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zoom RSS 防衛省来年度度予算概算要求 速報

<<   作成日時 : 2013/08/30 17:59   >>

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 昨日概算要求のレクチャーを受けましたが、本日4時にリリースの解禁となりました。

 AAV7 指揮通信型、改修型は中古ではなく、新品。既に、本導入モードが概算要求のあちこちに見受けられます。
 西部方面普通科連隊に60ミリ迫撃砲、J-DAM誘導用ターゲットロケーター要求。

 陸自は新型8輪装甲車開発へ。道路法の横幅制限の緩和の可能性あり。
 
 空自の新型救難ヘリは3機要求。一機38億円、当初のライフサイクルコストは総額1900億円で、一機あたり28億円でないと勘定が合わないわけですが、今まで40億円超、それがいつのまにか、LCCは約2200億円に上昇。
 それしてもこのまままだと、機体調達だけでも1600億円は必要で、LCCは3200億円ほどになる。前救難ヘリもUH-60系ですが、調達コストは最初安くて、その後価格が高騰しています。
 
 以下にぼくのWEBRONZA+の記事、もう一つのUH−X疑惑――空自次期救難機を巡る疑問(上)を引用します。
 http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2012102600008.html

  来年度(2013年度)の概算要求では、はじめの2機のUH−60J(空自ではこれもUH−60Jと称しているので本稿ではこれを便宜上UH−60J改とする)の予算要求は81億円となっている。つまり一機あたり40.5億円となる。仮に一機40億円で40機揃えると、それだけで1600億円になり、残りはわずか300億円となる。この中には初度費67億円も含まれるので、実質的な運用予算はわずか233億円となる。

 ヘリのライフ・サイクル・コストにおいて、機体の価格は約半分というのが常識的だ。もしこの調達単価で推移するならば、ライフ・サイクル・コストはざっと3200億円、約1.7倍となる。

 ところが平成23年度の防衛省「ライフ・サイクル・コスト報告書」(以下23LCC)ではUH−60J改の総経費見積金額はいつの間にか1900億円から2204億円に増額している。なぜ増えたかという説明はない。

 それでも機体調達費用を1600億円とすると、残りは604億円に過ぎない。同報告書によると、ご案内のように初度費は67億円とされているので、これを引くと残りは537億円に過ぎない。



 つまり当初の値段は全く根拠のないインチキだった可能性があります。
 空自は何とかしますと、約束しましたが誰が責任をとるんでしょうかね?

 空自の救難ヘリ、UH-Xのコンペははじめから本命であるUH-60J改良型採用ありきの出来レース、つまり陸自のUH-X同様に官製談合の疑いがあります。

 本日この件を新空幕長の記者会見で質問、回答は爾後広報室からあるとのこと。

 
 それから機動戦闘車のお披露目が10月9日になりそう。

 
朝日新聞のWEBRONAに以下の記事を掲載しました。
おおすみ級〜いずも級 空母保有に向ける海自の野望と緻密な世論誘導
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013082600005.html?iref=webronza
防衛省は空母が必要であれば、堂々と建造すべきだ
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013082800007.html?iref=webronza

22DDHは護衛艦=駆逐艦か?(上)――実態は「ヘリ空母」
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013080100004.html?iref=webronza
22DDHは護衛艦=駆逐艦か?(下)――なし崩し的な拡大解釈
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013080200008.html

陸自の救急セットでは、自衛隊員の命を救えない
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013082100006.html?iref=webronza

暑いニッポン、戦車にクーラーを付けなくていいのか?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013081400005.html?iref=webronza

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>AAV7 指揮通信型、改修型は中古ではなく、新品。
おかしいな、生産ライン生きてるんだっけ?
それとも新古品という部類か?
新品で実在するのは韓国のKAAV7位と思うけど、
韓国が輸出するとは思えないしな。

>陸自は新型8輪装甲車開発へ。
ピラーニャIVの方が良いと思うな。
コマツは信用できない。
まぁ、モワグ社に遊ばれたコマツ社に同情もするが、
隙を見せたコマツも悪いです。

>つまり当初の値段は全く根拠のない
>インチキだった可能性があります。
流石、防衛会計の話になると良い突っ込みをしてくれます。
名無し
2013/09/02 07:10
お邪魔します。
 『丸』で米にAAV7の生産ラインが大規模改修用に残されており、それを使えばAAVの新規生産も可能ではないかと書いてあったのを見た記憶があります。
ブロガー(志望)
2013/09/02 23:15
予備自衛官の大幅拡充とか、弾薬ミサイルの備蓄の拡充とか、やっぱり概算要求に入ってないんでしょうかね(笑)
マリンロイヤル
2013/09/03 05:13
新規開発品のイメージ図を見るたびに思うんですけどね。これくらいのモノだったら、何も今から開発しなくても10年くらい前には実用化出来ていたのではないかと。今回の装輪装甲車(改)のイメージ図や説明文を見て改めて、そう感じました。
カッコ
2013/09/07 21:47

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