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zoom RSS 国防10年の計はやっつけ仕事。これが「戦後レジュームからの脱却」か?

<<   作成日時 : 2013/12/17 16:40   >>

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 さて防衛大綱、中期防、来年度防衛予算政府案が団子で発表されました。

 ですが、今回特に策定された国家安全保障戦略が決定され、その後本来防衛大綱が策定できないと中期防が策定出来ず、中期防が策定できないと来年度防衛予算が策定できないはずです。
 後者の3つは関わっている人たちも概ね同じですから、やっつけ仕事もいいところです。
  
 ところがこれが全部同時並行して策定されたわけです。実際のところ、一番最後になるはずの来年度防衛予算概算要求が最初に発表されています。

 本来であれば来年の1〜3月ぐらいまでに大綱を決定し、それに沿って中期防、さらに27年度の概算要求をすべきだったはずです。

 なんで国家10年の防衛計画を、こんな怪しげな手抜きの突貫工事やったのでしょうかね。
 
 下衆の勘ぐりかもしれませんが、今年度中の補正予算や来年度予算から防衛関連企業のバラマキでもしたかったのでしょうかね。

 どんな永田町の大人の事情があったのかは知りませんが、安倍政権は国防を軽視しているとしか思えません。

 こんな国防を軽視するのが「美しい国」なんでしょうかね。これが「新しい国」とか「日本を取り戻す」ということなんでしょうかね。
 
 こんなくだらないことをやるよりも、ご自身が「信念」だと仰る靖国参拝でもやったほうが良かったんじゃないですかねえ。首相が法律の改正も内閣の承認もいらず、その気になればすぐできることだし。要は安倍首相に実行力がなかったと。

 そんな弱腰安倍政権のイメージ回復のために、防衛大綱の策定を急いだのでしょうか。




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コメント(7件)

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メッセージですよ
攻めてくるなら、これだけの準備をしてますからっていうね

2013/12/17 17:28
政権が変わるたびに、防衛大綱もコロコロ変わるという異常事態ですから(笑)防衛省自衛隊にも元々定見が無いし、まして政治家防衛大臣には何も無いんですよ。
マリンロイヤル
2013/12/17 18:23
今回の防衛大綱、中期防の改訂は外的要因(中国の脅威増大)で急がれていたわけで、相手があり時間も無い中で、突貫だろうがやっつけだろうが形にしなければなりませんでした。キヨタニ先生のおっしゃるような完璧なものを出すにはもっと時間とリソースが必要であり、そんなものを too late で出したところで自己満足以外の何の価値も無かったことでしょう。改善すべき点を指摘すること自体は有用ですが、現実を無視して批判のための批判をしても何の意味もありません。

2013/12/17 23:24
れ さんへ
中国の大軍拡は、ここ1、2年の話ではなく10年以上前からです。「相手があり時間も無い」などという言い訳は通用しませんよ。今回のこのドタバタは、防衛省自衛隊の長年の不見識の産物です。
マリンロイヤル
2013/12/18 22:56
マリンロイヤル さんへ
軍拡だけで脅威が増大するわけではありません。そこに(侵略の)意思が備わって初めて脅威となります。中国の尖閣諸島への領土的野心は数十年かけて増大しましたが、「公船を尖閣沖に派遣して継続的に騒ぐ」という物理的行動に出てきたのはわずか一年前の話です。「中国の脅威増大」の肝は「意思の具体化」です。ですからあなたのご指摘は的外れです。

2013/12/20 22:40
本質的なところで言えば、信頼関係を築けていないから、相手がバカに見えたり、きべんをろうしているといった曲がった解釈になってしまうのではないかと
れれ
2013/12/21 12:25
れ さんへ
シロウトならそんな言い訳も許されるでしょうが、防衛省自衛隊は一応プロなんですから、中国の「意思」を去年まで知りませんでした、は通用しませんよ。尖閣を自分の領土に含めた領海法制定は1992年ですし、南シナ海ではすでに武力行使を含め行動していました。冷戦終結以降、防衛省自衛隊の方針は間違ってばかりで、とても弁護できるシロモノではありません。あなたの指摘こそ的外れです。
マリンロイヤル
2013/12/21 23:19

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