清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS 本田内閣官房参与、安倍首相は一体どこのお嬢様?

<<   作成日時 : 2013/08/22 14:15   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 64 / トラックバック 0 / コメント 5

消費税増税の場合、最大10兆円の補正予算必要=本田内閣官房参与
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324562504579024361604787776.html

 今後5年間の毎年1%の消費税率の引き上げを呼び掛けている。

 本田氏は自らが主張する年1%の引き上げ案が、首相にとってベストな案であるかは分からないものの、首相がそれを「おかしなことだとは思っていない」と言い、「ありうる方策だと思っているとは思う」と述べた。


 本当にコイツら実社会を知らないですね。ゲームで戦車や戦争を知った気になっている、程度の悪い軍オタと同じレベルです。
 実社会を経験したことのない学者や政治家が現実を無視した空想的な案をこねくり回すのは納税者に取って非常に不幸です。

 消費税率の変更に伴う企業、特に小売業、流通業の値段改定の手間は大変です。多くの人手と費用がかかります。店頭の値札、自販機の表示、駅の券売機、カタログ、ネット通販のサイトに至るまで変えないといけないわけです。それで企業は一円も儲かるわけじゃない。

 政府はこれまで5パーセントの消費税率を10パーセントに上げるのであれば、一旦8パーセントに上げ、二年後に10パーセントに上げると言っておりました。これでも十分迷惑で、やるなら一回で済ませて欲しいものです。毎年税率を変えるなんてとんでもない負担です。

 理学の知識しかなく、工学的な知識のない人間が、つまり実験室レベルの知識しか無い人間が工場を建設し、利益を上げようとするようなものです。

 安倍首相のブレインも安倍首相自身も数字を弄ぶのが経済運営だと思っているとしか思えません。
 それが可能なら経済学部のマクロ経済の学者は皆優秀な経営者、相場師になっているはすです。が、そんなものはいないわけです。

 しかも本田氏は以下のようにも述べています。
消費税率を引き上げる場合には、始まったばかりの日本の景気回復を維持するため、最大で10兆円規模の補正予算が必要になると警告した。

 消費税を5パーセント上げて増える税収は10兆円とされています。消費増税に伴う需要減にともなって、補正予算を付ける必要があるという理屈でしょうが、ざっくり言えばプラスマイナスゼロ、チャラになるわけです。だったら消費税を上げなくてもいいはずです。
 
 しかも毎年税率を改定して、企業に多大な負担をかけてもいい、と言っているわけです。
あるいは企業が魔法でも使えて、魔法の杖を一振りすればたちどころに税込み値段の改定ができるでも思っているのでしょう。

 アタマがおかしいか、社会経験が全くないか、あるいはその両方としか思えまえん。

 不要なコストを企業に押し付けて景気が良くなるでしょうかね。現在輸入品、特にエネルギー価格の上昇によって、コストプッシュ型の、誰も儲からない(儲けているのは産油国とか、外国の相場師)インフレになりつつあります。
 更に一円ににもならないどころか負担を押し付ける、税率改定のコストアップを強要して、そして国の借金を増やして企業の収益を悪化させると景気が良くなるでしょうか。

 既に多くの人が指摘していますが、特に高齢者で貯蓄が多いのは将来に対する不安があるからです。年金は減らされ、健康保険などは増額されるなど社会保障負担が増える。だから現金を温存しようというわけです。国の借金を増やすのはその傾向に拍車をかけることであり、需要を更に減らすでしょう。

 やるべきことは将来の不安をなくし(国の借金の削減もその一つです)、需要を拡大することです。

 おふたりとも街場の商店で一回小僧でもやってみてはいかがでしょうか。
 苦労したことない奴は気楽でいいですね。



朝日新聞のWEBRONAに以下の記事を掲載しました。
陸自の救急セットでは、自衛隊員の命を救えない
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013082100006.html?iref=webronza
暑いニッポン、戦車にクーラーを付けなくていいのか?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013081400005.html?iref=webronza
22DDHは護衛艦=駆逐艦か?(上)――実態は「ヘリ空母」
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013080100004.html?iref=webronza
22DDHは護衛艦=駆逐艦か?(下)――なし崩し的な拡大解釈
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013080200008.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 64
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
消費税は問題が多い税ですね。アマゾンみたいに日本には本社も店舗も無いと称して、法人税も消費税も払ってない企業や輸出還付とかを放置したまま増税なんて反対です。
マリンロイヤル
2013/08/22 17:49
http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-36ba.html
 によれば、「国の借金「刷って返せばいい」 ―麻生財務相のこの発言は正論(No.134)」だそうです。
英知の人・エイチマン
2013/08/22 21:57
それでも実質的に法人税や所得税を払ってない自衛業者や中小企業やお年寄りが大半な以上、所得税や法人税よりははるかに公平な税金が消費税。消費税しか頼れる税は無いのですよ。
ちなみに輸出還付は一部の人が勘違いしている様なものでは無く、単に消費税の最終負担者が、消費税をかけられない輸出品に関して掛かる自分の払った消費税分を還付受けるだけ。例えば
国内一次生産者:製品100円、消費税5円付加し売上、輸出企業から105円現金回収、5円消費税納付
輸出企業:105円で仕入、利益乗せて輸出、自分の払った5円の消費税の還付受ける
というだけの話。輸出還付を問題にするのは消費税の仕組を全く理解していない問題外な人で、そもそも税金のことを論じる資格が全く無いと自白しているようなものです。
X
2013/08/23 08:21
>だったら消費税を上げなくてもいいはずです。
気をつけ、消費税増税を批判した為、
財○省国○庁の嫌がらせを
受けている有識者が多いという
指摘があるようなので。
名無し
2013/08/23 15:50
う〜ん、別に安倍首相陣営も小刻みな増税はコスト増の認識は有ると思いますよ。ただ増税に対する反発を減らすために色々な緩和策を示しておかないと、自民党内にすら多数いる反対論者を止められないからではないかと。要は消費税増税の足場を確保するための方策なのでは?
決めつけるのはどうかと思いますが
2013/08/26 02:09

コメントする help

ニックネーム
本 文
本田内閣官房参与、安倍首相は一体どこのお嬢様? 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる