど、
戦時動員の法整備や自衛隊の受け入れ体制の整備にだってカネと時間がかかります。
いきなりその辺のニイチャン連れてきてお前は今日から自衛隊員だ!と言ったって使いもんになるわけがない。
それなりの訓練を施す必要があるし、そのためのヒトモノカネはすぐには揃わない。
結局、有事どころか大規模災害にだって本当は真面目に取り組んでいないんですよ。
きらきら星
2013/12/18 17:53
昔、社会科の授業で習いました。実際は罪人を管理する左遷だったんでしょうな。現在の屯田兵は与那国で銃を肩に担いで漁をしている兵士を想像しています。台湾など他所の警備艇も一目置かれる存在にしてほしいですな。
屯田兵良いですね。
2013/12/18 18:55
やたら幕の責任を指摘していますが、たしかに幕の責任もあると思いますし、擁護するつもりもないですが、部隊の編成、配置などは、内局の絶対的な所掌範囲ですが…。しかもドメイン局の所掌です。

人事(ポストの新設も)に関してもです。

予算や部隊編成、装備などの問題(他もあるが)に関して幕、制服を批判、非難しても変わりませんよ。
内局の問題のほうが大きいので。

知らないのは致し方ないですが、防衛省のことを少しわかってれば常識の範囲内のことです。
ルーフィー
2013/12/18 22:06
#地方総監監部を解体

どうやらこれをすると、高位な指定職まで減っていくに成るらしい。ただそれだけでも官僚組織の中では通す訳が無いですが、更に他の省の高級官僚との会議等も支障が出ると聞いています。仮に後者は本当なら、ただ世界を合わせる為に自衛隊の発言力低下は避けるべきがと…

#2佐が指揮するところを1佐が指揮

それはどうでしょう?連隊(軽)は別として、連隊の定員は1200人も有り、事実この気に成れば中隊を小さくする(80-100人)事で3個を大隊(300人強)にし、この大隊3個(900-1000人)+本部管理中隊で連隊を組むとも出来なくではないのです。こうするなら、中隊長は三佐とは無理でしょうけど、2佐ポストは少なくとも連隊毎に三個つくれるし、三佐ポストも此れ以上作れます。だが、これをせず、飽くまで大きいな「独立」中隊四個で行った。

そして、現在は削減で見られないですが、2師団の戦車大隊は最高峰で確か112両にも及び、戦車の数ならソ連の戦車連隊を凌駕し、米国の装甲旅団(戦車大隊2個+機械化歩兵大隊1個で組む)にも匹敵するのです。

一方的にインフレしている訳ではないのです。

そもそも、6000-7000人の師団はフランス辺にも見えたし。
香港からの客人
2013/12/19 01:52
まさに本文、タイトルの指摘の通りです。今回は本文の主張に反対すべき箇所はありません。

2013/12/19 09:09
自衛隊というか防衛省の予算や人事は一切合切内局のキャリア組が握っていて、
各幕の防大出の自衛官はノンキャリ扱いで頭を押さえられている、とはよく聞く話です。
ただ、例のF35の導入は空幕の主導というか、ゴリ押しで決まったと聞きますし、
今回の陸自総隊を含む組織改編も内局が主導したとは思えない。
今現在進行している自衛隊の各種施策に関して、内局と各幕の発言権や決定権というのは実質どのような力関係なのでしょう?
きらきら星
2013/12/19 12:24
予算は内局の専管事項。
人事は1佐以上から同じく内局の専簡事項。
部隊編成、装備も同様です。
一般の方でも防衛省設置法、自衛隊法を読めば書かれていますよ。

ノンキャリ扱いなどの差別的扱いは、内局の人間の資質の問題であり、そういう人間もいますが、そうじゃない人間もいます。

各幕から大臣

大臣から各幕

いずれにも内局がすべて介在しています。
幕長が決済したことでも内局が承認しなければ大臣決済はおりません。

そういう制度、組織なのです。

特に防衛大綱などは、政治そのものであり、今なら自民党と内局が大枠を決め、各幕がその大枠の中で案を起案し、内局が承認していくものですから政治、内局が全て決めているのが実態です。
ルーフィー
2013/12/19 20:07
補足しますが、各幕の権限は、幕長の権限となります。

3自の幕長は、隊内行政執行権を持っていますが、決定権はありません。
防衛会議などで意見を正式にのべれるようになりましたが、決定権はありませんので。

あくまで形式的には大臣が決定権者であり、実質は内局です。

おおよそ全てのことにかんし、内局が首を縦にふらなければ大臣の決済など得られないようになっていますから発言権もそのレベル、程度です。

ルーフィー
2013/12/19 20:14
清谷様、香港からの客人さま

清谷さんの意見に全面的に賛成します。

>高位な指定職を確保し、自衛隊の発言力低下を防ぎ

それなら師団長の陸将に代わって、旅団長の将補が同じ指定職に就くようにするのがスジです。「人員が減っても防衛や災害対策に負う責任は変わらない」などの「官僚的な」てきとー、、、失礼、適切な理由を付ければ良いだけです(他省庁の人員減は陸自より厳しいですから、かなり正当な理由と思います)。

>2佐が指揮するところを1佐が指揮

連隊(軽)は2佐指揮で賛成と理解してよいでしょうか?

