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zoom RSS 危ない会社ほど危機意識が・・・ 川崎重工お家騒動

<<   作成日時 : 2013/06/15 01:43   >>

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川崎重工が長谷川社長を解任 三井造船との統合で対立 後任に村山常務昇格

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130613/wec13061321380012-n1.htm

長谷川氏を解任した理由を「統合交渉を独断で進めたためだ」と説明した。



川重、部門の論理に統合派孤立
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD140JM_U3A610C1EA2000/?dg=1

 取締役の多くが統合交渉に反対した背景には、社内が7つの事業部に分かれ、それぞれが独立色の強い川崎重工の社内構造がある。解任劇の前は13人の取締役のうち10人が代表権を持つという独特の体制だった。「うちには何の利点もないから」。5月上旬、ある事業部を指揮する取締役は統合交渉に反対する理由をこう言い切った。


川崎重工“壮絶抗争”内幕 社長ら電撃解任…35分のクーデター劇
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130614/ecn1306141811009-n1.htm

トップが解任される企業にはある共通点があるという。前出の中森氏は「会社を私物化したり、経営陣同士がぶつかる火種を抱えていたりするところは危ない。また、巨大化して大きな会社になればなるほど、役員それぞれの出身分野が違い派閥などが生まれる。そうなると経営陣は一枚岩になりづらくもなる。重厚長大のオールドエコノミーは官僚的でそういった傾向に陥りやすく、それをどうやってまとめていくかがトップの力量」と話している。


川重トップ解任劇、新経営陣に「クーデターの代償」
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1402S_U3A610C1000000/

 社内の派閥争いの行き着いた先が、今回の解任劇なら、再出発する川重の新経営陣にのしかかる重圧ははかりしれない。そもそも、「縦割り」「内向き」など大企業病がまん延しているところに、社長解任の動揺が重なれば、社内は疑心暗鬼になりやすくなる。結果、混乱はそう簡単に収まらず、業績の長期低迷などを招いてしまう


お家騒動なんてやっている場合でしょうかねえ。
造船は規模を拡大しないとやっていけないのは目に見えているのに。
民間だけじゃ無くくて自衛隊向けの艦艇もね。

まあ、どこの部門も自分のこところは大事、手をつけないでくれ、というのでしょう。結局どの部門も大事、現状維持となるわけです。そして船(会社)は沈んでゆく。

役員たちは会社の将来よりも自分たちの縄張りや派閥が大事、10年後のあるべき姿よりも、テメエがいる間さえ、現状が維持できればいいや、と思っているのでしょう。
広報はとにかく情報を出し渋ぶるから、外部からの監視や批判が届かない。結果自社内の「村の論理」が経営を支配している。
一言で言えば無責任体質。


いつも取り上げているヘリ部門にしろ、防衛省の需要は先細りが見ているわけですが、未だに民間市場に打って出るなんてことはやらずに、防衛需要にしがみついています。

あと10年もすれば、事業自体の存続も怪しくなるでしょうに。現在では民間ヘリの方が、技術も安全基準も高いのが、現実です。民間ヘリを軍用に転用は容易ですが、その逆は難しくなっています。
また、民間市場で規模を拡大しないと、技術開発、特に基礎研究の費用、それから設備更新だってできなくなります。
おまけにUH-Xではインチキがバレて、受注が大きくヘリましたから、防衛省のヘリのシェアも随分と落ちるでしょう。


まあ、川重の他の航空部門も大同小異です。防衛省需要と後は外国の下請けばかりです。先が明るいとは思えないでしょう。

艦艇の建造も将来増えるわけじゃ無いでしょう。

国に寄生して安定した商売を続けようとすると、リスクを負って新規事業に打って出ようとか、不採算や将来の見込みがない分野を、痛みをこらえて整理統合しようという気位がなくなります。


結局小田原評定をやっている間に事態は悪くなるばかり。気がついたら打つ手が無くなっている、というのがこの手の危機感のない企業の特徴です。

なんだかんだいっても三菱重工はMRJでリスクをとって、民間機市場に参入しています。それは社内でのコンセンサスが形成されている、危機意識をもっているということです。
日立だって厳しい自己改革をやり遂げました。
事なかれ主義がはびこって自己改革ができない会社は生き残れません。


防衛省は自ら生き残りを図り、体質を改善することなく防衛省に寄生しようとする企業を調達から外すべきです。

プーチンは国内企業に活を入れるためもあり、外国製兵器の導入を図っていますが、我が国でも例えば護衛艦をドイツに発注するとか、練習機は英国やイタリアに発注するとかして、既存の防衛産業に活をいれるべきじゃないでしょうかね。寄生虫には仕事を発注しない、と。


防衛関連が「強い」アベノミクス銘柄として同社の株を買っている人たちもいるでしょうが、先が読める人はこんな胡乱な会社の株は買わないでしょう。



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
でも株価は上がってますね。
PON
2013/06/15 19:15

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