清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 

アクセスカウンタ

zoom RSS 谷本真由美@May_Roma の妄想 その12

<<   作成日時 : 2013/07/18 11:23   >>

ナイス ブログ気持玉 58 / トラックバック 1 / コメント 2

 谷本真由美さんの『日本が世界一「貧しい」国である件について』に対する分析と批評です。


日本が世界一「貧しい」国である件について
祥伝社
2013-03-27
谷本真由美(@May_Roma)

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 日本が世界一「貧しい」国である件について の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



谷本真由美さんのツイッター
https://twitter.com/May_Roma
谷本真由美さんのブログ
http://eigotoranoana.blog57.fc2.com/

谷本さんは学校で生徒に掃除させることも批判しています。

「外国人がびっくりすることに、日本の学校では生徒達が自分たちで教室などの掃除をしている、ということがあります。 びっくりしている理由は『なぜそんなことを学生にやらせるのか?まるで学生が清掃業者みたいじゃないか?』なのです」 (P144)

で、一応谷本さんは掃除をすることは素晴らしいと絶賛するオジー・オズボーンの娘の例をだしてはいます。

 ですがその後に、以下のように述べています。
「日本の学校での学生の勉強量の多さ、行事の多さ、規律の多さを考えると、掃除まで強制する必要はあるのかな、という気がします。(中略)地域で年齢の異なる人との清掃やボランティア活動に取り組むことで学ぶことだって可能です」(P147)



 いやはやなんとも、です。
例によって外国にないからいい必要ないのだ、という粗雑な論法です。

 自分たちの使う教室やトイレを自分たちで掃除するというのは教育の一環であり、我が国でこれに特段違和感をもっている人はあまりいないでしょう。

 掃除ががすべてではないでしょうが、一般的に欧米に比べて日本の学生の方が、まじめですし,犯罪発生率も少ないということを考慮すべきでしょう。

 また外国の武道の道場でも当初は「なんでカネを払って習っている俺たちが掃除するわけ?」と文句をいう人間が多かったのようですが、これも修行の一つと理解されれているようです。ぼくも知っているロンドンの空手道場でもそうでした。
 学校は勉強するところだけではなく、広い意味の教育の場なのですけど。勉強だけすればいいならば、欧米の学校でも式典も国歌斉唱とかもやらなくていいはずです。
 実際日本の塾ではやっておりません。

 
 で、それほど学業に集中している欧米の学生の学力レベルはどうなんでしょうか?

 規律か多いから掃除をやならくていい、という主張に至っては支離滅裂です。

 また地域で掃除やボランティアをやらせるのはむしろ教室の掃除よりも大変でしょう。その方がよほど時間も手間も掛かります。谷本さんの主張は矛盾だらけです。

 ただ、ご本人はその矛盾には気がついておられないようです。



どうも谷本さんは以下の本に書かれている切実な英国の労働事情は全くご存じない、あるいはご興味がないようです。


中流社会を捨てた国―格差先進国イギリスの教訓
東洋経済新報社
ポリー トインビー

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 中流社会を捨てた国―格差先進国イギリスの教訓 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ハードワーク~低賃金で働くということ
東洋経済新報社
ポリー・トインビー

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ハードワーク~低賃金で働くということ の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



 
以下の記事を朝日深部のWEBRONZA+に寄稿しております。

空自のF−35は中国が導入するSu−35に対抗できるか(上)
――ロシアが売却する事情とは?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070400007.html?iref=webronza
空自のF−35は中国が導入するSu−35に対抗できるか(中)――日本が不利な理由
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013071000011.html?iref=webronza
空自のF−35は中国が導入するSu−35に対抗できるか(下)――F-35導入の是非を再考すべき
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013071100005.html?iref=webronza


東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(1)――墜落を恐れた?
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013061900007.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(2)――省内の食い違い
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062000004.html
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(3)――難しい新規参入
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013062700005.html?iref=webronza 
東日本大震災で防衛省の無人機はなぜ飛ばなかったか(4)――「我が国固有の環境」とは何か
http://astand.asahi.com/magazine/wrpolitics/2013070100008.html?iref=webronza


 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 58
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い 面白い
かわいい かわいい かわいい かわいい
驚いた 驚いた
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
英国のEU離脱。  EU離脱では問題は解決しない。
 さて、英国が国民投票でEU離脱を決定しました。 ...続きを見る
清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所...
2016/06/27 10:25

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お邪魔します。
今更ながら思い出しました。

・大抵の国に有って日本に無い物
 国防のための軍隊

・世界でもおそらく日本にしか無い物
  自衛隊という、国の最高法規に規定されて
 おらず (むしろ存在を否定されている)、
 交戦規定も 軍法・軍事法廷の無い軍隊

ですから世界(特に欧米)を基準にして日本を
批判するのであれば、この点こそ最も
批判されなければならないもののはずです。
またイギリスはフォークランドでアルゼンチンと
戦った国ですから、「尖閣諸島ぐらいアメリカに
頼らず自分で守れ。」とでもなると思います。
もし谷本女史が軍事や安全保障を知らず、
知ろうともせず、たいした問題ではないと
切り捨てているのであれば、彼女の考えは
世界(特に欧米)よりも現代の日本に近いと
いうことではないかと思います。
ブロガー(志望)
2013/07/18 23:16
尖閣諸島は五つの島のうち一つは国有化はすでにしていて、国有化している島と民間所有の島二島はアメリカ軍に貸しているんですよ。

ノブタがいったのはアメリカ軍に貸していない三つの民間が所有している島を国有化するといってる。

この現実はあまり知られてない。

アメリカ軍に貸している島を日本の自衛隊が守れというのはおかしいね。

というよりアメリカ軍に貸している島は勝手に民間は入れないんですよ
ななし
2013/07/21 19:50

コメントする help

ニックネーム
本 文
谷本真由美@May_Roma の妄想 その12 清谷信一公式ブログ  清谷防衛経済研究所 /BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる