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zoom RSS 戦車エンジンでトルコに協力か

<<   作成日時 : 2013/11/12 11:39   >>

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日経でこういう記事がでています。

武器技術、トルコと開発 戦車エンジンで政府検討
三菱重が合弁 「三原則」巡り議論も
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1103X_R11C13A1MM8000/

ぼくは既に8月に、既にこの情報をブログに書いています。

有事を考えるならば、「国産兵器」はやめた方がいい。
http://kiyotani.at.webry.info/201308/article_14.html

トルコは小型軍用車のエンジンは国産できていますが、中型以上の装甲車輛エンジンは輸入に頼っています。軍用車輛、特に装甲車のキーコンポーネントとしてのエンジンの国産化は彼らの悲願でしょう。

本日の小野寺大臣の記者会見でもこの話が出ましたが、具体的なスキームはまだ決まっていないとのことでした。個人的にはエンジンならば「汎用品」扱いも可能ではないかと思います。ドイツや英国は中国に戦車のエンジンを汎用品として売っています。

我が国でもソニーのCCD素子もこれまた汎用品として世界中に軍用目的で輸出され、紛争当事国しております。ですがソニーは「ウチは故盛田社長の時代から軍には協力しません!」(キリッ)と主張しています。

技術を提供するのであれば中国に転売するな、ということは勿論ですが、中国から兵器を輸入するな、と釘を刺すことも大事です。昨今トルコは中国から対空ミサイル(ロシアのパクリです)の導入を決定し、アメリカや欧州同盟国から不評を買っております。

ですからこういうところで、欧米と組んでトルコに対して中国とあまり仲良くするな、と「説得」すべきです。中国と日本、技術的に魅力があるのはどちらでしょうかね?と。
これは欧米諸国にとってもメリットがあります。問題は我が国の外務省にそのような外交能力があるかどうかですけども。

それから記者会見ではぼくに暴言を吐いて、身分を明かさずに逃げたNHK政治部の鈴木徹也(てつなり)記者は何の質問もしませんでした。
マスクをされていたので、風邪を引いて声が出なかったのかもしれません。いや〜、他人の質問に駄目だしするような優秀な記者さんで、しかも防衛記者クラブは二回目ということですから、さぞかし鋭い質問をするのではないかと期待していたのですが。今後の鈴木記者動向についてはこのブログで報告していくつもりです。

で、NHKは他のメディアからの抗議で、この件でNHKとしても見解を聞きたいといっているににも掛からず、視聴者からのクレーム係に対応し、絶対に広報につなごうとしません。
で、さきほどNHKの代表に電話をかけたのですが、全く同じ「広報は一般の方からのお話はお繋ぎできません」とか言うわけです。ぼくはカナダの専門誌の人間だと何度も繰り返しているにもかかわらず。

NHKの電話交換台では極力広報に電話をつなぐな、というマニュアルもでもあるんでしょう。それとも記者クラブ会員以外のメディアは「報道関係者」にあらず、と思っているのでしょうか。こういう体質だから不祥事がよく起こるんじゃないでしょうかね?

で、結果として政治部の鈴木記者の上司の伊藤さんという方とお話することになりましたが、現在たて込んでおり、後ほど連絡するとのことでした。はてさてどうなることやら。


 追記

先ほどNHK政治部の伊藤氏から電話がありました。で概要を説明したのですが、彼は鈴木記者にはよく言い聞かせた、謝罪するので収めてくれとの話でした。電話でチャラッと詫びですませようと。

当然断りました。
すでにぼくは鈴木記者に対してはかなり寛大な処置で臨みました。ですが、彼はそれに後ろ足で砂を掛けたわけです。この状態でソフトランディングはありません。ハードランディングになります。

ぼくはNHKに組織として今回の件関しての見解と、謝罪(まあ謝罪する気があるのであればですが)を示して欲しいわけです。
件の小野寺大臣への質問中でも、防衛省は書面で回答をくれと行っても口頭で済ませようとする。だが、役所は書面になっていないものは存在しないと同じだ。だから書面で回答がほしいとお話しました。
これはNHKのような大きな組織でも同じです。担当者がチャラッと口頭で謝れば、このことは無かったことになります。

ですから、口頭での謝罪は一切受け入れらません。「皆様のNHK」はけじめを付けるべきです。こういう組織防衛ばかりしているから、口頭で謝って無かったことにするから、何度の同じような不祥事を起こしているのではありませんか?


防衛省記者クラブの匿名で罵声を浴びせる残念な記者(画像あり)
http://kiyotani.at.webry.info/201310/article_7.html

防衛省記者会見後に罵倒し、圧力を掛けた記者の正体。皆様の大NHKは過ちを犯さず
http://kiyotani.at.webry.info/201311/article_5.html


span style=color:#e00>新しいウェブニュースサイト、NEXT MADIA Japan In-Depthに寄稿しております。

陸上自衛隊の時代遅れな「最新型戦車」の量産に疑問〜1千億円の開発費と毎年10輛・150億円に効果はあるか@
http://japan-indepth.jp/?p=1255

『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在@
http://japan-indepth.jp/?p=1131
『記者クラブ』というシステム〜防衛省大臣記者会見後で非記者クラブ会員に圧力をかけるNHK記者の存在A
http://japan-indepth.jp/?p=1135

近代オリンピックは欧米の歴史コンプレックスが源流だ@
http://japan-indepth.jp/?p=1068
近代オリンピックは欧米の歴史コンプレックスが源流だA
http://japan-indepth.jp/?p=1090

自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?@
http://japan-indepth.jp/?p=979
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?A
http://japan-indepth.jp/?p=994
自衛隊の情報源はウィキペディアや2ちゃんねる?B
http://japan-indepth.jp/?p=1011

“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制@
http://japan-indepth.jp/?p=941
“報道ヘリ”が象徴する大手メディアの問題点〜災害救助の弊害と匿名の無責任体制A
http://japan-indepth.jp/?p=950

大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違い@|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(3)
http://japan-indepth.jp/?p=900

大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違いA|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(4)
http://japan-indepth.jp/?p=906

大手新聞も混同「武器輸出三原則」と「武器輸出三原則等」の大きな違いB|[連載]清谷信一「自衛隊の常識は軍隊の非常識」(5)
http://japan-indepth.jp/?p=909

陸自の新兵器、機動戦闘車は無用の長物
http://japan-indepth.jp/?p=755

朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しています。
機動戦闘車は必要か(上)――島嶼防衛にもゲリラ・コマンドウ対処にも不向き
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013103100010.html?iref=webronza
機動戦闘車は必要か(中)――脆弱な防御力
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013110100004.html?iref=webronza


陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(上)――不足する情報収集
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102300007.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(中)――参考になる英海兵隊
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102400005.html?iref=webronza
陸自の「水陸両用部隊」は米海兵隊の劣化コピーでいいのか(下)――自衛隊はプロ集団の英海兵隊に学べ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013102500005.html?iref=webronza


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コメント(7件)

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清谷様

>昨今トルコは中国から対空ミサイル(ロシアのパクリです)の導入を決定

この話ですが、一度、決定した内容を白紙撤回し、再度、入札になったというニュースがあったと思うのですが。

日本のマスゴミは報じませんが、この件、安倍総理のトルコ訪問の成果ではないか‥という見方もあります。
ブリンデン
2013/11/12 12:32
>白紙撤回
>安倍総理のトルコ訪問の成果

採用が決定したはわりかし最近(確か先月)で、安倍首相訪問の遙か後です。
キヨタニ
2013/11/12 14:08
 トルコはギリシャとキプロスや地中海の島嶼をめぐり緊張関係にありますがその点は大丈夫でしょうか。この先、ミサイル艇や戦闘機のエンジン、ミサイルの誘導部というものまで入ってくるとなかなか微妙な判断が要されることになりそうですが。
 戦車だと昨年後半から今年前半まで日本に報じられていた範囲であればシリア内戦関係で国境地帯がかなり厳しかったようですけども。そちらについては対砲迫レーダーのほうが重要度が高いのかもしれませんが。
とん
2013/11/12 16:14
キプロスの件は懸念材料でありますね。ただむしろ問題はクルドの方ではないかと。ただ紛争当事国がわるならば米国との共同開発なんてもってのほか、なんですけどねえ。
キヨタニ
2013/11/12 16:36
清谷様が言われていたように、国境を接する国同士は大抵、仲が悪いのですが、一つ飛び越えた国同士になると途端に仲が良くなるんですよね。遠交近攻とはよく言ったものです。
ひゃっはー
2013/11/12 17:34
武器輸出三原則とやらのおかしな法律は直ちに廃止すべきです。ベトナム戦争での米軍のスマート爆弾はソニーのテレビカメラがなかったらただの爆弾でしたよね。
1970年代には北朝鮮に日本製の軍用転換用トラックが陸揚げそれていましたけど。紛争地域ではトヨタのトラックは欠かせませんよね。私は若い頃職務質問され車内にあったドライバー(ねじ回し)を凶器だと抜かされました。
何か変ですね。
2013/11/12 19:59
私なら、エンジンの共同開発に乗るからその代わり中国の対空ミサイルのことを教えてくれ、と言いますね。すると、そのミサイルがFー35を撃ち落とせるかどうかが分かるでしょう。
ひゃっはー
2013/11/20 12:41

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