師団普通科連隊は、最近の定員は1100人、連隊(軽)650人の1.7倍です。まあ、「2個大隊 "弱"」の部隊ですから、これを1佐が指揮することはギリギリセーフと思います。

>2師団の戦車大隊は最高峰で確か112両にも及び、戦車の数ならソ連の戦車連隊を凌駕し、米国の装甲旅団にも匹敵

戦車の数で、連隊と旅団を比較することは、全く意味はありません。ただ、(当時の)第2戦車連隊は、2-3個戦車大隊規模であり、指揮官が1佐であることに特に反対はありません。

>そもそも、6000-7000人の師団はフランス辺にも見えたし。

はい(それでも少将指揮でしたが(陸自は中将...))。フランス軍は今、6000名の旅団を准将が指揮する体制になりました。1万人を切る「師団」は、非常に稀です。

以上より、私の感覚では陸自は明らかに「一方的にインフレ」しています。
ドナルド
2013/12/19 23:36
陸上総隊=自衛艦隊
方面隊=地方隊
と考えると廃止する訳にもいかないのでは?

自分の経験も他人の経験も学ぶビスマルクの姿勢が一番じゃないですかね
第9
2013/12/20 05:52
香港からの客人 さんへ
陸自の戦車がいくら威容を誇ろうが、アメリカ軍のような航空部隊の支援も無く、ソビエト軍のような砲兵ロケット砲の支援も無いので、陸自の戦車が勝利を収める事は、まず有り得ません。
マリンロイヤル
2013/12/20 07:36
ルーフィーさん、丁重なご回答ありがとうございます。

制度上、内局が各施策を決定するというのは良く判りました。
それを踏まえた上でのお話なのですが、内局がそれらを決定するにあたって、
彼らに必要な情報や判断材料を提供しているのは誰なのでしょう?
F4の後継にF35を推したり新型DDHをヘリ空母タイプにしたり、
戦車定数を300両に減らして北方と西方に割り振った上で機動戦闘車を導入したり、
水陸両用団を創設してオスプレイやAAV7を導入しようと画策したり、
そういった具体的な編成や施策をお膳立てするのは誰なのでしょう。
内局の各担当部局が政治家と折衝しつつ考えるのでしょうか。
軍事的な諸々の要素を内局が全部考慮した上で、決定事項を各幕に下ろしているのでしょうか。
ハンコを押すのは確かに内局でしょう。彼らにハンコを押すための知恵を授けているのは誰なのでしょうか。
内局の各担当者が独力でやっているのでしょうか。
それだったら話は簡単です。ブログ主は非難する相手を間違っている。
もし他の誰かがそれを授けているのだとしたら、それは誰なのでしょう?
きらきら星
2013/12/20 19:48
#マリンロイヤル氏
これは認めますが、ヘリ部隊もMRLも師団レベルの装備で有る。そこの趣旨は飽くまで自衛隊も全面に置いて小さいな部隊に不相応の名前を与えている訳ではないと言いたいだけです。

もっとも、部隊の階はただサイズだけではなく、役割等も考慮しなければならないと想います。

#ドナルド氏
ここは、久遠氏のブログと違って、一回800字しか書けませんので選別したのみです。そして、高位の指定職は1号や2号ではなく、総監の5号です。勿論、方面隊を師団に降格しながら師団長を5号職に変更するともあり得るですが、他の省の認めが無いとこれも困難です。例え出来たとしても政治力を消耗する。

規模的に良くで軍団の方面隊をCorpsではなくArmyと訳するのは見栄えと言わざるを得ないですが、見栄えを消す為に貴重な政治力を消耗するとは愚行と想います。政治力にはもっと使い所が有る筈です。

連隊(軽)の件ですが、以前も言ったが、部隊は小さくに成ったけど、責務は残念と言えばそうですが変わってないし、階級を変わるなら、隊内だけでも現制度と色々な不都合を産みます。因みにはるな氏もこれをスキップ(見落とし?)らしいでしたが、釣り合いが必要なのは指定職位だけではなく、佐官にも有るのです。一佐(3)なら行政職7級で二佐は公安職7級*弱*です。絶対の比較ができんが役職を見る限り、概ね:
行政職(一)の7級(府県単位機関の長)=公安職の8級(警察署長)

例えば、災難派遣の時、連隊長は署長と概ね対等に話せる。大隊長なら出来無いから、旅団に通じざるを得ない。おい…

じゃ、二佐(一)を作る時、公安職の8級として認めさせるが?政治力を消耗すれば可能かもが、公安職8級の俸給は行政職7級よりちょっと大きい。

連隊(軽)はこう言う現実から産んだ物と思える。
香港からの客人
2013/12/21 03:38
他の省庁と官職が釣り合わないから星の数を増やしておくと言うのはその場しのぎですよ。理由にならん。
だったら対外的な星の地位を引き上げる方向に行くべきべきです。
政治力を消耗するって、消耗すればいいじゃないですか。
なんのために偉い人たちはいるの?部下に威張るためだけじゃないでしょう?
ようはあれこれ理由をつけて現状維持をしたいだけなんだ。
きらきら星
2013/12/21 12:10
お邪魔します。
 占領を最終的な目的とする陸上兵力は海上兵力・航空兵力よりも「頭数」に負うところが大きいので(後ゲリラ・テロ対策等にも)、「コストを抑えて頭数を確保する」には「屯田兵」方式は有用だと思います。官僚の場合キャリアとノンキャリは入口から違いますが、普通科(歩兵)に関しては最初は皆「ロー」に入れて、その中から「ハイ」にピックアップするようにした方が良いと思います。それから「ロー」は(必要な体力等があれば)年齢制限なしで、定年退職の高齢者や再就職まで繋ぎとかで入れるようにしたらと思います。最後に「(初歩でも)軍事知識を身に付け訓練を受けた人間」を作る事は、災害時等において有用だと思います。
ブロガー(志望)
2013/12/21 17:04
内局が決め(決める前に各幕と調整する場合と調整がない場合あり)各幕におろすこともありますし、各幕から内局にあげることもあります。ケースバイケースです。

内局に情報や材料提供をするのは幕も行いますが、全てではありません。また内局が決済する為の知恵を誰がさずけているかとの問いですが、これは授けられるものではなく、自らが考え、学び、持つものです。

組織論として、決済する立場にあるものは、その能力を有していることが最低条件であり、その能力が低いのを他のせいにすることは出来ませんし、通用しません。

内局は絶対的な権限を持っています。
幕が起案し幕長が決済したことであっても内局の部員が判子を押さなければ、潰れます。

私は制服を擁護しているわけではありません。ただ制服に原因や責任を求めても実態を知らなければ仕方ありませんが、あまり意味があることではありません。
誰が決めるのか。ここが重要なのです。
自衛隊の抱える問題の大半は内局次第ではいかようにでもなります。内局に改善、解決する意思や能力がなければ、制服にあっても大半のことはどうにもならなくなります。

決済する能力がないのにそれを内局にやらせているならば、防衛省の組織、制度が間違えているわけで、改善が必要です。
いまも文民統制ならぬ官僚統制は組織、制度として健在であり、大変大きな問題なのです。

ちなみに防衛省改革では内局の在り方、制服との関係の改革が何年も前から今も課題になっていますが、たいした改革が出来ないのは、防衛省の実質を握っているのは内局ですから彼らが反対すれば大臣の指示であっても作業を遅らせたり、骨抜きの内容になるので、いまだに根本的な部分の改革すら出来ていません。
ルーフィー
2013/12/23 02:23
ちなみに自衛隊の統合運用をもっとも嫌がったのは内局です。
内局は、各自を分断統治して、機能しないようにして、自衛隊を管理、統制してきたから統合運用などもってのほかです。

三自衛隊共通使用可能な無線通信機器の整備がすすんでないのは、内局が予算をつけないからです。

これはほんの一例ですが、内局の元高官などが近年このようなことを発言したり、著書に書いたりしていますから一般の人でも知り得ることは可能です。

部隊編成、装備もこれ式だということが少しでもおわかり頂ければと思います。
ルーフィー
2013/12/23 02:32
>>ルーフィーさん

興味深いコメントありがとうございます。防衛省の組織改革はまず内局からということですか。
しかし内局だけならまだしも、それに加えて各幕までもがそれぞれ明後日の方向を向いているのが現状だとしたら、こりゃ大ごとですな。
きらきら星
2013/12/23 13:52
きらきら星さん

今現在防衛省改革が進んでいますが、いかに骨抜きにしているか注目してみてください。
内局の在り方そのものの改革は一切タッチされていません。仮に内局の在り方の改革に着手しても事務次官と統幕長の関係の改革に手をつけないなら骨抜きになることにはかわりません。
実質、防衛省とは内局であり、内局が不利になることを内局がやるわけがありません。強力な政治主導、推進がないと絶対にかわりません。
内局のいまの在り方を少しでも残っていれば正しき文民統制は絶対に実現しません。

この辺りは、ブログ主さんも実態をご理解されていないようで各幕、制服を批判、避難して終えてしまっているので見当違いと言っても過言ではありません。

各幕が明後日の方向に〜云々とありますが、自衛隊の統合運用は世界でも珍しいくらいうまくいっていると評価されています。あの米軍ですらなぜ、そんなに上手くいっているのかと質問してくるほどに。※防大の存在が大きいのだと思います。

どの国でも各軍種は仲があまり良くなくバラバラ気味になるのは、良い悪いではなくある意味当たり前の中で自衛隊に関しては、そこまでのバラつきはなく、よくまとまっていますので、明後日の方に向いてるとまでは言えません。

自衛隊を戦えないように、実力を骨抜きにしてきて、かつそのままにしようとしているのは、内局の権限、地位の維持の為の政策であるという事を理解することが重要です。
ルーフィー
2013/12/24 20:32
ちなみにですが、

各幕の権限は、幕長の権限ですから幕長の権限を理解すれば、制服に何が出来るのかわからると思います。

3自の幕長の権限は、隊内行政執行権があるのみです。
※執行権とは、拒否権と理解するとわかりやすいかもしれません。

決定権はきわめて限定的で例えば人事権は2佐まで。調達は一億五千万円以下まで。それ以上は内局の承認が必要で、専管事項になります。

こんな程度の力しかないのですからあれこれと仮に画策しても限度があるのです。

なお、部隊編成、ポストなどは、内局の所掌事項です。
他の方が色々述べていますが、自衛隊のポストを行政職に無理矢理横並びにしたのは、昭和五十年代にないとが行ったことですが、無理矢理横並びにしたので、将補(一)、(二)などの階級内にまた階級が存在するという異常なことが発生しています。

通常世界中の軍隊は、抜擢人事や緊急動員などにそなえて、ある役職には、指定される基準階級はあるものの基準階級より±一階級が配置出来るようにしています。しかし内局のこの愚策により、あるポストは一佐昇任後〇〇年経過しないと補職出来ないとなったりしてしまうようになりました。

ポスト維持や拡大を制服が画策しても人事をするのは内局であり、ポストを作るのも内局であり、他省庁との釣り合いを考えるのも無視するのも内局しだいです。

文民統制を逸脱した制服の横暴やポスト確保に邁進する制服、実戦を想定しない制服など、様々な憶測がありますが、まさに防衛省の実態を知らぬものの典型的な憶測であると言えます。
ルーフィー
2013/12/24 21:17
香港からの客人さま

おつかれさまです。(笑)

1:一般論

原則を外れた階級インフレを放置すれば、「体力があり柔軟で吸収力の高い若手の仕事」を「熟練しているけど体力が落ちどうしても頭が固くなっているベテラン」が担うことになります。友軍と肩を並べて戦うときに、正しいコミュニケーションも取りづらい。つまり、陸自の軍隊としての機能の減退を天秤にかけているわけですから、結論は自明です。

階級インフレは放置してはならないのです。

2:中将が多すぎる件について
軍団長も軍司令も一般に中将職であり、総監が陸将=中将なことに何の問題もありません。代わりに師団長を「全廃 or 半減」すれば良い。

2:650人の「連隊(軽)」を大佐が指揮する件

>連隊(軽)の件ですが、..部隊は小さくに成ったけど、責務は残念と言えばそうですが変わってないし、

そうは思いません。変わっています。軍隊としてできる仕事は所詮大隊だからです。私はこれは自明だと思います。師団普通科連隊と同じ規模の作戦任務を、旅団普通科連隊が担うなど、軍事的にあり得ない話です。

要は、本土上陸の蓋然性が下がったから、人員を削減しただけだと理解しています。

#ここでも原則が大事。

>階級を変わるなら、隊内だけでも現制度と色々な不都合を産みます。

今が異常であり、「あるべき姿」に戻るだけです。おっしゃる問題があるなら、単位数を削減して、1200人(以上の)連隊に戻す、というのが最も正当な手段ではありませんか?

以上より、陸自の階級インフレは是正すべき悪弊と考えています。より精強で実効的な陸自の実現のためにも、是非、改善して欲しい問題です。
ドナルド
2013/12/24 22:16
階級インフレの是正は内局の完全なるマターですが、内局はやらないでしょうね。
一般的に自衛隊の階級は通常の軍の階級より2〜3階級ほど下になると言われています。幕長なら大佐クラスということです。これは処遇、権限などに関して言われていることです。

実質少将が補職される師団長に陸将が補職されるのは、中将たる陸将が少将ないしは准将程度にしか処遇されてないわけであり、それが内局の狙いであったりもするわけですからなかなかこの辺りの改革は断行されないでしょう。



ルーフィー
2013/12/25 19:57
ルーフィーさん、貴重なコメントで大変勉強になります。ただ、あなたの指摘を踏まえても、ブログ本文は内容として成立しています。今回の清谷氏の視点は、部隊編成の軍事的合理性だと思います。万が一、内局と制服の関係が正常化したらどうでしょう。おそらく前線の将兵が抱える問題は何も解決しないと思います。例えば内局の権限の該当部分を制服に移したら、その部分を担う制服が新たな「内局」になるだけだからです。仮に民間人を登用しても同じです。世代交代しても同じです(若い世代もガバナンスの近代化には無関心)。日本人の組織では機能体であるべきものも共同体となるからです。文民統制、抑制と均衡、三権分立、議会制民主主義、罪刑法定主義は多くの日本人にとっては主体的に欲したものではありません。ちなみに私はいつも実戦経験を強調していますが、あくまで軍事的合理性への最低条件です。

2013/12/25 22:10
あさん

コメントありがとうございます。
コメントは一般的に考えればそうだと思いますが、一般化しすぎて本質をとらえてないと思います。

内局の権限を制服に移譲したらあらたな内局が出来るとのことですが、そうはなりえません。
制服にも問題はいくらもあります。ただ、専門家でもなく、ほとんど勉強もしておらず、部隊を精強にさせない、骨抜きにすることが本文と長く考えてきた内局と同じようにはなりえません。
根元が全くち構いますから。

内局の本質を知らないとこのようなコメントになるのは致し方ないと思いますが。

私の考えではなく、ある会議に昔、オブザーバーとして私の上司が参加した時に聞いた話をシェアしますが、軍において実戦経験の有無は必ずしも必要条件にはならないと出席していた各国の所謂上級曹長クラスの下士官のトップから参謀総長といった軍のトップまでが、口を揃えて言っていたそうです。
これらの発言や会議の根拠提示ができませんが、これを聞いた時にだいぶ、考えがかわったのを痛烈に
覚えています。
ルーフィー
2013/12/26 12:57
#「体力があり柔軟で吸収力の高い若手の仕事」を「熟練しているけど体力が落ちどうしても頭が固くなっているベテラン」が担うことになります

適用しないでしょう。連隊(軽)なら管理範囲は同じで人数は半減。管理負担は減っている。二佐でも連隊(軽)指揮官を務める事ができるとしても、一佐で努めない理由は有りません。

#友軍と肩を並べて戦うときに、正しいコミュニケーションも取りづらい

友軍と言っても(PKO等些細な例外を除いて)米軍ですから彼奴等はOKなら大した問題が無い。

#軍隊としてできる仕事は所詮大隊だからです。

成る程、650人の部隊の出来る事は380人と同じですが?陸自に大隊の定員的前例も出しているとお忘れなく?

そして、貴方も言った通り、相手の戦闘力は下がっていると想定している。なら、半数でも何とかなるかもしれません。

#1200人(以上の)連隊に戻す、というのが最も正当な手段ではありませんか?

正当は正当です。だが、効率的でしょうが。例えば、有る2個警備区域は以前総計2個連隊8個中隊で守ってるとし、現在が2個連隊(軽)6個中隊でやっている。連隊軽は嫌い為2個連隊(軽)を一個連隊に統合する。だが、連隊本部1個で果たして6個中隊と二倍の警備区域と担当できますが?出来無いなら大隊本部2個を設置せねば成りません。連隊本部1+大隊本部2vs連隊(軽)本部2。因みに、中間司令部を作っても連隊本部の担当エリアは標準より増えたので強化が必要かもしれません(特に通信系、最悪上位の旅団に準ずる装備が要る)。どっちが(金、装備、幹部の総数について)高いでしょうが?
香港からの客人
2013/12/26 14:31
@ルーフィ氏
内局の力の大きさについて以前も聞いたんですが、連隊(軽)の様な時彼奴等果たして実際にそれ程の力があるがと疑問しています。階級インフレの「是正」は彼奴等にとって有利に見えます。名目を借りて自衛官の階級が減らせば制服側の力や独立性は相対的に減る。例えば、総監職を減れば、制服側から出せるの代表も減るので、彼奴等は内局に頼らざるを得ない。やはりゴリ押しで負けたんではないでしょう?

#行政職…昭和五十年代にない

成る程、そう言う経緯が有ったんですが?ですが、横並びは悪いでは無いと想います。自衛官でも時に外部の事務官等と調整せねば成らないし、そう言う時は相対関係を明白にするとは双方にとっても便利の筈です。

#人事権は2佐まで

二佐なら国際間に見でも悪くないのです。米国では大佐へ昇進するの際も政治的承認が要るですし。それに、本当に2佐ですが?任命権に関する訓令に拠ると「第8条:2佐又は3佐たる自衛官…任免は、当該幕僚長の具申によって、防衛大臣が行う。」に成っているので、その気に成れば内局はそこにでも干渉できるではないでしょうが?

#あるポストは一佐昇任後〇〇年経過しないと補職出来ない

あれで愚策ですが?柔軟性を減っているのは欠点ですが、一佐の補職も「第15条…当該幕僚長の具申によって、防衛大臣が行う。」に成っているので理屈上干渉できます。なら、ルールを少くほど都合よく「人治」が出来るのです。こんなルールは寧ろ自分を自縛しているとも言えます。そうでは無いでしょうが?
香港からの客人
2013/12/26 14:32
香港からの客人様

おかげさまで、違いが明確になりました。そちらは「管区の広さに責任が付随する」と言う立場で、私は「保有する戦力に責任が付随する」と言う立場です。前提が違うので、結論が違って当然ですので、これ以上の議論は無駄かと思います。

と言うわけで、残念ながら、頂いたコメントに「全面的に不賛成」です(苦笑)。

最後に、いくつか気になる点だけ:

>650人の部隊の出来る事は380人と同じですが?陸自に大隊の定員的前例も出しているとお忘れなく?

ご存知のように、世界の「歩兵大隊」の規模は、600-800人です(他の皆さんも、調べればすぐに分かること)。380人とは空挺団の普通科大隊のことかと思いますが、特殊部隊に近い扱いの「空挺団」と、通常の歩兵大隊を比較している時点で無理があります。都合の良い特殊事例だけ持ってくるのは、健全な議論の進め方とは思いません。

>現在が2個連隊(軽)6個中隊.... 一個連隊に統合する。だが、連隊本部1個で果たして6個中隊と二倍の警備区域と担当できますが?

全く問題ありません。隷下に4個中隊(16個小隊)があることは、他の連隊と同じですから、一佐で十分指揮できます。「単に管区が広いだけ」です。そもそも有事は機動防衛をするので、管区は関係ありません。

最後に清谷さんの本題、方面総監が多すぎる件も同じです。清谷さんは東北方面隊を例に挙げましたが、東部方面隊隷下には、「増強旅団規模」(たった6300名!)の第1師団と、第12旅団しかいません。「保有する戦力」で言えば、軍令を担う「軍 army」としては、明らかに「階級インフレ」です(軍政を担う地域コマンドとしては別の話)。

ありがとうございました。
ドナルド
2013/12/26 23:54
香港かのからの客人様

内局の権限は、防衛省設置法、自衛隊法、各種訓令などを見れば一目瞭然です。
簡単に言えば内局は統制補佐権を持っており、大臣が出す各種命令、大臣が各幕からあがる各種事案への決済のほぼ全てに内局が介在します。

まさに屋上屋を重ねるのは陸上総隊ではなく、各幕の上に位置している中央組織の内局なのです。
陸上総隊を屋上屋重ねると揶揄するならば内局がまさに屋上屋を重ねて存在しているし、戦わない自衛隊、戦えない自衛隊、戦うことを想定していない自衛隊にしているのは内局が存在しているからであり、ここを問題視しないのは決定的に間違えています。

階級インフレ是正の件は、私もあなたがいわれていることは理解出来ますが、内局の思考ロジックはそうではないのです。
階級に対する権限や地位を低くすることにより、制服に対する優位性を確保することは内局の存在の根本に関わるところなのです。

陸将を中将として処遇しないことにより、中将たる陸将は、准将又は大佐なみにしかならないのです。このような状態ですから本来、もっと階級が低くても補職出来るはずなのに、通常の軍隊より上位の階級者を補職しなければいけなくなるのです。

行政職と横並びの件ですが、これは自衛官=軍人というのは通常独立的な給与体系を持ち、独自の階級を持っています。
この無理やり自衛官を行政職に横並びにしたのは、まさに軍の独自性、特殊性を無視した措置であり、階級構成までもおかしくした百害あって一理ない措置の代表例なのです。
軍の階級と文官の等級をリンクさせることは必要ですが、そうするに常識的なやり方があるのに、それを無視しているところに問題が生じているのです。

ルーフィー
2013/12/27 14:07
人事権は2佐までの件ですが、

訓令に意見を聞いてと書かれているところと、
具申によってと書かれているところがあると思います。
これらは役所の言葉なのですが、1佐以上の場合は各幕僚長の意見を聞いてとなり、これは参考程度に意見を聞くが、内局、正確には人事教育局が決定するとなり、2佐までは幕僚長の具申によりとあるので、この具申とは役所の中では、各幕僚長の専管事項であると規定されますので、直接的に内局が関与するのはほぼ不可能です。

行政職と無理やり横並びにしたことにより、補職の適正性や融通性、適材適所、抜擢人事、緊急動員時の補職などが全て適切に出来なくなり、階級内に階級がさらにあるような状態にまでなり百害あって全く一利ありません。
補職は硬直するだけですし、将補と1佐が事実上、同じ位置にあるという階級を形骸化させるようなことにもなっていることに問題視をしなければなりません。
ルーフィー
2013/12/27 14:08
陸上総隊が屋上屋を重ねるとブログ主様は言われますが、311の時でもわかるように方面総監に統合任務部隊の指揮官をさせ、かつ陸災部隊の指揮官もかねさせることに相当な無理が生じたという教訓から総隊の創設が加速的に実現していますので、決して屋上屋を重ねるとはなりません。

但し、方面隊は統合すべきでだと思います。すくなくとも北部、東北、東部で1個方面隊、それから中部、西部とし、合計で3方面隊で充分でしょう。

局長、官房長と同格である総監ポストが減るので、制服は嫌がるでしょうから内局も今のタイミングで方面隊を統廃合するのはやり難いのかもしれません。
ルーフィー
2013/12/27 14:20
>合計で3方面隊で充分

これはぼくも前から主張しています。旅団をまとめて師団にすればそれすらも必要ないでしょう。ですから段階的に方面隊を5から3個に減らし、様子をみてそれも減らすかどうか検討すべきです。
キヨタニ
2013/12/27 14:51
@ドナルド氏
分かりました、じゃ歩兵大隊の規模一件だけ:

外国で基準とすれば、レンジャー等が兎も角、空挺は一般的にエリートだけど、準特殊部隊では有りませんので、編成上「特殊部隊ルール」を適用されません。空挺団を特殊部隊に近い扱いするのは最近まで特殊部隊すら無いの日本で有り。普段は外国に基準としようと言いながら、こんな時だけ日本のルールを適用させようとするの方こそちょっと狡いではないでしょう?

事実上、私も歩兵大隊にしたかったですけど、現日本に置いて歩兵大隊と言えば空挺の大隊しか有りませんので。それに、380人は確かに大隊としては小さい方(ソ連の物も500人程居る)ですが、中隊の領域から離れているも事実ですので、比較対象に成りました。

@ルーフィー氏
#階級に対する権限や地位を低くすることにより、制服に対する優位性を確保する

自衛隊を設置した際、階級や役職に対する権限や地位を出来る限り小さくにしたのは分かりました。ですが、現在に至と、階級や役職の権限は既に先例等で固定された物で有り、例え内局でも新たな制限を配る事は難しい。なら、今回は自衛官の階級を出来る限り小さくにする方こそ有利ではないでしょうが?例えば、連隊(軽)ではなく、大隊にする(先は連隊(軽)でも良いじゃないの姿勢を取ったが、大隊にするの理屈も有ると認めざるをえない)なら、指揮官は二佐に成り、権限を削減する理屈が出る。連隊(軽)のままだと、腐っても連隊ですから、今までに準ずるの権限を与えなければ成らない。そうではないでしょうが?

#具申

成る程、そう言う隠し語があるですが?

確認しますが、任命権に関する訓令の第15条を読む時、昇進は内局の領分に成ったけど、一度昇進を認めたら*階級内の補職*は当該幕僚の領分に成ると理解して良いですが?
香港からの客人
2013/12/28 21:42
#軍の階級と文官の等級をリンクさせることは必要ですが、そうするに常識的なやり方

具体的にはどうするですが?階級内に細分化しないとは解りますが、そうだとすると、リンクの必要は認めた以上責務の幅が多いの階級(例えば一佐)では妥協が必要に成る。現在は7-9級なので、全部7級にすると必要な釣り合いを得られないかもしれませんし、全部9級にすると今度は内局や財務がOKでも他の省からの承認を得られないかもしれません。

仮に、「常識的なやり方」=「正式な横並びをしない、慣例や常識に従う」にするの場合、昭和50年代に社会地位が低いの自衛隊は寧ろさらに不利では?最悪全く相手にされないや、1級の「平社員」で対応する始末に成るかもしれません。

#補職の適正性や融通性、適材適所、抜擢人事、緊急動員時の補職

緊急動員程の事態に成ると、自衛隊の発言力も大きく増すに成るのでこの制度は解封されるでしょう。

平時に置いて、前の4つは欠点だと認めます。ですが、「適正性や融通性、適材適所、抜擢人事」(略して、柔軟性)等を認める程、人治に成るし、不公平、或いはこの錯覚を生む恐れが有ります。

敢えて極端な例を出すと、旧ソ連の人事制度です。階級には最低時間制限が有るけど、補職についてなら階級を殆ど無視する事が出来るので、27才の上等中尉で大隊長や32才の少佐で連隊長等はけして夢では有りません。給料の大半は役職によるですので、階級は寧ろ二の次です。

これで、柔軟でしょう。だが、これに不満が有る奴も多いのでした。正直言って、必ずしも格別な不正を起こったでは有りません。将軍の息子等ならどの軍にでも多かれ少なかれ優遇されるだろうし。指揮官の権限で無能者を上番させた場合、無能者は自分の隊に残るので、自分も対償を払わなければ成りません。寧ろ、中央管理の方が無責任な選別を出来ます。
香港からの客人
2013/12/28 21:43
差が有るとしたら、ソ連の制度に依るの「柔軟性」です。他の制度で幾ら実力と関係も持ち合わせたとしても、連隊長(等)への昇進は他の連中より数年早いのは限界ですが、ソ連なら10年早いもあり得る。逆に言えば、実力と関係も持ち合わせ無いなら、上等中尉で終わるもあり得る。これは恨みを買わなく方が可笑しい。

この様に、公平性(せめて、この感覚。「年功序列」は伊達に人気に成った訳じゃない)と柔軟性にバランスが必要です。特に自衛隊の場合、戦場も出られないですし、「抜擢人事」の根拠も得られ難いでしょう。

如何でしょう?
香港からの客人
2013/12/28 21:44
香港からの客人様

実質大隊規模の連隊が存在するのは以下の理由があるからです。

制服の不満のガス抜き。締めあげるだけでは成立しませんので。

連隊というユニットを残しておくことにより、定員及び実員が、増加された時に、通常の連隊規模になれるので。

これ以上の理由はありません。

貴方が言われていることは、単なるポストの削減になるだけです。

意見具申の件は、隠言ではありません。役所の言葉です。
なお、1佐の以上の人事は、昇任だけでなく、補職も含まれています。
補職も幕長に決定する権限はありません。

リンクさせる方法は、申し訳ないですがあまりに長い説明が必要なので、省略します。
通常は、軍人は独自の給与体系をもっており、自衛官のように無理やり行政職の公務員の給与体系に横並びになどしません。軍、軍人の特殊性、専門性を無視するような事をしても何の一利もないからです。
この事が基本です。
旧軍における場合、現在、他国における場合をご自身でお調べになられたらどうでしょう?
こうなんじゃないか?ああなんじゃないか?と憶測を沢山お持ちのようですが、大概、実態は憶測とはかけ離れています。ご自身で調べられて答えを得られた方が理解が進むと思います。

補職の〜に関しては、申し訳ありませんが、正直書かれていることの意味が理解できにくくあります。

抜擢人事や緊急動員時における特別昇任など軍においては、必要な人事措置が出来なくしているのが問題であり、他国と違くなっている点であり、軍の専門性、特殊性を無視し、専門性、特殊性がないような骨抜きな組織を作り上げる一助になっています。
ルーフィー
2013/12/31 13:26
ルーフィー氏、貴方は未だ返答してくれるとは思っていませんので、気づくのは遅く成りました。亀レースに成るですし、自分もしつこいと思っているですがが、もう一回付き合えると頂ければ:

「具申」とは役所の言葉と理解していますが、部外者にとっては隠言にしか有りません。特に同じ文の第8条と第15条に等しく「具申」に成っているのに、第8条の「具申」は事実上専管事項扱いで第15条のはそうではないと言うならあれは最早暗号です。

軍人は普通独自の給与体系が有ると理解している積りです。だが、現在の自衛隊の給与体系も一部独立ですし(例えば、2佐の場合公安職7級と6級の一部を利用していると理解しています)、それに私はそもそも他国はどう成っているより、リンクする場合何の疲弊が有るに興味が有る。例え全世界中リンクしている国は日本しか無いと言っても、具体的な害が無いなら「それも有り」と思っているし、利が有るなら例え全世界と違うでも彼奴らと付き合う必要が無いと思っています。そして、具体的な例も無く曖昧に「特殊性、専門性を無視する」と言っても説得力は弱いと思います。
香港からの客人
2014/01/05 15:07
補職の件:基本的に今の制度に柔軟性が欠けていると認めています。だが、現在自衛隊はあれが無くでも別に動員出来るの体勢ではないので動員関連は無視する。万が一動員を認める様に成れば変えるべき所はいろいろ有るから、あの時変更の一つとして変えれば良いと思っています。

平時に置いて、抜擢人事は悪く言えば人治です。能力と人徳が有るの上司によって行うなら良いですが、そうではない場合人治の疲弊を見せつけるに他成りません。そして、抜擢は適切としても、他の人間の嫉妬を招き易く、和を乱す物に成ります。

1佐の補職は内局によって行う事に成るのなら、尚更です。彼奴らは人徳以前に能力が有りません。そもそも毎回1nしか無いの勤務評定に載せられるな情報量で正確な抜擢人事を出来るとは無理が有ります。そして、自衛隊は戦争なんかしないから、抜擢人事の客観的根拠も出難いです。

旧軍と言うなら基本的に保守的で有り、優等生は大佐な時劣等生も中佐、抜擢人事をあんまりしないと思う。

なら、柔軟性より安全を選ぶも有りではないでしょう?
香港からの客人
2014/01/05 15:07
旅団を増やすのは、賛成だが、師団の本来の本質的な機能である専守防衛を、阻害する可能性を、安倍政権は、分かつて要るのか疑問だ。今回の、自衛隊組織の改変には、疑問が、残る。安倍さんは、一度4年ほど、自衛隊に、入隊して貰って考えて欲しいと思っております。
B.B
2014/06/29 23:42

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屋上屋を重ねる陸自総隊 アベノミクスは階級インフレも容認か 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
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